Nightmore named the blood relative 〜新たな「闇の帝王」となった少女〜 作:カドナ・ポッタリアン
翌朝目が覚めると、リンネの隣には二人の蛇がいた。どうやら気の合う方々は、語り明かした様子で、両者モン族のに文字を浮かべていた。
「バジリスクです、陛下」
「そうか、では…バジルとでも呼ぼうか」
バジリスク、改めバジルは、何の表情の分岐も起こさずに無のリンネに自分の話をした。自分は、かのハリー・ポッターにグリフィンドールの剣によって殺されたバジリスクだという事、かつて先代の帝王の命を受けていたという事ーー
「では貴様は、八十年以上前に起こった事件の真犯人だと?」
「えぇ、勿論です」
本当に、バカみたいな話だった。転生なんて、前世なんて、信じる人は少ないはずだ。しかし、此処は魔法界。何があるのか分からない、不可視の世界なのだ。リンネは酷く関心を示した。うさんくさい話であっても、リンネは信じたのだ。
「俺は、過去にも二度転生した事があります。両方共討伐されてしまいましたが、前世は閉じ込められてとても暇でした。最終的にまた殺されたし。今世は楽しくなりそうです。それに、俺の話を信じてくれた人は、陛下が初めてです。先代は、ちっとも聞いてくれませんでしたから」
「私は、貴様の言葉に嘘はないと感じた。ただそれだけだ」
「ありがとうございます」
バジルはリンネに敬意を示すお辞儀をした。すると、リンネの口元はかすかながら緩くなった。
「さて、私はもう行くぞ」
「陛下、俺もご一緒してもよろしいでしょうか?」
「ダメだ、此れ以上人が増えると怪しまれる。そもそも、私の部屋でナル寝泊りするのも、端から見ればおかしいのだがな」
「過ぎた事を…申し訳ありません」
「別に良い。バジルは、此処で待っておけ。騒ぎを起こさないと誓うのならば、知識を集めるのもまた一考だぞ」
*
談話室に降りると、緑色の美青年が嫌味な笑みを浮かべてスタンバっていた。手には羊皮紙が握られている。リンネは特にきにする様子はなくーー寧ろ気がついていないふりをしてーー素通りしようとしていた。しかし、その青年は無視され不機嫌だという感情を押し殺さず、リンネのローブを掴んだ。
「何だロリコン」
「ロリコンとは心外ですね。しかしながら、私を無視するのはどうかと」
「私のご主人様に触れないでください、シンシア。汚れます」
「大丈夫、私は今の所はリンネに強引にキスするつもりはありませんから」
リンネは小さくため息を漏らしながら、辺りを見回した。途端に談話室にいる人間の頭が一斉に動き、リンネから視線を逸らした。本当は皆こちらを見つめていたのは知っている。しかし、好奇心という本能に遊ばれているバカ共の相手をするほど、リンネは暇ではなかった。
もうそろそろ朝食に行こうとリンネは談話室の扉を開けた。いつも通りの生活が始まった。
*
バジルの話によると、昔はホグワーツ内の配管を通ってマグル生まれを襲ったという。まだホグワーツには配管がある。そして、サラザール・スリザリンの作り上げたバジリスクの住まう最恐の「秘密の部屋」もまた、存在していた。
部屋への行き方は、パーセルマウスであるリンネにとって非常に容易い。三階にある女子トイレの水道に向かって蛇語で何かを言えば、開くのだと言う。しかし、そのトイレは故障中ではあるが「嘆きのマートル」が住み着いているので、部屋を開ける事は難しいだろう。
今の所は、先生方にも目をつけられているし大人しくしておいた方が良いだろう。リンネは、特に部屋をどうこうするなど考えなかった。もう一度惨劇を起こせば、真っ先に疑われるのはリンネだからだ。
その間に年は明け、スリザリンはクィディッチ優勝を飾っていた。ハリー・ポッターが悔しそうに歯をくいしばる姿は、実に痛快だった。そろそろ一年が終わろうとしたいたある日、ルークがリンネにこんなモノを見せてきた。
「ねぇリンネ、優しいルークさんが、夏休み休暇中は退屈しないメニューを考えてきましたよ。はいこれ」
「何だ?」
ノートを破ったような紙だった。リンネをそれを読んでみる。
『そのリンネ・ゴーントとやらを、連れてくる事を許可しよう。ペットは、あまり暴れさせるなと伝えておけ。あと、勉強は怠るな。七年は重要な試験が待っているんだから。
ガディナールス・シンシア』
「何の話だ? このガディナールスというのは、貴様の母親か?」
「父親、です。ほら、孤児院で過ごすのは嫌でしょう?」
「まぁ嫌だな」
立っているだけで逃げられ、魔法も呪いも一切存在しない孤児院なんてつまらない。それならば、魔法族であるルークの屋敷で過ごすのも良い暇つぶしになるかもしれない。
この男と夏休み中一緒にいるのは実に騒がしそうだったが、それもそれで楽しいかもしれない。それに、魔フィアの家ならばそれなりに新しい知識を得る事は出来よう。
とりあえずバジルは、バジリスクの姿に戻してホグワーツ城内を配管を通って探索させる事になった。ナルは一緒に来てもらう。
信じられないほど何もなくして期末も終了し、当たり前だが学年一の優秀な成績を収めていた。結局図書室を荒らした犯人は見つからず終いで、マダム・ピンスは中々荒れていた。リンネが図書室にくる度に、何かをするのではないかと跡をつけてくるので、かなり鬱陶しい。故に、必要な本はナルにとってきてもらう事になったが。
こんな感じで、リンネの初めてのホグワーツ生活は幕を閉じた。
今回は短めです。
カドナ「そして皆さん、実は私昨日誕生日だったんですよハイ。何で昨日投稿しなかったかが分からないね。いやッ、祝ってほしいわけじゃないんだからねッ!」
リンネ「誕生日おめでとう、カドナ。プレゼントだ」
カドナ「わぁッ、ありがとうリンネ! んっふふ〜、さぁって、プレゼントはぁ...?」
リンネ「誕生日おめでとう、カドナ。蛇だ」
カドナ「うわぁッ!!」
リンネ「安心しろ、ゴム製だ」
この後、ゴム製の蛇は私の机の上に君臨し始めました(リアルガチです
【バジル】
ナルとアルバスからのプレゼントのバジリスクの人間化したバージョン。バジリスクでは長いので、リンネにバジルと命名される。
銀髪赤目の美青年。実は性癖がry...
更新早くなるとか言って、あまり前と変わってなくて申し訳ないです。
新学期が始まりましたね。センター試験や入試などと、最高学年の方は大変な時期でしょうが、気張っていきましょうや! ファイト!
(まぁ、受験生はこんな小説読むわけないけどね...)