※リメイク 白髪少年が赤い弓兵を召喚するのは間違いだろうか 作:ソラさん
約1年ぶりの投稿となりますがずっと鬱でしたなんなら今も鬱で寝れてなくてこんなん書いてたなぁと思いどうせ寝れないので深夜テンションのまま続きを書きました。
文書くそ下手くそかもしれないですが良ければ楽しんでいってくださいな
2話〜剣姫との邂逅〜
アーチャーは曲がり角にいた人物を見てつい生前に聖杯戦争を共に戦い抜いた気高く美しい騎士王と勘違いをしてしまった。
だがよくよく見ると彼女の凛とした態度と比べる柔らかな感じが伝わってくる。
「私はセイバーさんじゃ無いよ…?」
「あぁ…すまない…知り合いに雰囲気が似ていてついね」
人違いに少し焦りを見せたが直ぐに謝罪を述べるアーチャー。だが焦っていたのは間違いではなく少女の発言の違和感には気が付かない。
「私はアーチャーという。人違いをした所申し訳ないが道を尋ねたいのだが構わないか?」
「私はアイズ・ヴァレンシュタインです。どこに行きたいんですか?」
「あぁ、私たちは実は今日初めてオラリオに訪れてね。ギルドを探しているんだが道に迷ってしまって」
「ギルドならそこの道を右に曲がれば大通りに出るので真っ直ぐ進めば着きますよ。ところで…」
道を尋ねたアーチャーに快く答えたアイズがアーチャーの後ろに顔を真っ赤にして俯いて隠れているベルの方を見ながら質問をした。
「その子はどうしたんですか…?」
「ぼ、ぼぼぼ僕ですか!?」
ベルの慌てる様子を見て状況を察したアーチャーはニヤリとしながら答えた。
「フッこの子はベル・クラネル。私の弟でね。人見知りが激しい子なんだ、許してくれ」
「!?」
「弟…あまり似てないんですね」
弟と紹介された事に驚いたベルだが2人の顔を交互に見ているアイズと目が合ってしまい恥ずかしさからつい目を逸らしてしまった。
そんなベルの様子に呆れながらも苦笑いを浮かべるアーチャー
「まぁ、腹違いというやつでな、あまり深くは触れないでくれ。それよりも引き止めて引き止めてすまなかったな。道を教えてくれた恩は何時か返そう」
「道を教えただけなので気にしないでください…気持ちだけで充分です」
「そうか…ありがとう。では我々はもう行くとするよ」
アイズにお礼を告げたアーチャーはベルを引っ張りながらギルドへと向かう。
「マスター。あの少女に一目惚れでもしたか?」
アーチャーがニヤリとした表情でベルを揶揄う。その顔付きは元マスターだった赤い悪魔が衛宮士郎を揶揄う時に浮かべていたものと全く同じだ。
「うぅ、はい…物凄く綺麗で緊張しちゃいました…」
「フッ君もまだ若いな。だが彼女を落とすとなると中々骨が折れそうだぞ?」
「やっぱり…僕なんかじゃ釣り合わない位綺麗でしたもんね…」
アーチャーの言葉にあからさまに肩を落とすベルだったがその様子を見てアーチャーはヤレヤレと言った表情を浮かべる。
「確かに彼女は凄まじい美貌だがそうではなくかなりの実力者だぞ?」
「え!?そうなんですか!?」
「あぁ、間違いない。君はダンジョンで女性を助けて恋仲になりたいのだろう?今の君じゃ助けられる側になってしまうな」
「そうですか…僕追いつけますかね…」
「さぁ、それは分からないが何もしなければ始まらないんじゃないのかね?」
ベルを揶揄いすぎたなと思ったアーチャーは励ますように声をかける。その言葉を聞いたベルはワナワナと震えて叫ぶ。
「分かりました!僕はアイズ・ヴァレンシュタインさんを守れるぐらい強くなります!」
「そうか、やる気が出たならまずは冒険者になる為にさっさとギルドへと行ってしまおうか」
「はい!」
こうして2人はギルドへと向かうのであった。
あれ…?アイズさんの口調ってこんなんでいいんだっけ…?
ちなみに次の投稿は未定です。もしかしたらまた早く投稿出来るかもなので出来そうならやります期待せんといてください。ではまたいつか