なでこ☆フォックス【狐物語】   作:TAINZ

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さて、この話は箸休めということで、あまり皆様の記憶に残らないことを願いつつ、掲載させて頂きます、ではでは。


なでこ☆フォックス -42-

『えっとね・ららちゃん、この人は忍野メメさんっていって・怪異の専門家の人で…、去年わたしが苦しんでいる時に助けてくれたの…』

 

「ららちゃん」は「忍野さん」から視線を離しません、「わたし」の言葉届いてるよねー。

 

『いい判断だ、僕は怪異のオーソリティだからねぇ、場合によっちゃあ君の敵ということもあり得る、自分の目で確かめるまでは簡単に信用しちゃあいけない、でも安心していいよ、君のことは僕の友人である暴力陰陽師が無害認定(むがいにんてい)を出しているからねぇ、今は君の味方だ、正義っ子ちゃん』

 

「忍野さん」はさっきと同じように、賽銭箱に横になっています、本音を言えば・人と話をするには失礼な感じです。

 

『あのね、忍野さんはこんな風だけど、とっても頼りになる人だから…、ららちゃんのこともきっと良くしてくれるよ、だから怒らないでね…』

 

あい変わらず「ららちゃん」の視線は「忍野さん」に向いたままで、「わたし」が話し掛けてもまったく反応が有りません、「ららちゃん」武器とか持ってないよねー。

 

『元照れ屋ちゃん、君には僕がどんな風に映っているか分かんないけど、僕は大人だからねぇ、子供のすることに目くじらを立てたりなどしない、だから安心していいよぉ』

 

「忍野さん」の言い方だと、余計に「ららちゃん」を刺激(しげき)してますってー、

「神原さん」お願いします、「ららちゃん」が暴れたら止めてくださいね、

「わたし」は「神原さん」に、アイコンタクトを一生懸命送ります。

 

『忍野・メメ………』

 

『まったく・よく似た兄妹だよぉ、阿良々木君も僕のことは忍野って呼び捨てだもんね、まぁ今も言ったように僕は大人だからねぇ、呼び捨てにされたくらいじゃあ・怒らないさぁ』

 

「忍野さん」は火の点いていないタバコを指に挟んで持ち、そしてため息混じりに言いました。

 

『やっばぁー………、超かっこいいーーー!!』

 

『へぇ………?』

 

ごめんなさい「ららちゃん」の言った言葉がよく分からず、へぇ…とか言ってしまいました。

 

『なんで・なんで・なんでーー、なんで怪異の専門家がアロハなのー、それに無精髭(ぶしょうひげ)にピアスとかー、完璧(かんぺき)なチョイ(わる)ー、あーーそのタバコの咥え方とか……サイッコーにイケてるー!! なんで・なんでー・なーでこちゃん! なんでもっと早く紹介(しょうかい)してくれないのーー、あープラチナむかつくーーー』

 

「ららちゃん」が壊れました…、目を輝かせて・手足をバタつかせながら、最後には「わたし」に文句を言います…、ひどい…。

 

『なでこちゃん! 何時から知り合いになったのー?』

 

『えーっと・わたしは去年に一度だけ会ったけど…、それっきり忍野さんは行方不明になってたから…』

 

『駿河さんはー?』

 

『私も去年だな、阿良々木先輩をストーキングしていたころにお世話になった』

 

『ひょっとしてー、お兄ちゃんも知り合いなのー、ズルい・ズルい・ズルいーー、今度帰って来たら五寸釘を打ち込んでやる…』

 

『はっはぁ、あんまりおじさんをからかうもんじゃあないよ、こう見えても僕はナイーブなんだからさぁ』

 

「忍野さん」は頭を掻きながら、片目を瞑って言いました。

 

『やばい……、トキメキ死する……』

 

『ららちゃん!』

 

その場で失神しかけた「ららちゃん」でしたが、そばにいた「余接ちゃん」が受け止めました。

 

『やい・忍野のお兄ちゃん野郎、不死鳥のお姉ちゃんを落として、いったい何をしようと考えてるんだい、僕はキメ顔でそう言った』

 

『やだなぁお人形ちゃん、僕にそんなスキルが無いことは君が一番よく知っているだろうぉ』

 

『ならば、この状況を説明しておくれよ』

 

『ののちゃん! メメ様にそんな口のきき方をしたらー、私が許さないからねー』

 

メメ様って…やっぱり「忍野さん」のことだよねー。

 

『くっくっくくくく、これは蝋燭沢は大変だな、まあ恋愛に試練は付きものだからな』

 

『神原さん…笑ってる場合じゃないと思いますよー』

 

『メメさまー、メメ様は独身でいらっしゃいますよねー、お付合いされている方とかおりませんよねー、メメ様は私のことをどう思いますー、よろしければ私とお付合いして頂けますかー』

 

「ららちゃん」………。

 

『はっはっ…、お人形ちゃん一生の頼みだ、正義っ子ちゃんを少しの間眠らせてくれ』

 

『うん・僕もこれ以上は、不死鳥のお姉ちゃんが壊れるのを見たくない、アンリミテッド・ルールブック・快眠(かいみん)版、ゴツッ!』

 

「余接ちゃん」は「ららちゃん」に頭突(ずつ)きを喰らわせました、「ららちゃん」は白目を()いて倒れます。

 

『うわー・ららちゃん!』

 

『大丈夫、多少の記憶喪失(そうしつ)も起こすようにしたから、忍野のお兄ちゃんのことは忘れている筈さ、僕はキメ顔でそう言った』

 

『あははははははは……』

 

それって・大丈夫なのーー?

 




いやー・月火ちゃんのキャラが崩壊しましたが、安心してください・戻ると思いますから。
次話もよろしくお願いします。
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