続きの方よろしくお願いします。
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見た目は少女の「八九寺真宵」ちゃん、現在は北白蛇神社の神様をしている蛞蝓神と、見た目が童女の「斧乃木余接」ちゃん、陰陽師さんの式神・
どちらも見た目が可愛いのであまり
『あ・あのね…、二人とも仲良くしようよ…』
一応「わたし」の方がお姉さんなので(見た目ですが)、優しく微笑みながら言いました。
『『………』』
無視されました…、少女と童女が一瞬だけ「わたし」に視線を向けますが、すぐにお互いが正面の相手へと視線を戻します。
『あ・そっか、わたしまだ自己紹介とかしてないからねー、あのね・わたしは…』
『千石撫子さんですよね、お隣の方は神原駿河さん、そして気絶しているのは阿良々木さんの下の妹さんで月火さん、あと・無礼にも賽銭箱をベッドにしているのは忍野メメさんですね』
「真宵ちゃん」の視線は「余接ちゃん」をとらえたままで、「わたし」達にはいっさい見向きをせずに言いました。
『うん? 私も
『そうですね、神原さんは自分の行動にも・帰る家にも迷っていませんから、だから私のことが見えなかっただけで、私の方からはしっかりと神原さんのことは見えていましたよ、阿良々木さんをストーキングしている時とかに』
『なるほど、昔よく阿良々木先輩が自転車を押しながら独り言を話していたが、実は八九寺ちゃんと話していたのだな、良かった私は今まで・阿良々木先輩は可哀想な人間なのだと思っていたのだ』
『いや・鬼いちゃんは今でも可哀想な人だよ、人形である僕に一生懸命相談をしているからね』
そこは応えてあげようよ「余接ちゃん」。
『そうすると、真宵ちゃんは・わたしや、らら・月火ちゃんとも会ったことが有るんだね』
『いいえ・会うのは初めてです、私があなた方のことを知ったのは地獄に居る時のことですから、私これでも地獄の案内人をしたことが有りまして、その時に阿良々木さんに関わった人については一通り
なんだかとっても
『あ・あのね、真宵ちゃんにお願いがあって来たんだけど、聞いてくれるかな』
ちょっと軽いかなー、でも神様とはいえ相手は少女だし…。
『お断りします! わたし・あなたのことが嫌いです』
『えっ…えぇぇぇぇーーーーー………』
これまでほとんど「わたし」の方を見ないで話していた「真宵ちゃん」が、シッカリと「わたし」を見て・シッカリとした口調で・ハッキリと言いました。
『八九寺さん、今のはあなたと鬼いちゃんがよくやってた
『違います、わたしは千石さん・あなたのことが嫌いです!』
言い直されました…、なぜこんなにもハッキリと嫌われるのか分かりません…、「わたし」は何処に視線を向ければいいか分からず、ここは大人である「忍野さん」を見ましたが、「忍野さん」は片目を瞑って笑っています。
『千石さんがこの北白蛇神社で蛇神をしていたことも知っています、つまり千石さんはわたしの先輩に当たりますね、それでも失礼は承知で言わせていただきます、わたしは・あなたのことが嫌いです、理由は・あなたが自分の我儘で阿良々木さんを殺そうとしたからです』
『あっ………う…ん………』
「わたし」の罪…、今まで忘れていた
『千石さんが・忍野扇さんに
『う…う…う………うあああぁぁぁぁぁぁーーーー…』
『無駄ですよ千石さん、この神社一帯にはわたしの神気が満ちていますからね、あなたのもう一つの人格【クチナワ】は出てこれませんよ』
「わたし」は…「わたし」は…「わたし」は………、人に言われて…初めて分かりました…、「わたし」がサイコパスなのだと…、っぐぅぅぅぅぅう…苦しいよぉぉぉぉお…助けてよぉぉぉぉお…こよぉ……、ダメだ……「わたし」は・また……
『僕が口を
『ううむ…確かにその考えには気付きませんでした、わたしが阿良々木さんを苦しめていたとは…、すべてはこの可愛さが原因とはいえ申し訳ないことをしました、次に会った時はわたしの方から抱き付いてあげなくてはいけませんね』
『チッ! マジうぜーこの蛞蝓、今度はカエルでも連れて来ようかな』
『斧乃木さんの言い分は分かりました、ですがわたしが自己犠牲を選んだことと・千石さんが
『それのどこがいけないんだよー、わたしだってあんなことしたくなかったよー、でもしょーがないじゃん・わたしが一番辛い時に助けてくれたんだもん、もうどうしようもない時に・蛇切縄に締め上げられた時に、暦お兄ちゃんが助けてくれたんだよー、恋をするに決まってるじゃん、好きで・好きで・好き過ぎて・おかしくなってもしょうがないじゃん、また怪異に
泣きました…
『もう気は済んだろう、阿良々木先輩を殺そうとしたのは千石ちゃんだけじゃない、私もかつては戦場ヶ原先輩への
『少々大人気がなかったですかね、わたしはこう見えても生きていれば成人してますから』
『思考回路は子供のままだけどね、僕はキメ顔でそう言った』
『どうして千石ちゃんを泣かせようとしたのだ?』
『これでもわたしは神ですからねー、罪の告白と言いますか・
『八九寺さんの場合、人の懺悔を聞くよりもまずは自分が懺悔するべきだと思うけどね、なんなら僕が聞いてあげてもいいよ、たぶん許しは無いけどね』
『斧乃木さんこそどうですかー、怪異とはいえ心苦しいこともあるのでは?』
『間に合っているよ、僕には鬼いちゃんが居るからね』
『仲が良いのは分かったが、そろそろ千石ちゃんのことを気にしてくれるかな、このまま泣かしっぱなしでは可哀想だ』
『失礼・噛みました…、千石さん・先程はサイコパスなどと言ってご
『わたしが・暦さんを…愛していた…』
『えぇ・今もたぶん引きずっていますよ』
『でも…暦さんには彼女が居て…とてもお似合いのカップルで…わたしが暦さんを愛してるって…』
『ハッキリ言って迷惑です! ですが・人が人を愛することは自然なことです、愛した相手には別な愛する人が居たとしても、だからといってその相手を愛することが罪だと言えるでしょうか? わたしはそうは思いません、永遠の愛・永遠の
『嘘つきは
『わたしも…ちゃんと振られろって…ことかな?』
『いつまでも自分の心に嘘を付いていては一歩も前には進めません、これは迷子だったわたしの教訓です、人の人生は短いです・特に青春といわれる時間はあっという間に過ぎていきます、同じ場所を行ったり来たりしていては十年経っても何も変わらないですよ、千石さんは今もこうして人間として生きているんですから、失敗して・後悔して・反省して・また失敗をします、でもそれが生きているってことではないですか、わたしからすれば羨ましい限りです』
『失敗して…後悔して…反省をする……わたしは反省をしていなかった……』
『蛇のお姉ちゃんが鬼のお兄ちゃんにしたことはとっくに解決している、当事者の鬼いちゃんと怪異殺しが許しているからね、というか責任の半分は鬼いちゃんにあるんだけど、蛇のお姉ちゃんは最近になって記憶を取り戻したから知らないだろうが、鬼いちゃんは蛇のお姉ちゃんを救えなかったことを今でも後悔している、鬼いちゃんはそんな後悔の呪縛をいまだに解けずにいるんだ、蛇のお姉ちゃんが反省したことを鬼いちゃんに打ち明ければその呪縛は解けるかもね、僕はキメ顔でそう言った』
『そんなに…もう半年以上も前から…暦さんを後悔させ続けていたの…、わたしは…何も知らずに……ごめんなさい…ごめんなさい…ごめんなさい…ごめんなさい…ごめんなさい…ごめんなさい…ごめんなさい…』
『よし! 許す! わたしはこの北白蛇神社の神として、千石撫子さん・あなたを許します』
『あ・ありがとうございますぅぅぅう…』