荷物を取り、保健室の扉へと手を伸ばします、
『
扉の取っ手に手を掛けた瞬間でした、右手首に
とっさに、痛みのある場所を左手で押えていましたが、痛みが和らいできたのでそっと手を放していくと、右手首には三本の引っ掻き傷が有るではありませんか。
よく分からないのですが、ドラマなどで手首を切って自殺するシーンとかで出てきそうな場所なので、
『ららちゃんに見られると、また
なので、最近は必要のなくなった白いシュシュを、手首へと巻き付けました。
すると何故でしょう、手首に巻いただけなのに、白いシュシュが勝手に話をしそうな気分になるのは?
『こんなに慌てなくても、そんな短時間で来れるわけ…』
「わたし」が校門に着いたと同時です、目の前を
『おーっと・いけない、つい通り過ぎてしまったぞ、女子中学生が保健室にて、あられもない姿で
目の前を通り抜けた突風は、瞬時に軽やかなバックステップを
『あれ、千石ちゃんではないか、
「わたし」が突風だと思ったのは、
『こ・こ・こんにちは』
失敗です、あまりにも意外過ぎる人物の登場に、ついどもってしまいました。
『私が着たからにはもう安心だぞ、何も心配することはない、さあ保健室のベットまでお姫様抱っこで連れて行ってあげよう』
神原さんは言うが早いか、何も
『い・いえ、大丈夫レズから、ちゃんと歩けるので…』
噛みまくりです、
『そうか、千石ちゃんはレズを気にしていたのだな、それは申し訳なかった、でも心配することはないぞ、私はバイセクシャルだからな』
どういう誤解の結果に出たセリフなのか、「わたし」には分かりませんが、神原さんはとても自信満々です。
『いえ、そうじゃなくって、どうして神原さんがうちの学校に…』
お姫様抱っこをされながらなのです、顔がとても近くて、心臓の鼓動が激しくて、まともな思考なんて出来ませんよー。
『あーそういえば言っていなかったね、そこが私の短所だと理解はしているのだが、どうにも直しようが無くて困っている、私は考えるよりも先に体が動いてしまうタイプなのだ、これでは阿良々木先輩の
とても