『その…人が見てます…』
校門前でお姫様抱っこをしている女子が、
『良いではないか、もっと皆に見せつけてやろう、と言うのは冗談だが、千石ちゃんは具合が悪いのだろう、だったら何も心配せずに私を
そうでした、そもそも「わたし」の具合をどうして神原さんが知っているのでしょう。
『うん?』
神原さんが「わたし」の顔を見ながら首を傾げます。
『いくら千石ちゃんの頼みでも、阿良々木ハーレムの一員である千石ちゃんに、
いったい、「わたし」の表情から何を読み取ったというのでしょうか、頼んでもいないことを勝手に辞退されてしまいました。
それに、「暦さん」と「忍さん」を毒牙にかけたのは、「わたし」の方なんですよね。
『おっと言い忘れていたのだが、私が一も二も無くここへ駆け付けたのはだな、大恩ある阿良々木先輩の
登場と同時に聞きたかったです、聞いたとしてもこの状況を変えることが出来たとも思えませんが。
『ごめんなさい、その・ららちゃんは勘違いをしていたというか…、わたしはそんなに具合が悪くなかったんですけど、神原さんにまでご
「ららちゃん」駄目だよー、関係のない人まで巻き込んじゃー。
『
胸に刺さりました…、痛いなー。
「わたし」はまだまだ人との間に壁を作っているのだと気付かされます。
『ありがとうございます、本当は心細かった…』
あれ、なんだかとっても胸が苦しくて…、涙が溢れる…。
『話してごらん、なんでも相談に乗るよ』
大きいなー、無限に広がる草原のように…
この人は、差し伸べた手を決して引っ込めたりしないんだろうな…
満面の笑みを
「暦さん」は、こんな素敵な人を
『こほん、でもアレだ、相談に乗るとは言ったが、阿良々木先輩専用のメス奴隷の座は
小さいなー…
あまりある才能の
『プッ…プハハハハハハ…もう、だれもそんな相談しませんよ』
泣いたり笑ったりでもう
『神原さん、わたしまた
素直に相談することにしました。
『そういうことなら場所を変えよう、
どうしてなのでしょう、神原さんにはとても感謝しているのですが。
『お断りします』
「わたし」にしては珍しく、断言できました。
『残念だがしかたがない、月火ちゃんとも合流しなければいけないし、ここからだと阿良々木先輩の家の方が近いからな、