『月火ちゃんからのメールでは、助け求む、撫子、七百一中、保健室、取り乱し、というものであったのだが、残念ながら私のスピードを持ってしても、千石ちゃんが見悶えるシーンには間に合わなかった、役に立たず申し訳ない』
ギリギリでした、「わたし」が保険医を探していたら、神原さんは有無を言わせずに学校内へと入っていたのでしょう。
『だが月火ちゃん、そのままおめおめと逃げ帰ったとあっては、私の
大衆の面前でお姫様だっこされました。
『やっぱり駿河さんにSOSメールを送ったのが正解でした、同じ内容のメールを、お兄ちゃんとかれんちゃんにも送ったのに、ぜんっぜん返信がこないんだよねー、プラチナむかつく』
久々に聞きました、「ららちゃん」のプラチナむかつく、もう
『それは良い判断だったな、実は私が千石ちゃんを保護した時のことだが、高校生である私が珍しかったのであろう、多数の生徒が私達に視線を集めていたのだ』
原因はお姫様だっこです、神原さん。
『視線を集めることにはさほど抵抗は無いのだが、ある方向からの視線に違和感を感じてな』
それは初耳です、「わたし」は全員からの視線が痛かったので、特別に誰かというのはありませんでしたから。
『気になる方角を、なるべく意識しないように眺めたのだ、そこにはサッカー部員らしき少年が練習もせずにたたずんでいたよ、私にとってはスポーツ少年というジャンルなど、言うまでもなくドストライクで有るのだが、正直なところ寒気がした、
まったく気が付きませんでした、それで神原さんは「わたし」
『だが、今にして思うと、私が千石ちゃんを抱っこしたことへの
神原さんは、そう言いながら笑顔を向けますが、抱っこが先だったのですね、でも男の子からそんな視線を向けられる理由が「わたし」には思いあたりません。
『プラチナむかつくー! それって
「ららちゃん」の目は、まるで