今回はかなり短いです。
ーーーーーーことの顛末を語ろう。IS学園は
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「詰めを怠りすぎたな、馬鹿弟子。まあ、依頼自体は終わったんだ問題ないだろ」
「はい・・・・・・まさか、校舎に教師が残っているとは思いませんでした」
秋はそういいながら手元の黒鍵の刃を布で磨いている。そこにはまるで、罪悪感など感じられない。
「まあ、もう終わったことです。死んだことには同情しますけど、それはそれです」
秋は黒鍵の刃を消して机に置く。
「淡白だな」
「ええ、魔術師ですから」
橙子は煙草を咥えながら図面を描いている。秋はそんな橙子のことを見ている。
「・・・・・・珍しく建築家としての仕事ですか?」
「そうだ。オフィスビルの図面を描いて欲しいだとさ」
橙子はため息を吐き、ペンを進ませる。秋はそんな橙子のことをボーと見つめていている。
「・・・・・・なんだ馬鹿弟子。暇なら魔術の練習でもしていろ」
「いえ・・・・・・先生が建築家の仕事をしてところを見るのが久しぶりで、ちょっと見てたくなりました」
「なんだ、その馬鹿げた理由は」
橙子が咥えているタバコから煙が立ち上る。伽藍の堂に住み始めた当初は煙草の臭いを嫌っていたが、慣れとは恐ろしく、今では橙子が吸っている煙草の臭いを嗅がないと落ち着かない時がある。
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伽藍の堂とほぼ同時刻。冬木市にある民家の一室、そこでは二人の男女がいた。男ーーーーーー織斑一夏は表面上友人として接している男の妹を家に引き込み、淫らな行為にいそしんでいる。
(ちくしょう・・・・・・!!ちくしょう!ちくしょう!ちくしょう!ちくしょう!ちくしょう!!ちくしょう!!!!!)
「い、いちかしゃん・・・・・・は、げしすぎっ!」
いや、やり場の無い怒りを性欲に変えてぶつけているようだ。組伏せられている女は喘ぎ声を上げながら抗議するようなことを言うが、顔は快楽に染まっている。
(どこのどいつだよ、俺の
実際のところ、セシリア・オルコットが半ば死んだのは自業自得によるものが大きい。本来なら生徒が寮の外に出れる時間は決まっている。それだけでなく、変死体が見つかってからはより一層寮の外に出るのは厳しくなった。そのルールを知りながら、セシリア・オルコットは少しだけなら、と寮の外に出た。
(俺が主人公なんだ!!俺の邪魔をする奴は全員敵だ!!)
「あっーーーーーーああぁぁぁぁぁーーーーーーっ!!!!」
織斑一夏は居もしない相手に怒りを抱きながらーーーーーー女の中で果てた。
・セシリア・オルコット
原作でのヒロインの一人。今作では初の退場者。中々寝付けなくて夜風を浴びに行ったら無間の咆哮を聞いて精神崩壊、発狂死した。オルコット家はセシリア・オルコットの死によって近い将来、解体、オルコット家の土地や財産等は全て親戚に奪われる。
・一夏に組伏せられている女
赤髪バンダナのJC。一夏は体目当てのセ◯レとしか思っていない。JCの方は一夏に愛してもらってると思っている。余談だが、避妊はしていない。