FAIRY TAIL 天空に煌めく魔導の息吹 作:天狼レイン
いやー、投稿遅れてすいません。体育大会あと、全身の倦怠感と頭痛に悩まされてました。
結構疲れてたんですねーって思いました、はい。まあ、そんなとこです。
そういや、アンケートしてます。きちんと二つともお答えしてくれると嬉しいです。
片方だけだと結構診断するのに時間かかって仕舞いにはアンケート結果ポイしちゃいそうでw
まあ、許してヒヤシン……すいません、ふざけすぎました。
小説や書籍などでは、よくある展開に含まれているだろうと思われる“家族や恋人などの大切な人との再会”。
読んでいるだけでもジーン…と来るような展開に涙を自然と誘われることも時々はあるだろう。もちろん、犯罪者とかは除いてだが。
当然ながら、それが現実に起こっていた場合も涙を自然と誘われることもあるだろう。小説を書いたり、読んだりしている彼女、ルーシィ・ハートフィリアならばそう思うだろう。
まあ、それが実際目の前で起こっていたとしたら……。
「ウェンディ……ごめん、一人にして……」
「いいんです……わたしもそこぐらいは…」
抱き締め合う
同じく“トライメンズ”の三人であるヒビキ、イブキ、レンも祝福している。
さて、それはさておき…。二人の関係を一応だが、聞いておかなければならないと思った最中、誰かの声がその場を制す。
それぞれが
「ウェンディ、その男は?」
「ダメだよ、シャルル。わたしのお兄ちゃんだよ」
「へえ~」
「(“エクシード”……か。ハッピーと同じ喋る猫+羽が生える可能性アリかな)」
腕のなかにいるウェンディを抱き締めている状況ながら、新たに増えた情報を脳内で簡潔に纏めるレイン。それにしても抱き締めた感触で分かったが、ウェンディはあれから結構身長が伸びているらしい。まあ、当然だが、性格も治っていたりするのかなぁ……と思いながらも静かに
「えーっと……、シャルルでいいのかな。よろしく」
「ふん……、男と戯れる気はないわ」
「シャルル、そんな風に言っちゃダメだよ?」
「別に大丈夫だよ、ウェンディ。それにしても……見覚えのある顔が多いなぁ……」
シャルルの毒舌?をスルッと避けて、すぐに話を切り換えるレイン。簡単に無視されたシャルルは少々変な感じを覚えたが、それに気にせず、レインは周りを見渡した。
以前エルザやここにいる一夜、さらにはジュラとはギルド同士の食事会で顔を合わせている。つまり、リーダー格は知り合いなのだ、レインは。そんななか、手っ取り早く一夜に声をかける。
「久しぶり、一夜。相変わらずみたいだね」
「そういう君こそ。相変わらずの腕前だと聞いているよ」
「まあ、悪名広げる気なんてサラサラないからね。ボクはボクらしくってことで」
とにかく簡単に一夜との挨拶を済ませたあと、すぐにジュラへと向き直り、声をかける。
「そっちも久しぶり、ジュラ。とりあえず“聖十大魔道”の
「ふふ、レイン殿も何を言っておるか。貴殿も《楽園の塔》前に“聖十大魔道”の序列5位を受け取っておろう。流石の腕前だ」
「あー、そういや、そんなの受け取ってたよ、はは。別に評議院がうるさかったから仕方なくね?」
「「「「「聖十!?」」」」」
レインが“聖十大魔道”の一人になったことを知らない他のものたちは互いの顔を見たあとに仰天する。でも、納得できることである。
S級魔導士であり、滅竜魔法を使えるラクサスを圧倒的なまでに蹂躙し、さらには滅竜魔導士の特権たる“ドラゴンフォース”。さらに元“聖十大魔道”であるジェラールの“天体魔法”をも楽々と使いこなして見せる実力は、未だにそこが見えていないほどだった。
それはある意味では脅威と成りうる存在であり、今のうちにと評議院は味方にしておきたいほどだったのだろうと伺えたのだ。
当の本人であるレインは別に大したことじゃなさそうにしながら、ウェンディを優しく撫で続けたままである。
そんななか、ウェンディに目をつけた“トライメンズ”の三人は即座に彼女を椅子に座らせ、接待をしようとするが……
ガギンッ!?
という音を鳴らして、ウェンディを守る防壁が出現、それによって弾かれる。見たところ単純そうな楯だが、どうやら“風”の結界らしかった。
状況が呑み込めていないウェンディの前に立ちはだかるレインの眼は何時にもなく底冷えとしており、本気でキレているかのように見えた。
すると……
「さっき、ウェンディを撫でていたときに防壁を張らせてもらった。妹には変な羽虫など近寄らせないからな?」
「あわわわわ……」
「見ての通り……レイン殿は“シスコン”でな。妹の話を以前していたときに侮辱したらしき魔導士を叩きのめしてしまわれたものだ」
「色々と大変だな、ジュラのおっさんも」
「どうやらやっと理解したようだな、グレイ」
「あ? なんだと、リオン?」
「ほぅ……やる気か、グレイ?」
「両者、やめい!」
なんでだろうか?未だに過去の因縁的なものは解消されていないらしい。特にグレイとリオンの仲の悪さは相変わらずのようだ。
それはともかく、先程からレインは完全にウェンディを守る態勢に入っているらしく、常に警戒したままになっている。
とんでもない“シスコン”である。本人にそんなことを聞けば、即座に切り捨てられるか、吹き飛ばされるだろうかの二択だろう。
……または、よくある展開だが、妹自慢の話を何度も何度も聞かされるパターンじゃないかと考えて、ルーシィは少しだけため息をついた。
それはさておきだ。今回はこのメンバー、総勢13人+猫2匹で作戦を行うことになっている。まずは作戦を聞いておくべきだろう、そう思い、レインはウェンディにかけた防壁を解かないまま、作戦を聞くことにする。
レイン曰く、“ウェンディにかけた防壁は滅竜奥義を使っても破れないらしい”……どこまで妹思いすぎる“シスコン”であろうか?
そんななか、やっとこさ説明するのだろうと思っていた一夜は相変わらずの“パルファム”という言葉を言いながらトイレへと消えてしまった。
……本当に説明する気があったのだろうか?……と思いながらも、取り出した読書用の本を片手にそれを見ているふりをしながら、周りを伺う。
現在ここにいるメンバーの中で、偽物が混ざっているのではないかと考えたからだ。過去に仲間内に偽物がいたために情報が筒抜けになったことがあったため、レインは人間不信なところを治せないでいたりする。
もちろん、すでにウェンディと横にいるシャルルが偽物ではないという確証は得ているので、そっちは安心している。
それにしても滅竜魔導士というのは便利だ。滅竜魔法を覚えたことにより、五感がいくつか強化されている。それを利用すれば、匂いだけで誰が本物かを判別できる。
ここにいるメンバーはほとんど以前に出会っているために、匂いや言動、顔の作りや癖などを見抜いている。とりあえず、現在は偽物がいる訳ではないことを理解した。
「(さて……最初はどう仕掛けてくるかな? 楽しませてくれよ……闇ギルド風情が)」
結構内心でどす黒いことを考えていたが、すぐさま脳内から追いやった。正直ここで本性に近くなっているこれをばらしてもいいが、ウェンディが怖がりそうなので止めておくことにしたかったからだ。まったく……“■■”も案外便利ではない。
すると、やっとこさ戻ってきた一夜がまたまた格好をつけて説明をしようとライト付きのマットに立つ。しかし……
「(この匂い……、アイツじゃないな……。“星霊”か……?)」
他の滅竜魔導士であるナツは特に鼻がいいはずだが、今は識別をしていないらしい。油断し過ぎだと言いたかったが、とりあえず泳がせて一気に叩くことを選択する。
そうして一夜――本人に化けた星霊――はナツたち連合軍に作戦を伝えていく。多分筒抜けなので、
しかし、先ほど一夜たちが話した情報なのだが……
「なんかこの説明聞いたことあるよなぁ……」
「ん? そういや、そうだな。レインが移動中に話してたやつじゃねえか?」
「あれ? そういえば、そんな気が……」
「ああ、確かにレインが話していたものそのものだな」
「なんですとぉ!?」
「「「せ、先生!?」」」
あまりのことにプライド的な何かを粉々にされたらしき一夜は部屋の隅でいじけ始める。それを部下である“トライメンズ”の三人が励ましているが、正直あの三人の中で“
……それにしても先ほどからナツたちがまたもやボクの情報網を怪しんでいる気がするのは何故だろうか?……とそう思ってきてしまいそうだ。
しかし流石はナツだと思える行動が行われた。彼はいつも通りのポーズを取って口癖たる「燃えてきたぞ……!」を言った途端にドアを突き破って何処かに消えてしまった。
なんとも単純かつ単細胞……と言いたくなったが、変な突っかかりを受けたくないので口を閉じておく。あれが噂に聞く
まあ、当然だが他のものたちも追いかけていく。ナツの行動にあきれ果てたエルザとグレイは少々愚痴り、渋々ルーシィも追いかける。
そんな三人に負けじと《
そんな彼らに呆れながらジュラが追いかけようとするなかで、ボクは彼を制した。不思議に思う彼にボクは……
「ジュラ、トイレにいる一夜を迎えにいってくるかな?」
「なに? 一夜殿ならここにいるではないか?」
「そうだぞ、レイン君。わたしはちゃんとここに」
ずいっと前に出てきて弁論する一夜。レインはそれを無慈悲に右手で顔面を掴んで握り潰した。狂気染みたその行動に目を疑うジュラだったが、すぐさま突然ボフンっ!という音とともに煙が一夜から吹き出て、気がつけばそこには二体の人形のような何かが倒れていた。
「まったく……ジュラも油断しすぎた。さっきまでの一夜は“六魔”どもの星霊だ。本物はどうせトイレでブルボッコにでもされて、気絶してるはずだ。ジュラ、起こしてきてくれ」
「わ、分かった。そちらも気を付けるのだぞ」
「はいはい、結構ボクは疑い深いからご安心を。さて……そろそろ出てこいよ、“六魔”のエンジェル?」
そう言うと後ろの草むらから一人の女性が姿を現した。中々に特徴のある寝癖のような髪。少々胸が見えている服装。変に人を見下したような態度。片手にもつ黄金の鍵。
“六魔将軍”の一人である“相手の心を読むという女”エンジェルだ。
余裕を見せ続けそうな表情をしていた彼女は、少々嫌な顔をしてレインに言った。
「なんで分かったんだゾ?」
「いやー、本人に言ったら失礼なんだけどさ、アイツいつも香水臭いんだ。それなのに香水の匂いがいつもよりも匂わない、さらに別の何かの匂いがしたからな。作戦聞く前から怪しいと思ってた。まあ、泳がせて1VS1になるのを待ってたって訳だ」
「ふ~ん、気に入らないゾ」
「気に入って貰う筋合い無いな、闇ギルドの頭の一角風情には」
わざと挑発をしかけるレインに嫌気が差したか……あるいは気を悪くしたか、エンジェルは即座に別の星霊を呼び出す。
次に呼び出したのは何とも機械的な小型の星霊で、こちらに向いた目らしきところはどうみてもレーザービーム的な光線が放てそうに見えた。
なんとも言えないくらい……あれだ、妙にお腹が空いているせいか形がメロンに見えてくる気がした。とにかく丸い……それだけである。
「アイツを殺すんだゾ!」
そう命令する彼女通りに動き、光線を放つ機械型の星霊。飛び交う光線が後ろの建物に損傷を増やしていくが、肝心のレインにはかすりすらしない。
そして……
めしゃぁ!!!
という機械がぶつれたような音とともに星霊は吹き飛び、姿を消していく。あまりのことに驚く彼女にレインは小さく呟く。
「……つまらない。もう少し楽しませてくれると思ったんだけどなぁ……」
「な、なんてヤツだゾ……」
少しずつ後ずさるエンジェルを片目で睨みながら、静かにレインは魔力を高めていく。少しずつながらも地面が少しずつ恐怖するかのように揺れを増していくなか……、レインは言った。
「ああ……、久々に手応えのある仕事かと思えば、この程度か……。ガッカリさせないでくれよ、“六魔将軍”共。六人の“魔”……なんだろ? なんなら本当の“魔”ってやつを見せてやろうか? さあて……どこまで
底冷えする彼の声は、彼女に一抹の恐怖の芽を孵化させる……。
そして……始まった、妖精と蛇姫、天馬と化猫たちによる六魔狩りが……。
はい、いつもながら意味深なとこ残してますww
さて、次の投稿は出来るだけ早くしますんで、ご安心を……。
え?ウェンディは連れ去られるのかって?
HAっHAっHA~、当然……連れ去られます。はい(涙)