FAIRY TAIL 天空に煌めく魔導の息吹   作:天狼レイン

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前回のあらすじ(簡単版)

各種メンバー、ラクリマ破壊。さらにゼロ撃破。そんなところに叩き込む“妖精の輝き(フェアリーグリッター)”。

ふうー、ニルヴァーナ編完結ですねー。前回の話でいろいろと感想頂きました。

まあ、まだ確定じゃないです。あれですよ、あれ。実はこれから出てくるオリキャラが

そうだったりするっていうオチありますよ?

ERAが決してレインじゃない可能性だってありますし。

例えば、レークハルト=アースレイとか。あ……オリキャラの案の一つバラしてしまった。

…えーっと、みなさん、聞かなかったことにしてくれません?

そのお願いします、ホントすいません。



本当の仲間

「ニルビット族の衣装……か。結構モノはいいんだな」

 

そう染々と呟くレイン。彼が纏っているのはウェンディに進められたコート型のニルビット族の衣装だ。予備に着ていたシャツだけでは何かと味気なかったので丁度いい。

相も変わらずレインはコートを羽織り、前は止めずに、裾をヒラヒラと空中に遊ばせるスタイルであり、はいているズボンは足首付近までの長ズボンである。

そのレインの背にはごく普通の刀剣よりは長めの愛剣、“グランディーネ・リトライ”が軽々と吊られ、その重さはナツですら落としそうになるほどなのだが……、レインはごく普通にこれを振り回す訳だ。

そんなレインは片手にボロボロになってしまった読書時に読んでいた本をパッと開いて中身を読もうとしたが、結局読めないくらいに損傷が激しかったために読むのを止めた。

さきほどウェンディに中身がなんだったのかと聞かれたのだが、レインは即座に“魔導書”とだけ答えている。出来れば、妹のような存在であるウェンディには嘘をつきたくはなかったのだが、実際の内容は“現在の闇ギルドの残りとゼレフ書の悪魔の発見情報”である。

未だに記憶の各所、不安定なところはあるものの今必要な記憶は全て取り戻している。そう思うと気が楽だが、やはり記憶は全部取り戻しておきたい。

失われた記憶……、それがウェンディの目の前から姿を消したことやメイビスがああなった後のことを知る手掛かりなのである。

だからこそ……と言うべきなのか、そうではないのか。正直今のレインには分かるわけもなく、ただ伝えないといけない真実を足早に知らせるべきなのだと焦る自分に苦笑する。

それにしても……、“ゼレフ書の悪魔”とは一体何処から生まれ、どうやって倒すのだろうか?そんな疑問がレインの中で立ち込める。

実際、未だにレインもその悪魔たちには出会っていない。闇ギルド殲滅系統の依頼で出会すのではないかという考えで行動したことが多かったが、結局悪魔にとって下等な人間には興味がないのでは?という結論が出るだけだった。

さて……それはともかくだが、ここ最近調べているうちに見つけた、ある悪魔の名前。

最強にして、最高位に君臨する全生物の審判とでも言っていい悪魔、“ERA”。

これに関してはレインも情報不足だと痛感した。この作戦前にも古くからあるギルドの書物を漁りに漁ったが、結局はかすり傷にも満たない。

 

「(最強最悪のゼレフ書の悪魔、ERA……か。ドラゴンたちなら知ってたりするのか……、まあ、それが分かってたなら炎竜王イグニールとかに忠告やら情報提供やら出来るんだがなぁ……)」

 

などと染々と思う。そうやってとっとと終わらせた着替えに与えられた時間を潰していると、外から声が聞こえた。

 

「お兄ちゃんー、着替え終わりました?」

 

「ん? ああ、終わったところだ。ちょっと待ててくれ」

 

そう言うとそそくさと破れていた着替えを荷物を入れたトランクのようなものに次々と畳んでから詰め込み、蓋を閉じるとトランクをそこに置き、外へと出る。

外に出ると、いつもの緑中心の服を着たウェンディが待っており、顔を合わせた途端、ニッコリと微笑んでくれた。

 

「待たせてごめんな、ウェンディ」

 

「いえ、大丈夫です。えーっと……その……ニルヴァーナが崩れた時、助けてくれてありがとう、お兄ちゃん」

 

「ん? 気にするなよ、元々余計に崩壊する原因作ったのオレだったし」

 

今話しているのはレインがニルヴァーナに向けて妖精三大魔法の一つ、超高難易度魔法である“妖精の輝き(フェアリーグリッター)”を放った後のことだ。

見事六番ラクリマを破壊して見せたウェンディ。あとは脱出するだけとなり、シャルルに引っ張られながら足早に外へと急いでいたのだが、シャルルに聞いたところ、そんな大事な場面でいつも通りにウェンディが綺麗にこけたらしく、その上に瓦礫が落ちて来るときにレインが来たと言うことだったそうだ。

まあ、こっちは適当にウェンディ捜索するために瓦礫を全部切り刻んでいただけなのだが、たまたま近くにウェンディがいたらしく、飛ばした斬撃がウェンディを襲った瓦礫を粉砕したそうな……。まあ、たまたまというか……ほぼ偶然だったためにお礼を言われるのもなんだか変なのだが、そこはウェンディらしくお礼を言うらしい。

礼儀正しいのは昔から変わらないなと思いながら、無事だったことに嬉しくなる。

 

「……と言っても、ジェラール助けられなかったのはオレもダメだな……」

 

「そ、そんなことないよ。お兄ちゃんは……」

 

「……にしてもあれだな、新生評議院だっけ? 少しイラってきたな、トラップ踏んでたら嬉しいんだがなぁ……ぐふふ……」

 

怪しげな笑いとともにギラギラと眼を光らせるレインにギョッとし、少し怖がるウェンディ。ジェラールを捕縛しに来た評議院の第四検束部隊《ルーンナイト》のあの態度と礼を言わないことに激怒したジュラ同様、怒りを見せ、危うくレインは色々とヤバそう――というよりは実際威力が洒落にならない――も魔法を撃とうとしていたらしい。

エルザの命令、さらにはレインが犯罪者になってしまうことを悟ったウェンディによって、なんとかレインは落ち着いたのだが、通りすがったラハールという隊長の男へレインは……

 

――お帰りの際はちゃんと()()()()ご確認してから、しっかりと任務果たせるように尽力しては如何かな? 権力を見せつけるだけの礼の言葉すら言えない()()()()()()さん――

 

とラハールにしか聞こえない声の大きさで伝えていた。もちろん、そばにいたウェンディは聞こえていたために焦りが募っていたらしい。

 

「お兄ちゃん、あんなこと言ったらダメだよ!!」

 

「まあ、まあ。どうせ捕まらないし、行方眩ますのは得意分野だから。それにどうせ……、今ごろは病院にでもいるんじゃないか? 六魔用にセットしておいた自律魔法でも踏んでさ」

 

とまたそう言うとレインは怪しげな笑いを浮かべながら、とてつもなく怖い顔をする。思わず目尻に涙が溢れてしまいそうになるウェンディだったが、とりあえず話題を変えようと頑張ることにした。

 

「そ、それはまた今度にしましょう、お兄ちゃん。えーっと……、あ、そうだ。お兄ちゃん、今何歳ですか?」

 

「多分……100越え?」

 

「へえー、お兄ちゃん100歳以上なんですか~……え?」

 

「ん?」

 

「えーっと……嘘、ですよね?」

 

「嘘だな、多分実際14歳(……ま、まあ…、悪魔になる前の年齢が14歳だったしなぁ……、身体が歳取ってないからどうすればいいのやら……)」

 

「そうなんだ、わたし今年で12歳です。ふふ、2歳差なんですね~♪」

 

無邪気に笑うウェンディ。この時初めて知ったウェンディの年齢。それを聞いて少々ヤバいなと思うレイン。身体が歳を取らないと言えば、普通なら羨ましがられるか化け物扱いされるだろうが、このままだとウェンディが歳上になり、レインが弟立場になる。

――などと思って真剣に焦る。何故、こういうところが気になるのかはレイン本人でも分からない。

 

「そういや、誕生日プレゼント渡してないな……」

 

「え……? い、いえ、別にわたし、子供じゃ……」

 

「ま、18歳まではオレもウェンディも一見子供だからなぁ…。別に恥ずかしがらなくてもいいぞ? ほしいものあるなら買ってやるしさ」

 

「………、じゃあ、また考えておきますね」

 

「ああ、別に家クラスの値段でも軽々出せるから安心していろよ?」

 

「…あはは……、流石にそれはわたしも嫌です……」

 

本気で言った訳でなく、洒落レベルのつもりで言ったのだが……ウェンディは本気で遠慮していた。まあ、流石に家クラスの値段は出せるは出せるが、流石に生活費が……。

そんなことを考えていると、待ち合わせの地点であるギルド本部テント前の十字路のように道がしかれた場所に辿り着く。

そこに着くや否や、ウェンディはレインに一度別れを告げて、今度はルーシィたちの着替え室たるテントへと駆けていった。

 

「(自己犠牲みたいに動くなぁ、ウェンディ。だからあんなに優しく育つんだろうな、昔と本当に変わらない。変わるよりも今の自分のまま変わらないでいられるってのは結構難しいのにな、今の世界事情的なものでいうと)」

 

そんな正直どうでもいいようなことを考えながら暇を潰すレインだが、素直にウェンディのことは喜んでいる。あとは少し気の弱くオドオドしているところが治ればな……などと考えながら、読書を……と思った所でため息をつく。

どうしてこんなときほど本を読みたがってしまうのだろうかと思わざるを得ない。それはさておき、気がつけば後ろの方にナツやグレイがやってきていた。

 

「二人とも、意外と似合ってるな。傷の具合はどうだ?」

 

「お陰さまでな、お前も治癒魔法使えるんだな」

 

「まあな。ウェンディみたいに万能じゃないけど」

 

「それはともかく、レイン!! お前、オレに変なものくっつけてただろ!!」

 

「保険だよ、保険。それで助かったんなら安いと思え、バカナツ。炎竜王の名に傷も泥もつかなかったんだからな」

 

「このやろう……!! いつかぜってえ、ボコボコにしてやる!!」

 

「無理だな、エリゴールに苦戦してたの見てたぞ、定例会の前くらいに」

 

「うぐっ……」

 

「へえ、そこまで見てたのか。なるほど、暇をもて余してたのか?」

 

「あー、ホント暇だったと思う。S級クエストってなんかしっくり来ない時があってな」

 

などと言っていると……

 

「ほう……、それなら10年クエストやらそこらを言ってみたらどうだ?」

 

「ああ、エルザか。まあ、それも考えとく。結構元気そうだな」

 

「……まあ、な。落ち込んでいてはギルドにも世話をかけてしまう。そろそろ落ち込んでいるわけにもいかなそうだ」

 

「それでこそ、《妖精の尻尾(フェアリーテイル)》最強の女と“妖精女王(ティターニア)”の異名を持ちだ」

 

「そういうお前こそ。ニルヴァーナの第一射、あれを吹き飛ばしたそうだな。流石は“天空の刀剣”と言ったところか」

 

「ま、“天空の刀剣”とか言うの面倒とか言うやつのせいで“天剣”、“天剣”って略されるけどな」

 

そんな風に笑って見せるレインとエルザ。あとから来たルーシィたちもエルザの立ち直りに安心したのか、笑顔を見せる。

例の如く、ルーシィの笑顔にハッピーがちょっかいをかけ、ツっコまれるという日常的な雰囲気を出してくれたりとしたお陰で雰囲気はさらに良くなった。

そんな中、《化猫の宿(ケットシェルター)》のメンバーたち、さらにはマスターであるローバウルも合流し、やっとこさ全員が揃った。

 

「“妖精の尻尾(フェアリーテイル)”。“蛇姫の鱗(ラミアスケイル)”。“青い天馬(ブルーペガサス)”。そして……ウェンディとシャルル。見事“六魔将軍(オラシオン・セイス)”を倒し、ニルヴァーナを止めてくれた。地方ギルド連盟代表として礼を言わせてもらおう。ありがとう。なぶら、ありがとう」

 

そう感謝を告げるローバウル。だが、そこに……

 

「いえいえ、これもわたしたちの役目。激戦に次ぐ激戦。消して楽なものではありま……」

 

そういいながら飛び出し、まるで自分も大活躍したような雰囲気を醸し出す一夜。そんな一夜をさらに目立たせようとするトライメンズの三人に……

 

「……お前、最初の時、普通に闇ギルドに捕まってたよな、一夜」

 

「ガァーン……」

 

畳み掛けるレイン。その顔は意地悪そうでニヤニヤとした悪魔のような笑みだった。だが、そこで終わるほどレインは優しくない。

 

「言っちゃ悪いかもしれないが……、ヒビキはまあ、ルーシィ助けたんだし、活躍したけど……。オレがニルヴァーナの第一射相殺したときにひょっこり出てきた残り二人。なんか活躍したか?」

 

「う……」

 

「た、確かに……」

 

「……とりあえず、一夜連れて一旦落ち着け。ローバウルさんの話途中だろ?」

 

「「あ、はい……」」

 

「メェーン……」

 

思いっきり(言葉で)叩かれ、撃沈したトライメンズ二人と一夜。それの原因を作ったレインを見てゾッとするルーシィとグレイ、エルザ。

とんでもなく悪そうな顔をしているレインに少々震え上がるウェンディたち。すると……

 

「――ま、確かにここにいる全員で果たした戦果だしな。意外と連合軍ってのもいい機会だったと思うぜ。それに……オレはそのお陰でウェンディと再会出来た。それで戦果なんか十分だ、一夜たちがどう格好つけようと構わねえさ。――目の前の依頼者に迷惑かけなければな? なあ……一夜=ヴァンダレイ=寿?」

 

「め、滅相もない……」

 

ニコリと微笑みながら、全員に自分の思った答えを告げたレイン。優しげな笑顔、そんな彼の滅多に見られない姿に見いる全員。

最終的には結局一夜を威嚇する始末だったが、彼はそれでも嬉しそうにも見えた。そんなレインにウェンディはまた、兄に向ける親しみが深くなる。

それを見ていたらしきローバウルは少し微笑むと、話を再開する。

 

「それにしても……君は本当にあの者に似ておるなぁ」

 

「あの者?」

 

「まさか……」

 

驚きを隠せないウェンディ。そんなウェンディを見て、反射的に答えを思い付かせるレイン。その直後、ローバウルは答えを告げた。

 

「そうじゃ…、あの青髪の少年じゃ。よく見れば、君も金色の髪に青い髪が混ざっておるのう…。“人々を照らす金色の輝き”、それに加えた“海のように深い心”。そうその髪は君を具体的に現してそうじゃな」

 

「……はは、そんなに大したヤツじゃないさ。どうやら……アンタ――いや、ニルビット族唯一の生き残りのローバウルさんの方が、もっと凄そうだな」

 

「「「な!?」」」

 

驚愕の声をあげるナツたち。それを聞いたウェンディやシャルルも信じられなさそうだった。あくまで彼らはニルビット族の末裔だとさきほどの戦いで知ったのだ。

――だが、レインはこう言った。

 

――ニルビット族の生き残り――

 

それが現す意味はローバウルたちが400年前の人間であることだということ。つまり、六魔将軍たちが恐れていたギルドの一員である彼ら自体がニルヴァーナの作成者だと言うことだった。しかし……

 

「お、お兄ちゃん……、嘘だよね……」

 

「……………ローバウルさん、アンタもそろそろ限界じゃないのか?」

 

「そうじゃのう……」

 

そう言うと共にローバウルから離れた場所にいた《化猫の宿》のメンバー一人が()()した。すると、そこからどんどん消滅する速度が上がっていく。

次々と消えるメンバーたち。それに驚き、悲痛な叫びをあげるウェンディとシャルル。だが、消滅は止まらない。むしろ加速していくだけ。

驚愕したのはウェンディたちだけではない。こっちにいるナツたちもだ。その中でローバウルがしていたことに一番驚いていたのはジュラだった。

 

「なんて魔力だ……」

 

確かにそうだ。見たところによれば、ウェンディがここに所属してからずっと彼らという存在であった幻たちは現存していた。それはつまり、それを現存させるための魔力が尽きなかったからだ。何年間も人格を持つ幻を動かすほどの膨大な魔力、それはローバウル自身がとんでもない魔導士のような存在であることの証だ。

今のジュラにも、今の記憶が完全でもないレインでもそれは不可能な芸当だ。それにレインは未だにニルヴァーナの魔法を吹き飛ばした滅竜奥義が()()()()()()

全魔力のうち、ほとんどを無駄撃ちしているままでは完全には程遠いと痛感していたぐらいだ。それはもう一人のレインがこの身体を使っていたときに確認していた。

だからこそ、強大な実力を持つ聖十の一人だからこそ、理解できる範囲なのだ。

 

「ホント、古代人って化け物みたいだな」

 

「なぶら、わたしなどまだ下の方じゃよ」

 

「へぇ、ソイツは楽しみだ。ところでその“なぶら”ってなんだ?」

 

「今聞くの!?」

 

という鋭いルーシィのツッコミが入ったが、気にしている暇はなさそうだった。ウェンディの叫びは届かず、ついにローバウルただ一人が残される。

そして、そのローバウルも少しずつ……少しずつ……薄れ、消えようとしていた。

 

「マスタ―!?」

 

ウェンディがあまりのことで思考が追い付かないその時、ローバウルは腕を突きだし、あるものを指差した。

 

「ウェンディ……。君にはもう……偽物の仲間はいらない。本当の仲間は……そこにいるではないか」

 

「え……?」

 

ローバウルが指差したその先にいたのは……連合軍として同じ戦場――というよりは作戦――で戦った仲間たち、ナツやルーシィ、グレイやエルザ、一夜やヒビキ、レンやイヴ、ジュラやシェリー、リオンや……ウェンディの兄のような存在であるレインがいた。

それを告げたあと、ローバウルは微笑みながらその身体が消え行くのを待つ。

ウェンディはローバウルへと走り出すが、辿り着く直前で彼は消えてしまう。だが……彼の声は最期まで届いた。

 

『みなさん……。ウェンディをよろしく……お願いします……。なぶら、よろしく……』

 

「マスタああああああ!!!」

 

泣き叫ぶウェンディ。微かではあるが涙を見せるシャルル。それはそうだ。何年も……長い間、ともに暮らした者たちだ。悲しくないわけがない。

その悲しみを知るのは、ここではおそらくエルザとヒビキ……そして……。

そんな時、ウェンディの左肩に手が置かれる。振り向いたウェンディ、その視線の先にはレインがいた。一度だけウェンディの額を人差し指でツンッとつつくと……

 

「なあ、ウェンディ。君の中にある思い出……、彼らとの思い出ってさ。偽物なのか?」

 

「ううん……、本物だよ……暖かかったもん……」

 

「それなら、良かった。ならさ、君が彼らを覚えててあげるんだ。そしたら……彼らは君がいなくなるまで、ずっと忘れ去られることはないんだ」

 

「あ……」

 

「でも、彼らが自分たちを偽物って言ったけどさ……。オレも彼らは本物だと思う。家族って言うのは……想いがあるからこそ家族なんだ。なら……その想いを繋ぐのも大事な役目だ。だから……一緒に来ないか? オレたちのギルド《妖精の尻尾(フェアリーテイル)》へ!!」

 

この日を持って……、引き裂かれた天竜の子たちはまた同じ空を駆け、見上げる。

すでに大きな翼を持ち、羽ばたかんとする天竜と、小さいながらも仲間を思う天竜。

妖精の名の元に……裂かれた運命は再び結びを得て、新たな世界へと。

 





お見苦しいところを見せました。ホント、すいません。英語ってなんだろうねって

感じな作者はいつも英語の呪詛に絞め殺されそうです。学校で発音の時なんか、

耳塞いだりします。あれはツラい、頭にガンガン響いてくるんで。テレビの音量を

50以上にしたときぐらい痛すぎる気がします。ホント、英語って難しいですね。

まあ、頑張って高校行きます、投稿も頑張ります。さて、次回はあれでも

ツッコミましょうかねえ……ぐっふふふ。ナツたちを襲った悲劇的なあれですよ、あれ。

オチも期待して……ないでください。オチは下手なんで、笑いも取れないし(涙)

まあ、頑張ります、はい。
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