FAIRY TAIL 天空に煌めく魔導の息吹   作:天狼レイン

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いやー、アニメ2期も白熱してますねー。そういや、やっぱり冥府の門編終わったら

終わっちゃうんですかね? 出来れば3期あったら嬉しいですねー。

その方が色々と助かったりします。まあ、見るアニメが減ってしまうってのが痛いです。

最近ウェンディとメイビスがより一層好きになりました、はい。まー、ロリコン

だからですかね? そんなことは置いといて(ポイッ

お気に入りユーザー設定ってあるんですねー、昨日気がつきました。

一瞬この小説をそっちに切り替えちゃおうかと思いましたが、それだと読んでくれる

皆様に悪いと思いまして止めました。まあ、そのうちお気に入りユーザーのみの小説

を書いたりするかもしれませんねー。



もう一つの“妖精の尻尾”

「もう、戦えるのなら先に言ってくださいよぉ……スゴく怖かったんですからね?」

 

「ごめんごめん、すっかり忘れてた。もしかして武器もアニマに吸い込まれたのかと思ってたから」

 

「だー! なんでお前はそんなに強いんだよ、レイン!?」

 

「鍛え方が違う。頭の良さが違う。経験の差。攻撃力。防御力。回復魔法使える。その他含めて圧勝しているから」

 

「なんだとー!!」

 

「ま、へんなヤツ抜いて現実見ても、20分割したら19:1くらい違う。もちろん、ナツは1」

 

「この野郎、食らえ、“火竜の……」

 

少し怒ったのか、いつものように魔法を出しながら殴ろうとするナツだったが、残念ながらここはエドラス。アースランドの魔法は基本的に使用できない。

つまり、普通のパンチになる訳だ。簡単にガシッと掴まれ、グルンッとひっくり返されて終わるしかない。

実際にレインもその手順通り、ナツをひっくり返した。ため息をつきながら、再びレインはナツにこの世界のことを教え直す。何回言えば覚えるのだろうかと思いながら。

 

「まったく……、いつものテンションでかかってくるなよ。ギルダーツと同様の返し方するしか無くなるだろ。まあ、“巴投げ”とか他にもバリエーションあるけどさあ」

 

「いててっ…、だー!! 魔法使えねえとなんにもできねー!!」

 

「アンタ、バカね」

 

「シャルル、そんなこと言っちゃダメだよ」

 

「ねえ、オイラお腹好いたー」

 

「(なんて緊張感がないんだ……)」

 

以前シャルルが言ったであろう言葉を自身の胸のうちでひっそりと呟くレイン。追いかけられたせいか、浮き島の端まで来たが、今のところは進展はない。

先ほど倒した謎の生物は実質食べられなさそうだったので放置することになったが、食料は何処かに無いものかと考えざるを得ない。

さっきからハッピーの腹の虫が収まっていないせいか、頻繁に腹の音が鳴っている。そろそろ何か食べ物が必要なんじゃないかと思えてくる。

そんな時、レインは不意に電撃のような天啓に打たれた。ほぼ勘とも言える自分の右手がレインの持つカバンに触れる。

その中の膨らみ、確かここには読書用の本の他に加工食品である“干し肉”が入っている。“干し肉”……その言葉が頭のなかで閃きと同時に理解すると、レインはそれを出す。

先日完成したばかりのためか、対して固すぎない状態だ。それをカバンから出すと同時に、持っていた刀剣で素早く切り裂き、全員の手のひらに落とす。

 

「腹減ってたら何も出来ないからな、とりあえずそれでも食ってくれ。余り物だ」

 

「オイラ、お魚がいいなぁ……」

 

「ん? ならその肉回収するぞ? 他が腹膨れている時に身悶えるか? 腹ペコで」

 

「い、頂きまーす!!」

 

焦りながら肉にかぶり付くハッピー。まあ、ネコに肉は合わないんじゃないかと思ったのだが、敢えて黙っておこう。

しかし、そんなレインの予想をいい意味で裏切り、ハッピーはガツガツと食い始めた。どうやら美味しかったらしい。

時々嬉しくなる自分の料理の才。今度、フリードやミラと料理対決でもしてみてもいいかもしれないと、ふと思いながらレインも干し肉を食べる。

少々ウェンディが食べるのに難しそうな顔をしていたが、慣れたのか美味しそうに食べていた。全員が食べ終わると同時に、一旦綺麗な湖のある場所で手を洗い、一息つくとナツたちは一斉にレインに言った。

 

「レイン、お前、料理上手なのか!?」

 

「美味しかったです、レインさん!」

 

「オイラ、お肉がこんなに美味しいなんて初めてだよ」

 

「まあ、悪くないわね。結構いい味してたわ」

 

「あ、ああ……、まあ、暇潰しで覚えた。――さてと、腹も膨れたし、そろそろ行こうか」

 

その後、三人+二匹で今までに起こった出来事、考え付いたことなどを纏めながら浮き島を散策していた。気になった点は大きく2つ。

 

まず一つ目、ハッピーとシャルルが“エクシード”と呼ばれているのは分かったが、何故恐れる必要があるのか……ということ。

 

二つ目、《妖精の尻尾》の仲間たちは何処にいるのか……ということだ。

 

まあ、本来なら仲間たちを“アニマ”で吸収したであろう敵の基地に乗り込み、殴り込んで、奪い返せばいいというナツと同様の思考手順(アルゴリズム)で良いのだが、現在その敵の基地がわからない上に、レイン以外は戦闘力皆無の言える状況である。

マトモに立ち向かえる訳もなく、勝算もない。この時点では乗り込むことすら困難だ。追加で言えば、この世界で使える魔法があるのならどこで手に入れることが出来るのか……と言うことも視野に入れないといけない。

そんなことをブツブツと呟きながら考え続けるレインはさておき、ナツたちは森林を抜け、見晴らしの良さそうな地点にやってきた。

彼らの声に気がつき、やっと思考を繰り返すだけの世界から現実に戻ってくるレインだったが、周囲を見渡して嫌な予感がそこはかとなくした。

レインが嫌な予感をしている間に、ナツたちはどんどん進み続けていく。当然レインも置いていかれまいと着いていくのだが、突然ナツが踏んだ地面が膨らんだ。

 

「なんだこれ?」

 

「あ、アンタ、何したの?」

 

「……嫌な予感しますね、レインさん」

 

「ああ、正直二人も嫌な予感してれば、ほぼ当たるだろ。例えば、吹っ飛ばされ……」

 

何かレインがいいかけたところで、ナツたちは本当に吹き飛ばされた。地面の膨らむは突然巨大化し、彼らを空へと羽ばたかせ、着地地点が見計らっていたかのように一番最初に見かけたキノコの山々――今度のは全部キノコの傘の上が跳ねるタイプ――に墜落し、ポンポン…とお手玉のように軽々と吹き飛ばされる。

途中、ウェンディやシャルルの悲鳴が聞こえたが、どっちかと言えば、このあと何が起こるのかという冒険的な何かと不安の方が気になってしまった。

 

そんなナツたちの空中を跳ね回る冒険も遂に終わりがやってきた。キノコの傘の上でボヨーンと跳ね飛ばされ、これから落ちるだろう先にはさっきのキノコはなく、見た目カボチャのような家みたいな何かが見えた。

 

「そろそろ落ちるな。そうだ、ナツ。お前、下敷きになってくれ。それでウェンディやハッピー、シャルルが助かる」

 

「俺のことは考えてんのか!?」

 

「あ……。…ま、まあ、お前のことだ。多分死なない」

 

「多分ってなんだ、多分って…!?」

 

サラッと毒舌をかます真顔のレインに珍しくツッコミを入れるナツだったが、他のメンバーより先にカボチャのような家みたいな何かに墜落する。

仕方なく、レインは空中をいつもの感覚で蹴り、ウェンディとハッピー、シャルルを両手で回収し、ナツの墜落で出来た天井の穴めがけて墜落する。

室内の床に延びているナツとは違い、着地を綺麗に決めてからウェンディたちを下ろすと一息ついた。

「………ナツ、お前のことは忘れない。――3日間ほどは」

 

「たった三日かよ!!!」

 

「あ、生きてた」

 

わざと泣いた振りをしながらネタを挟んでみたが、どうやらナツもルーシィと同じくツッコミの才はあるらしい。――いや、普通に誰にでも備わってる才だった……と思ったのは数日後のことだが。

ナツの復活と全員の無事を祈る間もなく、レインたちは墜落現場である室内を見渡した。食料や衣服、その他諸々があるところを見ると、どうやら倉庫らしい。

すると、辺りを見渡していたシャルルは自分の考えを即座に告げた。

 

「ここで変装用の服を拝借しましょ」

 

「ああ、確かにそうだな。――……コートがない、マジか……」

 

いつからコートのある服装に執着し始めたのかは自分でも忘れたのだが、なんだかコートを羽織っていないと落ち着かないことがある。

まあ、そこにいるナツの場合はイグニールから貰ったマフラーと同じ感じである。ふとそんなことを考えつつも、代用できそうな服装を探し当てると素早く着替え、元々着ていた服装はカバンへとしまう。

 

「ナツさん、レインさん……、見ないでくださいね?」

 

「ナツ、ウェンディの着替えを覗いたら殺す」

 

「なんでオレ!?」

 

「ホント、アンタってシスコンなのね……」

 

「みたいだね、シャルル~」

 

「フン……」

 

着替えが終わったメンバーから次々と集まり、ウェンディもまた着替え終わったのか、こちらへ集まってきた。

そんな中、倉庫にあった窓枠から外を見ていたらしいナツが声をあげた。

 

「おお!!」

 

「どうしたんだ、ナツ」

 

「見ろよ、あれ! 《妖精の尻尾(フェアリーテイル)》だ!!」

 

「な…!?」

 

ナツが見ていた光景には、ほとんどが植物で作られ、看板があり、懐かしの紋章がある建物。その紋章を見れば、メンバーならわかるだろうと言わんばかりのイメージはレインたちが知っているギルドそのものだった。

驚愕する一同を置いて、ナツはすぐさま倉庫のドアを蹴飛ばし、猛ダッシュでギルドに向かっていく。

ナツの背中を追いかけるようにウェンディも駆け出し、レインもまた駆け出した。ハッピーやシャルルも遅いながらも追いかけ、全員がギルド前につくとドアをコッソリ開ける。

開けると同時に近くにあった机の下に隠れ、念のために様子を伺うのだが……

 

「みなさん、無事だったんだ……」

 

感動ですでにウルウルしているウェンディ。ナツも嬉しそうに回りをキョロキョロと見渡す。しかし、あることにレインとシャルルは気がついた。

 

「ちょっと待て」

 

「何か変よ、このギルド」

 

レインたちの忠告にナツやウェンディ、ハッピーが首を傾げるも、同じく異変に気がついた。

確かにギルドはギルドだった。だが……

 

「ねえねえ、ジュビアちゃん。オレも一緒に生きてぇなーなんて」

 

「暑苦しいから近づかないで。行きたいなら少し服を脱ぎなさい」

 

「そ、そんなぁ……。オレ冷え性なんだよー」

 

氷の魔導士であるはずのグレイが常人でも暑苦しいと思うくらいの着重ねをし、雪だるまそのものと化していたこと。

いつもはグレイにベッタリと言えるぐらいのジュビアがグレイに冷たく、格好も結構イメージからずれていること。

 

「ねーねー、アルアル♪」

 

「なんだい、ビスビス♪」

 

未だ、お互いの気持ちを言えないでいるはずのアルザックとビスカがこれでもかと言うぐらいにイチャイチャしていること。

 

「なんだ、オメェ、また依頼ミスったのか!」

 

「ホント、ダメダメだなぁ、エルフマン」

 

「すいません…、ホントすいません…」

 

いつも「(オトコ)(オトコ)ォ!!」と叫んでいるはずのエルフマンが女みたいに気弱く、ペコペコ格下であったはずのジェットとドロイに謝罪していること。

 

その他含めて色々と変化しすぎていたのである。その様子にあんぐりとしているナツとハッピー。未だにアルザックとビスカのイチャイチャが目に入って顔を真っ赤にし、放心状態となっているウェンディ。

レインはそんなウェンディを軽く揺すりながら現実に引き戻すと、自分の持つとんでもない視力で依頼が張り付けてあるクエストボードを見た。

記憶と同じなら見覚えのある依頼があると思ったのだが、どうやら一切その類いはなかった。

 

「(やっぱり…か。仮説道理ならここは……)」

 

ふとそんなことを考えていると、何者かの視線を感じ、前を向く。すると、そこには如何にも悪そうなヤツを感じさせる服装を着込み、身体に刺青を少し入れている女性――ルーシィがいた。

 

「る、ルーシィ!?!?」

 

「――さん!?!?」

 

仰天するナツとハッピー。驚愕するウェンディとシャルル。それと同時にルーシィの付近にいた者たちも気がついたのか、机の下を見ると、全員を一旦外に引っ張り出した。

 

「……お前、ナツじゃねぇか!」

 

「へ?」

 

そう言うと、嬉しそうにルーシィはナツに抱きついた。そんなショッキングな光景に再びウェンディが固まるも……

 

「どこいってたんだよ!!」

 

「ぐおぉぉ……」

 

プロレスのようなドギツイ技を次々とかけられ、ナツが悲鳴混じりの声をあげる。一瞬で現実に引き戻されたウェンディ。結構別の意味で驚いたらしい。

すると、ルーシィたちの後方から“ある声”が聞こえた。

 

「お、おい…、な、ナツの後ろにいるヤツって……、“九十九斬り”のレインじゃね? て、帝国からも最重要指名手配されるって……」

 

「は……?」

 

思わずレインも固まった。――というか“九十九斬り”なんて称号貰った覚えもなければ、犯罪者になった覚えもない。

――いや、ちょっと怪しいかもしれないが、人斬りはした覚えがない。そもそもこっちでは何もイベントになりそうなことは起こしていないはず……。

そんなことを考えていると、突然レインに向かって何人かのメンバーが武器を持ったまま襲いかかってくるのだった……。

 





さて、次回が楽しみになりそうな展開来ました。

アースのレインは普通でも、エドラスのレインは犯罪者!?的なヤツです。

まー、今回のオリキャラっていうのはエドラスのレインを差します。

まあ、楽しみにしていてください。
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