FAIRY TAIL 天空に煌めく魔導の息吹 作:天狼レイン
注意、今回の小説には以下の内容を含みます。
・超駄文?
・500円降ってこないかなー?
・拉致問題
以下の内容が大丈夫な方は本編へどうぞ!
※ふざけてみました。まあ、項目2は冗談です。
レインが《妖精狩り》を止めるべく、単独で時間稼ぎに向かってから一日が経過した。あれから彼からの連絡は一切ない。それもそのはずであり、連絡手段など現時点では存在しない。
生きているか、死んでしまっているかさえ、分からないのである。そんな最中、ナツたちは彼との約束の地である“王都”へと向かうことを選び、彼らは転移した後のギルドから去り、途中で加わったエドラスのルーシィ――ナツたち曰く怖いルーシィ――を仲間に入れ、途中の町まで向かったのだが。
その道中の町にて、行方知れずだったアースランドのルーシィと遭遇。彼女が危機的状況に陥る中、何故か彼女だけ魔法を使用することができると言う事実を知ることになった。
その後、エドラスのルーシィが何かしらの理由で去り、3人と2匹の構成となったナツたちご一行。それから進んだ町に降りると言う定期魔導船が王都への近道と知り、それを脱出しようと目論んだが、魔法が使えないことと旧式のエドラスの魔法に慣れていないこと。
そもそも最強チームと呼ばれるメンバーの中で最弱であったルーシィだけが魔法を使える現状で、敵の大人数を相手にできる訳がなく、為す術なく拘束され、定期魔導船はエドラスへと飛んでいってしまった。
そんな中、突然現れた魔導四輪。それを駆る少年により、ナツたちは危機を脱出。その魔導四輪内で運転手たる少年――エドラスのナツに出会い、その後ある程度の場所まで送ってもらうことに成功した。
突然ナツが運転手のエドラスのナツを引きずり出したことにより、彼の弱点が暴露されたが、事実彼により、ナツたちは“王都”にやってくることに成功したのだ。
その後、“王都”内をま巡っている途中、中央広場にあった巨大ラクリマを見て驚愕し、そこでスピーチを行っていたエドラス王ファウストの行動にナツは怒りを感じたのだった。
「……ここなのか、シャルル?」
「ええ、情報通りならね」
そう呟くシャルル。ナツたちは王都中心部にある王城に侵入するべく、隠しルートがあると思われる古い坑道にやってきていた。
「結構暗いですね」
「灯りがほしいよね」
「だぁー! 魔法使えねぇって不便すぎだー!!」
「…あ、あはは……。多分レインさんがここにいたら「魔法に依存し過ぎだ、バカナツ」って一喝されてましたね」
「……ウェンディ、なんだかレインの声真似上手じゃない?」
「え、あ、ホントですね。いつも一緒にいたからでしょうか…」
そう呟いたウェンディの表情に影が落ちる。流石にあれほどまでの実力を持つレインを心配し過ぎている訳ではないが、無事にたった一人、単独でここまできているのだろうかということが一番心配だったのだ。
転移したために比較的距離が詰まっていたナツたちだが、レインは距離は変わっていない。つまり、遠いところから向かってきているのである。
そうなると、いつ合流できるか分からないのだ。その上、ウェンディがナツたちを信用していない訳ではないが、いつも守ってくれていたレインが居なくなると、こうも心細いのかという現実に刈られているのであった。
すると、ナツが自信満々に答えた。
「大丈夫だ、ウェンディ。どうせアイツのことだ、無事に決まってる。それにアイツ、常識外れてるんだろ? 気がついたら近くにいたりするんじゃねぇか?」
確かにそうだ。基本的にギルドにいる時にもレインは神出鬼没であった。気がつけば、背後に立っていたり、隣の席で美味しそうに食事を取っていたりする。
そんなマイペースで何処か憎めず、優しく強い彼がウェンディは好きだったのである。
――1人の相手としてか、兄妹としてかならば、恐らく後者だろうが――
すると、自然と自信が沸き上がってくる。また彼が何処からともなく現れるんだと信じられるから。だからこそ、ウェンディはクヨクヨすることを止めた。
「そうですね。よし! わたしも何か出来ること探して頑張らなきゃ」
「ウェンディ、元気になったんだね」
「え、えーっと……、そこまで落ち込んで…」
「――って言ってるけど、アンタ、実際さっき結構暗い顔してたわよ」
「そ、そんなことないよ…」
ハッピーとシャルルの畳み掛けにウェンディがそういう訳じゃないと反論している間、ナツとルーシィは坑道に入るべく、火起こしを始めていた。
ナツが魔法を自由自在に使える状態で居れば、こんな羽目にはならないのだが、本人は現在魔法が使用できないために、火起こしもて自力でやらなければならない。
しかし、何故かナツは上手く火を起こせずにいた。その後、なんとかルーシィが火をつけ、ウェンディと協力として松明を作り、三人がその松明を片手に持ったのだが、ナツは自分の考えた持論を試すべく、松明の炎を食らい、魔法が使えるかを実験した。
――結局出ないという残念な結果に終わったのだが。
まあ、そんなことを予想していたのかシャルルはとっとと前へと進んでいき、それに準じてルーシィたちが追いかける。
もちろん、呆然としたナツは
「いかにも坑道って感じですね」
「そうみたいね。今のところは使われてないのかしら?」
「こっちよ」
シャルルの先導に従い、ナツたちは前へと進んでいく。途中途中崩れ去りそうな場所があり、ドキドキしていたが、難なくそこも通ることに成功し、第一の目的地へと辿り着く。
そこは入り口が魔法により封じられた、この坑道と恐らく繋がっているだろう王城の地下通路を繋ぐ洞窟への入り口。
「かなり分厚そうですね」
「だー、魔法使えれば、オレが一撃でやってやれるのにぃー!」
「はいはい。ここはわたしがやるわ」
そう言うと、ルーシィはおもむろに金牛宮の鍵を取りだし、いつものように召喚した。筋肉隆々の斧つきの牛――タウロスが現れ、ルーシィの命じるがままに壁と成り果てた坑道の続きたる道を拓く。
――ガツン! ドガッ! ガザザっ!
そんな音と共に壁は抉られ、崩れ去り、崩壊した。その様子を見て喜ぶウェンディ。ハッピーやナツも同様に喜ぶと、ルーシィはタウロスにお礼を言うも、彼?が余計なことをいいかけていたので、すぐに強制閉門されて消えてしまった。
そんなナツたち一行は再びシャルルの先導により、前へと進み出す。途中ナツが下らないことを始めたために時間を少し取られたが、それでも十分過ぎるほどに順調だった。
そうして進んでいくナツたち。そして、やっとこさ広い洞窟へと出ることに成功し、そこを進めば王城へと潜入できると予測できる場所まで来ていた。
「あ、そうだ。乗り込んだらよ、どうすんだ?」
「ふふん、わたしが魔法で一掃するから見てなさ……」
何かを言い切ろうとしていたルーシィ。しかし、それは突然の来訪者と襲撃により、遮られた。ルーシィの身体に纏わりついた拘束用のジェルらしき何か。
それはすぐさまルーシィを縛り、続いてウェンディとナツを縛り付けた。洞窟の至るところから溢れ出すのは王国軍の兵士たち。
奥から続いて出てくる緋髪の女性――エルザ・ナイトウォーカーに驚愕するナツたち。喋ろうにもナツは顔にジェルらしき何かをかけられ、モゴモゴとしか言えていない。
自らが持っていた地図。それを見てシャルルは完全に固まり、自分が持っていた情報が偽物――いや、すでに待ち伏せされていた情報――だと気がつき、絶望する。
そこへエルザは前へと歩み出て、ハッピーとシャルルの前で礼をすると、告げた。
「お帰りなさいませ、エクシード様」
「エクシード…?」
「…ぁ…………」
エドラスのエルザの思惑はともかく、態度が改められた彼女の様子にハッピーたちは驚かざるを得ない。すると、二匹の猫は歓迎するも、エルザは三人は歓迎しなかった。
それどころか牢へと放り込んでおけと命じる。一番先にルーシィが連れていかれ、ナツも続いて連れていかれる。
ついにウェンディまで連れていかれそうになった時、懐かしい声が洞窟内で響いた。
「――へぇ。なるほどなぁ、未だにオレ以外に王国軍に喧嘩売ってるのはいねぇと思っていたが、オモシレェヤツに出会えたらしいなぁ」
その声音はウェンディ、ハッピーとシャルルが聞いたことがあるもの。1日前に別れたあの人物の声だった。
反射的に振り返り、ウェンディはその名を叫んだ。
「レインさん!!」
感動のあまり涙ぐむウェンディ。――だが、彼女の期待は裏切られた。この世界のルールと規則によって。
「あ? なんでオレの名前知ってんだ? ――にしてもお嬢ちゃん、オモシレェ魔力を体内に宿してんのか? ハハッ、そりゃあイイゼ、まったくよぉ!」
「…へ……?」
ウェンディたちが知っているだろうレインならば、絶対に使わない荒々し過ぎる言い方。ウェンディのことを“お嬢ちゃん”と呼び、瞬時に魔力が体内にあることを見破る洞察力。
それらはアースランドのレインが使っているものと使っていないもので構成されており、事実レインと声音が同じ彼はウェンディの兄たる彼とは違う残虐な雰囲気を纏っていた。
「んじゃまぁ……。魔力独占してやがるクズ処理から始めてやろうかぁ!!」
そう言うと、エドラスのレインは腰から二本の刀を引き抜くと同時に圧倒的速さで王国軍の兵士たちを無慈悲に切り刻んだ。
斬られる旅に紅い血の花を咲かせていく兵士たち。その光景は地獄の一端。異臭漂う暁の戦場のようだった。
「
荒ぶる神々の如き暴風を右手に持って剣から放ちつつ、振り回し、舞い踊るかのようにレインは戦場を蹂躙する。
吹き飛ぶ王国軍の兵士たち。切りつけられた傷は深く広く残虐なモノであり、鎌鼬の如く。続いて左手に持つ剣の魔法を起動させ、放った。
「
雷神による一撃の如く縦一線に降り下ろされた剣の動きに従い、洞窟には届かぬはずの落雷が突然頭上から放たれ、またもや王国軍の兵士たちを吹き飛ばし、直撃したものたちは灰と化す。続いてそれぞれが連続で放たれると、洞窟が急スピードで崩壊を始めていった。
「う、ウェンディ!?」
シャルルの声が響く中、ウェンディはどっちにいけばいいか分からず、アタフタしている時、頭上に落石がやってくる。
「……ぁ…………」
霞むような声。落石がウェンディを押し潰そうとする。
――しかし、落石はウェンディを潰すより先に消滅させられた。エドラスのレインが放った落雷によって。
「…た、助かった…の……?」
「さて、と。お嬢ちゃん、ちょっとばかし寝ていてもらうぞ」
ウェンディに近づくや否や、エドラスのレインは武器を納めた左手を手刀の印へと変え、それを彼女の首筋に当てた。
フッと力が抜けるウェンディ。意識が次第に霞んでいく。ドサッと倒れる前にレインが抱える。キョロキョロと周りを見てからため息をつくと、彼は見ているだけだった彼女――エルザに告げた。
「アンタとはまた今度殺り合ってやるよ。それに、オモシレェ状態らしいな、この国は。ハハッ、向こうの世界、向こうのオレか。楽しみが山ほど増えやがったぜ!!」
「待て、《九十九斬り》!! その者はわたしが頂く!!」
「うるせぇよ、《妖精狩り》。たかだか闇ギルド一つ潰せねぇヤツに指図されたくないね。どうせオレに積極的に斬りにいけなかった理由は、向こうのオレへの恐怖か、なんかだろ。見え見えだろうが、バーカ」
「なっ……!?」
そう言うと、エドラスのレインはウェンディを抱え直し、そのまま来た道を戻るかのように走り去っていく。途中連れ去られたウェンディの名前を呼ぶ誰かの声が聞こえたが、彼には関係ない。気絶した彼女の身体は少々重いのかと思っていた彼だったが、意外に軽かったために移動を阻害されていなかった。
スタタタと走り去る彼は途中ウェンディをチラリと一瞥する。
「………なんか可愛いな、コイツ」
ふと込み上げた言葉を呟き、それから自分が何をいったかを思いだし、顔を振って一旦忘れ去ろうとする。少々彼の顔が赤かったのは誰も知るよしはなかったのだった。
一方その頃、アースランドのレインは
「――ってな訳でな。見事エルザは撃退しておいた。まあ、ん~? 近道とかない?」
「アンタねぇ、流石に転移装置以外に近道はないし、これだって何処飛ぶか定まってないんだからね!」
「だよなぁ、魔力も結構使うっぽいし。仕方ない、この砂漠を数時間で踏破してみるか」
そう言うと、レインは徐に立ち上がり、話し相手たるエドラスのレビィに礼を告げ、移動したばかりだったギルドから去っていった。
「さぁて、とっとと王都目指さないとな」
ちょっと飛ばしすぎた気がする(笑)
まあ、いきなり王城殴り込みよりはマシかなーって。
そんなこんなでウェンディはエドラスのレインに連れ去られました。
ナンテコッタイ(\^o^/)
さて、次回は……めんどくさいし、軽くウェンディpartしてから王城殴り込み。
その後……って感じにしますか。
それでは次回も読んでくだされば助かります。