FAIRY TAIL 天空に煌めく魔導の息吹   作:天狼レイン

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今回は天狼島への繋ぎと投稿予定にしてたけど、カットした話のものです。

本編の方が良い方は次回の投稿をお待ちください。

ちなみに外伝の方は時系列が少しずれています。ご了承ください。



試験の前に+α

妖精の尻尾(フェアリーテイル)》S級魔導士昇格試験当日

 

 

 

「はぁ……、どうしたんだ、急に」

 

淡い金髪に一房の藍色がある少年――レインは自分の羽織るコートの袖を掴んで離さない狼の尖った耳にフサフサの形も毛並みもいい尻尾を持つ藍色の髪の少女を見つつ、訊ねた。

 

「パパ……」

 

「ん? どうかしたか? ――もしかして……寂しいのか?」

 

「………(コクン)」

 

その問いに、狼の少女――フィーリは小さく首を縦に振り、レインの訊ねたことを首肯した。プルプルと彼女の身体は震え、いつも元気よく振られていた尻尾はシュン…と垂れ下がってしまっている。顔をあげた彼女の瞳は揺れ、涙が今にも溢れそうになっていた。

 

「そんな寂しそうな顔をするなよ。帰ってきたら沢山遊んだり、魔法教えたりしてやるからさ。だから――少しは笑顔を見せてくれ」

 

「………」

 

ゆっくりと、ゆっくりと顔をあげ、フィーリは潤んだ瞳をレインに向け、あまり上手く笑えなかったが、笑顔を見せた。

その笑顔はいつもの無表情に近いものとは違い、女の子らしい可愛い顔がそこにはあった。

 

「…ぁ……」

 

「………? どうか…したの? パパ…?」

 

「あ、いや…その…な? フィーも女の子なんだし、ちゃんと笑えば可愛いんだからさ。笑顔で待っててくれ」

 

「…ぇ……? ………!?///」

 

急激に火魔法で炙られたように顔が真っ赤になるフィーリ。垂れ下がってしまっていた尻尾が恥ずかしさによってピンッと立ち、混乱するようにブンブン回されている。

 

「…え…え…? パパ……きゅ、急に、…な…なに……!?///」

 

「ん? フィーって結構冷静なのかと思ったら、意外と恥ずかしがりな一面もあるんだな、女の子らしいところあって安心した」

 

それを言った途端、ポカリとフィーリにレインは腰を叩かれた。結構本気で攻撃したのか、腰辺りがヒリヒリしたが、それは黙っておく。

それから弱めにポカポカと殴ったのだが、それから何時かのウェンディのように胸の辺りに顔を埋め、小さく弱々しい声で呟くように言った。

 

「………どれくらいで……帰ってくるの…?」

 

「大体2日、3日くらい。まあ、結構すぐに終わるはずだから、安心してくれ」

 

「………ホント?」

 

「ああ。なんなら、帰ってきたら一週間オレを好きにしてくれてもいいぞ? もちろん、精神的、社会的に死なないヤツだけどな」

 

「……分かった」

 

納得したのか、フィーリはレインから離れ、いつも通りの様子を装い、言った。

 

「……良い子で待つ…。…ちゃんと帰って…きて…? …お姉ちゃんと一緒に……」

 

「ああ、ちゃんと帰ってくるから大人しく待っててくれ、フィー」

 

 

 

 

 

そうしてレインはこれから試験会場である天狼島に向かう彼らより先に、その場所へと向かった。それが長い別れとなることを知らずして……。

 

 

 

 

 

 

 

 ――◆――◇――

 

 

 

 

 

 

天狼島にて

 

 

 

前に来たのは1週間前ぐらいだったのだが、それでも懐かしく感じる。荒廃した村の跡、所々にある建物の残骸。島の中央に聳え立つ、一本の巨大な樹――天狼樹。

その木の元にはかつてギルドがあったのだが、それは過去の話。そんなその木の内側に、小さな仮の墓が建てられている。

そんな墓の中心には絶えない金色の炎が燃え上がり、その付近に一人の少女が座っていた。

 

「フィーを迎えに行った時ぐらいかな、メイビス」

 

『そうですね、兄さん。フィーちゃんもいないということは……、まさか会いに来てくれたんですか?』

 

「それもあるよ。あ、でも、一応報告しないとね。――今日、S級魔導士昇格試験だから、大人しくしててくれるかな?」

 

『おおー!! S級魔導士昇格試験なんですね、今日!! これは楽しみですね~♪』

 

「(どうしてそうなるんだ……)う、うん…。――でもメイビスは幽霊的な分類なんだから、大人しくしててね? 三代目のマカロフさんはお爺さんなんだから心臓に悪……まあ、分かって?」

 

『むぅ……、あ、でも試験ってことは……、兄さんが試験関係者ですか?』

 

「そうだけど、どうかしたのか?」

 

『それなら、皆さん来るまでお話しましょう~♪』

 

両手をバンザーイと上げ、頭につけた飾り――天使の羽のようなそれをピクピクと動かせ、嬉しそうに笑う。

 

「はぁ……、分かった。それじゃ、これでも飲みつつ、話でもする?」

 

腰に巻いたポーチに寝かせておいた酒ビンとコップを取りだし、それを床に置いた。それを見た途端、メイビスの眼はさらにキラキラ輝き、元気よく頭飾りの羽がピクピクと動く。

 

「そんなにお酒飲みたいの? メイビス」

 

『だって、前は“花見”の時だったじゃないですか~、久しぶりですし、楽しみたいです♪』

 

「了解。それじゃ、コップ手に取って」

 

メイビスがコップを取ると、レインは酒ビンを手に取り、コップの中に注いでいく。注がれていく酒を見て、「おーとっとと……」と言いつつ、ギリギリまで入れられた酒入りコップを片手に、笑顔で言った。

 

『それじゃあ、ゆっくり頂きながらお話しましょう♪』

 

「ああ、そうだね。それじゃあ……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「『――頂こうか(頂きましょう♪)』」

 

 

 

それから試験参加者の乗る船が天狼島に辿り着く頃にはメイビスは完全に酔い潰れたのか、スヤスヤと寝息を立て、レインはため息を溢しながら痛む頭を冷水で冷やしていたのだった。

 

 

 

 

 

 

 ――◆――◇――

 

 

 

 

 

時は遡り、ウェンディとシャルルがギルドに加入して数日後のこと

 

 

 

「ギルドに女子寮があるんですか?」

 

そう訊ねたのはギルドに入ったばかりの少女――ウェンディ。彼女が訊ねた相手は昔から知り合いである少年――レイン。

同じドラゴン――天竜グランディーネに育てられたために顔見知りである二人。そのためか、やはりウェンディも一番気を使わないで話すことが出来るのかもしれなかった。

ウェンディとシャルルのギルド加入もあり、女子メンバーはすでに女子寮での歓迎会を準備中のことだが、よく知らなかった彼女は親しい兄レインに話を聞くことにした。

そんな二人を端から眺める二匹の猫――ハッピーとシャルル。

二匹の猫の視線に気がつかないほどまでに会話に聞き入っていたのか、ウェンディは気がついてすらいなかった。

 

「ん? ああ、ちゃんとあるよ。結構距離も離れてないし。別にこの街の何処かのアパートとかでも良いかもしれないけどさ、安全面的にそこがいいと思う」

 

「安全面?」

 

「女子寮――つまり、フェアリーヒルズにはほとんどの女子メンバーが住んでてさ。エルザもいるし、その他の実力者もいる。――と言うことは、最悪泥棒が入っても“悪即斬!”って訳だ。それならウェンディも安心だろ?」

 

「なるほど……。そうですね、それじゃあ、わたしそうします!――ところでお兄ちゃんは男子寮なんですか?」

 

「ん? 違うよ? 一軒家を買ってそこで住んでる」

 

「今度お邪魔していいですか?」

 

「あー、うん、まあ、いいよ。――それなりに来る日とかは後にね?」

 

「はい!」

 

女子寮の話から一転し、気がつけばお泊まり会みたいな日付の話にも変わっていく二人の会話。いつもならウェンディと話しているはずのシャルルの視線を見て、ハッピーは嫉妬しているのかと思うのだが、今は口に出さず、ジーっとレインたちを見る。

 

それから数分間二人の滅竜魔導士は話し合い、それから漸くウェンディがフェアリーヒルズに向かうことになったところで、レインは何かを思いだし、悩み始めた。

 

「困ったなぁ……」

 

「どうかしたの? お兄ちゃん」

 

「この後、男子メンバーはギルドにあるプール掃除しないといけなくてさ。ウェンディたちの案内出来ないかなぁ……」

 

「そうなんですか……。――ってお兄ちゃん、女子寮に入ったことあるんですか!?」

 

会話の内容を聞いて可笑しい点を見つけたウェンディ。そのことをレインに問い詰めるように訊ねると、彼女の兄は普通そうな顔をして答えた。

 

「前にミラさんに女子メンバーが居なくて掃除とかに支障が出そうって時に頼まれてさ。一応良識人って扱いで許してもらった。別に変なことを考えたりしてないので悪しからず」

 

「やっぱりにそうだよね。てっきりお兄ちゃんがそういうことを……」

 

「ん? ウェンディ、そういうことってどういうこと?」

 

「え……、それは…その…あの………////」

 

説明しようとして何かを思い浮かべ、顔を真っ赤に染め上げるウェンディ。流石にやり過ぎたかと思い、レインが「冗談、冗談だって」と声をかけ、落ち着かせる。

 

「まあ、そんな訳だから。ハッピーは確か、フェアリーヒルズに行ったことあるんだよな?」

 

「アイ。オイラも案内できるよ」

 

「それじゃ、ウェンディたちを頼む。オレはバカナツとかが暴れないようにしてくるから」

 

そう言うと、レインはハッピーに何かを渡した後、ギルドにあるプールの方向へと向かっていった。レインの背中を見届け、ハッピーはウェンディたちを女子寮へと案内する。

 

「それじゃ、オイラについてきて」

 

未だにどういう魔法かはよくわからないエーラ”による羽根を広げ、ハッピーはウェンディとシャルルを連れてフェアリーヒルズへと向かっていく。

丘の上に立つそこは思ったよりも大きく、外見からしても綺麗なところだった。そんな中、そこへと向かった一同が目にしたのは猫のコスプレをした金髪の女性――ウェンディたちの知り合いである彼女――ルーシィだった。

 

「あの、ルーシィ…さん?」

 

ウェンディが声をかけると、ルーシィは振り返り、驚き、それから続いて服装――主に露出の激しい胸の辺りなどを隠す。

 

「う、ウェンディ!? それにシャルルにハッピー、どうかしたの? こんなところで」

 

「わたしたち、ここに住むことにしたんです。お兄ちゃんからの推薦も含めて、今日エルザさんたちが歓迎会をしてくださるそうなんです。」

 

「そうなんだ、――あ、そう言えば……ウェンディ、ここ家賃10万ジュエルなんだって」

 

「そ、そうなんですか!? ど、どうしよう……」

 

「あ、それならさっきレインがこんな手紙オイラに渡してたよ?」

 

貰っていた手紙の一つを手渡し、ウェンディはそれをよく確認してから開封する。そこには見覚えのいる文字の筆跡と彼の名前が最後に書かれていた。

 

 

 

 

 

 

〈家賃10万ジュエルってことを伝えるのを忘れててごめんな。でも、大丈夫。

 

 ウェンディが仕事に慣れて、報酬のお金での稼ぎが安定するまでは

 

 毎月10万ジュエルはオレの方で払っておくから。だから安心して他のメンバーと

 

 馴染めるように頑張ってくれ  レイン・アルバーストより〉

 

 

 

 

 

 

「最近よく思うんだけど、レインっていつもどれくらい稼いでるのよ……」

 

「「納得です(納得ね)」」

 

ハッピーとシャルルがそう肯定すると、ウェンディは不思議な気持ちで手紙を畳み、自分の荷物の中に入れる。

 

「お兄ちゃん、なんだがわたしに優しすぎる気が……」

 

「ウェンディ、アンタの予感、当たってるわよ、多分」

 

シャルルがウェンディの予想を肯定し、それから気になっていたルーシィの格好へと目が向いた。

 

「ところでルーシィさんはなんでその格好なんですか?」

 

「へぇ、猫の前で猫のコスプレ……ふふ、少しシュールね」

 

「ルーシィの趣味?」

 

「違うわよ!!」

 

猫コスプレルーシィの鋭いツッコミが入る光景を目にしつつ、ウェンディたちは女子寮へと入った。外見も壮美だったのだが、中も綺麗にされており、それはエントランスから伺えた。

 

「わぁ~、綺麗ですね」

 

「意外と良いところね」

 

「そうね」

 

「それじゃ、オイラ案内するよ。ルーシィは?」

 

「あ、あたしは用事あるから」

 

そう言うと、ルーシィは何処かに行ってしまう。彼女の背中を見送り、ウェンディたちは早速ハッピーの案内を受けながらヒルズの中を回っていく。

 

「ここが大浴場だよ。部屋にもシャワーはあるけど、お湯に浸かりたいときはこっち」

 

「大きいねー、シャルル」

 

「そうね。かなり広いわね…」

 

あまり湯気がモクモクとは上がってないが、確かに浴場ないも綺麗に掃除されている。途中、ウェンディはここも兄であるレインが掃除したのではないかと考えたが、考えるのを中止し、他の場所を見に行った。

 

その後も色々とウェンディは同じような悩みに頭を抱えそうになったが、自室を案内され、漸くその悩みは消え去った。

そしてウェンディたちは……

 

 

 

 

 

近くの湖畔にやってきていた。

 

 

 

自室の案内が終わったウェンディたちは待っていたエルザたちによる歓迎会として、湖畔に泳ぎに来ていた。

湖畔の砂浜を駆け回るレビィ、ラキ、ビスカ。

湖に浮かぶのはウェンディとエバーグリーンだ。

何故かジュビアは楽しそうにしていなかったのだが、おおよそ彼女はグレイでも見に行きたいのだろう。

 

「それにしても、楽しいですね」

 

「ああ、フェアリーテイルもフェアリーヒルズも、どっちも楽しいぞ」

 

ウェンディとエルザが楽しそうに会話を交わしている中、シャルルは砂浜でパラソルを広げ、優雅に寛いでいた。

 

「フン、皆ガキね」

 

「お待たせ致しました」

 

そんな白猫の側にネクタイまで締めたスーツ姿――カジノ店のディーラーのような服装のハッピーが飲み物を持ってきた。

 

「あら? オスネコの癖に気が利くのね」

 

「女子寮の皆さんによく言われます」

 

とりあえず飲み物を取ろうとしたシャルル。そんな彼女に小さな悲劇が訪れた。突然湖に浮かんだりバレーを楽しむ彼女たちに向き直ったハッピー。

それにより、シャルルが取ろうとしていた飲み物は宙を舞い、何処かに墜落する。唖然とするシャルルを置いて、ハッピーはいつもの乗りで“あれ”の開催を宣言する。

 

「それでは皆さん、例のやついきますよ!!」

 

すると、急展開よろしくとも言わんばかりにハッピーは早着替えし、砂浜に現れた3つの高さの違う椅子に座る女子たちも集合する。

突然のことに初めてのウェンディと飲み物を放り投げられたシャルルは反応できない。

 

「フェアリーヒルズ名物、恋の馬鹿騒ぎ~!!」

 

「「「「「わ~!!」」」」」

 

「グレイ様!!」「ラクサス!!」

 

始まって間もないのにお題を叩き込む二人。そんな二人を置いておいて……。

司会者ハッピーはお題をここで発表する。

 

「今回のお題は“フェアリーテイルで彼氏にしてもいいのは誰?”です。さぁ、どうぞ!」

 

「グレイ様、以上!!」

 

「ジュビア、それじゃあつまらないよ」

 

鋭く際どい指摘が入り、すぐさまジュビアの案は叩き落とされる。すると、勢いよく意見が減ったためにハッピーが訊ねる。

 

「他の人は?」

 

「え~……その~……」

 

「花が似合って、石像のような感じの……」

 

「それって人間ですか?」

 

完全にエバーグリーンは論外なところを言っていたようだ。ハッピーの質問は確実にそれが論外かどうかを確かめるには丁度よいと言える。

 

「エルザは?」

 

「いないな」

 

「即答だね」

 

「他の人!」

 

「ちょっとお題に無理があります! だってそんな人いる?」

 

確かにラキの言う通り、このままではこのお題は一向に進まない。そうなれば、当然この“恋の馬鹿騒ぎ”も終了である。

すると、何か思い付いたように何処からともなく訊ねた。

 

「レビィはどうなの?」

 

「私!?」

 

「例えば、ジェットとか、ドロイとか……」

 

「三角関係の噂もあるしね」

 

「冗談! チーム内での恋愛はご法度よ!! 仕事に差し支えるもん!!」

 

言い切って見せるレビィ。仕事熱心と見れば、お見事なのだが、一般的な視線から見ると、バッサリと切られた二人はさぞ悲しいだろう。

 

「トライアングル~、グッと来るフレーズね」

 

「三角関係……恋敵……!!」

 

「その真ん中に立つと、全ての毛穴から鮮血が……とか?」

 

などと次々に話がずれていく一行。その後も話し続けるが、ジュビアが妄想を始めたり、エルザについての疑惑が次々と生じたり、ルーシィの彼氏を考えているうちにギルド外や男ですら無くなったり、さらにはビスカの好きな人物を改めて暴露されたりと次第によくわからなくなっていた。

ところが、突然レビィがある人物を出した。

 

「そういえば、レインはどう?」

 

「あー、確かに見た目少年だけど、かなりしっかり者だよね」

 

「それにあの年齢でS級魔導士でしょ? かなりの実力者よね」

 

「ああ、確かにレインはとてつもなかったな。まさかとは思ったが、巨大な魔法そのものを吹き飛ばして見せた」

 

「な、なにそれ……。もはやそれ、人間なの…?」

 

「実は人間じゃなくて、別の生き物だったり……?」

 

などと酷いことに人間扱いされないというぢ状態に陥る。――まあ、本人は元人間の悪魔であるために事実は事実である。

 

「兎に角、レインはどうなの? みんな的には?」

 

というハッピーの質問。それを他のメンバーが答える前にある少女が発言した。

 

「お兄ちゃん、かなり鈍くて……」

 

ウェンディの残念さが少し混ざったそれを聞き、全員がへぇ~という納得を同時に漏らす。

 

「そうなの? 意外ね。結構鋭い洞察力あると思ったんだけど」

 

「――あれ? ってことはウェンディ、レインのこと、どう思ってるの?」

 

「ふぇ……!? あ、…その……えっと………」

 

聞かれたことにより、突然しどろもどろになるウェンディ。少しずつ赤くなっていき、顔はすでに半分近く赤くなっただろう時に追撃を加えるようにエルザが……

 

「ウェンディ。……レインのことが好きなのか……?」

 

「あ……その……えっと……うぅ~……///」

 

最後の一撃が加えた。一瞬で顔を真っ赤に染め上げたウェンディはモゴモゴと何かを言うが、回りには当然聞こえない。すると、決心したのか、ギリギリ聞こえるだろう声で呟く。

 

「……よく分かりません……。今までずっとお兄ちゃんとして…一緒にいたので……」

 

「確かに。ギルドでも“お兄ちゃん”って呼んでたし」

 

「そうね、それじゃあ、これから“さん”付けで呼んでみたら?」

 

「え……あ、はい……」

 

 

 

 

 

 

まさかこれがレインのことを“さん”付けで呼ぶ切っ掛けになるとは、以前のウェンディならば、きっと思っていなかっただろう。

――そして、これが兄として見ていた彼に別の目線から接することになるのだということも……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「クシュンッ!! う~ん、洗ってた時に水浴びすぎたのか…?」

 

一方のレインは予感のようなものがあったのだが、結局その予感に気がつくことはなかったのだが、次の日に色々と驚いたのは言うまでもない。

 

 

 

 

 

 

 




はい、今回途中でぶった切ってます。ホントすみません。

投稿送らせると脳内が次の話の構成で埋まってしまうので、早めにしたかったんです。

お許しを。それと次回から本格的に天狼島です。序盤はオリジナルからスタートだと

思いますが、お許しください!!m(_ _)mそれと後日オリキャラ募集を行う予定です。

無理のなく、やり過ぎない程度のオリキャラを無知な作者に教えてください。

お願いします。

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