FAIRY TAIL 天空に煌めく魔導の息吹 作:天狼レイン
今回駄文要素8割越えです。途中で適当ではないんですが、結構文が変になりました。
時間が思ったよりも取れませんでした。申し訳ないです。
駄文でも良ければ、小説をどうぞ。
P.S.
FAIRY TAIL ZEROだー!! やったぜ、待ってたぜ!! これで正月を塾で潰された哀しさを
乗り越えられる――訳ないです。マジで塾とか時間泥棒。
「「「「「「レイン(お兄ちゃん)!!!」」」」」」
彼らの声、それを聞くことが出来た喜びがレインの中に小さく込み上げる。元々彼らが無事であることは予想の範疇。もし無事で無ければ、憤怒に身を任せていた可能性も無いわけではない。だからこそ、安心してしまう。自分の身のことも、仲間の身のことも。
彼らの声に答えるように彼は振り向き、クスリと笑ってから口を開く。
「ああ、帰りが遅いから迎えに来てやったぞ。――ったく、バカナツ。危うく向こうにいたオレやキャンプにいる皆ごと吹き飛ばす気か」
「………へへ…わりぃ……」
「ま、お前ら全員負傷してるっぽいな。ま、少し待ってろ。すぐに治癒を施……」
「――うぬはここで潰しておかなければならぬな」
「――それはこっちの台詞だ、プレヒト」
遠方で起こる砂煙の中から飛び出し、レインの背後から襲い来るハデスとそれを迎え撃つレイン。彼らの拳が同時にぶつかる瞬間、衝撃波が辺り一面を震わせる。
足元にクレーターが造り出され、彼らが地面を踏み込むとクレーターは大穴へと変化する。二人して空を舞う光景にナツたちは唖然とした。
一時的に空を舞うのはあり得る光景だ。しかし、彼らは浮き続ける。驚愕の直後、レインの蹴りがハデスの胴を抉り混むように放たれ、二人は漸く床の上に着地する。
「成程な。それが“悪魔の眼”か、プレヒト」
「やはりうぬも生きておったか、レイン。メイビスと同じ存在たる故か」
「一応それもある。だが、オレは少し特殊でな」
すぐさま駆け出すレイン。両足に強烈な風と圧縮された空気を纏い、地面を思いっきり蹴る。音速にも似た速さで彼はハデスの胸元にまで接近し、左手の甲でプレヒトの脇腹を殴り飛ばす。
「ごはァッ!?!?」
「――そうなる以前にオレはゼレフ書の悪魔だ」
とてつもない衝撃を散らし、吹き飛ぶハデスを尻目にレインは平然と秘密の一端を溢す。誰もがその言葉に驚いただろう。ウェンディは先に知っていたものの、他の者は知らない。
況してや、彼らの中にはゼレフ書の悪魔だった“デリオラ”に家族と師匠を奪われたグレイがいるのだから。
「……レインが」
「……ゼレフ書の…」
「悪魔……だと…!?」
驚愕するナツとルーシィ、エルザ。その近くで俯くウェンディ。予想通りと言えるほどにグレイは彼らと反応が違うものだった。
「どういうことだ、レインッ!! てめぇがゼレフ書の悪魔だと!?」
「――ああ、確かにオレはゼレフ書の悪魔だ。あくまでも後天的にだが」
ユラユラと立ち上がろうとし、何度も膝から崩れるグレイの姿。彼の問いにレインは何の躊躇いもなく、答える。
「てめぇが……“デリオラ”と同じゼレフ書の悪魔だと、ふざけてんのか!!」
「ふざけた覚えはないな。オレは正真正銘ゼレフ書の悪魔だ。まだ身体のほとんどは人間のままだけど、心臓を含む内臓のほとんどは悪魔と変わらない」
彼の声はやはり何故か儚げだった。何かに後悔している、そう読み取れるような雰囲気で。しかし、そんな彼に再びハデスが襲撃する。
「あれからうぬは何処に行方を眩ませたァ!!」
「ああ、それのことはオレも覚えてない。――が、お前がそっちに堕ちた理由は大体予想ができる。悪いが、ハッキリ言っておくぞ、プレヒト」
ハデスの放つ魔法弾をスレスレで躱し、最後に飛んできたそれを蹴り返す。蹴り返された魔法弾を避け、ハデスはさらに魔力を高め、再び構える。
「ゼレフ書第四章十二節より…裏魔法、“
土塊から再びその姿を現す無数の悪魔たち。強大な魔力の塊であるそれにナツたちはまた震え上がる。後ろの方で震えるウェンディの掠れ声が耳に届くと共にレインの眼は変化する。
茶色混ざりの黒目は一度瞳を伏せ、開く時には異質な眼に変わり果てていた。中心に黒目、それを囲うように5つの円が浮かぶ上がり、その円は交互に白銀色、青紫色に囲まれている。
全てを見通すかのようにその眼は澄みきっており、まるで彼の存在が如何なるものかを示さんとしていた。
「オレの前で……“天罰”などと綺麗事を抜かすなァ!!!」
その言葉が何かのトリガーとなっていたのかは分からないが、突如として彼の魔力が更に跳ね上がった。両肩に浮かぶドラゴンの紋章は彼の魔力の高まりを示すかのように激しく輝きを放つ。地面が揺れ、粉々の木材や土塊が浮かび上がる。
ハデスが産み出した悪魔たちが畏れを抱いたのか、少し後ろに後退った。あれほどの魔力を持つ存在までもが畏れ、震えた彼の魔力は仲間たちにすら畏怖を抱かせるものでしかない。
――だが、何故かその強さ、威圧感、自らと2つしか離れていない身体であるはずのレインの背はウェンディにとって、とても大きく見えていた。
「(これが……お兄ちゃんの…実力なんだ………、遠い…そんなに遠いんだ……)」
抱いた兄妹としての彼女の想い。今の彼女にでも分かるほどに、彼は遠過ぎる場所にいた。遠すぎて背中すらをも見えないほどに。彼は別の場所で嘆いていた。
見た目では彼は泣いていない。しかし、彼の秘密を知ったウェンディには見えていた。ハッキリと彼が常に涙を流しているように。
長すぎた彼の人生故にどれほどの存在を失ったのかなど、ウェンディには分からない。だが、彼は
その涙がいつ拭われるのかは誰にも分からないほどに。
「うぬは何故それほど深淵に堕ちたものを無下にする、何故に無下にするかァ!!!」
「無下になどしない!! 無下に出来るほど、オレは許されるような存在じゃねぇ!! 幾度となく戦火に、残酷な現実を見せ付けられてきたか、お前なんかに図れる訳がねぇ!! オレは光にいて光にはいない!! こんなのが夢ならとっくに醒めて欲しいくらいだ!!」
叫び彼の手は奇妙な印を結んでいた。それもハデスの同じ印を。その印にナツたちは驚く。まさか、彼も裏魔法を会得していたのかと言うことと、彼も深淵に堕ちてしまったのかと言うことに。だが、全員の予想を裏切るように、彼は何かを口にする。
「“嗚呼、汝等。何故にそれほど欲を持つか。何故に果て無き夢を追い求めるか。その夢叶わぬと知りながら、汝等は何故欲するか。孤独の海に沈みし魂の音色と、虚空の空に浮かびし器の終極を。汝等は何故罪を犯すか。汝等は何故闇へと堕ち逝くか。天の
“詠唱”――その言葉を体現するその言霊はたちまち彼の魔力を一種の属性へと変えていく。しかし、その属性は誰にも答えられるほどに簡単ではなかった。五行の属性すらをも合わせ持ち、それ以外の全てを合わせるその魔力。
ハッキリ言って人間の成せるものではない。そう言わんばかりに神々しく、それでいてさっきとは段違いに恐ろしい何かが目の前にあった。
ゆっくりと円を描くように回した両手は漸く止まり、最後は「ロウ」と同じ印を結び終える。ゆっくりと呼吸するように彼は力を抜き、次の瞬間ハッキリとその名を口にする。
「《
その途端、目蓋越しに眼を焼くような閃光が迸り、全てを呑み込む。おぞましいほどの冷たく震えの止まらない何かが彼らを包み込み、閃光が消えるまで彼らは呑まれ続けた。
再び眼を開く頃には閃光は消え失せ、身体には何の異常も無かった。だが、彼らの前に眼を疑うような光景が広がっていた。
「………ぁ…………」
「…なによ…これ……」
「…嘘…だろ……」
「…こんな…の……見たことがない……」
「…なんなんだ…さっきの魔法は……!!」
広がっていたのは全身に楔を打ち付けられ、金色の柱を幾つも刺された悪魔たちの姿。脳天を貫かれ、喉を貫かれ、胴体を四本もの杭で風穴だらけにされ、両手は元の原型を保てず、ボロボロになった木々のように腐蝕していた。
その姿となった悪魔たちが優に10体を越えている。あり得ない、その一言しか出ない光景。そんな中で唯一ハデスだけは耐え切っていた。外傷は無く、大きく魔力を消耗した姿。
だが、一番消耗していたのは他でもないレインだった。片膝を地面に着き、荒い呼吸を繰り返す。とてつもなく消耗したのが見て分かるほどに。
「…はぁ……はぁ……はぁ……、……くっ………魔力を一気に持っていかれた…な…これは」
「……まさかうぬが《聖譜》を使うとはな。それも難易度が一番高いとされている超絶審判魔法とは……。レイン、うぬは何故ゼレフを拒むか…」
「当たり前だ……。オレはアイツがいないと死するだけだが、それでも服従する気にも、盲信する気にも成れねぇよ。メイビスを裏切った…お前とは違う……!!」
ゆっくりと立ち上がり、彼は口角を少し上げ笑った。
「オレには守りたい家族がいる。だから……そっちには行かない。家族がいようといないと、オレはそっちには行かない。叶わぬ夢を止める、それだけがオレがお前にしてやれることだ」
瞳を伏せ、開くと彼の眼は元へと戻っていた。そう使い続けられるモノではないのだろう。消耗が激しい今に使うのは厳しいと判断したようにも見える。
「少し懐かしいモンでも見せてやるよ、プレヒト」
先程までと全くの疲れを見せない速さでハデスに接近していく。ハデスの放つ鎖がレインに飛来し、彼を貫こうとした瞬間、彼の袖からも何かが飛び出した。
――それは刃だった。鎖に繋がれた小さな小刀のような刃。
それが見事に鎖を弾き、その光景を尻目に告げる。
「オレは刃と踊る。自由自在にな」
「ほう……、ならば、私は魔導と踊ろう」
同じようにして放たれる鎖。刃と鎖が衝突し、それを互いに自由自在に操る。ぶつかる度に火花を散らし、二人して踊っているかのようだった。
何度か弾き合い、弾いた隙にレインは再び駆け出した。その動きに対応し、ハデスも駆け出す。肉薄し、互いの拳をぶつける。
少し距離を取ったレインが片手に握っていた何かを砕き割り、その手に砕いた何かの正体を纏った。
――それは火。メイビスにしか見えていなかったはずのゼーラという幻の少女の魔法。
「
まるで“火竜の翼撃”を思わせるそれが振るわれ、ハデスの胴を打ち据えた。
「ぐほっ!?」
「…オレの…火竜の翼撃…!?」
「…いえ、あれは違います。お兄ちゃんの近くに…誰かの気配が…少しだけ感じます…」
驚くナツにウェンディは小さく否定しながら、レインの側にいた何かの気配を感じ取ろうとする。やはり分からない。けれど、何故か優しい気配。
彼女がそんなことを考えている一方で、レインは消えてしまった炎を感慨深く見ていたが、次に腰のポーチから別のラクリマを取り出し、砕き割る。同時にもう一方の手には種があり、それをハデスに投げつける。
「
投げつけられた種は一瞬にして木々へと成長し、ハデスを貫こうとする。それに驚きつつも、彼は冷静に対処し、それを破壊する。粉々になった木々が飛び散り、割れた樹木の隙間から見えたのは、視界外からの至近距離攻撃を加えようとしていたレインの姿。
すでに彼の左手には雷が纏われており、それがハデスの顔面に直撃する。
「
「ごはぁっ!?」
さしものハデスもここで吹き飛び、大きく仰け反る。態勢を取り戻すも、すでに足元付近から抉り混むようにレインの右手が炸裂する。
「
顎の辺りを直撃し、天井へと飛んでいくハデス。飛んでいったのを確認し、レインは膝から崩れた。荒い呼吸を再びすると、少しだけ何かを頭のなかで思い描いていた。
「(こんな時に使うことになるなんてな……、ホント、未来は未確定で面白いよ…)」
ふらつく足腰で何とか立ち上がり、仲間たちの元へと移動しようとレインが歩み寄る。
――しかし、その瞬間自分の回りに魔法陣が姿を現した。
「――しまっ……!?」
「“天照百式”!!」
怪しげな輝きと共にレインは吹き飛んだ。爆発による砂煙が起こり、彼の安否を覆い隠す。思わずウェンディは叫んだ。
「お兄ちゃん!!」
「…レイン……!!」
「野郎……、アイツまだ動けんのかよ!!」
グレイが指し示す場所には外傷がかなり増えたもののハデスが立っており、彼は高笑いを溢していた。
「油断したな、レイン!! うぬは変わらない、最後に気を抜く所がなァ!!」
両手を掲げ、勝利を噛み締めるようにハデスは笑うと、そのままナツたちの方へとやって来る。進行方向からして狙われているのは……ウェンディだ。
最初に消し飛ばせなかったことに腹が立ったのだろう。実際ホロロギウムの助けは少し遅れていた。あのときに彼女を守ったのはレインが彼女に張っていた風の防壁だった。
あれが破壊されるまでの間にホロロギウムは間に合ったと言っても過言ではない。だからこそ、今度こそ彼女を殺そうとしていたのだろう。
「……っ!!(諦めたらダメ!! お兄ちゃんは大丈夫、私たちよりずっと強いから。それまで耐えなきゃ!!)」
「まずはうぬから消してくれる…」
ウェンディの近くにまでやってきたハデス。彼女を睨み、すぐさま首を掴んで持ち上げる。
「…うっ……苦し…ぃ………」
「やめ…ろォ!!!」
「ウェンディに…手を出すなァ!!」
「魔力さえ…あれば……!!」
「…許さんぞ…、ハデス…!!」
「フン…まずは一人、ここで片付けておく」
力を込め、ウェンディの首をさらに絞める。
「…ぐぁ…ぁぁ………(ダメ…意識が……遠退い…ちゃう……)」
首を絞める片手と違い、空いていたもうひとつの片手は手刀の印が結ばれ、それはまるで彼女を貫こうとしているように見えた。ゆっくりとそれが構えられ、狙いを定められると同時に、素早くそれは放たれる。仲間たちの叫びがゆっくりとウェンディの耳に届いていく。
まるで目の前の景色ゆっくりと動いているように――走馬灯が見えていた。
「(私たちじゃ……勝てない…んだ……ごめん…なさい…お兄ちゃ……)」
ゆっくりと最後の時を待つように瞳を伏せようとするウェンディ。そこへ彼の叫びが放たれる。彼――レインの声が。
「――まだ諦めるなァァァ!!!」
軋む身体を無理矢理動かし、駆け出した彼。右手を振りかぶり、それを勢いよく隙だらけのハデスへと容赦なく叩き込む。
「がはっ!?」
「妹は……ウェンディは殺らせねぇ!!! 仲間も誰一人…殺らせるかァァ!!!」
ハデスが吹き飛び、穴の空いた側壁の反対側へと飛んでいく。大の字に衝突し、衝撃が後ろに突き抜ける。
「……はぁ…はぁ……はぁ……。“
仲間たちの足元に浮かんだ魔法陣から緑色の輝きが広がり、彼らの魔力と傷を回復させる。漸く一人で立ち上がれるほどに回復したナツ。ゆっくりと立ち上がると、彼らはハデスに向かって構えた。
「レイン……あとは任せてくれ、オレたちでなんとかする」
「少し休んでて」
「あとで話は聞かせてもらうぞ、レイン」
「ゆっくり休んでくれ、私たちでなんとかしてみせる」
「私も頑張ります」
魔力が回復されたことで立ち上がる仲間たち。彼らのレインを思う気持ちが存分に伝わり、思わず彼は苦笑いを溢す。――が、
「ハハッ、それは面白い冗談だな、お前ら。――だが、まだオレは戦える。最後にケリをつけよう、全員でな」
そこで“はい、そうですか”というレインではない。彼も立ち上がり、ゆっくりと息を吸う。微かながら回復する魔力。いつでも“あれ”を爆破してもいいが、それでもハデスはかなり強い。それはレインも理解している。だからこそ……もうひとつの“あれ”を使うべき。そう判断すると共に彼は小さく愚痴る。
「…オレ、賭け事苦手なんだよな……」
「え……?」
「ウェンディ、オレの無茶な願い聞いてくれてありがとう」
彼は感謝を述べながらポーチから何かのラクリマを取り出した。そのラクリマの形や色にウェンディは見覚えがあった。ギルドにやってきてからずっと毎日魔力を入れ続けたラクリマ。
そのラクリマが彼の手にあった。恐らく試験の時に気絶していた自分が落としていたのだろうが、彼はそれを持って少し微笑んでいた。
――何をする気なの?
その言葉がすぐに思い浮かんだ。だが、時既に遅し。彼はそのラクリマを砕き割った。一瞬にして溢れ出す高濃度の天空の滅竜魔法の魔力。ウェンディの魔力だった。
それも本人の持つ魔力限界を遥かに越える魔力量。それを彼は有ろうとことか、吸い込み始める。残らず彼へと吸収される自らの魔力。
前方にいたナツたちは驚きを隠せない。ナツ曰く、同じ属性――厳密に言えば、自らの出した魔法の属性は食べられない。だが、彼は全て食べて見せる。
謎の彼の行動にただ一人、ウェンディだけがレインの考えに気がつけた。
「(私とお兄ちゃんの滅竜魔法は厳密に言えば……“動”と“静”。少しの差があって同じ魔法じゃない……、っ!?――まさか……お兄ちゃんは!!)」
彼女の考えを立証するようにレインは口許を軽く拭った後、小さく呟いた。
「……ご馳走さま。ウェンディ、魔力ちゃんと受け取ったぞ」
そして彼は天高く吼えた。自らの持つ天空の滅竜魔法を更に強化せんと。
半分しかなかった欠片は漸く一つのモノへと戻り、ドラゴン――天竜グランディーネが
本来持つ威力の滅竜魔法へと進化する。彼の回りに巻き付くように纏われたのは強靭で
強烈な天津風。
微かに綺麗な銀髪は藍色の一線が縦に入り、背中に魔力の塊で出来た対の翼が
うっすらと現れる。
ゆっくりと呼吸するように靡き、彼の両腕は白銀の竜の鱗に包まれる。
まるでその姿は、天を修めし、竜の王――天竜王が更なる高みへと昇り詰めたかのように。
白き翼を持ち、強靭な両腕を持ち、彼は“王”を越えた“帝”へと昇華する。
その光景に彼女は思わず呟いた。
「…竜王を越えた天竜……。…“天帝竜”………」
天帝と化した一人の
ここでメモ的なもので更新。
活動報告のレインの項目がMAX+時間が無かったので。
・《聖譜》第八章五節 森羅万象
・モード天帝竜
P.S.
途中で魔法のルビで人物名出てますが、誰が誰の魔法かを分かりやすくするためです。
正式な魔法名出たらいいんですがね。原作も出てないみたいですしお寿司。