第2.5世代型神機-鎚を振るバスター少女   作:ヘタレ蛇

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戦闘シーンが書けない
今回は長めに書きました
気づいたら変な文章なっていたから修正しました。


隊長の財布の前に

フェンリル極東支部-アナグラ-

エントランス

 

どうも、初めまして。香月マリです。今とても腹ペコで立腹です。当て付けに贖罪の街でアラガミの顔に一発ずつぶち当てて帰って来たけど、まだ落ち着かない。

 

私達はエントランスに来た時、ヒバリさんに声を掛けられた。

 

「皆さんお帰りなさい。マリさんとエミールさん、サカキ支部長から支部長室にお呼び出しがきてます。」

 

あれ、エミールと?しかも呼び出しって何言われるんだろう。

 

「ハル隊長、絶対先に行かないでくださいよ。」

 

「分かってるよ、レディを一人置いてかないって。カノンもそれでいいか?」

 

「私はそれで構いません。」

 

カノンさんはイイ人だ、戦場以外は。さて…。

 

「それではコウタ隊長、我妹エリナよ。ラウンジでまた会おう。我騎士道は約束は守る!それが我道!我名、エミール・フォン・シュトラスブルクにかけてぇ!?」

 

「はいはい、さっさと行きますよエミールさん。」

 

長くなるのでエミールさんの首根っこを掴んでエレベーターに乗り込んだ。

 

「マ、マリ君!?君の力が強いのは分かる!分かるから、力を弱めてくれ!折れる!?僕の首が折れてしまう!?」

 

あっ、思わず手に力が入ってた。

 

 

 

 

 

 

 

 

「やぁ二人とも、任務お疲れ様。」

 

二人が支部長室に入ると眼鏡を掛けた細目の男性が座っていた。榊博士だ。はっきり言って根暗な腹黒男にしか私には見えない。

 

「根暗なのは否定しないが腹黒とは言い過ぎだろう。」

 

やっべー心読まれてた。

 

「さて、二人を呼んだのは理由は話そうか。まずエミール君、君には明後日の一二○○を持って極東支部を発ちフェンリル極致化技術開発局-フライアに2週間の派遣を命じる。そしてエミール君不在の間はマリ君が第一部隊に編入、辞令はこの後に出すよ。」

 

「フライア?」

 

なんだそれ、猫科の揚げ物か何か?フ・ライアンみたいな。

 

「名前の通り人類の極致化、それを目的とした移動式の支部と聞いています。まさか僕がそのような場所に行くとは、感激だ!」

 

エミールさん博識だねぇ。それにしても極致化ってなんだろうか。

 

「ほうエミール君は知ってるか、ならエミールは以上だ。下がって構わない。マリ君は少し残ってくれ、いいね。」

 

「了解しました。ではマリ君、僕は先に行ってるよ。失礼します。」

 

そう言ってエミールは部屋を出ていった。残った私は榊博士を睨んで見た。

 

「話とは何ですか?榊博士。」

 

「すまないね、空腹なのに待たせて。」

 

「謝るんでしたらさっさと話して下さい、待ち合わせしてるんで。」

 

「辛辣だね。内容はいつもの事だよ。」

 

あ~いつものね。

 

「君の神機の使っている調子はどうだい?」

 

「いつもどうりです。リーチが長いのに先端のハンマーは重いし、たった数十分で空腹感です。」

 

私の使っている従来型バスタータイプの激重ハンマー、第2世代と第3世代の2つのコアを1つに結合させたコアを持つ神機。第2.5世代神機、通称:失敗作神機。

 

本部が高い攻撃力を開発しようと激重ハンマーという馬鹿げたパーツを中心に研究した結果、第2世代と何やら第3世代は変な力を秘めてるとか何とかでそのコアを結合させ1つのコアにしより神機使いの短期間強化を目的とした神機。

 

この神機は当初の目的は達成と失敗で終わった。それを扱う神機使いはパワー面は本部の目論見どうり激重ハンマーを通常のバスターを片手で振り回すまで強化できた、が体力面と精神面へのデメリットがあった。スタミナの急激な消費、それに加え精神へのストレスによる精神不安定。それにより何人もの神機使いが精神治療送り、または鬱病状態になった。

 

殆どの神機は使用されず破棄、最後の1つも破棄されそうだったそれを私は使っている。

 

「ふむ、変わらずか。では精神面はどうだい?」

 

「時々、夢を見ます…覚えてないけど。」

 

「…やはりストレスが精神面に来てるかも知れないね。」

 

自分が使っている神機で夢見るなんて面白い話だ。はて、どんな夢だったっけ?

 

「とりあえず何か異常を感じたらちゃんと報告するんだよ。こっちも代わりの神機を探しているけどね。」

 

「ん…あっ、はい。」

 

夢を思いだそうとしてたら聞いてなかった。

 

「おっと、すまない。そう言えば待ち合わせさせていたね。下がって構わないよ。」

 

あっ、終わりですか。

 

「じゃあ行きますね、失礼します。」

 

私が支部長室から出ようと榊博士に背を向け扉に手を掛けようとした時

 

「そうだ、君は子供の頃は覚えてるかい?」

 

「?…いえ、全然。」

 

「…引き留めすまないね。下がっていいよ。」

 

「?…失礼します。」

 

 

 

 

 

 

 

「何だったんだろ、早く行ってハルさんの財布で御飯を集りにウッ!?」

 

また、気持ち悪い感覚が、部屋にいかないと。

やばっ…

 

バタンッ!

 

不味い意識が…揺れる…気持ち悪い…

 

エレベーターのボタン…は押した……後は…部屋に…

 

「あ~も~何でエミールといつも喧嘩するんだ。」

 

「だってエミールが鬱陶しいから。」

 

「だからって、あれ…誰もいなってマリ!?どうしたんだ!?」

 

「マリ!?」

 

あっ…コウタ隊…長…エリナ…だ。

 

「待ってろ、今救護室にグッ!?」

 

「こ、コウタ隊長!?ちょっとマリ!」

 

コウタがタンカーを持って来ようとした時、瞬時にコウタの首に手が伸び掴んだ。てか絞めている。突然の事に事にエリナは驚いている。

 

「く、首、シマルゥ~~!?」

 

「部屋に…連れて…って…。」

 

「何言って…」

 

「御願い…連れてって…。」

 

目を血走り呪詛の如く嘆いたマリにエリナと現在進行形で首絞めにあっているコウタは言うことを訊くしかなかった。

 

 

 

 

 

自室の扉が開き私を背負った二人が入り私をソファに座らせる。

 

「マリ、何処かに薬があるの?」

 

「冷蔵…庫の中…。」

 

「冷蔵庫だな。うぇ!?」

 

コウタが冷蔵庫の中を開けると銀色の包みの物だらけであった。

 

「その…中の1つを…剥いて…早く…。」

 

「ええと、これ!」

 

コウタはその中の1つを取り出し、銀色の包みを向いたらおでん串が挟まったパンだった。

 

「マリ、これ、おでんパンだけど。」

 

コウタが振り返りおでんパンを見せた瞬間

 

「…!!」

 

「「うわっ!?」」

 

マリはソファに座った状態から跳び掛かり、コウタの持ってるおでんパンを奪い取った。

 

ガヅガガバリッガリガリゴクリッ

 

マリは奪ったそれを串ごと噛み砕き飲み込んだ。そのスピード、5秒。傍にいた二人は驚き以上に思考停止していた。

 

さっきまで死にそうな様子だった表情が嘘かのように落ち着いた表情になり二人の方に顔を向ける。

 

「ありがとうございます。この事、誰にも言わないで下さいで欲しいです…。」

 

「えっ…でも。」

 

先程の状況と本人の発言に二人は戸惑い始める。

 

「…大丈夫ですよ。御飯食べれば元気になります。コウタ隊長も首を絞めてすいませんでした。」

 

「あ、ああ、いや大丈夫だよ。いやでも」

 

「…ホントに大丈夫です。榊博士にはちゃんと報告しますので安心して下さい。エリナも心配かけて御免。」

 

「…なら今度一緒に雑貨屋に付き合って貰うわよ。」

 

「うん、いいよ。」

エリナはマリを睨み付けるような表情で言い、マリは感謝と睨んで膨れっ面なエリナを見て苦笑した。

 

「さて、さっさと行かないとハル隊長とカノンさん待たせて悪いし。」

 

「…行こう、コウタ隊長。」

 

「えっ、でも」

 

「もう大丈夫なんだから、女の子に部屋にずっといない!!」

 

コウタを背中から押し出すエリナは最後にマリに向け、後で絶対話して貰うから。と視線を向け出ていった。

 

「…はぁ、どうしようか。」

 

後でエリナに本当の事を言うか、嘘を言うかと迷ったが榊博士に訊きそうなので無意味と判断した。そして床に落ちた銀色の包みを拾い先程の感覚を思い出した。

 

「なんか症状の間が短くなっている、でも、このパンは。」

 

冷蔵庫から更に一個取り出し、銀色の包みを破いて一口食べる。

 

「…何で心の底から安心するんだろう…。そもそも私は何時からこれを食べてるんだっけ。」

 

もう一口食べて思い出そうと悩み始める。が出てこない。そしていつの間にか最後の一口に残り残念な顔をして口に入れた。そしてある言葉頭を過る。

 

「…この言葉」

 

『『泣かない!怒らない!寂しくなったら…』』

 

「…おでんパン食べる…何処で聞いたんだっけ…。」

 




マリ「考えたらお腹が空きました。三倍頂きます。」

ハルオミ「そんな理不尽!?」
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