自己満足の駄文注意です。
それでも構わないならどうぞ。
とある世界の近未来。少しだけ科学が発展している世界。
そんな世界のとある学校の空き教室の一つ。そこには一人の少年と一つの機械があった。
少年の名前は黒田蒔斗。機械はプラフスキー粒子というガンダムのプラモデル、通称ガンプラに使われているプラスチックに反応する粒子を使い、ガンプラを実際に操縦する事が出来るバトルシステムである。
そこでは彼の機体の情報などが登録されているGPベースセットされておりすでにプレイ中のようだ。
起動してるバトルシステム上のフィールドは宇宙、大小さまざまなデブリが存在するフィールドだ。そこには現存一体のガンダムか飛行していた。そのガンプラはティターンズカラーのガンダムマーク2がベースのようだ。しかし、両肩と脚がガンダムヘビーアームズになり両手にダブルビームガトリングを装備し、背中にストライクルージュのI.W.S.Pが装備されて火力と機動力が大幅に強化されている。
すると、マーク2の進行方向から何かが近付いて来た。全体的に丸みをもっていてどっしりとした形の緑色の機体、ハイモックだ。
ハイモックは己の射程距離に入ったのだろう、右手に持つビームライフルを三発連射してきた。マーク2はハイモックのビームを軽く横に移動するだけで全て回避して見せた。お返しとばかりに右手のビームガトリングを連射する。その攻撃はガトリングの射程としては距離が離れているにもかかわらずほとんどの弾がハイモックに命中し、破壊された。
このバトルシステムではガンプラの完成度によって機体の性能が左右される。彼のガンプラの完成度がとても高かったからかガトリングの集弾率や威力も高く、相手をあっさり破壊出来たのだろう。しかし、いくら集弾率などか高くても距離もあり普通はほぼ全弾は当たらない。それは彼の操縦者としての腕も相当高いからこそ出来た芸当なのだろう。
すると今度は、撃破したハイモックの後方から新しい三体のハイモックが。一体はビームライフルと大型のシールドとエールストライカーを、もう一体はソードストライカーとアンカーシールドを、最後にランチャーストライカーを装備した機体だ。
マーク2は先ほどと同様にビームガトリングを連射すると共に脚部のミサイルを発射するが、エールモックの大型シールド受け止められ煙が舞う。すると、煙の中からシュベルトゲベール振り上げたままソードモックが突撃してきた。
マーク2はシュベルトゲベールの範囲に入る前に、I.W.S.Pのレールガンをソードモックの頭に撃ち一瞬怯ませている間に両手のビームガトリングを撃ち出す。先ほどのハイモックに比べて近付いていたのでビームは全弾命中しソードモックは撃破された。
破壊された時の煙に紛れて今度はランチャーモックからアグニが放たれた。その攻撃を斜めに急加速する事で避け、アグニを放っているランチャーモックに対し接近しながらビームガトリングを撃ちまくる。無防備になっていて避けれるはずもなく全弾当たりあっさり撃破された。
続けて残りのエールモックにもビームガトリングを放つがシールドによって全て防がれてしまう。お返しとばかりにエールモックからビームライフルが連射されるが、マーク2は加速した勢いのまま全て回避した。そのまま旋回しながらガトリングを捨て、腰の対艦刀を抜き放つ。相手斬りかかるが当然シールドで防がれてしまった。が、もう一本の対艦刀でシールドを上に弾き、そのままコマの様に回転し二刀を叩きつけエールモックを両断する。
そしてその場にマーク2だけが残された。と思われたが、視線の先から幾つもの機影が見えてきた。それは全てハイモックで、色々な見た目の物がおり数々の武器防具を装備していた。軽く数えて20以上はいるだろう。
しかし、そんな数に物ともせずハイモック達に向かってマーク2は全身の火器類を一斉に放つ、弾薬が尽きるまで放ち続ける。ミサイルやレールガンの弾かわ視界を埋め尽くしハイモック達に吸い込まれていき多くの爆発が起こる。爆発と煙が収まると、そこにはハイモック達は一体もおらず残骸だけが漂っていた。
『バトルエンド!』
バトルシステムの音声が終了を告げプラフスキー粒子が消えていき、戦闘終了時のポーズのままのマーク2のガンプラだけが残っていた。
「ふぅ…」
蒔斗はバトルシステムから視線をはずし、一息つきながら教室の外を眺めていた。
「……人と対戦したいな」
そう、ここはとあるど田舎の生徒は彼一人の廃校寸前の中学校、その数ある空き教室の一室にあるガンプラ部の部室である。以前は十人以上はこの学校に在籍しガンプラ部も賑わっていた。しかし、蒔斗が転入する前年に皆卒業し違う街の高校に行ってしまった。現在は今年転入した蒔斗が唯一の在校生で唯一の部員なのである。
「でもそのために都会の方に転校するってのもなぁ…」
このご時勢なら大人だってガンプラバトルをしているので周りの大人達にいないのかというと居ないのだ、ビルダーもファイターも。そもそもこの町でも転校前の町でもガンプラを売っている店が存在せず、彼はいつと通販でプラモデルなどを購入していた。
だからいつもバトルシステムに登録されているコンピューターのハイモックのばかり対戦していた。
「贅沢言えば大会にも出たいから二人以上転校してこないかね。まぁ、こんな田舎に引っ越してくる同い年ぐらい人がいるとは思えないけど…」
そうなげく蒔斗だか、そう遠くない未来に現実のものとなるのである。