恵介は死んで死後の世界へ送られた。
そこは見渡す限り真っ白な何も無い場所。
死後の世界は天国か地獄か――。
はたまた全く別な所か――。
"生きる""死ぬ"とは一体何なのでしょうか?
「よく、"死んだ方がマシ"なんて言葉を耳にすることがあります。生きているのが辛いから、死後の世界へ逃げたいという逃走心理の一つだと思っています。生きていれば辛いことの一つや二つ、迎えることなど頻繁にあります。程度の軽いものから重いもの、"死にたい"という言葉にも思い詰めて語る人や、口癖のように話す人だって居ます。
死後の世界には多くの謂われがあります。生前善い行いをすれば天国へ、逆に悪い行いをすれば地獄へ。自殺をしたら天国には行けない、なんて話を耳にしたこともあります。地獄では生前よりももっと辛く苦しい思いをする、天国ではのんびりと豊かに暮らせるらしいですね。
……しかし果たして、死後の世界が本当に貴方の救いになるでしょうか?天国や地獄の境界線が曖昧で、辛い現状よりも、もしかしたら死後の世界の方がもっと、ずっと苦しかったらどうでしょうか――?」
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「――なんて難しい言葉を並べてみたけど、本当つまんねぇなー」
俺は恵介。歳は22……だった。この場合、享年と言うべきか。そう、俺は"死んだ"のだ。死因は――まぁ、それはいいだろう。
"死んだ"俺は、死後の世界に送られた。生前は特に悪いことはしてないが、善いこともした覚えはない。神様の慈悲で天国に行けるかもしれないが、恐らく地獄行きだろうな――生きていた頃はぼんやりとそんなことを思っていた。
しかし死んだ今、送られてきたのは"真っ白な世界"だった。正直今でも現実味が無い。……死後だからこの場合"現実"という表現はおかしいか?まぁ、そんなことはどうでもいい。"真っ白な世界"というのは比喩でも何でもなくて、文字通り何も無いのだ。死んだ際に神様からの説明なんてものはなく、気が付いたらここに居た。
「そもそも"神様"なんて居るのかねぇ。神様どころか人っこ一人居ねぇ」
神様、天使、死神、閻魔様――。
そんなものは全て人間の創り出した架空の存在だってことを、この身を以て実感した。
そんな幻想のパーティどころか、同じように死んだニンゲンさえここに来てから見掛けたことも無い。
「まぁ、死んだ人間一人一人に個室を用意してくれてるのはありがたいけどよー」
個室――というの少し語弊があるかもしれない。この"真っ白"な空間は果てしなくどこまでも続いており、どこまで行っても何も無かった。来たばかりの頃はこの先に何があるのだろうと冒険心で心を震わせたものだが、あまりに何も無さ過ぎて、新たな発見なんてイベントも当然無く、数日で飽きてしまった。そうそう、さらにここでは"時間"という概念は端から存在していないようで、どれだけ待っても暗くはならないし、勿論明るくなることだってなかった。そもそも太陽や月なんて無いのだから当たり前か。
自分しか居ないのだからこの場所を占有していると言っても過言ではないはずだが、壁さえ存在しないのであまり実感は無かった。
「そう言えば俺は死んだ時のままだけど、他の奴はどうなんだろうな?」
俺は死んだ時の状態――特筆すべきことは無いが、普段着に眼鏡までそのままだった。もし、病気で死んだ人は病気のままなのだろうか。もし、殺人に遭って身体中バラバラだったら……なんて話は考えるだけで寒気がする。今思うと五体満足で死ねた俺はラッキー(?)だったのかもしれない。
「そういや何も無い――って言ったけど、一つだけここに在ったものがあったな。この"ペン"だ」
俺はポケットから黒いペンを取り出した。ここに送られて、気が付いたら手の中に納まっていた。キャップ式のペンで生きていた頃にも何度も見掛けたようなありふれたペン。側面には何も書かれておらず、全身真っ黒だった。キャップを開いても、インクのあの独特なつーんとした臭いはしない。生前「ペンのシンナーが臭ぇ」なんて話したら、「それはアルコールの臭いだ」なんて訂正されたことがあった。正直どっちでもいいだろ。……確かにペンのインクで薬物中毒なんて堪ったもんじゃない。まぁ、死んだ今となってはどうでもいい話には変わらない。
話が逸れたが、このペンが凄いのだ。初めのうちは、あまりにも辺りが真っ白過ぎてペンで落書きするのには抵抗があった。ただ寝て起きてをどれだけ繰り返しても何も起こらない生活に嫌気が差し、汚してやろうと思い立つのにはそれほど時間は掛からなかった。しかしいざ落書きしようにも、何を書こうか。生まれながらにして絵心なんてものは生憎と持ち合わせていなかったから、書こうにも何も浮かばない。散々悩んだ挙げ句、床に書いたのは歪な"丸"だった。円自体も綺麗に書けないのかと自嘲してキャップを締めると、なんと絵が浮かび上がったのだ。驚きのあまり、開いた口が塞がらなかった。恐る恐る触れると、丸は歪な部分でガタガタと揺れながら転がったのだ。
「その時凄いもん手に入れたと思ったな。でも絵なんて上手く描けねぇから、正直使いこなせねぇやって思ったわ。けどさ、これ字で書いても出てくれんのよ」
俺の絵心の無さをこんなに恨む日が死んでから来るとは思わなかった。ようやく暇潰しの道具が出来たと思ったら、絵を上手く描けだなんて無理難題を押し付けられた。舌打ちをしつつ"馬鹿"なんて書いてやった。漢字で書いた分ちょっと満足してキャップを締めると、"馬"と"鹿"が現れた。それまで横になっていたが、吃驚してエビみたいに後ろへ跳んだ。しかし、動物たちは動くこと無く、剥製のようにその場に佇んでいた。触れてみても動く気配はない。足元を見るとさっき書いた歪な丸と馬鹿という文字が残っていた。試しに絵と文字に×印を付けると、転がっていた歪な丸と動物たちが泡のように消えた。
書いたものが現実になる――そんなものは空想上のものだけだと思っていた。ここには神様なんかの幻想さえ存在しない。それがこんな形で死後の世界を再認識することになるとは思ってもみなかった。
それからというもの娯楽の道具を出して、散々遊び尽くした。"ゲーム"なんて漠然としたものを書いても何も出てこないが、きちんとタイトル名を書けばそのゲームだって出てくる。時にはジェットコースターを出して遊んだことだってあった。
しかし、どれだけ詳細に書いても出てこないものがあった。
「それは"生物"だった。まぁ、当然っちゃあ当然か。ここは死後の世界なんだから、新しく生き物を生み出したりは出来ねぇよな」
最初でも見て分かっていたが、動物の名前を書いても"死んだ"状態でしか現れない。それと自分のよく分からないものも出てこないことが分かった。死ぬ前にずっと愛読していた漫画の単行本。自分の持っている巻まではそっくりそのまま現れる。しかし、最新巻以降は出てこなかった。それでも自分の思い付く限りで、色々なものを具現させて遊んでいた。空白なんてどこまでも続いてるいるからスペースには困ることはなかった。ペンのインクも無尽蔵で、書いても書いても掠れることさえなかった。
「けどさぁ、人の頭ってのは限界があるんだよな。使い始めてからどんぐらいの時間が経ったかは分からんけど、結構楽しめたんだよ。でも、ある日から何も浮かばなくなっちゃってさぁ、必死に考えたんだけど駄目なんだよ。で、気づいた訳よ。"俺の知っていること"はもう全部書き尽くしたんだって」
その日までは神様が居ないなら自分が神様になればいい、なんて考えてあらゆるものを創造した。今考えるとなんて浅はかで愚かだったのだろうと思う。でもやっと、俺のやっていたことは全部"模倣"だったんだって気づいた。そうなるともうペンなんて握れない。何かを書くなんてことはもう出来なかった。傍にはこれまで具現させた"コピー"の山。遊んでいた頃は楽しかったが、今となってはガラクタでしかない。
「もう最近ずっとこいつは使ってないなぁ。何かを書いても、やっぱりそれは"コピー"なんだよな。つまんねぇけど、これを使ってもつまんねぇもんしか出てこねぇ」
俺はペンを回転させながら、頭の前で投げる。途中、取り逃して2メートル前まで転がったが、拾いに行く気力さえ生まれなかった。
次第にどうして俺はここに来たのだろうと、哲学的なことを考え始めていた。死んだから送られてきた。それはそうなのだが、もしかしたら他の人はもっと違う場所に送られているのかもしれない。人々が楽しく過ごす"天国"とか。
今俺の居る場所は少なくとも天国ではない。"地獄"だ。名前を付けるとしたら"無限地獄"。無限が広がっているのではなく、無限に何も無いのが広がっている。ここには"無限"さえも無いのだから。少し希望を持たせる為に用意されたのがこのペンだ。万能なペンでこれさえあれば何も要らないと思わせる"フェイク"。そのうち使用者はそのペンも含めて何も無いことを実感するのだ。一時、人は自分が全てだと思うように効果を発揮するが、使用した分だけ自分には何も無いことを認識させることを強いてくる。
そんな何も無い世界で一番堪えるものがある。
「それは"話し相手"だ。人と関わるのが面倒だからずっと独りがいい、なんて言う奴も居るけど、それは間違いだ。独りで居る間も、どっかしらで間接的に人と関わってんだよ。ネットやテレビ、小説、飲み買いするためのコンビニ。便利になったよなぁ。でも、それは全部他人が築き上げてきたものの結果なんだ。一から創る身になってやっと気づいた」
人はどこかでコミュニケーションをとらないと駄目になる。今の俺はどうだ?生きてはいないが、ただ寝て起きて同じ毎日を過ごす俺は、死んでさえもいない。ただの"人形"だ。決められた通りに想像し、決められた通りに行動する。たまには逆らって決められたことから外れてみるが、そこも誰かが築き上げてきたものの一部なのだ。
「こんなこと生きている内は絶っ対ぇ考えなかったよな。死んだから分かる、ここは地獄だ。それも生前よりもめっちゃ苦しい」
俺は最近ずっとネガティブなことを考えているなと、頭を振って空っぽにする。それでも不安は拭いきれない。何時までここに居ればいいのだろうか。もしかしたらずっとこのままなのではないか。
生前悪い行いをしたならばこの仕打ちも仕方ないと思う。しかし、取り上げて悪いことは何もしていない。
――何もしていないことが罪なのか。何も行動を起こさなかったこと自体が罪なのではないか。
やはりどうして、暗いことしか考えることが出来ない。気分を一新しよう。そうは言っても見渡す限り真っ白な世界。ここから何を見出だせばいいのか。
ふと視線を落とすと、さっき溢したペンが転がっている。重い腰を上げてペンを取りに行く。キャップを開き、ペン先をじっと見つめる。万能の無限兵器。そう頭に浮かぶ。
そう言えば、この兵器で試したことがなかったことを思い出す。"人"を書くことだ。
どうせ、生物は死骸となって現れるのだから、知り合いの死体なんて見たくないと使用したことがなかった。
もしかしたら、動物は駄目で、ニンゲンなら大丈夫かもしれない――そう思おうと思っても到底無理な話である。
しかし、俺はこれには抜け道があるのではないかと気づいた。ただ試すには、かなりの勇気がいる。ペンを床につけるかつけないかのギリギリの所で腕が震えている。あと一歩の所で踏み出せない。
「……でも、このままずっとここに居続けるのは嫌だ。例えどんな形になっても逃げたい」
無論、"死ぬこと"になってもだ。死後の世界に死という概念が存在しているか分からないが、それでもこの万能で無限な地獄からは抜け出したかった。
ペン先を床につけ、震えたまま手を動かす。
『緑山 恵介』
俺の名前だ。
震えたままペン先を床から離す。そしてキャップにはめようとするが、思うようにいかない。ただ、ペンのキャップを締める、この単純な作業がこれまでで一番難しいことに思えた。
キャップを締めたらどうなる?
俺とそっくりな死体が出てくるか、それとも何も現れないか。もしかしたら、今の自分が死ぬか。
頭の中をぐるぐると良くない思考が渦巻いている。単純な作業をより複雑にしていく。
「アレ……?ペンってドウヤッテ締めルンダッケ?」
額にはあり得ないほどの脂汗が浮かぶ。ペンとキャップを握る手の感覚も麻痺してきたように感じる。
それでも、俺はキャップを締める。最後に俺を動かしたのは何だろう。
「あっ……はぁー……はぁ」
息が詰まる。どうにかして呼吸を整えようと苦心する。暫くしてゆっくりと肺に空気が入り込むのを感じて落ち着く。
そしてようやく、自分がキャップを締めたという事実に気付いて、慌てて前を向く。
何も無い。
最初に来たときと同じ真っ白な世界が視界いっぱいに広がっているだけだった。
「何だ……何も出ねぇじゃねぇか……」
「そうだな、"何も"出てねぇな」
後ろから声が飛んでくる。俺と全く"同じ声"で。
振り返ると、憎たらしい表情をしながら立っていた。
"俺"が。
「何で……?」
「何でじゃねぇだろ。自分で書いたんだろ?」
俺が後ろを指差す。床には俺の名前が書いてある。というか書いた。
「け、けど!お前死んでねぇじゃん!」
「死んでるよ。"俺"も"お前"も」
ここは死後の世界。死んだ俺はここに送られてきた。
――そう、初めから俺は死んでいた。生物を死んだ状態で具現させるこのペンで、俺は死んだ俺を呼び出したのだ。
「楽しかったか?ここの生活――生きていないから死活か?」
「楽しいもんか。生きている頃よりずっと苦しいじゃねぇか」
「これが俺の逃げた場所だ」
生前、俺はただ同じことを繰り返す毎日に飽き飽きしていた。特に辛いことがあったわけでもない、楽しみなことがあったわけでもない。何も無かったのだ。毎日電車に揺られ、単位を取るためだけに黙々と講義を受ける。もうそろそろ就活を視野に入れなければならない。就職したらどうだろう。特にやりたいことがない俺は流されるままに一般の企業に就職するだろう。そのまま会社の手となり足となり、言われたことに対してその身を粉にして働くのだろう。……そんな生活に何の意味があるのだろうか。何の楽しいことがあるのだろうか。何の答えがあるのだろうか。
俺の死んだ理由はそんな漠然としたものだった。睡眠薬を何回かに分けて大量に購入し、まとめて飲むだけ――。
そして気が付いたらこの地獄に居た。
「どうだ、これが先の分からない不安っつー漠然な理由で自殺した奴の末路だ」
「そんな馬鹿な奴にはぴったりだな」
「全くだ」
俺は自然と笑いが溢れてくる。自分の情けなさか、それとも単に久しぶりに"他人"と会話出来たからか。
「俺はここで過ごしてどう思った?」
「生きていた世界はすっげぇ充実してて、毎日毎日新しいことが起きてんだなぁって思った」
「だよな。ここにくらべりゃな」
俺が笑う。釣られて俺も笑う。
「俺なりに結構逃げ出そうと頑張ってたみてぇだけどな」
「……ああ。ここでもっかい逃げ出そうとしてたわ。薬飲んだり――胸突き刺したり――」
「けど、気付くとまたここに居るんだろ?」
「神様っつーのはよっぽど意地悪なんだろうな。逃げ出した先にもう逃げ道は用意してねぇって感じで」
「"命""ってそんなもんだろ?誰もが等しく持ってるが、そう易々と扱っちゃいけねぇからな」
「だな。こう言っちゃあれだけど、死んでみて良い経験をしたよ」
「死なないに越したことはないだろうけどよ」
お互いにお互いにを皮肉り合う。独り言でも話していなければ、話し方さえも忘れてしまいそうだった。
「これだけ回りくどいことをしてくれたんだ。帰る方法もあんだろ?」
「簡単に言うなよ。俺は死んだんだぞ」
「いや、"死んでない"。……だろ?」
「……どこで気付いた?」
「俺の身体だぞ?俺が一番知ってる」
「全く、頭が良いんだか悪いんだか」
「少なくとも悪くはねぇだろ」
「大馬鹿もんだよ」
もう一人の俺は頭を抱えた。そして握り締めていたペンを指す。
「それで俺の名前を消せ。死んだ俺はここから消えて無くなるだろうよ」
「成る程」
「……最後にもっかい聞くぞ?生きている世界に戻ったとして、もしまた死にたくなったらどうする?」
「……聞くまでもねぇだろ。もう"死にたくなったら"なんて思う訳ねぇじゃん」
「ならいい。ほら早く消せ」
「ああ。……ちょっと待ってくれ」
俺はペンを握るとキャップを外す。そして×印は付けずに文字を書いてからキャップを締める。
書いた文字は『神様』。
けれども、何も現れない。勿論、現れる筈もなかった。俺はこうなることが分かっていた。
「あっ、てめっ!」
「うん、現れる筈ねぇよな。"二人"は出て来れねぇだろうしな」
俺はペンのキャップを外すと、自分の名前に×印を付けてキャップを再び締めた――。
「じゃあな ...................!!」
俺は他のものと同じように泡のようにこの世界から消えた――。持っていたペンがコトンと真っ白な床に落ちる。
「……ったく、たまにああいう察しの良い奴が居るんだよなぁ」
もう一人の俺は床に転がったペンを摘まむように拾い上げる。そしてキャップを外すと文字に×印を付けて消してから、キャップを締める。
「もう二度とあいつの顔は見たくねぇな――」
もう一人の俺もペンを持ったまま消えた――。
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「目が覚めると俺は病院に居た。傍には母さんと親父が居た。母さんは泣きながらボロくそに言われ、親父からは殴られた。薬の後遺症のせいでちょっと身体が麻痺しているが、幸いそんなに重くないらしかった。来週には退院出来るだろうと医者には言われた。リハビリなんかもやってるが、正直かなり辛い。
……けど、逃げたいなんて思わなかった。
そりゃそうだろ。あんなのもう勘弁だからな。死んでさらに辛い思いするくらいなら、生きて辛い思いするのも悪くねぇってな」
ここまでお読み頂き、ありがとうございます。
早いもので3作品目となりました。前回の短編もそうだったのですが、今作『死後の空白』も執筆期間半日とやれば出来る状態でございます。そして3作品目にしてようやく、代名詞ではない固有の名前を持つ登場人物が現れました。 とは言うものの、殆ど一人語りのため名前を呼ばれることはありませんでしたが……。
固有名詞を用いないのには訳がありまして、小説を携帯のメモ帳で執筆して、コピペして投稿しているのでルビを振ることが出来ないのです。ですので、出来る限り固有名詞は使用せずに地名なんかも出来るだけ避けて執筆するようには心掛けています。
さて、今作についてですが『死後の世界』というテーマで書かせて頂きました。前々から書きたいテーマの一つでした。死後の世界というのは誰も経験したことはありません。なので星の数くらいに各々の世界が存在している訳でございます。この『死後の空白』はそんな一例として書かせて頂きました。
そして登場人物は前作、前々作と少なかったのですが、ついに今作では1人(2人?)になってしまいました。執筆作業中、私自身高校時代に演劇部に所属していまして、部員も少なかったものでしたから、まるで台本を書いているように錯覚しました。と言っても現役の頃からきちんと丸々1本台本を仕上げる事は出来ずに、今作も突っつけばボロが出てくるだろうなとは思っています。
そんな作品ではありますが、宜しければ感想など頂けましたら執筆作業の励みになります。
それでは締めさせて頂きます。
改めてお読み頂きありがとうございました。