今回はステージ4でのお話です。
読んでもらえれば分かりますが、一十百がいます。
ボスキャラがコラボの話を始めて、早くも二話目に登場しました。
……そりゃ、確率六分の一ですけど、こんなに早く当てられるとは。
恐るべし、アレット様……。
……今回のお話ですが、長いです。
読みやすいようにまとめたかったのですが……。
戦闘描写って難しいですから、いろいろ書き足すうちにこんなになってしまいました。
もしかすると次回から毎回こうなるのでしょうか。
ああ、ネタ枠だったクロラージュの時はこんなに苦労しないのに……。
アレット様、蓬莱玉の三難門様。
修正箇所等がございましたら、お気軽にメッセージをお送りください。
異変の首謀者とは、変に隠れたりせずに、解決者を待つものだ。
幻想郷で起きた異変、その首謀者たちは隠れたりせずに、しっかりと自分の館や屋敷で解決者を待っていた。
一十百も、隠れたりせずに待っているのだ。
ただし、運よくたどり着く、それが最低条件。
一十百の能力のせいか、それとも異変の影響か、それは定かではないが、どうも一十百の待っている空間そのものが歪んでいるようだ。
そのため、そこに徒歩で運よく踏み込まないと、一十百の元までたどり着くことは出来ない。
勘、運、そんな実力とは違う、天性的な何かをすでに試されている……。
そんな低い確率の中、一人の解決者が今そこに踏み込もうとしていた。
ガサガサと草を踏みしめ一人の男性が、草原の辺りを歩く。
背はやや高く、黒い髪……。
辺りを見回しながら、ゆっくりと進んでいく。
「いきなり飛ばされたけど、ここ一応幻想郷だよな。それなら、せっかくだしこっちの魔理沙に……」
そこまで言った時、僅かに目の前の空間が揺らぐ。
次の瞬間、その黒い髪の男性は、背の高い岩と木の乱立する空間に飛ばされていた。
今までと違い、空は暗い。
夜とは違った暗さ、星一つ輝いていない、漆黒の空だ。
その割に、辺りは明るく、木の葉の一枚一枚までしっかりと見える。
そんな中、少し遠くで光が瞬いている。
「……行ってみるか」
漆黒の空の下、光が瞬く。
その光は、弾幕がぶつかり合い、弾け飛ぶときに見える光……。
そう、既に一人、この空間に踏み入れ、異変の首謀者である一十百に挑んでいたのだ。
「おそいっ!」
「くっ……」
赤い光を纏った蹴りが異変の解決者を薙ぎ払う。
吹き飛ばされつつ、その解決者は空中で体勢を整える。
着地と同時に、その赤い光の放つ存在、異変の首謀者である一十百に近づくが……。
「後ろですっ!」
正面にいたはずの一十百の声が後ろから響く。
声に反応し、即座に振り向く。
既にそこには、右手を突出しつつある一十百の姿が映る。
咄嗟に両腕でガードするが、一十百の放った掌底が触れた瞬間、その体制のまま吹き飛ばされる。
「ぐっ……なんて力だ。それにこの速さ……、さすがは異変の首謀者ってところか?」
「この程度、異変の首謀者として当たり前です! それに、まだスペルカードすら使ってないんですよ? まだまだ序盤戦です」
ヒョイと、一十百が近くの背の高い岩の上に腰かける。
異変で髪の色が銀色に変わっているため、少し雰囲気が違って見える。
不敵な笑みを浮かべ、異変の首謀者らしくしようとしているのだろう(一十百の中で異変の首謀者の想像図はレミリアと紫を足して二で割ったような感じらしい)。
弾幕勝負の最中、腰かけるなど危険行為そのものだが、一十百には余裕と実力が見え隠れしていた。
「それじゃ……、そろそろ、行きますよっ!」
一十百が、高らかにスペルカードを放り投げる。
すると、漆黒の空に星が瞬き始める。
段々とその輝きが強くなり、そして……。
「極星『レヴァル・ハーミステート』」
一十百の振り下ろした手が合図となって、その星々が一斉に降り注いできた。
降り注いできた流星弾幕を縫うようにして、一十百を相手にしている解決者は次々とかわしていく。
「むぅ、なかなか上手く避けますね……」
「そう簡単に当たると思うか?」
「……それなら、これでどうです?」
一十百が、ついっと人差し指を動かす。
すると、地面に落ちたはずの流星弾幕が、一斉に解決者目掛け再度飛翔する。
「え? う、うおおおおお!」
解決者が叫びながら流星弾幕に追われていく。
追尾性能も向上しているのか、振り切ることができない。
確実に距離が縮まる。
「そのままだと追いつかれますよ?」
「……それなら! 強化『風神、雷神』」
解決者の足にスペルカードの光が灯る。
同時に、閃光のような一筋の光が一十百の真横を通過する。
「今、確かに……」
「これで、どうだぁっ!」
一瞬、解決者の姿が消えたように見える。
その瞬間、一十百の隣の空間に風がよぎった。
一十百が振り返ると、そこには前にいたはずの解決者の姿があった。
「なるほど、速度強化のスペルカードですか」
「そうだ。それも時間制限なしのスペカだ。おっと、よそ見をしていていいのか?」
「よそ見? ……あっ!」
完全に追尾するはずの流星弾幕、その目標は自分の後ろ……。
解決者、自分、流星弾幕が一本の線でつながる。
そう、つまり……。
急いで一十百が振り返る。
「流星弾幕がこっちに……きゃぁ!」
すでに目の前まで迫っていた流星弾幕。
咄嗟にそれを、真横に逸らす。
流星弾幕は飛来する方向を変え、木々の立ち並ぶ方へ飛んでいく。
「こっちで光ってたような……って、うわっ!」
瞬いていた光を道しるべに向かってきた、もう一人の解決者が木々をかき分けるように顔を出す。
そこに向けて、高速流星弾幕が次々と突き刺さる。
間一髪、その解決者は地面に伏せることで、事無きを得たようだ。
流星弾幕が通り過ぎた後、立ち上がる。
「おい! いきなりってのはひどいだろ!」
「えっ、誰ですか……って、ええっ!?」
その時になって初めて一十百がその解決者に気が付く。
同時に、その姿を見て驚く。
思ってもいない人が、異変を解決しに来てしまったのだ。
「あ、赤崎蓮斗さん、ですよね? 大きなホールでチーム戦の弾幕勝負をしていた……」
一十百の問いかけに対し、赤崎蓮斗とよばれた男性は少し悩んだような表情を浮かべる。
「あ~、本名は赤崎蓮夢だ。それよりも、君みたいな子、あの弾幕ファイトの時にいたか?」
「えっ、ほら、一緒にご飯も食べましたし……。あの、一十百って名前ですけど、覚えてませんか?」
「一十百? それなら覚えてるぞ。人間だと思われなかったり、女の子に見られたりしていた黒い髪の子だろ?」
「えと、まあそうです。今は異変で、髪の色がちょっと……」
赤崎蓮夢は一度頷く。
さっきまでの空がピンク色なのも、髪の色が変わってたのも異変の影響か。
それに、どうやら、ちょうど弾幕勝負をしているところだったようだし……。
「なるほど。それじゃ、そこにいるのが異変の首謀者か?」
「いえ、その……僕が首謀者で、そこにいるのは解決者さんの……たしか、夜射文命丸さんです」
一瞬、赤崎蓮夢の表情が固まる。
そして、一十百と夜射文命丸の顔を交互に見た。
「それじゃ、十百を倒せば異変は終わるのか?」
「まあ、一応は……。あ、でも、こっちにも事情があるので、すぐに終わるって訳にはいきませんけど……」
一十百が座っていた岩を蹴り、ふわりと二人の前に立ちふさがる。
「だからこそ、そう簡単に負けません。二人掛かりで挑んできてくれて結構ですよ」
にこっと銀髪の一十百が微笑む。
一十百の周りから赤い光が大きく揺らめく。
光はそのまま背中に集まり、赤い光の骨の翼になる。
一十百なりの、全力であることの意志表明みたいなものなのだろう。
「初対面だが、協力頼む、夜射」
「まかせな! 足を引っ張るなよ蓮夢」
「ああ、言われなくたって!」
夜射文命丸と赤崎蓮夢が軽く拳をぶつける。
それが合図になるように、弾幕勝負が再開される。
「魔剣『ダーインスレイヴ』」
一十百がポケットから取り出したペーパーナイフにスペルカードを重ねる。
すると、一振りの魔剣に変化する。
異変の影響のため、本来の赤黒いオーラが、青白いオーラに変わる。
どこか神々しい光を放っている様にも見える。
「そっちが剣で来るなら……。残斬『ヘルプロミネンスの剣 ~ヘルプロミネンス ソード~』」
文命丸の両隣に巨大な火柱が立ちのぼる。
その火柱がだんだんと内側に凝縮され、一対の剣が現れた。
白銀の刀身から、いまだに消えることの無い炎が揺らめいている。
「二刀流ですか。ユニークスキル……じゃないですよね。でも剣が二本だからって、勝てるとは限りませんよ!」
「負けるとも限らないだろ?」
グッと一十百が一気に間合いを詰める。
振り下ろされる魔剣を、灼熱の双剣で受け止める。
キンッと高い音が響き渡った。
僅かに弾かれた反動を利用し、一十百がそのままの姿勢で、ダーインスレイブを振り回す。
文命丸も即座に反応し、交互に二本の剣でそれをさばいていく。
小気味よい金属音が、連続で響き渡る。
「くっ、速い! それに、一撃一撃がなんて重さだ」
「これで、どうです!」
一十百は今の間合いから、さらに一歩踏み込む。
片手で持っていたダーインスレーヴを両手に持ちなおし、灼熱の双剣もろとも薙ぎ払う。
パキンという音と共に、灼熱の双剣が中ほどから折れる。
「何っ!?」
「これで、一人っ!」
薙ぎ払った勢いを殺さず、止めとばかりに半回転し、もう一度、ダーインスレイヴを薙ぎ払う。
すでに折れた双剣では防ぎきれない。
ここで、解決者である夜射文命丸は終わりを告げる……。
そう、これが“一人だったら”終わりを告げたはずだった。
カラカラという金属音が小さく響く。
一十百の前を何かが横切り、ダーインスレイヴに何かが巻きつく。
その何かは、一十百の一振りを確かに止めた。
「これは、鎖?」
「二人掛かりでもいいっていったからな。その一撃は止めさせてもらった」
いつしか、赤崎蓮夢の手には長い棒のようなものが持たれている。
その長い棒のようなものから鎖が伸び、ダーインスレイヴに巻きついている。
そして、その先には鋭利な刃先がつながっていた。
「これは……仕掛けつきの槍ですか?」
「チェーンスピアって言う、俺の得意武器だ。さすがに手加減してる暇はなさそうだからな。一気に勝負をつけさせてもらうぜ!」
そう言って赤崎蓮夢は手に持っている槍の柄の部分を大きく一度振るう。
鎖が波打ち、ダーインスレイヴに巻きついていた部分が外れる。
そして、そのまま槍の刃が波打ち一十百に襲い掛かる。
不規則なその動きは、確実に一十百の優勢を崩す。
「えいっ! このっ!」
何とかダーインスレイヴを振るうことで、自らに当たるであろう槍の刃を避ける。
しかし、一十百も一方的に押されるだけではない。
着実に不規則なチェーンスピアの動きを読みつつあった。
そして……、何度目かの波打ちのとき、キンッと大きくその刃が弾かれる。
「ここです!」
槍の刃、鎖、そして槍の柄の先……、その下を一瞬で潜り抜ける。
これで赤崎蓮夢を守るものはない
ダーインスレイヴが強く輝く。
「くっ……間に合えっ! 夢『次にお前は』」
「もらったっ!」
ダーインスレイヴが薙ぎ払われ、赤崎蓮夢が力と光の奔流に飲み込まれる。
その一撃が手加減のないものだったことがよく分かる。
薙ぎ払われたその場所から扇状に地面が抉れ、その位置にあったはずの岩や木は消滅してしまっていた。
赤崎蓮夢の姿はない。
流石に命を落としてはいないだろうが、あの一撃を正面から受けてしまったのだ、戦いに戻ってくることは出来ないだろう。
これで確実に一人解決者を倒した、そう一十百が思う。
そんな中、赤崎蓮夢の声が響く。
「次にお前は……『これであと一人です!』と言う」
「これであと一人です……えっ?」
声に驚いて一十百が振り返る。
そこには、無傷の赤崎蓮夢の姿があった。
それとほぼ同時にパキンと言う音が響く。
一十百のダーインスレイヴが元のペーパーナイフに戻る。
「ス、スペルブレイク!? あうう、さっきのスペルカードですか……」
「その表情を見るに、今のスペルカードは決め手のようなものだったみたいだな」
そう、確かに文命丸のスペカ一枚、蓮夢のスペカ一枚、計二枚に対して一十百は一枚。
枚数的に見れば上々だ。
しかし、得意なスペカであり、かなりの威力、決め手となり得る一枚でありながら、二人はほぼ無傷……。
いくらスペルカードを減らそうが、相手を消耗させられなければ勝機は見えない。
「よし。今のでこっちに流れが来た! 畳み掛ける!」
「まかせろ! 合わせるぜ!」
蓮夢と文命丸が同時にスペルカードを構える。
「光源『ソニックスター』」
「『ディンの炎』」
二つのスペルカードが輝く。
赤崎蓮夢のスペルカードから、次々と星の弾幕が放たれていく。
弾幕の速度も速く、その量も多い。
とはいえ、それ以上に速く動ける一十百なら本来問題はない。
しかし、夜射文命丸のスペルカードが、この状況の難易度を一気に跳ね上げた。
辺り一面を包むような炎が一十百の逃げ場を減らす。
更にその炎は燃え広がり、移動できる範囲を次々と減らしていく。
速く動けても動ける場所が少なければ、被弾率は一気に上がる。
飛べない一十百にとって、このスペカはかなり厄介だ。
炎に追われ、星に狙われ、着実に一十百は追いつめられていく。
「このままじゃ……あっ」
何とか避けきっていた一十百だが、とうとう追いつめられた。
辺りは火の海、四方八方から星の弾幕。
被弾は免れない。
「避けられないっ! ……それなら」
一十百が一枚のスペルカードを取り出す。
取り出したスペルカードを左手に持ち、両手を胸の前でクロスさせた。
「覚醒『リーインカーネイション』」
一十百が足をそろえ、両手を横に突き出す。
そして、視線をななめ上空に向けた。
その直後、スペルカードから虹色の光が衝撃と共に放たれる。
一十百を覆い尽くそうとしていた星の弾幕と炎は一瞬にしてはじけ飛び、そこに何もない空間が出来上がった。
同時にパキンと言う音が二カ所から響く。
「スペルブレイクしただと!」
「弾幕消滅とスペルブレイクのスペカ……。いや、それよりも、今確かにあの人の姿が十百にかぶって見えた……」
「さてと、これでふりだしに戻りました。けれど、そろそろ
一十百の右手に一枚のスペルカードが持たれる。
一十百の左手に一枚のスペルカードが持たれる。
「解決者のお二人次第です。全力を持って、挑んでみてください!」
右手のスペルカードに、赤色の光が集まる。
力、そう、絶対的な力を思い起こさせる光だ。
左手のスペルカードに、橙色の光が集まる。
日、そう、太陽を思い起こさせる圧倒的な光だ。
「おいおい、同時に二枚だと? それも、どっちのスペカも今までの比じゃなさそうだ」
「なら、こっちも全力でかかるしかなさそうだな!」
赤崎蓮夢のスペルカードが輝く。
虹を思い起こさせる七色の輝きが、スペルカードから放たれる。
炎は光に変わり、夢が力に変わる。
世界こそ隔てたが、このスペルカードは赤崎蓮夢のもっとも強く大切な絆を表したものだ。
明らかに今までのスペルカードとは違う。
夜射文命丸のスペルカードが輝く。
揺らめく一振りの刀がいつしかその手に持たれている。
火を越え、熱を焼き、その刃は一層美しく輝く。
ただその刀を振り下ろす、その一振りにすべてを。
原点、故に頂点なのだ。
三人がスペルカードを発動する準備は整った……。
「黄昏『トワイライトスパーク』 神葬『ラグスニール』」
「恋符『マスタースパーク』」
「人妖『全世界大規模爆発斬』」
同時に四枚のスペルカードが発動する。
一十百の右手から放たれた赤い光の槍と、夜射文命丸の振り下ろした刀がぶつかり、赤い火花を散らす
本来なら竹林の一角を吹き飛ばすはずの威力を持つ、ラグスニール。
スペルカードありとはいえ、それを刀一本で受け止める。
確かに文命丸のスペカの方が近距離での威力では勝っているとはいえ、一つ間違えば直撃だ。
一点にかかる力の均衡、そんな精密さが勝負の決め手となる。
対して、一十百のもう一枚のスペルカードと、赤崎蓮夢のスペルカードとの勝負は、まさに威力と派手さのぶつかり合いだ。
夕日の光を集め全てをかき消す一撃と、魔力ではなく夢力で放たれるマスタースパーク。
どちらも同じようなスペルカードのため、ちょうど二人の中心でぶつかり合い、恐ろしいほどの光を散らす。
もしも、今の状態から威力が落ちれば、スペルカードの使用者もろとも光の奔流に飲み込まれるだろう。
「二人ともっ、覚悟っ!!」
「負けるかぁっ!!」
「行っけぇぇ!!!」
槍と刀、光と光の弾幕が強く輝き、この空間全てを白く染め上げた……。
「文命丸さん、蓮夢さん。貴方たちは解決者として、十分すぎるほどの能力を持っていました。さすが異世界からいらっしゃったお客様です」
先ほどの光は収まり、静寂が訪れた空間で一十百がそっと呟く。
「弾幕勝負の腕前、会ったばかりの人と協力し合える懐の大きさ、そして、決してあきらめない精神力……。立派な解決者さん達でしたよ」
使い終わったスペルカードをポケットに戻し、一十百は岩に腰かけた。
「ただ……、一つだけ、僕から言っておかないといけないことがあります」
一十百から赤い光が消え、ふっと柔らかい表情になる。
そして、ゆっくりと一十百は息を吸った。
「つ、次からは、もう少し手加減してくださ……きゅぅ~」
話の途中で、一十百の目がバッテンマークになり、そのまま倒れてしまった。
「いたた……。かなり吹き飛ばされたけど、どうなった? ……って、十百が倒れてる?」
「蓮夢も無事だったか? この状況を見るに、何とか勝てたみたいだな」
赤崎蓮夢と夜射文命丸がゆっくりと戻ってきた。
スペルカードの衝撃で二人とも吹き飛ばされていただけのようで、何とか無事のようだ。
「まあとにかく、異変の首謀者も倒したことだし、戻るとするかな。異変が終わる前に会いたい人もいるし」
「そうだな。俺もせっかくだから、ここの幻想郷の観光でもすることにするか」
二人は軽く手を振り、互いに別れを告げた。
解決者であった二人が立ち去った後、一十百がゆっくりと起き上がる。
先ほど消えたはずの光がまた揺らめき始める。
しかし、その光の色は、赤ではなく透き通るような青色だ。
「異世界の解決者か……。おもしろい」
一十百にしては珍しく、鋭く冷たい声。
未だ、異変は終わらない……。
今回の結果
一十百VS赤崎蓮夢&夜射文命丸
勝者:赤崎蓮夢&夜射文命丸
~一十百からひと言~
まさか蓮夢さんが解決者としてこちらに来ているとは思いませんでした。
身のこなしやチェーンスピアの扱い、そして何より夢の力という蓮夢さん独自の能力……。
文句なしの実力の解決者さんでした。
別世界の魔理沙さんと深い絆で結ばれている方らしいので、ぜひこちらの魔理沙さんにも会っていって下さいね。
今回初めてお会いした解決者さんの文命丸さん。
炎の扱いが上手で、少しだけクロラージュさんを思い起こさせます。
自分自身の能力を上げるスペルカードを上手く使って、僕のスペルカードを避けていました。
もしかしたら、またどこかでお会いできそうな、そんな予感がします。
二人相手は……ちょっと厳しかったかなぁ。
~TomomonDからひと言~
共闘ということで、二人の点数を合計して、物語に反映しました。
実は、このステージ4、救済措置のプラス点が多いんですよね。
+40 +80 +100 +200 と大型のプラスがあるんですよ。
今回は、赤崎蓮夢さんがとある条件をクリアしていたので+80を取ってます。
これがなかったら、結果は大きく変わっていました……くっ、さすが夢の力。
まあ、そのかわり赤崎蓮夢さんは、一十百の本気モード!の条件を半分達成してしまっているんですよ。
もしもこれで、次の一十百の相手がとある条件を満たしてしまうと、例の一十百が相手となり、かなり苦戦してしまいます。
それはそれで面白そうではありますが……。