ボッチプレイヤーの冒険 ~最強みたいだけど、意味無いよなぁ~   作:杉田モアイ

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133 店舗用建材の価値

 

 

 何時までも門の前に居るわけにも行かないので中へ。

 今日ここを訪れた理由から、何をやるにしても取り合えずは図面でしか知らないこの館の間取りを実際にこの目で確かめない事には話は始まらないもの。

 

 入って真っ先に思ったのは、実際に見てみると意外と狭いんだなって事。

 庭付きの屋敷とは言っても、ここは大使館と違ってそれ程大きいわけじゃないのよね。

 

 確かにこの周辺の館と比べれば庭は広くて館も2階建ての大きな建物なんだけど、今大使館で使っている館のようにパーティーを開いたりするようなホールは無く、部屋数もそれ程多くはない。

 だからこそ、常日頃イングウェンザー城や大使館で生活している私からすると、狭く感じてしまっても仕方のない事なのだろう。

 

 では何故私がそんなこの館を気に入ってロクシーさんからプレゼントしてもらおうって考えたのかと言うと、館の間取りと敷地内に建てられている位置が私の思惑にあっていたからだったりするのよね。

 

 この館は外門から入って左側奥に館が建ち、そして手前と右側が大きな庭園が広がっていると言う造りになっていて、館の入り口もそれにあわせて建物の真ん中ではなく中央である右寄りに作られてるの。

 そして扉から館に入るとそこはこじんまりとしたレストランくらいの少し広めな空間になっていて、その左奥からは奥に向かって通路が伸びている。

 因みに上への階段はその通路の中央辺りにあって、折り返し式の階段を採用する事で二階も一階と同じ様に通路を奥側に通し、全部の部屋の窓が玄関のほうを向くような間取りになっていた。

 

 実を言うと私はこの扉をくぐってすぐの空間が気に入って、この館をロクシーさんにねだったのよね。

 だってちょっとしたお店をやるにはもってこいの広さだし、それに店を拡張したいのなら隣の部屋との壁を壊したり、右側にある庭園側を増築すれば簡単に広げられそうだったんですもの。

 

 ただ、この館を手に入れたときに比べて少しだけ話が大事になってるのよねぇ。

 だって私としては店を開いたとしてもそんなに人は来ないだろうなんて軽く考えていたのに、店を開けば人が押し寄せるだろうってカロッサさんやロクシーさんに軽く脅されたんですもの。

 だから最初からそれに対応できるよう、この館を改造するつもりで今日はここに訪れたんだ。

 

 

 広めなエントランスのような場所は今、テーブルと椅子が置かれてちょっとした休憩所みたいになっていた。

 だから私は間取り確認の間、まるんたちにそこで待ってもらえるよう声をかける事にした。

 

「取り合えず間取り確認してくるから、まるんたちはそこに座ってお茶でも飲んで休んでて」

 

「うん、解った。ユミちゃん、お茶とお菓子、お願い」

 

 するとまるんは早速お菓子を要求、でもそこは長い間まるん付きメイドをしていたユミちゃんだけにちゃんと心得ていて、

 

「畏まりました、まるん様。お菓子はパウンドケーキで宜しかったですか? それともクッキーをお持ちしましょうか?」

 

 私たちの訪問にあわせてお菓子を数種類用意してくれていたみたい。

 そしてそんな気遣いに対してまるんはと言うと、それがさも当たり前かのようにずうずうしい返答をする。

 

「う~ん、両方持ってきて」

 

「はい、ではそのようにいたします」

 

 打てば響くとはこの事か言わんばかりのこの様な二人の会話に私を含め、みんなが呆気に取られていたんだけど、当の本人たちにとっては当たり前の会話だったのか何も気にする事無くまるんはテーブルに向かい、ユミちゃんは一礼してから奥へと下がっていった。

 

 まぁ何時までもあっけにとられているわけにも行かないので、私は後の事をギャリソンに任せて館の奥へ。

 まずは広間の隣にある部屋へと入って行った。

 

 中に入るとそこは応接間として使えそうなくらい大きな部屋で、そこで私が真っ先に確認したのは壁と柱、そして梁だった。

 店舗を広げる以上壁は取り払わなければいけないけど、そうすると当然館全体の強度が下がる。

 だからその時は、どこをどの程度補強しなければいけないかを見る必要があったのよね。

 

「う~ん、流石お高い屋敷だけあって結構頑丈な作りになってるわね、柱も太くていい木を使ってるし。それに壁も中に空間が作ってあるのかな? 隣の音が此方まで漏れないようにしてあるわね。でも・・・」

 

 そのような造りになっているという事はそれだけ重く、頑丈だと言う事でもあるのよねぇ。

 そして二階もこの壁と同じように作られているだろうから、当然かなりの重さであろう事は簡単に予想できるのよね。

 

「壁を取り払うとなると何かで補強する必要があるんだろうけど、あまり太い柱を立てると景観的にもお客様の動線を考えるにも邪魔になるのよねぇ。う~ん、いっその事、特殊金属で天井と壁を補強してしまった方が早いかな?」

 

 鉄やミスリルだと重いけどオリハルコンならアルミの代わりになるだろうし、強度も鉄より高いから建材としては理想よね。

 壁沿いの柱をオリハルコンで造ったH鋼入りに取り替えればそれだけで十分な強度になるだろうし、屋根も同じ様にオリハルコン製の板と梁で補強すれば・・・いや、この場所だけでも屋根そのものをオリハルコンにしたらどうかな? それなら二階にある程度の人数が上がっても問題は無くなるし、階段を設置して二階部分も店舗にすれば総床面積は2倍近くになるもの。

 

「それなら簡単な飲食スペースも作れそうだし、客集めにはいいかも」

 

 お酒に関しては庭にレストランを作るからそちらで提供する事にして、こっちでは簡単なお菓子とお茶を楽しめるようにすれば、お客様も寛ぎながら買い物ができていいわよね。

 そうだ! それなら天井の半分を取り払って、二階の飲食スペースから買い物ができる一階を見下ろすって感じにした方が良さそうね。

 

「となると屋根のどこを残すかも重要になってくるわ。イメージ的には店の奥半分がバルコニーのような二階構造になっているって造りの方が店に入った瞬間開放感があるからいいと思うんだけど、庭があるのは玄関の方、南側なのよねぇ。う~ん、それならいっそ玄関の位置を変えてしまおうかなぁ? 館の中央に入り口を移して東側の屋根を残せば外の庭園が窓から望めるもの」

 

 そうなると階段は新たに作る入り口の横、壁沿いがいいかな? それなら買い物をしない人でも喫茶店代わりに利用してもらえるかもしれないし。

 あっ、あと北側の屋根も少し残しておけば館奥に厨房を作って、そこから物を運べるようになるし、そうなれば軽食ぐらいなら出せるようになりそうね。

 

 最初のころはあれもこれもって考えても回せないだろうからそこまでやるつもりはない。

 だけど、後々のことまで考えて初めから店舗設計をして置かないと。

 とにかく最初が一番肝心なのだから、しっかりと図面とイメージ画を作って、それから工事にかからないとね。

 

 

 こうしてある程度の構想をまとめて、私は一旦まるんたちが待つ入り口へと帰る事にした。

 一応草案は決まったけど、誰かに話したほうが他にもいい意見が出るかもしれないからね。

 

 

「お帰りなさい、あるさん。考えは纏まった?」

 

「ただいま。そうねぇ、大体の考えはまとまったわ。だから、みんなにも聞いてもらって意見を貰おうかと思って」

 

 私はそう言うと、とりあえず今の構想を一通り話してみたんだ。

 すると殆どのみんなは特に何の意見もなさそうだったんだけど、ただ1人だけ物凄く驚いたような、信じられない事を聞いたとでも言いたそうな顔をしている人が居たのよね。

 

「カルロッテさん、どうしたの? 私の案の中で何か問題点があったとか? いや、もしかするとこの国の禁令に触れるような内容が含まれてたのかしら」

 

 それだとちょっと困った事になるから見直さないといけないわねぇ。

 でも吹き抜けにバルコニー式の二階席があるお店なんて、この世界でも普通にありそうだし・・・まさかすでにある館をリフォームしてはいけないなんて法令があるわけじゃないよね? いやいや、それならカルロッテさんも最初にこの話を聞いたときに言い出してるか。

 

 色々考えてたけど答えが出ないのでカルロッテさんの返事待ちの状態なんだけど、何故か一向に話し出そうとしない。

 いや、どちらかと言うとあまりの事に驚きすぎて声が出ないって状態っぽいなぁ、あれは。

 

「カルロッテさん、とりあえず落ち着いて。何にそんなに驚いてるのかは解らないけど、まずは深呼吸。それから目の前のお茶を一口飲みなさい。そうすれば少しは落ち着くから」

 

 私がそう指示を出すとカルロッテさんは無言でコクコクと頷き、大きく深呼吸。

 それからゆっくりと目の前のカップを手に取って一口、口に含んだ。

 

 ハァ。

 

 すると胸につかえていた何かが取れたかのようにカルロッテさんは大きくため息をつき、それからカップを静かにおいてから、やっとその口を開いてくれた。

 

「アルフィン様、一つお聞きしてもよろしいですが?」

 

「え? ええ、いいわよ。私に答えられる事ならだけど」

 

 あれ? 聞きたいことがあるって事は、私の案の中のどれかが禁令に触れてたとかじゃないの?

 そう思いながらも、何か問題があるのなら聞くべきだろうと考えた私はカルロッテさんからの質問に答える事にした。

 

「ありがとうございます。ではお聞きしますが、アルフィン様は先ほど柱や屋根の材料として何をお使いになると仰られましたか?」

 

「ん? オリハルコンだけど、何か問題があった?」

 

 私の言葉を聞いて、カルロッテさんはまたも驚きに声を無くしてしまう。

 でも何で? オリハルコンなら軽くて丈夫だし、建材にもってこいだと思うんだけど。

 

 そりゃぁアダマンタイトとかの方が丈夫かもしれないけど、あれって鉄より重いから建材としては向かないのよね。

 だからこの選択がベストだと、私は思うんだけどなぁ。

 とまぁそんな事を考えていたんだけど、どうやら私はちょっと思い違いをしていたようなんだ。

 

「おおおオリハルコンですか? やっぱり私の聞き間違いでは無くオリハルコンを使って屋根や柱を作るとアルフィン様は仰られたのですね!?」

 

「えっ、ええ。オリハルコンなら軽くて丈夫だし、アルミがない以上これが一番建材に向いていると思ったから」

 

 その一言を聞いて、目を見開きながら声をあげるカルロッテさん。

 彼女からすると、今の私の言葉はとても信じられない事だったみたいなのよ。

 

「向いているも何もオリハルコンですよ! 金よりも遥かに希少で価値があり、世に出回っている量もほんの少量であるオリハルコンを、アダマンタイト級冒険者でさえ武器や鎧の一部にしか使用していないと言われるオリハルコンを柱や天井の材料に使われると、アルフィン様はそう仰るのですか!?」

 

 ・・・あれ? またなんか間違った?

 でもでも、今回はロクシーさんに渡したペンダントと違って平板をちょっと加工したものやH鋼を作るだけだからそんなすごい技術はいらないし、それくらいならこの世界の職人だって作れるでしょ?

 そうカルロッテさんに言ってみた所、

 

「技術ではありません、量です! 柱に天井って、そのオリハルコンで何本のロングソードが打てると思ってらいっしゃるのですか!?」

 

「えっと、硬い金属だしそれ程多く使わなくてもいいと思うから、多分100本は作れないと思うけど・・・」

 

 私のその言葉を聞いた瞬間、カルロッテさんはひっくり返ってしまった。

 どうやら彼女にとってこの数字はそれ程のショックを受けるものだったみたい。

 

 でも私からするとたいして希少なものでもないし、正直言ってあいしゃが作るゴーレムなんてそれとは比較にならないくらいのオリハルコンを使うからなぁ。

 

 ロクシーさんも鎖にする技術には驚いていたけど、プレゼントにオリハルコンを使っている事自体はそれ程驚いて無かったから、そんなに衝撃を受けるなんて思わなかったもの。

 それに皇帝陛下との謁見の時も年間80キロくらい採れるって話しても普通の対応をされたからなぁ。

 今回なんて高々4~50キロくらいしか使わないんだから、別にそこまで驚かなくてもいいのにって思うんだけど。

 

 なんにしてもオリハルコンを使うとこの世界の人はそれくらい驚くと言う事が、予め解ったのは本当によかった。

 柱に関しては周りを木材で囲って普通の柱みたいにするつもりだったし、屋根も金属のままだと硬い感じがするから絨毯を敷いたり下から見える部分は飾り板を取り付けようなんて思っていたけど、階段の手すりに使う支柱なんかはキラキラして綺麗だからそのまま残そうなんて思ってたのよね。

 

 うん、やっぱりそこも色を塗るか違う建材を使う事にしよう。

 

 

 

 とにかくカルロッテさんが気絶してしまったので話は一時中断、そのままにしておく訳にもいかないので壁際にあるソファーに寝かせて<ヒール/大治療>をかける。

 

「う~ん」

 

 するとその効果か、カルロッテさんは目を覚ましてくれた。

 そっか、ヒールは気絶にも効くのか。

 魔法って本当に万能だな。

 

「大丈夫? 気分は悪くない?」

 

「えっ? あっ、はい。大丈夫です。少し驚いただけですから」

 

 少し驚いただけの人間は気絶なんてしません。

 でもまぁ、意識を取り戻してくれたのは良かった。

 あのままずっと気絶されたままだったら途方にくれるところだったもの。

 

 

 さて、カルロッテさんも復帰した事だし、この館の改装方針の話し合いを再開する。

 とは言っても私の草案には誰からの不満も指摘も出なかったので、とりあえずはこの方向で進める事になったのよね。

 

 よくよく考えるとギャリソンたちNPCはよほどの事がない限り私の意見に異議を申し立てる事はないだろうし、まるんは戦闘職一辺倒のスキルビルドだからこの手の事を聞いたところで何も帰ってこないのは当たり前の事だった。

 

 最後の砦であるカルロッテさんもお店のデザインなんて考えた事もないし、そもそも冒険者としてのランクもそれ程高く無かったから高級店なんて私たちと一緒に行動するようになるまでは行った事もなかったのだから、問題点に気づけと言う方が無理な話。

 と言う訳で、この店のデザインはこの案を元に、城に帰ってもうちょっと細かいところまで詰めてから図面を引く事になった。

 

「さて。この館はこれでいいとして、問題はレストランの方ね」

 

「あれ? あるさん、前にそっちは大体決まってるって言ってなかったっけ?」

 

 うん、その通り一応案はできてるし、店の間取りやデザインも決まってた。

 でもさぁ、折角この館に併設するのなら統一感を持たせたいじゃない。

 と言う訳で白紙とまではいかないけど、ある程度の見直しをしようと思うのよね。

 

「う~ん、こっちの店で喫茶コーナーみたいな事をやるって決めたでしょ。ならあっちは食事とお酒がメインで行こうと思うのよね」

 

「必然的にそうなるよね」

 

「うん。でもフランベのような炎の演出をするとなると酒場みたいな造りにするわけにはいかないから、必然的にカウンターとライブキッチンのお店になるよね。そうなるとゆっくりお酒を楽しめる場にはならないって思わない?」

 

 私の当初の構想としては、円形のライブキッチンを中央に配置してその周りにカウンターを、そして壁際にはテーブル席を配置しようって思ってたのよ。

 でもそれだと炎が上がるたびに驚きの声が上がって雰囲気なんて出ないと思うのよね。

 

「でもさぁ、コンセプト的に考えたらそれはどうしようもないんじゃないかなぁ。お客さんにフランベで楽しんでもらうって言うのなら大きな炎の演出が不可欠なんだし」

 

「そうよねぇ」

 

 でも常に中央で炎が上がってたら、やっぱりゆったりとした気分にはならないと思うのよ。

 だって炎は人を興奮させるし、そうなればどうしてもレストランの中は騒がしくなってしまうからね。

 だからと言っても中にはゆったりとお酒を楽しみたいと思う人もいるだろうから、そういう人のことを考えると今のままではなんか駄目なような気がしてきたのよね。

 

「それに折角此方の店舗に併設するのなら統一感も欲しいじゃない。でも、今のままだとまったくないのよねぇ」

 

「それならばいっそ、此方の店舗と同じ様な構造にしてみてはどうでしょう」

 

 いい案が浮かばずに途方にくれかけた時、カルロッテさんからそんな提案が出されたのよ。

 

「同じ様な構造?」

 

「はい。レストランの方も二階のバルコニー席を作ってはどうでしょう? 炎の演出は1階でのみ行い、2階からは一階を見下ろすようにするんです。そうすれば統一感は出ますでしょう?」

 

 バルコニー席かぁ。

 確かにいい案ではあるんだけど、あれには一つ大きな問題があるのよねぇ。

 

「このレストランはフランベを見せる為にどうしてもお客さんが居る所にキッチンを置かないといけないでしょ? そうすると調理した匂いは必然的に上にのぼるのよね」

 

「あっ、そうか! それにフランベして飛ばしたアルコールも二階席に全部行っちゃう事になるね」

 

 そう、まるんが指摘した通り、このタイプのレストランはバルコニー席を作るのには致命的に向いてないのよね。

 

「そうですか・・・いい考えだと思ったのですが」

 

 私たちの言葉を聞いて項垂れるカルロッテさん。

 その姿を見ていると、なんとかできないかなぁってつい思ってしまうんだよね。

 

 だから頑張って頭を捻った結果、私の中にある案が浮上した。

 

「そっか、匂いが問題なら塞いでしまえばいいんだ」

 

「えっ、あるさん。塞ぐってどういう事? 壁を作っちゃったら炎の演出を見る事ができなくなっちゃうよ」

 

 まるんが言う通りレストランのコンセプト的に2階席に壁を作る事はできない。

 でもさぁ、ガラスの壁ならどう?

 

「どうせライブキッチン用にクリスタルガラスを作るんだから、二階席にもクリスタルガラスで壁を作っちゃえばいいじゃない。それにそうすれば音もある程度遮断できるから静かにお酒を楽しみたい人にもいいでしょ?」

 

「なるほど。確かにそれなら匂い問題は解決するね」

 

 クリスタルガラスの前に手すりを用意すれば子供がぶつかって割れる心配も減るだろうし、これは案外いい考えなんじゃないかな?

 

 それに炎の演出はフランベだけじゃない。

 料理やアイスクリームにかけた強いお酒に火をつけるなんて演出もあるんだから、お客さんの要望によっては貸切の場合に限り、そのガラス壁にカーテンをかけて、そういう楽しみ方をしてもらうって方法もあるものね。

 

 こうしてレストランの構想も纏まり、これでやっと本格的なデザインに入る事ができるとホッとするアルフィンだった。

 

 





 オリハルコンですが、読者目線だとジルクニフがイングウェンザーのオリハルコン採掘量を聞いて肝を冷やした事が解っていますが、アルフィンからすると誤魔化せたと言う事は自分が言った量は驚くほどではなかったと考えてるんですよね。
 だからこそカルロッテさんがとんでもない量だって言ったとしてもピンと来てません。

 まぁ普通に考えると国全体での年間採掘量の約半分を使うと言えばそれだけですごいことなのですが、それ自体が口からのでまかせですからね。
 この世界でのオリハルコンの価値をあまり解っていないのですから、何を言った所で本当の意味で理解する事はないでしょうね。
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