らくえんぐらし!   作:カレーのぐざい。

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日常 砂糖のような

 

 

「なありーさん、なんであの2人泣きながら食べてるんだ?」

「さあ・・・・もしかして、美味しくなかったのかしら?」

「いや、美味しいって言ってるから違うんじゃないか?」

「はぁ、美味しい・・・・」

「美紀は相変わらず、味わってるな・・・・」

「はむ!!もぐもぐ!がつがつ!!」

「お前はもうちょっと落ち着いて食べろよ!!」

「ふふ、皆喜んでくれてるみたいでよかったわ。」

「それでいいのかりーさん・・・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

「めぐねえ、そろそろゆきの授業してやってくれ。」

 

朝ごはんを食べ終わり、食器を片付けてからめぐねえに声をかける。

 

「そうね。じゃあ、授業始めましょうか。」

「はーい!」

「じゃあ、今日は漢字の練習をしますよ。」

「えー。めぐねえひどいよ、私が漢字苦手って知ってるくせに・・・・・」

「こーら。授業中は佐倉先生、でしょ?」

「はーい。」

 

めぐねえとゆきが勉強をやっているのを尻目に、俺は悠里へと声をかける。

 

「食器、大変だろ?少し分けろよ。」

「あら?いいのに。私が全部するわよ?」

「そう言うなよ。言わないけど、大変なんだろう?残りの皿は半分ずつ洗おうぜ。」

「うふふ、ありがとう。優しいわね、風鈴。」

「やっはは、そこが俺の売りだからな。優しい風紀委員長様だ。怖いだろ?」

 

悠里が俺に食器を渡す。まだ使われていないスポンジを取り、悠里の持っているスポンジと擦り合わせて洗剤を分けてもらい皿を洗う。洗剤をもらう時に指と指が触れ合うと、悠里は少し頬を染めた。

 

「そう言えば、最近は2人で話すこと少なくなってきたわね。」

「そう言えば、って何だよ。俺はちょっと気にしてたんだぞ?」

「あら、そんな素振りは見せてくれなかったと思うけど?」

「風紀委員長様が、そんな面をそうやすやすと見せるわけにはいかんのですよ。」

「ふふ、ご立派ね。」

「それを言うなら悠里だって、部長を立派に務めてるだろ。ご苦労さん。」

「私なんてまだまだよ。」

「そんなことないだろ?うまくやってるよ、悠里は。」

「そう、かしら?」

「そうだよ。この部屋に、少しでも楽しくなさそうな奴がいるか?」

 

ゆきを指南し、時に佐倉先生でしょ、と指摘するめぐねえ。楽しそうに笑顔を振りまき、授業を受けるゆき。時にゆきの間違いを指摘し、笑ったりツッコミを入れたりするくるみ。本を読んで、難しそうな顔をしているみーくん。ポータブルCDプレイヤーで目を瞑って音楽をきく圭。終始不機嫌そうな顔でこちらをちらちらと盗み見る渚。

 

「渚、お前は何をやってるんだ。」

「ふん。」

 

あからさまに顔を背ける渚。

 

「まあ、ちょっと例外もあるが。皆暗い雰囲気では無いだろ?」

「・・・・それはあなたのおかげでもあるのよ。めぐねえを、私たちを助けてくれて、ありがとう。」

「俺がやりたかったからやっただけだしな。ま、どういたしまして、っと。はい、お皿洗い終了。」

 

最後の皿を洗い終え、洗剤を水で洗い流す。その後、重ねて食器棚に戻した。

カシャン、と食器同士がぶつかる音が鳴る。

 

「はい、ありがとう。」

 

悠里が台所に置いてあるタオルで手を拭き、俺に渡す。俺も手を拭いて元の場所に戻しておいた。

自分の席に戻ると、すかさず渚が話しかけてくる。

 

「・・・・・なんの話してたの?」

「ただの世間話だよ。」

「嘘。お兄ちゃん嬉しそうだった。」

「そりゃあ嫌な顔して幼なじみに喋りに行く奴はいないだろ。なに、嫉妬か何かか?」

「そんなんじゃないよ。」

 

そう言いつつも腕に絡みつく渚。嘘つけ。

渚は小さい頃から悠里の事が苦手だった。それは今でも変わらないらしい。

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