異世界《アスタリア》に召喚された世界を救う勇者。

そこで出会ったものとは?

荒地の奇才歌成音 ムイが贈る感動のスペクタクル超大作!
全米が涙した話題の新作
『アスタリア』お楽しみください

皆様お待ちかねの歌成音ワールド時間です

※この小説は、「小説家になろう」でも投稿しています

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アスタリア

ここは地球とは違う世界 《アスタリア》

 この世界は魔王ダークネス・オブ・パルヘリオによって支配されていた。

 しかし、その魔王に対抗すべく勇者『モテカ・ミ・ロマンチカ』がとあるナウい紳士によって召喚されようとしていた――

 

 

 紳士「ヒラ・ケゴマ」

 紳士がそう唱えると紳士の周りの魔法陣が光りだした。

 目を焼くような光が薄暗い部屋を満たし、そこに布巾を片手に持った以外は全裸の男が魔法陣の上に立っていた。

 全裸の男「ここは……秋葉か!!」

 ……だいぶぼけているらしい。

 田中「ここはアキバとかではないのだ、勇者モテカ・ミ・ロマンチカよ。ここはアスタリア。お前はこの世界を救うと言い伝えられておるのじゃ」

 モテカ「そんなことはどうでもいい! 俺の嫁のリモちゃんの抱き枕が早くしないと売り切ちまう」

 田中「まぁ落ち着けモテカよ。これを見てみるのじゃ」

 原岡「こ……これは……あの伝説の……」

 モテカ「そんな○ENGAみたいなのはどうでもいい! とりあえず俺の邪魔をする奴はコークスクリュードライバーかますぞ!!」

 原岡「魔界戦争のときに英雄リア・ジュウ・バクシーが使っていたと言われる宝具ではないですか!!」

 紳士「T○NGAとかいうものじゃないのじゃが、いらないというなら…」

 モテカ「丁度TE○GAは欲しかったから貰ってやるよ!」

 そう言いTEN○Aを奪い取ると、急にTENG○が光り始めた。

 光が収まると、なんということでしょう……TENGA○はモテカの股間にくっついているではありませんか。

 田中「勇者様じゃ……まさしく伝説の勇者様じゃ!!この世界を救うてくれるんじゃぁー」

 モテカ「力が……力が漲ってくるぅううう!そして股間も盛り上がってきたああああああああああ!」

 くーちゃん「やめて、モテカ!そんなことをしたら股間が持たないわ!」

 リューちゃん「やめて、モテカ!あなたの息子のライフはゼロよ!」

 くーちゃんとリューちゃんと佐川は、布巾でモテカの股間を押さえつけた

 しかし、モテカの眠っていた才能と伝説の宝物の力をそう簡単に抑えれるはずもなく、空間に歪みが生じた。

 空気が渦巻き、虚空の一点へ金属の軋むような音を立て凝縮していく。次の瞬間、圧縮された空気が爆発し、真っ黒な穴が現れた。その中に艶かしく光るのは、直径一メートルはあろうかという雄の勲章である。

 謎の物体X「僕と契約して、魔法中年になってよ!!」

 謎の物体Xは絶大な吸引力で会場の数千名の人を吸い込み、空間の歪みに引きずりこんだ。

 引きずり込まれた空間はまさに混沌、カオス、そして何よりも……卑猥であった……。目の前には木の如く生えている男の勲章。そして、それを一生懸命ヌルヌルするものを垂らして磨いている女達。それを楽しげに見ている男そいつの名は……。

 佐川「リア・ジュウ・バクシー……」

 空間の歪みから放出された佐川は、呆然として呟いた。魔界戦争を戦い抜いた英雄の姿がそこにはあった。

 モテカ「リア・ジュウ・バクシー?英雄の名前じゃなかったか?」

 紳士「リア・ジュウ・バクシーは死んでなどおらん。さらなる世界の危機に備えて、体を冷凍保存しておったのじゃよ」

 リア「そうだよ。我は冷凍保存されていた。しかし、最近ようやく我は解凍されたのだ。このローションのおかげでな」

 そういうとリアは手に持っていたローションを見せつける。

 ローションを見せ付けられ、主人公佐川率いる常識人たちは呆気にとられた。こんなもので本当に解凍されるのか?訝しげにリアを見ると、彼は自信ありげに口角を上げてみせた。

 リア「お前たちの疑問はよくわかる。これが普通のローションなら絶対に解けないだろう。だが、これは数々の魔法使い(DT)たちが俺のために作ってくれたものだからな」

 紳士(!?…なんなのよ・・いったい何なのよこの胸のドキドキは!?どうしてこんなに体が熱くなるのよ!?あのリアって男をみてから…もうなんなのよ)

 リア「流石勇者モテカ・ミ・ロマンチカだな。しかし、我を倒すことはできんよ。にわか如きではな…。」

 そう言うとリアは指パッチンを鳴らした。するとさっきまで男の勲章を磨いていた女達が襲いかかってきた。

 佐川「俺もいるぞ!」

 くーちゃん・リューちゃん「私たちもいるぞ!」

 モテカ「いいだろう…」

 モテカの肉体が黄土色に輝きだした。モテカは目にも止まらぬスピードで走り出し、数千人を一掃した。

 そこに原岡だけが残っていた。

 リア「ほう…自分の仲間で自らの力を誇示してきたか。だが、その程度では三流だな。」

 そう言うとリアはモテカよりもさらに速いスピードで、モテカの頭を鷲掴みにした。

 モテカの動きが止まる。全ての女たちがモテカに群がる。涎を垂らし、だらしない笑みを浮かべながら、モテカの体に噛み付いた。

 リア「フッ…終わったか。他愛もないな――」

 すると女に群がられていたモテカがさらに強い光を放ち始めた。

 原岡「残念それはモテカのおいなりさんだ」

 薄ら笑いしながら言い放つと、リアの後ろにモテカの姿があった。

 モテカの拳が唸りをあげる。原岡の脚が空を切る。正面から、背後から、黄土の力がリアを穿った。反応速度を超えた一撃に、リアは血を吐き倒れる。そっと、鼻毛が揺れた。

 リア「俺が…負けるなんて…なんの為に魔王と勇者を演じてきたというのだ…」

 モテカ「さあ、帰ろうか。俺たちの世界へ」

 モテカは原岡の手を握り締めた。二人は見つめ合い頷きあうと、空間の歪みから顔を出す勲章を撫でた。

 すると眩い光が視界を埋め尽くし目を再び開けた時には、モテカが召喚された部屋に戻ってきていた。

 モテカ「やれやれ…長い戦いだったとね。オラ~疲れたったい。早く自分の部屋でゆっくりしたいったい」

 そして、時が流れた。この物語はモテカの英雄譚として語り継がれた。それは一〇〇年経った今現在でも変わることはなかった。そして、その本を読む少年の姿がとあるお城に居た。

 少年の傍らには、あの直径一メートルの雄がいる。少年は彼に囁きかけた。

「ちゃんと、モテカ様たちを、僕の先祖様を、導いてくれたかい?」

雄が頷くと、少年は慈しむようにその頭を撫でた。

                                ~fin~




シリアスと書いてあったがすまないなあれは嘘だ。

今回もこんなのです。
もし、まともなのを期待してた読者様は「釣られたー、このマジキチ死滅しろ」とでも思いながら優しい感想を書いていってください。
万が一、おもしれーとか思っちゃったりした読者様は、その素晴らしい感受性を大切に私と一緒に病院に行きましょう。


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