しょうに合わない…
『はぁ。なんとか助かった~』
あのあと転校生は屋上へ逃げてきた。
と、その時。
ピロン
学園から支給される携帯端末から音がした。
そのデバイスに入ってあるアプリMore@、通称モアットからだった。
そのアプリを起動させた。
((こんにちは。南 智花です!))
((もあっとでは初めまして…だよね?))
相手は南 智花と言う少女だった。
『南…そう言えば…あのクエスト以来だったな。』
((うん))
((どした?))
転校生は返信した。
((なぜ私伝いなのかわかりませんが会長が転校生くんを…))
((呼んでんの?))
((はい))
((そか。わかった))
((さんきゅー!))
そして転校生は変な猫のスタンプを押し、そこで会話が途切れた。
『生徒会長…あんま俺絡みないんだけどな。』
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~in生徒会室~
コンコン
『失礼しまーす』
?「どうぞ」
転校生は中に入り、生徒会室を一瞥した。
??「来たか転校生。」
『へい…』
??「まぁ何度か顔合わせして喋ってはあるが、一応自己紹介しておこうか。」
『あ、俺は…あれ…?名前…なんだっけ?』
??「あぁー…転校生は自己紹介しなくても噂になってるからな。少しなら知っている。ゴホンッ私は武田 虎千代。生徒会の会長をしている。」
?「私は生徒会副会長を務めております、水瀬薫子です。以後お見知りおきを。」
虎千代「さぁ、自己紹介も済んだことだ。本題に入ろう。」
『本題…?それって俺が名前を思い出せなかったり過去の記憶が途切れ途切れになってんのとなんか関係…ありやすかね?』
虎千代「……」
水瀬「無いわよ。」
虎千代「あ、あぁ無い。」
『そっ…か…』
虎千代「……」
水瀬「で、では本題に「待ってくれ。」会長?」
虎千代「今からする話は私の判断だ。今のお前ならきっと受け止められるだろう。」
水瀬「会長!?正気ですか?」
虎千代「私はいたって本気だ。」
『なんか…ヤバイ話っぽいですね。』
虎千代「あぁ。お前の過去の話…聞く覚悟はあるか?少々良心が痛むかもしれんぞ。」
『ゴクリッ…大丈夫…聞くよ。』
虎千代「よかろう。」
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虎千代「そうだな。お前の記憶が抜けてるのはこの辺りからか。」
第6次侵攻…お前はそれに巻き込まれた。
『兄貴!!』
お前はずっと兄貴を探し続けた。
そしてやっとお前とお前の兄貴は再開できた。
しかし近くには今までにない巨大で最凶の魔物が迫ってた。
お前の兄はお前を守るべく、勝てないと分かっていても足止めのためだけに…一人で魔物へ立ち向かった。
そして殺られゆく兄の姿を見たお前は…これまでにない感情が込み上げてきたんだろう。
″悲しみ″ ″憎しみ″ ″怒り″…
これらが全て混ざりあってしまったお前の感情は…いつしか1つになってしまった…
″殺してやる″そんな感情が生まれたんだ。
お前はそんな苦しみに混乱を起こし…いつしか魔法使いへと覚醒した…
そしてついに…体が動くままに、魔物を倒していた。
その後、意識がないように呆然としたお前をこの学園が保護した。
そして宍戸が調べた結果、お前が魔法使いへ覚醒したことが判明した。
しかし、お前は意識が戻るなり魔法が暴走して、転校生自身までもが暴走を始めた。
お前は学園のありとあらゆる場所を壊し、生徒までにも危害を加えるようになった。
当時のお前には……
皆…魔物に見えていたのかもしれないな。
だが幸い、その時は皆第6次侵攻の後片付けをしていた頃だったから、怪我人も少なかった。
それに、この事実を知るものは私を含め、一握りしか居ない。
そして暴走した魔法のせいでお前の体内の魔力が漏れ続けていた。
そしてお前は魔力が残り少なくなりすぎてその場へ倒れた。
それをチャンスととらえ学園側はお前を危険人物とみなし使われていなかった少し狭い部屋へお前を閉じ込めることにした。
そして次の日の朝だ。
その時の転校生は暴れることは一切なかった。
見舞いに来た兎ノ助ともずっと笑顔で話していた。
まるで…今までの出来事がなかったかのようにな。
それからと言うもの過去の転校生は当時の転校生の中から居なくなり、今のお前になるほどまでに回復した。
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虎千代「少し長くなってしまったが…どうだ?思い出せたか?」
『……』
バンッ
転校生はそのまま生徒会室を飛び出した。
虎千代「転校生には…まだ早かったか。」
水瀬「そうかも…しれませんね。」
結構シリアスでしたね…
いつもより長く書けました!←