「へー、じゃ明命は桜ばあちゃんと一緒に下蔡から建業に行く途中だったんだ~」
「うん、途中であの通り、襲われちゃったけどね」
はいはいどもども~、零ちゃんですよ~。今、桜ばあちゃんを近くに転がってた荷車に乗せて建業に向かっております。いや~、明命って良い子だね~。可愛くて礼儀正しくて、今まで会った人の中では恋の次に良い子だね!え?孫堅さん?破天荒だから却下。父さんと母さん?親バカだから論外。黄忠さんと厳顔さん?酒が絡むと豹変するからNG。
前回桜ばあちゃんの孫である事が判明した明命なんだけれど、明命のお母さんが父さんの妹だったらしく、アタシの従妹でもあった。あ、明命はアタシの一つ下ね。
明命が敬語じゃないのは、『一つしか年違わないし、従妹だし、アタシ敬語ってキライだから敬語は無し!!』って言って普通にして貰った。私語の方が距離が近く感じられて早く仲良く成れそうだし、アタシって敬語殆ど使わないから。使うのって公的な場だけだしね。
「そういえば明命って何か武術ってやってるの?」
「うん、剣術を少し、まだ戦場に立った事は無いけどね。」
「あ、だからさっきあんな風だったの。ま~確かに戦場に慣れてなきゃあんな光景見せられて平気な筈無いもんね」
「うん・・・」
「あ、ごめん、デリカシー無かった」
「ありがと・・・でりかしぃ?」
あ、やば、横文字使っちゃった。
「ああ、気にしないで」
「アンタって時折変な言葉使うわね零?」
「ばあちゃん気にしたら負けだよ」
「何に負けるんだい?」
「自身の常識」
「それはもう負けてるよ。アンタは昔から非常識だったからねぇ・・・」
「ひどっ!?明命も苦笑してないで何か言って!?」
「ゴメンまだ会って少しだから何も言えない(苦笑)」
「わーん!!」
「ほんとに昔から破天荒だったからねぇ、アンタのする事で何年寿命が縮んだか・・・」
Stop!! My life is already 0!!(訳:やめて!!アタシのライフはもう0よ!!)
「あ、大丈夫だよ!零は私を助けてくれたし――――」
落ち込むアタシを明命は優しく――――
「――――常識が無いお馬鹿さんでも零は良い人だって分かってるからね!!」
――――傷を抉った、深く、そりゃもう深く。
「明命、それ、逆に傷を抉ってるよ」
「あああごめんなさい!!」
いいよ・・・いいよもう・・・グスン。
さてさて、そんなグダグダな話をしている内に、いつの間にか建業に着いてました。
「あ、そーいえばばあちゃんたちって建業に何の用事で来たの?」
「あー、言ってなかったねぇ。ウチの村で少し足りない物が出てきてね、色々と買いに来たのさ。ああ明命、アンタは零と一緒に建業見物でもしてな。折角会ったんだしねぇ」
「いいのばあちゃん!?」
「え、でも、それじゃおばあ様に何か有ったら・・・!!」
「あーそうだねぇ、でもこんなババァのお守なんざ楽しくないだろ?」
うん、楽しくない。
「楽しいとか楽しくないとかそういう問題じゃ無くてですね!!」
でも、明命って真面目な子だから引き下がらないし・・・そうだ!!
「そんじゃ、こうしよう!」
「「え?」」
「ばあちゃんはアタシたちに気を使わせたく無い。明命はばあちゃんに着いてないと心配。ならこうすれば良い。ちょっとこっちに来て」
二人を路地裏に連れて行く。コレは見られるとヤバイからね。
「で、何しようってんだい?」
「こうするの。『影分身の術』!!」
「「・・・ゑ?」」
二人の目が点に成りました。そりゃまあ驚くよね。行き成りアタシの隣にもう一人『アタシ』が出て来たら。
これぞアタシの十八番、『影分身の術』。何か有ったら影分身。困った時の影分身。
「これで良いでしょ?本体のアタシが明命と観光して・・・」
「・・・分身のアタシがばあちゃんに着いて行ったら良い。ってコトでヨロシクね本体」
「分身もヨロシクね~。じゃ、明命、行こっか」
「はいはいばあちゃんも行くよ~」
「「ゑ、ゑ、ゑ~~~!?」」
混乱するばあちゃんを連れて分身は、混乱する明命を連れて本体のアタシは街へと繰り出した。
基準「感想が・・・無い・・・」
零「おお!?どうしたよ作者!そんなに打ちひしがれて」
竜「題名募集してるのに感想さえ来てないからショックだったんだと。他の人の自分のより話数少ない作品見ても感想有る人多いのに」
零「乙」
基準「酷くないっすか!?」
竜「はいはい、乙」
基準「皆さん!!もう何でも良いからメッセージ下さい!!」
零&竜「「はいはい、乙」」
基準「うわあああああん!!」
零「あ、作者が泣きながら出て行ったんで今回はコレまで」
竜「皆さん、感想下さい。作者が見てられないんで」