どーもこんにちは。つい先ほど死んだ零&竜です。只今絶賛混乱バーゲンセール実施中ですハイ。
「何よここ。どこよ。竜教えろ10秒以内に教えろさあ教えろさあHURRYHURRYHURRYHURRYHURRY!」
「だああもおおうるっせえ!俺だって絶賛混乱中だっ!」
「っつーか俺たち死んだよな?で、何でこんなトコに居るんだ?」
「周り真っ白で何も無いし、ここから考えられるのは・・・、『テンプレ転生』だな!」
≪良く解ったな≫
突然響いた声に後に振り返ると、そこには真っ白な服を着て真っ白な髪と真っ白な髭を生やして真っ白な翼を生やした真っ白尽くめというとっても趣味の悪いジジィが居た。
≪趣味が悪いとは失敬な。神様の正装じゃ!≫
「嘘付け。精神病院紹介しようか?」
「あ、やっぱり神様だったんだ。まあこんな状況にジジィ神は鉄板だな」
え、信じちゃうの!?
≪うむ?そちらの毒舌とは裏腹に、お主はアッサリ信じたのう。こういう時は普通信じないパターンが鉄板ではないのか?≫
「伊達に二次創作読み漁ってネエからなっ!」
流石オタク(でも『○○たん萌え~』とかいうクズとは一線を画す)の竜くんだね!
≪ふむ、わしもよく読むが、お主、○○○は読んだ事有るか?≫
おいこら神が二次創作読んでて良いのかよ。仕事しろ仕事。
「あーそれ良いよな!主人公がダークサイドに落ちてから帰ってくるよく有るネタだけどキャラの動かし方上手いよな!」
≪鉄板ネタであんな事が起きるとは思わんかったがな。≫
「あーアンタもそう思う?」
≪ふむ、お主とは気が合いそうじゃな。どうじゃ、これから一時間ほど語り合わんか?≫
「やろう!ぜひやろう!一時間と言わずに何時間でも!」
「語り合う前にさっさと用件話しやがれ馬鹿駄神!竜も調子に乗るんじゃねえ!」
≪「~~~~~!?!?≫」
このままだと空気に成りそうだったから、オタク二名(神様って数え方一人二人でいいのか?)に拳骨を落とす。
≪ったく、少しは老人を労わらんか…≫
「オタクに掛ける情けは無い」
「ひっでえ!オタクの何が悪い!?俺は『○○たん萌え~』とか言う馬鹿とは違うぞ!?」
「それは解ってるがこのままじゃ何時まで経っても埒が明かん。さっさと用件話せ馬鹿駄神(笑)(仮)」
≪馬鹿と駄は兎も角(笑)と(仮)は付けるな!そもそもわしの名は『
そっちは良いんだ(笑)。っつーか名前初めて聞いた。
≪それはそうと、本題に入るぞ。とその前に…≫
そういうと馬鹿駄神は翼を取り外した(外せるんだ!)。
≪あー重かった。さて、本題に入るぞ≫
重いなら付けるなよ、と竜は言った。そこに関しては俺も同感だ。そしてジジィは付けていないと舐められるから、といった。
ただの見栄っ張りかよ。
≪お主ら、『外史』は知っておるな?≫
「まーな。世界には『正史』と『外史』が有って、正史を元に二次創作やら可能性やらで分岐したのが外史だろ?」
≪そうじゃ。そして全ての外史は正史に繋がっておる。但し全てが全て直接繋がっている訳では無く、幾つかの外史が集まって一つのグループを形成し、その中心が正史に繋がっておるのだ。ここまでは解るな?≫
「解らなかったらどんだけ馬鹿だ?」
≪・・・まあいいじゃろう。そしてそのグループがそれぞれバランスを取り合って世界は成り立っておる。しかしじゃ。その中にはどうしても『負のエネルギー』が溜まり易いグループがある。エネルギーはグループの中心、便宜上『核外史』と呼んでおるが、そこに基本溜まってしまうのじゃが、他のグループのエネルギーをも溜めてしまう『負の核外史』が存在するのじゃ≫
「え、それじゃあその核外史はどうなんの?」
≪負のエネルギーが極限まで溜まり切った核外史は自壊し、消滅する。消滅した時の余波に加え、溜まりに溜まった負のエネルギーが流れ出し、グループが消えるじゃろうな≫
「・・・結構ヤバメの状況じゃね?」
≪うむ。普通ははエネルギーを取り除く専門の役職に任せるんじゃが、昨今の新人の馬鹿共や疲労の溜まった上級神のミスによる転生者ラッシュで人手不足なんじゃ。そこでお主らに負の核外史を転生しながら巡って貰い、エネルギーを取り除く『旅人』に成って欲しいんじゃ。勿論お主らにとっては傍迷惑な事じゃとは解っとる、だが、このままでは多くの命が失われ、輪廻転生も果たさずに消えてしまう。だから、この通りじゃ≫
そういって駄神は頭を下げた。竜はこっちを見てくるし、はあ・・・
「で、やり方は?」
ここまでされると断れねえじゃんか。
≪・・・済まん、恩に着る。やり方は簡単に言えば、原作ブレイクじゃな。死ぬ筈だった原作キャラを助ける事じゃ。もしくは悲劇の回避、そして、邪な心を持つ転生者の排除じゃな≫
「あー、つまり、『ONE PIECE』ならエースとサッチと白髭助けて黒髭倒せ、的な?」
≪そうじゃ。それが最も有効で、最も手っ取り早い。出来るだけ多くの悲劇を回避してくれい≫
「モブキャラとかはどうなんの?」
≪残念ながら彼らは消えた所で外史に大きな影響は無い。しかし一度に十万単位で大勢が死ぬと、外史の歴史を記録する『書』に多大な負担が掛かる。それが邪な心を持つ者じゃったら別なんじゃがな≫
「OK全部解った。で、特典とか無いの?流石に生身で放り出されても困るし」
≪一人につき五個までじゃ。好きな物を言え≫
「零、どうする?」
「俺に聞くな自分で考えろ。俺はもう決めたぞ。駄神、・・・と・・・と・・・を頼む。それ以外は保留」
≪こんな不完全な物で良いのか?≫
「最初からチート貰って浮かれてる奴は嫌いなんだ。俺は自分の力でチートに成るから。あ、竜には秘密な。隠してる方が面白いじゃん?」
「よし決めた!・・・と・・・と・・・を頼む!」
≪分かった。お主らが転生した後に送るぞ。それでは良い旅を≫
「おう!じゃあn「ちょっと待て」どうした零?」
「駄神、俺たちを殺した『アレ』は何だ?」
俺が気になったのは俺たちを殺した女の子もどき。どう考えても人間じゃない。
≪・・・いずれ分かる。出会い、戦う時が来るじゃろう。わしからは何も話せん≫
「・・・そっか。まあいいや。よし、駄神、家族のアフターケアを頼むぞ。それじゃ、行って来ます!」
≪言われんでもわかっとる!それではな!≫
こうして俺たちは二度目の人生を歩む事に成った。さあて、何が待ってるかな~。
・・・二人が行った後、北一は一人佇んでいた。
≪・・・行ったか≫
≪北一!≫
≪ん?ああ、『
≪ちゃんと送ったか≫
≪ああ、あいつらとの約束だからな≫
≪・・・俺たちのエゴの性であの二人にこんな事をさせるのは気が引けんねんけど、しゃあないか・・・≫
≪ああ、あいつらが六人を救ってくれる事を期待しよう≫
そう話し合う二人の姿は、白く光るポリエステルの服に身を包んだ、茶髪の青年と、眼鏡の青年に変わっていた。
早速伏線です。主人公の特典は後々明かします。