桜の織り成すキセキ   作:天枷美春

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色々な作品を鍋で煮詰めて、作者のオリジナル設定と言うスパイスを投入。

そして、オリジナル主人公と言う劇薬を混ぜる事によってッ!

この物語は、自己満足と、10年くらい前を懐かしむ為に造られたッ!!

危険な香りがしたら、直ぐにバックして、どうぞ!


プロローグ

深々と、雪が降るように、桜が舞っている。

永遠が此処には存在するのではないかと思える幻想的な世界。

 

 

「………………」

 

 

そんな風景を見ながら、青年は感極まり立っている。

そして。目の前に存在する、余りにも大きな桜を見上げ、青年は――――――――

 

 

「初音島……俺は、帰ってきたァ!!」

 

 

深々と、雪が降るように、桜が舞っている。

永遠が此処には存在するのではないかと思える幻想的な世界。

――――――――を、青年はぶち壊しにした。

 

 

「……………………俺は、コイツの奇行についていけないんだが」

 

「おいおい。俺もお前も、コイツとは長い付き合いだろ。いい加減慣れろ」

 

 

何を言い出すのかと黙ってみていた2人も、呆れたように溜息を吐くのであった。

 

 

「いや。うん、王国からの重要な任務の前に見るには、良い験担ぎになりそうだろ…………どうだ、お前らはこの桜とか見て、何か思う所はあったりしないのか? ルシアン・ウィローナイト、そしてダイル・クライス?」

 

「何でフルネーム呼び…………」

 

「ほら、ルシアン。コイツ桜大好き人間だから。そうだろピヨタ? ピヨタ・ラグナロワ?」

 

「――――――その人ミント焼き屋のオッサンじゃねえか!? 俺は七瀬和也だよ!?」

 

 

ピヨタと呼ばれた和也は、話に乗ってくれたダイルに感謝の気持ちを持ちながらも、確りと名前の訂正を行う。何故か、今此処で訂正をしておかないと後戻りできないと感じてしまったからだ。

 

 

「それで、なんでこんな所に来たんだよ、商店街に行くなりして、食料を買い漁らないと明日の朝とかどうするつもりだ?」

 

「まあ待て。まだ此方の時間にして3時くらいだ、暫く初音島の観光を行っても簡単に商店街は閉まらない。だから此処に来た」

 

「和也の言う事もあるが、大の男3人が昼間からブラブラしてたら不良だとでも思われるんじゃないのか? 今日は、俺達が転入する事になる風見学園とやらも授業を行っているんだろ?」

 

「クックック、大丈夫だルシアン。俺達の服装は、誰がどう見てもコスプレにしか見えん……不良には思われないだろうが、変質者くらいには思われるかもな」

 

 

彼らは彼らで転校前の学園の制服を着ているだけなのだが、まあそれは文化の違いと言う事でこの国の人間からすればきっと奇妙なモノに見えるのであろう。

 

 

「変質者は大問題だな。不良に思われても良いから服を買おう、そうしよう」

 

「……………………服か。コレばかりは針と糸の精霊に頼んでもどうにもならんか。和也、お前一応こっちの文化にも詳しいんだろ、服頼むぜ」

 

「任された」

 

 

そんな事を話しながら、巨大な桜の樹を後にする3人であった。

 

 

 

 

 

・・・・・・

「無難な服を選んで貰ったつもりだが。真逆、3時間近くかかるとは思わなかったぞ」

 

「実際、初音島観光も含まれたからな。と言うか、和也の食べ歩きが過ぎた事が問題だったな」

 

「仕方ないだろう。あの店、確か『花より団子』だったか? 実に良い。お手ごろ価格の、学生にも優しい値段で甘味を提供してくれる所とかな。他にも、別の、ええとみどり……まあ、みどり何とかと言う店もシュークリームが美味くて――――――――」

 

「解ってる、お前が甘味好きなのは解ってるから。良いから、食料の買出しに行くぞ」

 

 

放って置くと、何時までも和菓子とか洋菓子とか、兎に角甘味について長々と語りだしそうなので、ルシアンは本来の目的であった食料調達へと和也を引っ張る。

 

 

「ふぅ。解った解った。このまま語ってたら商店街が閉まるかも知れないしな……で、お前等どうするんだ? 出来合いの物で良いなら、見たとおり商店街で販売されてるが?」

 

「1日や2日くらいならソレでもいいかもな。一応、任務としてこっちに来た訳だし、給料は確りと出して貰えるが。自炊したほうが良いだろ」

 

「それぞれの生活力の差が出るなぁ。和也はそもそも家事担当みたいなものだし、ルシアンは監視者としてサバイバルにも長けている。やれやれ、放っておいても食事が出てくる親衛隊は、全然生活能力が向上しないな…………和也ぁ。毎日俺の為に飯作ってくれー……………………」

 

 

普段から家事をやっている者。美味いかは別として料理が出来る者。全く出来ない者と三者三様分かれるのであった。

 

 

「そう言う言葉は、彼女さっさと作って、言えよ。虚しい……俺が作っても構わないが、こっちでは、本国の食事は出来ないぞ。そもそも同じ食材を探す方が難しい。まあ、ルシアンと同じ物食っているのが無難だろ」

 

「了解了解。じゃあ、まあ。その辺の地元民に声をかけてと…………ああ、其処の人、少し聞きたい事があるんだが――――――――」

 

「んあ?」

 

「…………うわ、アイツ女連れに声かけたぞ」

 

「流石ダイル。怖いもの知らずだな」

 

「ち、違います! 兄さんとは兄妹ですっ!!」

 

 

和也とルシアンが冷や汗を垂らしながら会話をしていたのだが、どうやら聞こえてしまったらしく顔を真っ赤にしながら否定された。

 

 

「おっと。ソレはすまない? 所で、ソイツが話しかけた事と目的は一致するんだが。夕食を購入するのにお勧めな店を知らないか。見ての通り、とはいかないだろうが、地元民じゃ無くてね」

 

「ああ、それでしたら――――――――――――」

 

 

どうやらこの兄妹は、そう言った出来合いの食事を提供してくれる店に詳しいらしく、結構な数の店を紹介して貰えるのであった。

 

 

「助かる。じゃあ、ダイルとルシアンは適当に今の店から選ぶと良い。俺は今日から自分で作る、それじゃあまた明日」

 

「「おう!」」

 

「……………………ねえ、兄さん。同い年くらいにしか見えなかったですけど、何で初音島にいるんでしょうか?」

 

「さあな。ソレより今は考えるのもかったるい、さっさと飯を買いに行こうぜ」

 

 

解散して何処かへと行ってしまった3人を見送った後、この兄妹も同じように夕食を買いに歩くのであった。




用語解説?

七瀬和也
私のssの主人公。オリキャラって名前考えるのが面倒だからスターシステム使う事が多いのです。


ルシアン・ウィローナイト
エロゲブランドぱてぃしえより発売の「まじかる☆ている」の主人公。
原画はてぃんくる先生。解りやすく言えばロウきゅーぶの絵師だよぉ!
つまり、凄くロリぃ絵柄で進むのさ。まあ、メインヒロインは別にロリじゃないのだが。


ダイル・クライス
エロゲブランドF&C FC01より発売の「魔女っ娘ア・ラ・モード」の主人公。
朴念仁。
こやつは朴念仁。朴念仁の鏡。それ以外で特筆する事なにかあったかしら。


ピヨタ・ラグナロワ
ダイルのゲームに出てくるサブキャラ。筆者は名前がある事を忘れていた。
街の広場でミント焼きなる物を販売している屋台の店主。
その昔は王国最強の料理人と言う話であったらしいが、最強とは一体…………うごごご


物語の末尾に出てきた兄妹。
朝倉兄妹だと思ったか!? 正解だよ!? 
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