…………まあ、風呂敷袋を畳めなくなったら、零れて落ちるだけなんだろうけど。
後、参加させたくても、キャラクターに名前が無い放課後プレイとかはちょっと(筆者の実力的に)無理なんだよなぁ
他には買うタイミング逃して手に入れることが出来なかったWAKIWAKIタダシさんとか。
「和也ー、ゲーセンに
「…………朝倉。何だって?」
「いや、だから
「ルビが…………いや、何でもない」
確かに朝倉はエアホッケーと言っているのだが、何故か和也の脳内には碌でもないイメージが流れ込んできているのであった。
「俺、杉並、工藤の3人だけでゲーセンに繰り出すのも何だし、和也もダイルとかルシアンとか誘って行かないか?」
「ダイルは師匠に連れられて料理クラブへ、ルシアンは木刀担いで剣道部で練習だ。残念ながら2人は居ない…………で、俺は買い物だ」
「何を買うんだ?」
「主に食料だよ。言っただろ、王宮から支払われる給料で生活してるって。商店街とスーパーの特売を回って、必要なものを買い揃えたら、後は料理の献立を考える作業だ」
「……七瀬、意外にお前って、真面目に生活してるんだな」
「俺に対して言うかソレ!? 意外性の欠片何処にも無いだろ!?」
とは言うが、工藤叶本人には和也がそこまで考えて生活しているか知らない訳で。
まあ、学園で見せる巫山戯た感じで判断されてしまっている様子である。
「はは、悪い悪い。所で、特売を回らなければ成らないほど、給料かつかつなのか?」
「だから自己紹介で言っただろ? 大賢者ってのは名誉職、支払われる給料って言うのも、留学費用程度って事だ」
「…………世知辛いな」
「言うな工藤、虚しくなる。それに、俺はまだ一応学生だ、バイトでも何でもしながら自由に使える金を貯めろと言う奴だろう…………ああ、朝倉家が羨ましい」
「こ、こっちをそんな目で見るな!」
兄妹で2人暮らしで、親は海外に居る。
生活費用その他全ては家族から出ている。
実に羨ましいと、和也はため息を吐くのであった。
「……………………そろそろ、本気でビオトープを作るべきだろうか」
「ビオトープ? 何だそれ」
「ああ、屋上菜園とかベランダガーデンとか、そんな感じの人口空間だよ。特徴なのは、生態系を考慮して動物を育てたり、植物を植えたりする必要があるって所か」
「…………お前の食費は、生態系一つ作らないと収まらないのか?」
「……………………まあ、何だ。小型化するのは難しいんだよ。ほら、だが食糧危機になった時に役に立つだろう?」
「今の日本じゃ滅多にそんな事にならねえよ…………」
一体、どれだけ広く作るのであろうかと、皆呆れているのであった。
「所で、作るのは良いが、お前、捌けるのか?」
「…………あー。面倒だな………………いっそ、処理場も作って……いや……」
出来ない、ではなく面倒、である。
確かに魔法等があるので猛獣を捕獲して調理することくらいは可能だが、其処から処理するのは面倒な和也なのであった。
そこで、諦めると言う選択肢が出ずに、食品加工工場を作ろうかと呟き始めているのが、更に和也らしいのだが。
「まあいい! どうせこっちでアルバイトをするくらいなら、別の事に時間を割こうと考えてたんだ。まずは作ってから考える……今日は普通に買い物にでも行くか」
「そう言えば、俺たちにずっと着いてきたたが、ゲーセンと商店街って位置が正反対なんだが良いのか?」
「飛んで行くさ」
流石にその程度のことは考えてあったようで、杖を呼び出す。
魔法らしい魔法は初めて見たと、3人は感心しているのであった。
「さて、此処でお別れだな」
「…………なあ、七瀬。学生服で箒。いや、お前の場合は杖だけど、締まらないだろ」
「ぐっ…………ダイルが先輩乗せて飛んできてた時点でアレなのは解ってたよ。まあ、着替えりゃ良いだろ」
詰襟の学ランにを着ながら杖に乗る様は確かに何か違う雰囲気にさせてくれる。
それを工藤に指摘されたので、魔法で服を私服へと変えるのであった。
「おお、また魔法使いっぽい事やったな」
「そうか? コレは王国では早着替えの魔法って言う名前で、登録されてる魔法だ。名前どおりに、登録しておいた衣装と一瞬の内に着替えさせてくれる物だ」
「便利だな。かったるい着替えに手間取らないで済むのか」
「こんな無駄な事に魔力使ってると、いざって時に足りなくて不便だがな」
「いや、無駄なら使うなよ…………所で和也、お前私服巫女服じゃないんだな」
「男に巫女服着せるなし。いや、巫女服ってのも通称だが…………まあいい、ああ言うのは仕事くらいでしか着ないっての」
変な事を聞いてくる朝倉に対し、暫く正しい情報を伝えた後、和也は今度こそと言った感じで商店街の方へと飛んでいくのであった。
・・・・・・
「(普通に買うと商店街か。スーパーは足りないものを揃えると言った感じだな)」
商店街の一通りの確認、そしてスーパーの品揃えの確認。
今回の買い物は終了し、品物は大体何でも入る『どうぐぶくろ』の中である。
結局今日の食材は商店街で買い揃えたのだが、スーパーにはスーパーなりに……と言うか、商店街に無い代物を扱っていると言う形でなるべく競合しない様になっていた。
「さて、今日はもう――――」
「凄いっすね七瀬君、自炊っすか?」
「その声は、ことりか」
商店街とスーパーの力関係が同等だと解った所で、次は今夜の食事をどうするかと考え始めた時であった。
ことりが和也に声をかけてきた。
友人も一緒らしいのだが、和也はその顔ぶれを覚えては居なかった。
「あれ、七瀬君、2人を知らなかったっすか? 最近、屋上に一緒に行ってるっすよ」
「んー…………いや、知らないと言うか。自己紹介してないだろ」
本当に最近屋上で一緒に食べるようになった人物である。
和也としても、体は一つしかないので、主にプリムラや美春を相手にしながら食事をしている事が多い。
「えっと、彼女がみっくんで、彼女がともちゃん!」
「スターップ!! ちゃんと説明しろ、ちゃんと!」
「…………うん。ことり、今のは私も酷いと思った。それで、ええと、私は森川智子、人呼んでことりの参謀!」
「それで、私が佐伯加奈子。通称ことりの幕僚!」
「あ、はい。ノリが良いな、君ら…………」
流石にことりの友人をやっているだけあって、結構面白そうな2人であると少々失礼な事を考えながら、自己紹介を聞いているのであった。
「って言うか七瀬君。どうしてみっくんがみっくんと呼ばれてるかの質問がないっすよ」
「あん? どうせ好きな物とか、その辺りに対する行動からつけられた渾名だろ? 美春がわんこ嬢とか呼ばれてる感じに」
「あ、凄い。当たってるよ七瀬君、みっくんってばお兄さんの事が大好きで……あ、そのお兄さんの名前が幹彦って言って――――」
「わー! わー! ちょ、ちょっと! 幾ら正解だからって其処まで言うこと無いよね!?」
「
顔を真っ赤にしてパニックになっているみっくんを余所に、和也はブラコンと聞いて勝手に握手をしているのであった。
「えっ、あの……七瀬君?」
「いや何、ブラコンで何が悪い。シスコンで何が悪い。兄妹とは仲が良くて然るべきだろう。アレか、恋人は兄でも良いとか考えているならば、初めて会った俺達は親友に成れる!」
「あ、あれ。七瀬君って、そう言うタイプの人だったっすか?」
「おっと、勘違いするなよことり。コレは兄を持つ妹と、妹を持つ兄にのみ許された特権なのさ! 兄が兄らしく居ることにより、妹の憧れの対象であり続ける事が出来ればコレ幸い、そう妹が兄に対しての間違った恋愛感情を抱いてしまうまで支えることが出来れば最早その兄には
「あうう」
「うわー……兄妹の関係を凄く語って、そしてみっくんを的確に抉って行ったっすよ」
「っと言うか、七瀬君ってこんな人だったんだ」
勝手に暴走し、そして勝手に学園のアイドルと、その友人達の評価を落として居る和也であった。
「だけど、七瀬君がこういう人だって事は…………ねえ、七瀬君。昨日、もしかして初等部の子に土下座した?」
「おっと。さすがことり、情報が早いな」
「…………やっぱり、本当なんだ」
もう完全に呆れ顔である。
と言うか、呆れ顔以外の表情でどうやって接していいのかと言う感じである。
「昨日、プリムラに絵を描いてやるために……って話、屋上で聞いてたのか?」
「ううん。ほら、私は中央委員会所属っすから」
「中央委員会?」
「あー…………生徒会みたいな物っす。風見学園の附属校は、中央委員会と、風紀委員会の二つが生徒を取り締まってて、他の所と会議があったりするっす」
「昨日の今日で……ふむ、本当に迅速だな。来華ちゃんから聞いたって事か」
「風見学園は広いっすからね。やれる事はその日の内にやっておかないと、回る話も回らなくなるっすよ」
「面倒な……それらを纏める、いわば中央生徒会みたいなのを作れば、もう少し管理も楽になりそうなものだが?」
「人材不足っすよ。本来其処まで働かなくて良い音夢とか美春ちゃんが杉並君相手に学校中を走り回ってるのはソレが原因なんっすから」
コレだけデカイ学園なのに、人材不足は無いだろうと考える和也であった。
もしかすれば、諸葛亮とか竹中半兵衛の様に、誘うまで隠居決め込んでいる人物も居そうである。
「…………生徒の人口比大して変わらないのに、運営に関しては前の学園はスムーズだったのは何でだ――――いや、忙しかったのか、一応」
「七瀬君?」
「前にも話した通り、前の所で生徒会の書記やっていたんだが。その時は余り忙しく無かったイメージが強くてな……よく思い出したらそんな事無かったってだけだ」
「………………ああ。そう言えば、七瀬君って、生徒会の役員さんとか言ってたっすね」
「ことり、お前今、こんなのが生徒会に……とか思っただろ…………」
「ッ!?」
どうやら図星であったらしく、かなり慌てふためいているのであった。
「あの、ええと、七瀬君…………」
「気にしてないぞ、流石に会長職レベルだったら文句の一つでも出たかもしれないが。まあ、面倒事は先輩2人が率先して片付けてたから、他の面子は暇そうだったんだがなぁ」
生徒会が出動しなければいけない案件には、ほぼ必ずと前線に立たされていたので、加えての後処理も含め、一番面倒な位置に居たのではないかと思う和也なのであった。
「――――――そうだ、説明会の話題で思い出した。紅女史は2組では赤星や芳乃以外に、もう一人出るかも知れないとか言ってたが、誰か解るか?」
「もう一人……ねえ、誰か新入生に見せれそうな特技持ってる人居たかな?」
「普通に、ことりじゃ無いの? 聖歌隊のソロでしょ」
「…………ほう、聖歌隊」
「そ、その話はお姉ちゃんに誘われたけど、断ったよ。だって、土曜日って練習あるから、あまり長い事関われないし?」
珍しい話を聞いたと、和也の目が光るが、とりあえず話を必死にそらしていることりであった。
「じゃあ、朝月君じゃない? 学生個人で特別教室の使用権持って噂だし」
「特別教室の使用権って何だ……?」
「名前の通り、特別教室を放課後優先的に使用できる権利だよ。部活動を優先して配られるシステムなんだけど、蓬君。朝月蓬君は珍しくも個人でその権利を持ってるって噂が…………って言うかことり、中央委員会所属なんだから、何か知らないの?」
「そう言う話は風紀委員会の方に聞いた方が良いかな。人物に関するリストを把握してるのはあっちだから」
「何で使用権持ちと、説明会が繋がるんだ?」
「学園長先生に認められないと、貰えないシステムだから、貰える人ってのは優秀な証拠って事だよ」
そう、みっくんが説明してはくれるのだが、特別教室が使いたい放題になった所で、個人の活動に有利になるのだろうかと和也は考えてしまう。
そんな考えが、甘い事であったと知るのは、まだまだ先の話である。
「序にもう一つ。例えば、特別教室使用権を持つ部活がそれぞれ同じ教室を使いたいとか言い出したらどうなるんだ」
「……………………その場で、勝負が始まるっすよ」
「何故!?」
「当然じゃないっすか。それぞれの部活は、それぞれの目標を持って全力で活動しているっすよ。貴重な練習時間確保のためにも、全力で奪い合うっす!」
「因みに、相手が勝負を受けるなら、部活動として認められていないサークルも、使用権を賭けた戦いに参加することが可能だよ」
「此処最近だと、私たちのクラスの子が、野球チーム、ソフトボールチームを下して、グラウンドの使用権を勝ち取ってたよ。だから、今グラウンドで練習してるのは、草野球チームって言うわけ」
「アア、ハイ。ソウデスカ」
何を馬鹿な事を言っているんだコイツは的な表情をされた。
和也は、どれだけお祭り好きな連中が集まればこんなシステムになるのかと空を仰ぎ、そしてクラス同士でライバル意識が高いのはこう言う変な競争があるからだと理解するのであった。
用語集
体系化された魔法
新しい魔法を作ったら、特許庁に届け出る必要がある。
また、ザ・新魔法・今週のベスト10で報道される。
今週の~とついている通り、毎週毎週膨大な量が出てくるが、有用な魔法が作られているかは別である。
座るとブーブー音を鳴らす~とかね。
ちなみに早着替えの魔法はオリジナル。
スターップ!
Stop! You violated the law.
若しくは
Stop right there, criminal scum!
の略。
みっくんが発症している治し様の無い病。
では和也は
取り戻せない青春を無駄に足掻いて、後悔して、後ろを見ながら前へと歩き続けている過保護な人物が和也だったりする。
つまり、俺の妹はこんなに可愛い。である。
馬鹿兄とも言う。
ともちゃん(森川智子)
朝倉のゲームのサブキャラクター、通称ことりの参謀。
\カワイイ!/→ \デデーン/
ええと、攻略不可能。以上。
みっくん(佐伯加奈子)
朝倉のゲームのサブキャラクター、通称ことりの幕僚。
初めの頃は美春よりみっくん派でした。
実の兄に押し倒されて事を運ぶ――――妄想をCGつきで繰り広げる様は紛う事無き変体の、いえ、
と、ここまで書いてきて、実は異母兄妹と言うそんなオチがつくのでした。めでたしめでたし。
実は佐伯って苗字のキャラクター、他にも出す予定だから、彼女は兎も角、彼女の兄が魔改造される危険性があり。ま、覚えてたらね。
…………いや、みっくんを初めて見てからもう10年か。
時間って流れるのはええ。
ああ、当然こちらも攻略不可能。
朝月蓬
私のオリキャラ。
基本的に、オリキャラは○○縛りのネーミング。
朝月ってのは浅葱で、アサギって読み方じゃなくてアサツキと呼んであげてください。
アサギだと対魔忍っぽいね。
特にこれと言って○○の作品に出したいって考えて作ったキャラではない。
和也本来のストーリーでは、学園中退して喫茶店のマスターの跡をついで、コーヒー入れながら色んな人の悩みを聞いていると言う、そんなほのぼの日常(笑)を目指してくて作った人。
きっと、上記の説明は『初期設定』と言うほのぼのとした言葉で締めくくるのが美しいと思う。
追記:ぎにゃああああああああ!!? 土曜日出れないって言ってたことりが土曜日に参加してるうううううううう!!?
と言う訳で修正。