すると包めなくなるまでモノが溜まる訳ですが、雨水みたいな物で、溜まって流れての繰り返しと言う訳です。
重量に耐え切れず風呂敷が破れそうなら、重ね重ねて七重ならず八重まで重ねれば。頑丈な物が出来上がると言うわけです。
前書きですが、お後が宜しい様で。
「何と言う微妙な天気。和也、これからどうなるんだ?」
「はいはい。七瀬和也の天気予報だよ、今日の午後は曇り後雨。屋上で食べていたら大雨になるでしょうとお天道様が申しております」
「…………ルシアン。今の、和也のは、何だ?」
「何だ……って、本人が天気予報って言ってるじゃないか。何を言っているんだ?」
「いや。いや、何でもない」
きっと、文化が違うんだとそう理解する事にした。
朝倉には、和也が変な電波を受信したとしか思えないのであった。
「――――――――大変! 傘持ってきてないよ!」
「そうですね、和也さまの天気予報は当たりますし、どうしましょうか」
「…………アレ本当に天気予報なのか」
知っている者と、知らない者の間には、かなりの温度差があった。
稟も信じていないクチである。
「と言う訳で、各員連絡を確りと行うように。雨で満足に昼食が摂れないぞ」
「ま、まあ。和也の天気予報云々以前に、コレだけ曇っていれば、屋内で食べるのも一つだよな。うん」
「クックック。朝倉、別に信じなくても構わんぞ、雨に濡れるのがいやな奴だけは、俺の話を信じれば良いんだしな。と言うか、そもそも昼頃から雨って言うのは、朝の天気予報でもやってただろ」
「朝は皆忙しいんだ。遅刻しそうになったりな」
「皆を兄さんと一緒にしないで下さい! ま、まあ、私も風紀委員の仕事で余り朝はゆっくりとは出来ないのですが」
皆大体そんな感じらしい。
尤も、楓とか環とか、ちゃんと準備している人物も居る。
「でだ、何処で食べるんだ、食堂で弁当広げるのはどうかと思うが…………教室、か?」
「教室が一番でしょうね。この学園に併設されているカフェや食堂は、毎回人も多いですし、美春達を呼びましょう」
「そう言えば、クラス内に後輩とか、別のクラスの奴を呼ぶのは問題じゃ無いのか。風紀委員長が率先して呼んでるが」
「校則的には問題ないですよ。勿論、幾ら問題ないからと言って、窓枠を伝って逃げたり、ロープを使って窓から後輩の居るクラスに向かったりするのは危険ですからやらない方が良いですけどね。では、美春を呼ぶ事に――――」
「あ、音夢先輩。実はもうきてるんです。勿論、普通に来ましたよ」
メールを打とうとした時には教室の入り口付近から美春が声をかけてきていた。
話の流れが解って居ると言う事は、少し前から到着していた様子であった。
「美春? 屋上へ向かわずに直接来たの?」
「はい、丁度このクラスに用事もありましたので……土見先輩、お客さん? ですよ」
「美春ちゃん、何で疑問系なんだ?」
「ええと。転校生の方なんですけど、無口な子で、あまり話したがらないんです。とりあえず、土見先輩を探していたので、此方に案内したのですが」
「りん…………」
「プリムラ!?」
「おや、プリムラじゃないか。また研究所から抜け出したのか?」
どうやら、また稟の知り合いであったのかと、その他大勢の男子から殺気が沸く。
和也も同時に反応したが、流石に、友人関係が其処まで解っていない為に何も無い。
「和也…………なんで居るの?」
「いや、俺、転校生。プリムラこそ、何で居るのさ?」
「私も、転校生…………」
「お、おい。和也は何でプリムラを知ってるんだ?」
「んー? 何言ってるんだ、シアとかネリネとか、2人との付き合いは実際俺の方が長いんだぞ。強制的に繋がったゲートを通って魔法界に来てても可笑しく無いだろ。寧ろ、最高機密とか言われてるプリムラを知ってる稟の方が不思議なんだが」
「今は、俺達の家に住んでるんだ。こっちに来て、一緒に住みたい……と……か…………悪い、和也、後は任せる」
「「「「「待てこらぁぁあ!!!」」」」」
うっかり口を滑らした事により、大勢の男から追いかけられる稟なのであった。
「やれやれ、もてる男は辛いね。プリムラ、稟に何か用事だったか?」
「ん…………会いに来た」
「成程。だったら、明日からは晴れだったら屋上に来ると良い。稟もネリネもシアも楓も、俺とかその他大勢で昼食を摂っている。そして今から食事だ、一緒に食べるだろ?」
「ん」
そう言って何処からか重箱をプリムラは取り出す。
おそらくフォーベシイが作ったのであろう昼食である。魔法界の時に和也も良く見た光景だ。
和也達が食事を始める頃、2組や上級生やらと言った人物が揃い始め、ほぼ何時ものメンバーになる。
「はー。しかし、意外な所で繋がっている物ですねぇ。私しかり、プリムラさんしかり」
「まあ、特にウチ、七瀬神社は縁結びメインだしな。其処の息子が神の加護を全力で受けている可能性だってある。美春達しかり、神界魔界の王族たち然りってね」
「色々な人に出会えるなら、それはそれで良さそうですね」
「――――――――――全くだ」
人の出会いは合縁奇縁。
それなりに、否かなり良縁が多い事に、改めて気付きながら食事を進めるのであった。
「そう言えば。和也お兄ちゃんの妹さん方は此方へは来て居ないのですか?」
「おおぅ。そんな事まで覚えてたのか、本当、当時の俺の魔法は如何なって居るんだか」
「お父さんとか、職員の皆さん、確りと覚えてましたよ?」
「天枷のおじさん達まで? ううむ…………ああ悪い、妹だったか。元気だぞ、変わらぬちみっこさで、家の番をしてる」
「お、お2人とも、変わって居ないんですか…………?」
「ん、いや――――」
「あれ、七瀬君って妹さん居たんだ……あはは、同じ七瀬つながりで、しかも小さいって言うから、此処にいる八重ちゃんと同じくらいの身長?」
「ふえ? 私ですか?」
「月村、何でお前俺の妹の名前知って――――――――」
流石にコイツとは子供の頃に会った記憶は無いぞと、恭也ハーレムの一員である月村忍のほうを振り返り、そして――――――――
「――――――――アイエエエエ! 八重!? 八重なんで!?」
「ふぉあああ!? 私、私ですか!!?」
「マジだ! 何で八重ちゃんこんな所に居るんだ!」
「お、落ち着け和也! そしてダイル! コレは、コレは罠だ!?」
和也周りの友人が特に落ち着くべき光景である。
勿論。落ち着くまでに昼休みの大半を消費したのは言うまでもないであろう。
・・・・・・
「はー……私は、妹さんとそっくりなんですか」
「そうなんだ八重さん。身長体型髪型その他に至るまで瓜二つなんだ。違うところは、性格くらいか」
暫くして、我に返ってから平謝りをして、そして自己紹介に至った結果、名前は七瀬八重と、本当に和也の妹と名前すらも同じであった。
「美春もびっくりしました。昔遊んだ八重さんと、そっくりの、ええと、八重先輩がこの学園に居るとは思いもしませんでした」
「見てみたいですねぇ。私とそっくりな人」
「七瀬が二人……七瀬が二人…………七瀬が二人……!」
「何を、呟いて、居るんだ。潦?」
「和やん気にする事ないけえ。にわちゃん、八重ちゃん大好きっ子やし」
「ふ、ふーん? ま、まあ。こっちはこっちで、七瀬ファミリーは変な…………個性豊かなのが揃ってるんだな。八重さんを筆頭に、由崎に、青野に、潦と」
聞く所によると。八重の家は母親との2人暮らし、であったらしいのだが、学校が始まる前に青野真紀子、そして由崎多汰美の2名が居候として家族になったらしい。
その、八重ちゃん大好きっ子と呼ばれている潦景子は居候と言うわけでもなく、学校で出来た友人であるらしいのだが。和也が今一解らなかったのは、潦景子は八重によって餌付けされたと真紀子・多汰美の両名が話した事であった。
「ウチも女子寮兼色々な家だからなぁ。居るぞ、結構変なの」
「どんな人ですか?」
「人……人してる奴の方が珍しいな。人形とか、幽霊とか、妖怪とか、神様とか」
「…………どう考えても、和也ん家の七瀬家の方が。いや、結構所や無いわ、かなり変なの揃っとるやないか」
真紀子は文化的な違いで捕らえている。魔法界で言う異種族とは、人間界で言う他県民、もう少し言っても他国民である。
和也が言うのはあくまでも個性。本当に、合縁奇縁極まった闇鍋みたいな女子寮であった。
「クックック。青野の言う事もそうだが。うむ、そうだな。確かに色々と個性的なのは揃ってるが、この学園には、負けるだろうな」
今共に食事を摂っている面子ですら個性豊かな顔ぶれである。
コレが、コレがまだこの巨大な学園の一握りでしかないのかと、和也は楽しそうにしているのであった。
用語集?
天気予報
天の気、つまり天の気質、気分を予想し皆に伝える。
天とは所謂God、神の住まう場所であり、天気とは古来より神によって操られてきた。
予報するとは、人々に伝える事である。
天気予報とは、現在空を支配する神の気質を人々に伝える行為であり、神社の跡取りである七瀬和也に許された神託の一つなのである――――――――民明書房刊『神と人との関係』より
※実際の所は精霊に聞いている感じです。
プリムラ
稟のゲームのヒロイン。ロリ。
神界と魔界が共同で作り上げた人造生命体型石馬戒厳。
ゲート通って勝手にこれるって、結構管理甘いよね。魔界の研究所。
月村忍
恭也のゲームのヒロイン。
裏ヒロインとでも呼ぶべき存在。メインヒロインにおける対抗馬。
両親とは既に死別している。
スピンオフリリカルなのはでは両親健在+妹が一人居る。
とらいあんぐるハートは、リリカルなのはでは有りませんので、死別していますし、妹もいません。
『アイエエエ!~』
正午を迎えようとする教室の和也の知り合いは驚愕のあまり容易に錯乱た。それらへ戸惑いの視線を送りながら栗毛のショウジョは肩口を掴まれ体全体をシェイクされ、質問攻めにされて撃沈した。
七瀬八重
漫画家『海藍』先生の作品
『トリコロ-tricolour-sisters+1girl nanase family's 4koma story-』このssにおける漫画クロス先第1号作品の主人公。S
この作品は、まんがタイムきらら→電撃大王へと移籍となり、作者急病で終了した。まあ、多分、帰ってこないだろうと、筆者は諦めています。
ひだまりより、けいおんより早く連載されており。連載が長く続いていれば、確実に看板を背負ったであろうと超贔屓目で語ります。
体の節々にガタが来ている初老ボディ。胸が無くて、身長ちっちゃくて、料理が出来て、優しくて、可愛くてと、弩ストライクッ! 褒めだせば私は止まりません。
何処かに影もあるのですが、ソレが語られる事なく、終わってしまったのが、残念です。
下手すると、初老ボディはギャグでも何でも無い可能性だって…………日常系漫画には、不釣合いな毒がある作品になっていたのかも。そう思っています。
ま、何が言いたいかと言うと、筆者は、彼女だけではなく、トリコロが大好きなのです。
七瀬八重(妹)
オリキャラ
始めに、妹キャラを作り出すなら、七瀬八重にしようと思ったのです。そして、作ったのです。
暫くして、トリコロを読んだとき、名前が被っている事に気が付いたのです。
トリコロにド嵌りした私は、ああ、こんな妹が居たら良いなぁと思い。しかして、最早出来上がったキャラの性格を変えたくなかった私は、名前を変えようと至るのです。
その結果、七瀬和也の妹は、七瀬差夜となるのですが、またコレは別のお話。
このssにおいては、もう良いや、本物出すんだから、もしも名前が変わっていなかったらという設定で妹の名前は八重のままとなっております。
何が言いたいかと言うと、私はトリコロが大好きと(ry
潦景子
八重の作品の登場人物。日本人、何県人だろう?
ツンツン彼女が見れるのは4コマ初期登場シナリオだけ!!
後はデレデレですよデレデレ。
外様担当……は、冗談です。壁を作りやすい性格、でも、直ぐにぶち壊される。良縁に恵まれた生活をしてる人。
まあ、つまり。目から鱗担当。
由崎多汰美
八重の作品の登場人物。広島人。
高級品が近くにあると、ハイエナジーなるオーラを纏い、真紀子にしか見えないハイエナ耳を生やして所謂トランザム状態になる。
馬鹿といっちゃいけませんぜ、彼女は体力担当。野生担当。ボケ担当……この作品登場人物皆ボケ担当やるからわかんないや。
時々、彼女なりの表現で話す言葉は、時々深い。時々、ええ時々。
青野真紀子
八重の作品の登場人物。大阪人。
頭脳担当? ツッコミ担当? エロ河童? 何か、髪が伸びるのが早いってさ。
とりあえず頭脳明晰である事には違いない。
「湯にあって、水にのうて、波にあって、海にのうて、嘘にあって、誠にないんは?」
が、解る人居られたら是非私に一方を……はぁ。
七瀬女子寮
カオス。カオスの極み。いつかssに出したいなぁ。
設定的には、学園からは距離があり、普通に空を飛んでいたら遅刻する場所に建っている女子寮。
逆に考えるのであれば、此処に住むのは、普通に空飛んでも間に合う連中ばかり。そんな家。
私のssの欠点って。大勢居るのに1対1の会話になる事なのよねぇ。
頑張るかー……。