しかし、ソレは私の心を折るには十分な時間で、スパロボUXとMH3Gに手を出してどっぷりとハマるには十分な期間であった!
見てる人居るのか知りませんが、遅くなってすみません。そして今回短いですわー。
「教室に居るのは…………クライス君でしたか。和也君はもう帰りましたか?」
「和也ですか? 先刻、2組の月村とか言う人物に用事があるとか言って、さっさと教室から出て行きましたけど」
「そうですか。居ないのであれば仕方がありませんね。クライス君、変わりに用事を受けていただいても宜しいですか? 簡単な用事です」
「え、いや、オレに出来ることならば…………」
本国では紙幣に成る程の功績を残した超有名人である。
そんな人物が簡単なと付け加えても、簡単の尺度が違う可能性がある。
ましてや始めは自身の愛弟子である和也へと頼もうとしていた事を考えると、無理難題の可能性も有るとダイルは恐れながら返答をするのであった。
「くすくす。大丈夫ですよ、本当に簡単な事ですから。この書類を魔法科の先生の所へ届けて欲しいのです」
「…………そ、それくらいならオレにも出来そうですね。ソレイユ様が忙しいことも解りますし、オレが責任を持って届けますよ」
「ああ、良かったです。確かに私が忙しいという理由もありますが、魔法科は入り組んでいて色々と面倒なのですよ」
「あー。ソレイユ様、何かオレちょっと嫌な予感がしたんですけど、魔法科は入り組んでいるんですか?」
「ご存知ありませんでした?」
ソレイユ曰く。
・魔法科は魔法を扱う建物なので、頑丈になるよう魔法がかかっている。
・科目自体が出来て新しいので、国の方針によって建物の増築が多い。
主にこの二点が組み合わさる事により、迷宮の様な建物が作り上げられるらしい。
「安請け合いするんじゃ無かった…………ソレイユ様、そんな建築で、生徒は迷ったりしないのですか?」
「魔法科の生徒さんは問題ありませんよ。転移魔法を組み込んだ技術で、教室から教室へと自由に移動する事が出来ます。態々校舎を歩き回る人物は居ませんよ」
「…………オレ、ちょっと和也を捕まえてきますね」
「ええ。もし捕まらなかった場合は、その書類が入っている袋に書いてある名前の先生へと渡してください。お願いしますね」
絶対に和也を捕まえ、ソレイユからの仕事だと押し付ける気満々で教室から飛び出していくダイルなのであった。
・・・・・・
「悪いな、小日向とやら。知り合いを呼び出してもらって」
「気にするな、困ってたんだろ?」
「ああ。助かった、かなりな」
結局、和也を見つけることは出来なかった。
2組に行っても知り合いらしい知り合いは全員帰ってしまっており、途方にくれていたところで魔法科に知り合いが居るという小日向雄真にめぐり合い、知り合いを呼んで貰う事にしたのであった。
「――――雄真さん、こちらでしたか?」
「態々有難うございます」
「いえいえ」
魔法科校舎の前で待つ事数分、中から雄真の知り合いであるらしい人物が出てくる。
服装からして彼女は先輩であるようだ。
「…………貴方が、案内を必要とされる方ですか?」
「あ、はい。宜しくお願いします」
「………………………………」
「あー……えーと…………先輩?」
「貴方、随分と…………難儀な相をお持ちですね」
「ああ、辻占いですか? 一応、間に合ってるのでお気持ちだけ頂いておきます」
「そう……ですか…………」
「辻占い!?」
急に占われて驚いただろうと、嘗ての経験からダイルを見ていた雄真であったが、逆にかなり冷静に対応している姿に驚くのであった。
しかも、馴染みの無い単語であると言うのに、小雪が理解している事も雄真の驚きに拍車をかけている。
「何だ、小日向は辻占いを知らないのか。出会い頭に相手を占い、結果を告げ去っていく一連の行動だ。古くは辻プリーストと呼ばれた相手に回復・強化魔法をかけて去っていく遊びが元になってるんだ。何にせよ、一瞬で全てを行わなければ成らないので、かなり高度な技術が必要となる訳だ」
「成程、突拍子も無い占いに、そんな意味がなんて…………」
「…………いいえ?」
「「えっ?」」
…………どうやら、唯のノリでの行動であったらしく、男2人は面食らうのであった。
「…………クライス。結局、辻占いってのは何なんだ?」
「いや、先輩が知らなかっただけじゃないのか? 和也……オレの友人だが、アイツはその日の適当な占いを占って消えていく辻占いは良くやるぞ」
「冗談じゃ無かったのな。どんな遊びだよ」
「本人が言うには、修行の一環らしいけどな。本当に一瞬で占うのも大変らしいし」
「……そうですね。一瞬の間に相手の方を占うのは、とても難しいです。成程、確かに良い訓練になります」
「………………あの、小雪さん。どうしてオレを見て微笑んでいるんですか……?」
その日から、辻占いと称して主に雄真をターゲットにした高峰小雪の占いが始まるのであった。
また、同じ様に辻占いが魔法科の生徒のブームにも成って行くのだが、それはまた別の話である。
・・・・・・
「――――――では御薙先生、これが書類です」
「ええ、確りと受け取りました。クライス君、有難う」
「いえ、これも高峰先輩の案内が有ったおかげです……ええ、本当に」
一室を研究室として与えられている御薙鈴莉の元へ、書類を届けたダイルであったが、少しばかり遠い眼をしている。
何せ、普通に歩けばトラップが発動するわ、道はループしているわで、これで魔物が出て来たら本当にダンジョンである。
「御免なさいね、この魔法科には、色々と貴重な物があったりするの。だから、それを守る事も兼ねてるのよ」
「なるほど、確かに此方の世界の錬金術は魔法具が必須ですからね。奪われでもしたら大損害です」
「あら、魔法界の錬金術は、魔法具を使わないの?」
「専門的な物を作り出そうとすれば確かに魔法具に近いレベルの機材が必要になる事もありますが、最悪な所、調理器具があれば出来る事が多いですよ」
「調理器具で…………じゃあ、鍋があるけど、何か出来る?」
「鍋、ええ十分ですよ?」
本来は大釜を使い錬金を行う。
調理器具で良いと言うのは、極端な話、火にかける事が出来れば良いと言うダイルの考えからなのであった。
「えっと、確か、此処に……あ………………はい、鍋」
「ど、土鍋ですか」
斜め上の物が来た。
しかし、まあ何とか成るだろうとダイルは土鍋を火にかけるのであった。
「因みに、何か材料とかありますか?」
「そちらの世界の錬金術に関しては全く解らないから、使ってはいけないものは言うから、その都度使いたい材料を言えば良いわ」
「成程…………じゃあ、適当に。先生、30分ほど作業してますので」
「解ったわ。その間に私はお茶でも用意してるわ」
「オレの分は良いですよ。コレが終わったら、夕食を買いに走るよていですから」
「あら。引き止めちゃったかしら」
その言葉に、問題ないと答えながら、錬金術の作業へと没頭していくダイルであった。
・・・・・・
「――――遅くなりました、御薙先生……先生?」
鈴莉の研究室に、弟子である神坂春姫が入ってくる。
だが、反応も無く、鈴莉が難しそうな顔をしているので、何かあったのかと心配する。
「…………ああ。神坂さん、貴女って、料理は得意かしら?」
「え?」
「料理よ、料理。別に、何処かの皇帝様を納得させる程のって言うレベルって答えてくれても良いわ」
「何ですかそれ……ええと、一応人並みには出来るつもりですが」
質問の意図が全くわからない。
何か難しい顔をしていた事と何か関係しているのかと思うが、一応普通に答える。
「そう。所で、話が変わるけど、コレ一口いかが?」
「…………頂きます。パイですか?」
丁度お茶も用意されており、出されたパイを一口食べる。
中身が無いプレーンパイ。甘くは無いのが予想外であったが、ほんのりとした塩味を美味しく感じているのであった。
「そう。やっぱり、美味しいわね」
「先生、今日はどうかしたんですか?」
「………………いいえ。錬金術って、奥が深いって思っただけよ」
パイを食べながら、鈴莉は少しばかり惚けて居るのであった。
Yo-Go-Shu!!
小日向雄真
エロゲーブランドういんどみる発売の『はぴねす』の主人公。
さて、私は何処まで彼を魔改造できるのだろうか。
高峰小雪
雄真のゲームのヒロイン。
何人目か知らないけどカレー先輩の一人。
今回タマちゃん出さなかったけど、台詞回しが難しい。
御薙鈴莉
雄真のゲームのサブキャラ。師匠的存在。
続編では攻略可能、攻略可能といえるレベルかは解らないけど。
尚、普通科の魔法学の授業をソレイユと交代したときに居た先生は一応この人と言ううらせってー
と言う感じで今はこんな所で。
神坂春姫
雄真のゲームのメインヒロイン。
FDが発売されると数値的に胸が大きくなったと何か話題になった。
ClassBの魔法使いは一体どれ程の実力者なのか不明。
嵐や雷ですら術杖で耐え切れないとなるとA以上の威力・魔力の密度になるのかしら。
魔法科
一応はぴねす世界にあった魔法科……を、私のssでは魔改造。
何、どうせ破壊される。
辻占い。
かつて、ラグナロクオンラインには辻プリーストなる存在が居たらしい。
プレーンパイ
塩+水+小麦粉を30分間なべでぐーるぐーるして完成。コレで君も錬金術師だ!!