大妖精side
みなさん、こんにちは!大妖精です!まさか、私が語り手となる日が来るとは思ってもみませんでした。・・・え!?私が語るのって、今回が最初で最後なんですか!?ちょっと筆者、そんなの聞いてませんよ!うぅ~、せっかく、出番が多そうだと思っていたのに・・・って、そんなこと考えてる場合じゃありませんでした!
私は今、友達のチルノちゃんやルーミアちゃんと寺子屋で勉強をしています。今日の授業はいつもの慧音先生ではなく、龍牙さんが授業をしてくれています。龍牙さんは以前は、ここ幻想郷と外の世界を行き来していたのですが、外の世界の高校?という場所を出た後は、幻想郷で暮らしています。普段は霊夢さんと神社に住んでいて、一緒に異変解決をしていたり、村で人助けや、ここ寺子屋で教師をしてたりと色々なことしてたりします。で、今も龍牙さんの授業中なんですが、
「チルノ~、そろそろ起きないと叩き起こすぞ~。」
はい。チルノちゃんがおもいっきり寝ています。龍牙さんの目の前で。龍牙さんはとても優しい人ですが、こういったことには厳しい人です。龍牙さんが本気で怒った時には、霊夢さんや幽香さん、八雲紫さんも本気で逃げ出すほど怖いです。っていうか、今も完全には怒っていませんが、私もものすごく逃げ出したいです。お願いチルノちゃん!早く起きて!!
「よし、警告はしたからな。」(言いながら、拳を構える)
あ。チルノちゃん、オワタ。
「せーの、・・・ん?」
あ、あれ?どうしたんだろ?
「この気配、結界の中からか。しかし、誰だ?」
え、気配?何のこと?
「チルノ、起きろ。」
と言って、先生がチルノちゃんを揺すり起こしました。あれ、怒ってないの?
「うーん、よく寝た。あれ?龍牙どうかしたの?」
「言いたいことは沢山あるが、チルノ」
「何?」
「もし何かあったら、みんなのことを頼むぞ。」
「よく分かんないけど、了解。」
「みんなも慧音が戻ってくるまで、教室から出ないように」
そう言って、先生は急いで教室から出ていきました。一体、何があったんだろう。
そう考えて、私はチルノちゃんに
「ねぇ、チルノちゃん」
「何?大ちゃん?」
「龍牙さん、一体どうしたんだろう?チルノちゃんにあんなことまで頼んで」
「トイレじゃね?」
それは、無いと思うよ。チルノちゃん・・・
龍牙side
ようやく僕の視点になったが、そんなこと言ってる場合じゃないね。さっき結界の中から感じた気配は間違いなく神か、それに近い何かだった。霊夢も動くだろうし、僕も動かないと。とりあえず、
コンコン
「ん?誰だ?ドアなら開いているから入ってきなさい。」
慧音の許可をもらって、部屋の中に入る。
「龍牙じゃないか。今は授業中のはずだが?」
「慧音、異変が起きるかもしれないし、もう起きているかもしれない。」
「何?どういうことだ?」
「さっき結界の中に感じたことのない気配を感じた。」
「博霊大結界の中にか?」
「あぁ」
「ありえない、と言いたいところだが、嘘ではないんだな」
「もちろん」
「そうか。おまえはこれから結界の中に向かうんだろう。」
「うん。それで、」
「分かっている。子どもたちのことは任せておけ。」
「ごめんね」
「謝る必要なんてないさ。・・・気を付けて行って来いよ。」
「分かってるよ」
慧音との会話を終えて、僕は急いで結界の中に向かうことにした。
時は少し戻って
霊夢side
「はぁ~、暇ねー」
私の名前は博霊霊夢。博霊神社の巫女をやっているわ。今日、龍牙は一日寺子屋だし、退屈でしょうがないわ。特にやることもなくて、縁側でお茶を啜っている。
「おーい、霊夢ー」
あら、この声は
「魔理沙じゃない。どうかしたの?」
「いやー、やることなくて退屈でさ。そんで、霊夢のとこに遊びに来たってわけ」
「あんたもか」
「もってことは、霊夢も暇してたってことか」
「まぁ、そうなるわね」
「龍牙はどうしたんだよ?喧嘩でもしたか?」
「してないわよ。アイツ、今日一日寺子屋よ」
「あー、そういえばそうだったな。なぁ、霊夢」
「なによ」
「何かない?」
「あったら、私は退屈してないわね」
「だよな~」
「別に、何もない日ってのも良いわよ。平和ってことなんだから」
「そうだけどさ」
「少なくとも異変が起きたりするよりはマシね」
退屈なのに変わりはないが、今日はゆっくりとしていよう。異変なんて滅多に起こらないし。
そのように考えていたのがいけなかったのか、
ユラ
「ん?」
「どうしたんだ霊夢?」
「今、一瞬結界が揺らいだのよ」
「結界って、博霊大結界のことか?」
「えぇ、そのとおりよ」
「また、紫が何かしたんじゃないか?」
「私もそう思ったけど、妙なのよ」
「妙?」
「紫だったら、幻想郷に直接落としたりするのに、結界の中に気配が残ったままなの よ。まるで、その気配の持ち主が望んでそこにいるみたいに」
「つまり、紫の手によるものじゃないってことか」
「どちらにしろ、調べてみる必要があるわね。龍牙も気づいているだろうし」
「結界の中に私は行けないからなー」
「わかってるわよ、そんなこと。神社のこと任せるわ」
「しょうがないな。了解だぜ」
「お願いね。さて、私も向かうとしますか」
元の時間に戻って
龍牙side
「ここら辺から気配がしたと思ったんだけど」
ここは、博霊大結界。幻想郷と外の世界を隔てている結界の中だ。ここに、来られるのは限られているけど、一体。ん、だれか飛んできたみたいだ?えーっとあれは、
「おーい、霊夢ー」
あの巫女服は霊夢で間違いないね。
「早いわね」
「授業切り上げて、すぐ飛んできたからね。ところで、霊夢も気配を感じて?」
「そうよ。ところで紫は?」
「あぁ、紫なら、」
僕がそこまで言ったところで、急に空間に裂け目ができ中から
「私なら、ここよ~」
と言い紫が出てきた。
「あんた、のんびりしすぎでしょ」
「仕方ないじゃない。眠いのよ」
「私が目、覚まさしてあげましょうか」
「遠慮しておくわ。それに起こしてもらうなら龍牙の方がいいし」
「普通、年寄りは早く起きてくるものだと思っていいたんだけど」
「喧嘩を売っているのかしら霊夢?」
あれ、不穏な空気が作られている気がする。とりあえず、
「二人とも、今はそれどころじゃないでしょ」
「「だって紫(霊夢)が」」
「喧嘩するようなら、僕も参加するけど」(ニコ)
「「私たちは仲良しなので大丈夫です!!」」
「なら、いいけど」
さて、気配の持ち主はどこかな。能力を使わなくても探せそうだけど、
「あの~」
その声が聞こえた瞬間、霊夢はお札を、紫は弾幕を、僕は拳を存在に向かって構えた。ここにいるのなら少なくても、普通とは言えない存在だから。
「ひぃ!?」
どうやら、必要以上に驚かせてしまったらしい。
存在の姿を確認してみると、見た目は少女。黒髪で目も黒色、背丈は霊夢より少し小さいってところかな。はっきり言って、こんな女の子に武器とかを向けるのは気が引ける。だから、
「霊夢、紫、いったん構えを解いて」
「大丈夫なの、その子」
霊夢は警戒を滲ませた声で問いかけてくるが、
「大丈夫だよ。敵意は感じないから」
僕は自信を持って答えた。
「でも」
「霊夢、龍牙の言うと通りにしましょ」
「・・・わかったわよ」
さてと、
「ごめんね、怖がらせてしまって」
すると彼女は勢いよく首を振って
「い、いえ!私も必要以上に驚いてしまって申し訳ありませんでした!」
どうやら、悪い子ではなさそうだ。
「まず、君のことについて教えてもらいたいんだけどいいかい?」
「あ、はい。私は別の世界で神を任されているものの一人です」
「その世界の神様がどうして幻想郷に?」
「実は、ある人にお願いがあってここにやってきました。」
「ある人?」
「あなたです。鳴神龍牙さん」
「僕?外の世界の神様が何のお願いをしに?」
「今、私が見守っている世界で破滅の兆候が見られるのです」
「破滅?」
「はい。世界そのものが壊れてしまうほどの破滅です。」
「つまり君の願いというのは、」
「世界の破滅の回避するためにあなたの力をお借りしたいのです」
ここで、口を挟まなかった霊夢が口を挟み
「何で、あなた自身で回避しようとしないのよ」
すると、彼女は悔しそうに
「私には直接世界に干渉するだけの力がないのです。だから」
ここで、僕が彼女が言わんとしていることを引き継いで
「僕の力を借りにきたと」
「そういうことです」
「でも、なぜ僕なんだい?」
「あなた自身が持つ力。そして、あなたがその身に宿す双極の力ゆえにです」
僕は苦笑して
「そこまで知っていたのかい」
「ごめんなさい。勝手に調べてしまって」
「別に気にしなくていいさ」
そう言いながら、僕は彼女を安心させるように笑いかけた。
「は、はい。(ポー)」
あれ、何か顔が赤くなってない?
「霊夢、龍牙がまた落としたわよ」
「どれだけ落とすのよ・・・」
霊夢と紫は良くわからないことを言っているし。
「えーと、それで君のお願いの件だけど」
「・・・(ポー)」
「あ、あの、もしもーし」
「え、あ!は、はい!」
「えと、大丈夫?」
「はい!何の問題もありません!」
「それで、君のお願いのことだけど、引き受けるよ」
「え、引き受けてもらえるのですか!?本当に!?」
「うん。君の願い事、確かに聞き入れたよ」
「あ、ありがとうございます!!」
そう言って、彼女の頬に一筋の涙が伝った。
僕は霊夢と紫に向かって、
「そういうわけだから、この子の世界に行ってくるよ」
すると霊夢が
「待ちなさい、龍牙。私も一緒に行くわ」
紫も
「私も行くわ。と言いたいけど、霊夢まで離れるんなら、私はこっちにいたほうがい いわね。それに、龍牙なら、連絡も取れるし問題ないでしょ」
僕は霊夢に、
「霊夢、ダメって言っても付いてくるんでしょ?」
「当然でしょ。あなた一人を危険な目に合わせるわけにもいかないわ」
「わかったよ。霊夢よろしくね」
「こちらこそ」
こっちの話がまとまったことを確認した少女が話しかけてきて、
「それでは、龍牙さんと霊夢さんのお二人が私の世界に来られるということですね」
「うん」 「えぇ」
「わかりました。では、お二人を私の世界までお送りします。重要人物に接触しやす いようにとか、住む場所等のサポートはこちらのほうでしますので、心配はしない でください」
「ありがとう。助かるよ」
「いえ。むしろ、これくらいのことしかできずに申し訳ないぐらいです。
では、行きますね。」
「それじゃ、紫、行ってくるよ」
「気をつけなさいよ。」
「紫、幻想郷は任せたわよ」
「はいはい、当然わかってるわよ。」
ここまで、会話して僕と霊夢の二人は光に包まれた。さて、どんな世界が僕たちを待っているのだろうか。
どうも、はじめまして。筆者のザーハック2128です。今回、初めて小説を書くことに挑戦してみました。更新速度とかはどうなるかは分かりませんが、完結を目指して頑張りたいと思います。次回は、主人公である龍牙の設定と、霊夢の設定について書いていく予定です。では、また次回。