幻想最強と魔法世界   作:ザッハーク2128

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料理の実力と危険な闘球

 

【教室】

 

龍牙side

 

自己紹介の時間の後は、普通に授業が進んだ。で、これから昼食の時間なんだけど、どこで食べようかな?そう考えていると、

 

「ねぇ、龍牙君、お昼一緒に食べない?」

 

なのはが誘ってきた。僕は構わないけど、

 

「霊夢も一緒でいいかい?」

 

「もちろんなの。それに、霊夢ちゃんなら、アリサちゃんとすずかちゃんに捕まってるの」

 

そこまで聞いたところで、霊夢のほうを見てみると、

 

『霊夢、お昼一緒に食べるわよ』

『いや、私は一人でもいi・・』

『つべこべ言わない!すずか、霊夢を連れて屋上に行くわよ』

『了解だよアリサちゃん!』

『ちょ、ちょっと!分かった!行くから離しなさい!』

 

そう会話して、あの三人は出て行ってしまった。しかし、あの霊夢が押されるとは・・

 

「龍牙君、私たちも行こう」

 

「そうだね」

 

さて、ゆっくりお昼ご飯でも食べますか。

 

 

 

 

【屋上】

 

屋上に出ると、心地よい風と春の陽気が感じられた。

 

「うーん・・いい、天気だねぇ」

 

「そうなの。やっぱりこういう日には、お外でご飯を食べたほうが美味しいの」

 

「それは同感だね」

 

そこまで話したところで、

 

「あんたたち、遅いわよ」

 

「霊夢ちゃんとアリサちゃんが待ちくたびれちゃうよ」

 

アリサとすずかが話しかけてきた。

 

「ところで、龍牙」

 

「何」

 

「霊夢、お弁当持ってないんだけど?」

アリサがそんなことも言ってくる。

 

あれ?朝、霊夢にお弁当渡したはずだけど?

 

「霊夢、もしかして忘れてきちゃった?」

 

「う・・そうなのよ」

 

「だから、一緒にお昼食べるのを誘われたとき、渋っていたのか」

 

「えぇ、まぁ、一食ぐらいなら持つだろうしね」

 

「ご飯はしっかり食べないとだめだよ。しかたない、一緒に食べようか」

 

「ごめんなさい」

 

「気にしなくていいって」

 

とりあえず、霊夢のお昼は何とかなりそうだね。これ以上、なのは達を待たせるのも忍びないし

 

「ごめんね、待たせちゃって」

 

「気にしなくていいわ」

 

「そうだよ。それより早く食べようよ」

 

そう言って、お昼ご飯を食べ始めた。

少したって、(僕の分は食べた後)

 

「ところで、龍牙。あんたと霊夢って親戚なんでしょ」

 

「そうだよ。それがどうかしたのかい?」

 

「いや、別にどうってことはないんだけど。あんた達って、どこに住んでるの?」

 

「霊夢とは別の親戚の家に一緒に住んでいるよ。場所の説明は、まだ、この土地のことをよく知らないし難しいな」

 

「よく知らないで、学校まで来れたわね」

 

「それなら心配はしてなかったな」

 

「どうして?」

 

「迷いそうだったら、霊夢に聞けばいいから」

 

「何、霊夢はもう大体の場所を覚えているってこと?」

 

「いや、まったく」

 

「だったら、どうして?」

 

「勘。霊夢の直勘に頼るから」

 

「勘って。また、適当な・・」

 

「それで上手くいくから問題ないでしょ」

 

実際に霊夢の勘は凄いしね。

 

「ねぇ、龍牙君」

 

「どうした、すずか?」

 

「龍牙君のお弁当って、さっき言ってた親戚の人が作っているの?」

 

「いや、弁当を作っているのは僕だけど」

 

「あんた、料理できるの?」

 

「朝言ったように、趣味の一環だけどね。それなりに上手くできていると思うよ」

 

「せっかくだし食べてみたいの」

 

「それなら、霊夢」

 

「分かってるわ。ほら、好きに食べなさい」

 

「「「じゃあ、遠慮なくいただくわ(いただきます)(いただくの)」」」

 

パク

 

「「「お、美味しいー!!!」」」

 

「ってか、これ本当にあんたが作ったの!?」

 

「普通に、お店出せるよ!」

 

「お母さんのご飯よりおいしいの!」

 

おぉ、三人のリアクションが凄いな。

 

「口にあったようで何よりだよ」

 

うんうん。美味しそうに食べてくれて、作った甲斐があるというものだ。

 

「でも、美味しすぎて、女子として自信なくしそうだわ」

 

「「「うんうん」」」

 

アリサがそんなことを言うとなのは、すずか、霊夢が頷いていた。っていうか、霊夢もか。

 

「ま、まぁ、僕の場合は作る機会が多かっただけさ。経験を積めば誰だって、美味しく作れるようになるさ」

 

「そうね。ただ、龍牙は他の家事も完璧にこなせるじゃない」

 

霊夢が余計なことを言ってる気がする。

 

「そうなの、霊夢ちゃん?」

 

「そうよ。家の家事全部、龍牙がやっているわ」

 

「霊夢なら僕が何をしてきたか知ってるだろ」

 

「当然よ。アイツのところで執事として働いてたんでしょ」

 

「龍牙、執事できるの?」

 

アリサが訊ねてくる。

 

「一応ね。その時に、家事一般の能力は身に着けた」

 

「ふーん。ねぇ」

 

「何?」

 

「私の執事をやらない?」

 

「また、急な話だね」

 

「善は急げよ。それで

 

「ちょっと待ってよ、アリサちゃん」

 

お、すずかがアリサを止めてくれるのk

 

「龍牙君には、私の執事をやってもらうよ」

 

訂正。止めてくれませんでした。

 

「いいじゃない。すずかのところには、ファリンさんとノエルさんがいるんだし」

 

「それを言ったら、アリサちゃんの家には鮫島さんがいるでしょ」

 

ギャーギャーギャー

 

とりあえず、

 

「二人とも、僕はやるなんて一言も言ってないからね」

 

「龍牙、聞こえてないわ」

「龍牙君、聞こえてないの」

 

「・・・・」

 

初日の昼休みは騒がしいまま過ぎ去っていった。

 

 

 

 

 

 

【体育の時間】

あの後、アリサとすずかには、執事のことは考えておくと言って騒ぎは収まった。

で、今は、体育の時間でドッヂボールをやっているんだが。・・・ドッヂボールはこんなに危険なスポーツだったかな?

 

「龍牙。子どもたちのスポーツって、こんなに危ないものなの?」

 

「いや。僕が知る限り、こんなのはなかったけど」

 

「すずかが投げているボールからは、ヤバい音が聞こえてくるわ」

 

そうなのだ。すずかが投げているボールを、小学生が取るのは明らかに難しいだろう。

 

今も、

 

「いくよー」

 

ビュン!・・ドス!「ぐはぁ!!」

 

柔らかい声と裏腹に、とんでもない威力のボールがクラスの子に向かって投げられている。ちなみに、相手の残りはすずかだけ。それに対して、こっちのチームは僕と霊夢の二人になった。

 

「あとは、霊夢ちゃんと龍牙君だけだね」

 

「龍牙、どうするの」

 

「霊夢は回避優先。僕がやるよ」

 

「わかったわ。油断だけするんじゃないわよ」

 

僕はそこまで会話して、すずかに対峙した。

 

『すずかー、遠慮なくボコりなさい』

『すずかちゃん、ファイトなのー』

 

アリサやなのはも外から応援している。てかアリサ、僕だから遠慮は必要ないが、他の人の時にその応援は危険だから止めてもらいたい。

 

「いくよ!龍牙くん!!」

 

ズバン!

今日一番のボールが、僕に向かって投げられてきた。このボールを取れる小学生なんて居ないんじゃないってくらいのボールが。

でも、残念だったね、すずか。僕もまた、普通じゃないからさ、

 

パシ

「え!?取られた!?」

 

これぐらいなら簡単に取れるよ。

 

「なかなか強い球だね、すずか。でも、相手が悪かったよ」

 

「っく」

 

「さて、終わらせるかな」

 

「私だって、そう簡単には負けないよ!」

 

「わかってる。それじゃ、いくよ!」

 

僕は勝ちに行くため、ボールをすずかに向かって投げた。

 

フワ

 

超スローボールを。

 

『すずか、龍牙がミスしたわ!次で決めなさい!』

 

「任せておいて、アリサちゃん!」

 

確かに傍から見たら、ミスに見えるだろう。実際に僕の狙いに気づいているのは、霊夢だけだし。

そして、僕が投げたボールをすずかが取ろうとして、

 

「取っ、えぇ!?」

 

手元で物凄い回転がして、すずかはボールを弾いてしまった。つまり、

 

ピー

 

試合終了。僕たちのチームの勝ちが決まった。

 

ワァァァ

 

うん。僕のチームのメンバーも喜んでるね。

 

「お疲れ、龍牙」

 

「霊夢もね」

 

僕と霊夢もお互いを労った。

すずかやアリサ、なのはも僕たちのところに来て、

 

「あはは、負けちゃったよ」

「あんた、強すぎじゃない?」

「龍牙君の最後のボール凄かったの」

 

などと言ってくる。

 

「でも、なのはの言う通り、最後のボール。あれ、何よ」

 

「いや、強い球とか投げて怪我とかさせるわけにもいかないから、手元で弾くような球を投げることにしたんだよ」

 

「器用すぎでしょ。それに、すずかのボールを簡単に取ったりしてるし」

 

「運動が得意なだけだよ」

 

実際に、運動神経は常人を超えちゃってるしね。

 

「龍牙君、今度は負けないよ」

 

「僕も負けるつもりはないよ」

 

すずかと握手しながら、互いに言い合った。

 

「これが、青春ってやつかしら」

「みんな仲良しなのは、いいことなの」

「疲れたわ。さっさと家に帰って、お茶でも飲みたいわね」

 

霊夢、自由すぎるよ。しかし、吸血鬼の身体能力か。狙ってくるような輩もいるかもしれないし、少し警戒しておこうかな。

 

でも、霊夢の言う通り、転校一日目からハードだったな。今日はゆっくりと休むとしよう。

 

 

フラグが立ちました

「え」

 

 




 ザッハーク2128です。龍牙と霊夢の転校一日目が終わりました。実際に吸血鬼のボールなんか受けたら、大ダメージですよね。

 さて次回は、この世界での初の戦いとなります。相手は、剣士(シスコン)です。最後のフラグは、ゆっくり休めないというものです。恋愛方面に関しては、しばらく出てこないでしょう。後は、霊夢にも戦闘を行わせるか、考え中です。

 では、また次回、お会いしましょう!
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