休みが続くと執筆が進みますね。
さて今回はオリキャラ登場!
六道輪廻の修羅…アスラの血族アシュリー!
スペックは
リアスの髪色にいたるところに黒のメッシュ。
長さは腰まであるくせっ毛だらけの20歳。
瞳は赤いが、修羅道に身を任せると目が濁ります。それはもう病んでてデレる子みたいに。
黒歌に匹敵…といいますか朱乃ぐらいにぐらまーですが、千鶴以外に体を見せることはありません。見られたら見たやつ串刺しです。
幼少の頃千鶴に歯向い返り討ち。強さに惚れ従順になりました。
今後祐斗君の師匠として出てきます。オボエテイテネ。
使用武器は槍『阿修羅丸』←今の所これだけ。
赤黒い謎の金属でできた一本の槍。投げれば帰ってきます。
続きはあとがきで書きます。
気になる方はどうぞ(笑)
千鶴side
さて祐斗が家に来て夕飯を食べ終わった頃、俺は祐斗を連れてある場所へ向かっていた。
黒歌達にはどこに行くのか伝えてあるので、後で夜食でも作って来てくれるだろう。
「………っ!?」
今いるのは冥界の遥か北。SS級のはぐれ悪魔でさえ近付かないと言われる魔神を祀る祠がある山だ。
ここに来るには俺の『ルーラ』か、サーゼクス達4人の魔王とうざったい老害の許可もいる。まあ俺は許可をもらってるからここに移動できるわけなんだがな。
祐斗も何かに気付いたようで、顔を強張らせ魔剣を手に冷や汗を流し始めた。
「やめとくんだな、祐斗。いくら俺の修行をやっててもまだ禁手にも至ってないお前じゃ『アレ』には勝てんさ。」
アレ…俺がそう比喩する者はいたってシンプルなほど邪悪だ。まあ魔神の魔力が封印されてて、尚且つこんな不気味で吐き気のする場所に好き好んで住んでる奴だからな……俺もあいつの技には苦しめられたことがある。
「これは…悪魔なんですか?」
「………悪魔は悪魔だが、どちらかというと魔物だな。」
祐斗は俺の言葉に反論することなく魔剣を消せば、気分が悪くなるここの空気に耐えられなくなってきたのか口を押さえ出した。
魔物というのは悪魔とは似ても似つかない存在だ。
使い魔の森などに生息するのでさえ魔獣で一括りにされるが、ここにいる魔物は獣でも人でも無い。
故に、感じる魔力の質や気配は普段感じることのできないものであり、今まで気づかなかった些細な能力も引き出されるのだ。
「魔神っていうのはそもそも居ない。が、力は歴代魔王を凌駕するそうだ。」
ここ冥界に居るのは魔王が最高権力を持っている。天界では聖書の神だとかいうのが居たらしいが、そもそも冥界に神は居ない。
なので魔神なんて居ない。簡単な事だ。
「聞いたことはあります。まだ二天龍と戦う以前…冥界の戦力を集結させ封印した存在が居るとか…。」
祐斗の言うとおり、ここにはそれほど強大な力を持った魔物がいる。先代魔王全員が屈指の戦力を投下させなんとか封印した存在…アスラ。まだ聖書の神が生きていた頃はインド神話の神であったが、何時しか冥界にてとてつもない力を宿し魔族として扱われるようになった奴だ。
まあ封印を解くことは今の魔王でも不可能なようで、アジュカも少し前まではここの封印を強化しようと模索していたらしいが、強化でさえ上塗りしかできず直接な強化は不可能だったそうだ。
「誰だ?」
「うわぁぁぁぁっ!?」
祐斗が後ろから声をかけられ飛び退くと共に魔剣を出現させ声の主に投げた…が、その魔剣を羽虫でも叩き落とすように手を払えば魔剣は霧散した。
祐斗はその様子を見て目を見開き、声をかけてきた奴の顔…と言うか体を見て顔を真っ赤にした。祐斗が俺の方を見て説明を求めてきている。
「……なんだ?ち、千鶴様!?な、なんでこんなところに!?」
リアスのような紅い髪に黒のメッシュがいたるところに入っており、服装は下着のみ……もう何年になるか、俺が冥界ではぐれ悪魔を狩っている時にあった頃より成長はしているようで、黒歌にも負けず劣らない肉体を隠す下着でさえボロボロだった。そいつは祐斗の視線の先に何があるのかと言う訝しげな顔でこちらを見た瞬間…シュボッという音と共に顔が赤くなり始めた。
「久しいな、アシュリー。また服をダメにしたのか?」
「ああ、……あ、あまり見ないでくれ。その…千鶴様に見られるのはい…嫌なんだ……」
まだ俺が10代半ばの頃に出会った頃は完全に野生児染みており、俺を見つけた瞬間首を掻き切ってきた時は驚いてアシュリーの下半身を吹き飛ばしてしまった。それからすぐに再生させ1週間ぐらい面倒を見てやったんだが…それからというもの俺を崇めるようになってしまった。
やはり最初のアレが忘れられないのか俺を見ると顔を真っ赤にしてしゃがんでしまい、体と顔を隠すように腕で体を抱いている。
俺以外だと黒歌ぐらいにしか心を開いていないためか、先ほどから俺の横にいる祐斗にはとてつもない殺気を送っているようで祐斗の顔が真っ青になっていた。
「実はお前に頼みがあったんだが…忙しいか?」
「いえ!とんでもないです!私、アシュリーは千鶴様に身も心も捧げる所存であります故、千鶴様の頼みであるのなら全身全霊を持って受けさせてもらいます!な…何をすればいいのでしょうか?掃除洗濯料理等は黒歌にも負ける私です……せ、せ、性処理などでしょうか?私…その…初めてなので…優しくしていただけるとうれしぃ……です……。」
顔を真っ赤にしてもじもじしながら上目遣い…普通の男ならすぐに襲いたくなる姿でだ。だがアシュリーは自分の認めない奴にはかなり当たる。それはもうグレイフィアさんにサーゼクスの悪口を言った時よりだ。
さていつまでもこんなことをしている暇はない。今日ここに来たのは祐斗を鍛える為なのだから。
「アシュリー。」
「っ!?はいっ!!」
俺がふざける事も無くただアシュリーの名前を呼ぶ。それだけでアシュリーはビクッと体を震わせ体を隠すこと無く立ち上がり俺の顔を見てきた。
真剣な表情でこれから何を言われるのか緊張しているようだ。
まあ俺が放つ威圧に祐斗が膝をついているのを見て冷めた目線を一瞬向け、弱者に興味はないという表情を見せるぐらいには余裕がある。
「難しいことじゃない。1週間でこの祐斗を最上級悪魔並みにしたい。協力をしてくれ。」
俺がそう言った瞬間、俺と祐斗のいる方向に向かって黒い魔力が飛ばされた。放ったのはアシュリーだ…目が黒く淀み、表情は無表情だが背には鬼の顔が見えた。
俺は黒い魔力のそれを指先で逸らし祐斗に向けると、祐斗はハッとして風を纏う魔剣を創ればその魔力を吹き飛ばそうとするが…黒い魔力は祐斗の魔剣を吸い込み剣の形を創り祐斗の頬を切り裂いた。
「神器か。私に武器は通用しないぞ?」
アシュリーは武器と名のつくもので傷をつけられる事はない。
それは神器も一緒だ。
祐斗の神器ではもちろん、イッセーの赤龍帝の籠手も籠手という武器に属される為殴ることも不可能だろう。唯一イッセーのは籠手が吸い込まれる事はないだろうってとこか。
「千鶴先生……彼女は?」
「ふん…千鶴様に紹介させるほどでもない。私はアシュリー。アスラの血族にして、六道の一角…六道の修羅…阿修羅のアシュリーだ。」
そう言ったアシュリーは腕を振るう。次の瞬間には俺たちの後ろにあった地面が抉れ腐り、燃え盛ったかと思えば足から伝わる冷気…そして聞こえる怨声。最後に風が吹けばそこには半径500メートルはあるであろう戦場のリングができた。
いろいろ考えているのだろうけど、アシュリーは俺の頼みは必ず聞いてくれる。そこを利用してしまった……今度また相手をしてあげないとな。
「1週間で最上級悪魔レベルにしてやる……覚悟しておけ。」
そう言ってアシュリーはふんと鼻を鳴らした。
祐斗は結界などで作られたわけではないリングを見て冷や汗を流していた。
俺がやれるのはここまでだ。あとはアシュリーに頼み、成果に期待するしかできない。実際俺が鍛えられる日は決まっているし、毎日鍛え抜けれるわけじゃない。だったら俺の代わりで更に実力もある奴に任せようと思ったのだ。
そしてしばらくすると黒歌達がやってきて、弁当を片手に祐斗の過去と聖剣を壊す為に力を貸して欲しいこと、そして久しぶりにアシュリーと組手をしてアーシアと祐斗が顔を真っ青にしたり、アシュリーが容赦無く黒歌を倒した所為で白音が激昂して返り討ちにあっていた。それを見て祐斗が無理と言う顔をしていたがそんなのは気にしない。
とりあえずは祐斗は風邪で休むことにさせ、俺は祐斗の救いを求める目を無視してアシュリーと祐斗に一先ずの別れを言って冥界へ置いて人間界へ戻った。
ちなみに黒歌に服をもってきてもらい、アシュリーには着替えてもらった。
千鶴side out
イッセーside
木場が学校を休み始めてもう4日…千鶴先生は大丈夫だっていうけど、こんなに休むとなると心配になる。
だから今日は部長に言って木場の様子を見に行ってもいいかと許可と場所を教えてもらおうかと思ったんだけど……
「急にどうしたんだろうな、部長。昼休みになったら部室に来いだなんて。これからは昼にも練習するのかね?」
俺は教室から一緒に出てきたアーシアと一緒に部室に向かっていた。
うーん、やっぱ美少女と並んで歩いてると視線がグサグサ刺さるぜ……知ってるかお前ら?こう見えてアーシアは素だと天然なんだぜ?
「あ……」
「ぐふっ!?」
……な?何もないところで躓いて俺の背中に肘鉄だ。最近筋トレも一緒にするし足運びなんかは俺より上なのにだぜ?まあすぐに治してくれるんだけどさ。
こんな美少女にぶつかるなんてって思ってるのかそこの男子諸君?
この美少女は千鶴先生にお熱なんだよ……だからそんな目を向けても俺は悪くない。
「イッセーさん、大丈夫ですか?ごめんなさい…最近千鶴お兄様成分が足りないのか体に力が入らなくて…。」
ううぅ、そんな悲しそうな顔をされても……俺は千鶴先生じゃないしな。
「ま、まあ早く部室に行こうぜアーシア。部長が待ってるしさ。」
「は、はい!」
さあ部室の前に来たのはいいけど……
「アーシア、中に部員じゃない人いるよな?」
「ですね。けどこの感じ…学校内では感じていましたよ?」
そうなのだ。部室には部長、朱乃さん、後は感覚的に帝家。あの家の人たちは気配も消せれるから集中しないと見つけられないんだけどな。後は2人…いつも学校内で感じる魔力で、よく生徒会室の方から感じるものだった。最近感じ始めた魔力と今のアーシアより少し上ぐらいの魔力の持ち主…まあ予想だと生徒会長の支取蒼那先輩。
「ああ、やっぱり生徒会長だった。」
中に入れば予想通りの生徒会長…この学園では4番目…5番目か?それぐらいの美人さんだ。
同じ学園に通う悪魔同士だから仲はいいんだろうか?
「あら、やはり気付いていたのですね…兵藤一誠君にアーシア・アルジェントさん。」
そう言って支取蒼那先輩は俺とアーシアに会釈をした。隣にいる男子生徒は俺の顔を見てふんと鼻を鳴らし俺の前にやってきた。
実力的にはこの中で最弱…多分アーシアの蹴りで沈むだろうな。
「まさか変態三人衆の1人であるお前がグレモリー様の『兵士』とはな…まったく、プライドが傷つくぜ。」
……なんだこいつ?もしかして実力がわかってないのか?……ああ、そうか。俺は千鶴先生に鍛えられてるからこんな考えなのか。けど悪魔としてはどうなんだろ?俺はグレモリー眷属だったりライザーみたいな悪魔しか見てないからな。
「サジ、おやめなさい。あなたでは兵藤君はおろかアーシアさんにでさえ勝てませんよ。」
そういう支取先輩の顔は部長と同じく凛々しくて、それを聞いたサジは目を見開き首を傾げるアーシアを見ていた。
「………ははは、会長。それは流石に冗談ですよね?もしかしてあれですか?女だから手を上げられないから負けとか?」
サジは何か勘違いをしているようで、苦笑いを浮かべながらアーシアを見ていた。……あ。
「そもそも女に手を上げないとか力量の読めない雑魚がすることにゃ。」
黒歌お姉様がため息をついてサジを睨んでいた。なんだろ?ちょっと機嫌が悪い?
黒歌お姉様はソファーで千鶴先生の隣に座っていたが、何やら怒っているのかサジの前に立つと目線を合わせ目を鋭くして気を滾らせていた。
「な…帝黒歌先輩?な、なんでここに?」
え?気付いてなかった?どんだけ気配察知ができないんだよ……。
「ごめんなさい、黒歌さん。この子はまだ眷属になったばかりでまだまだ実績もありません。今回の事は改めて謝罪を」
「いらないにゃ。」
そういうと黒歌お姉様は部室を出て行った。千鶴先生と白音ちゃんは気付いたらおらず、サジと支取先輩は改めて自己紹介をして部室から出て行った。
支取先輩の本名はソーナ・シトリー様らしく、部長と同じ上級悪魔の家系で元72柱の悪魔の一角らしい。あ、あとサジ…匙元士郎はどうやら兵士の駒を4つ消費したらしい。
俺は8つ消費した事を教えられて舌打ちをしていた。嫌われてるなぁ…まあ男に好かれても仕方ないか。
…それに匙からは悪魔ともう1つドライグに近い気配が感じた。あれはなんだったんだろうか?
あ、木場の事を聞かなきゃいけなかったのに忘れてたぜ。まあ部長顔を見る限りは心配はしてなさそうだし……風邪っていうのは嘘かもしれないな。
それから3日……木場が学校を休んで1週間。なんか町の雰囲気が変わった気がした。アーシアもクラスではそわそわし始め、朱乃先輩は鋭い目つきで外を見ていた。白音ちゃんは何やら部室に来るたびに耳と尻尾を出し、千鶴先生は窓際に立って笑みを浮かべてた。そこに黒歌お姉様がおらず木場もいない……この町で何かが起こっているのは確かなんだろうな。
イッセーside out
祐斗side
あの時、千鶴先生に連れてこられたここ…冥界の奥深く、魔神の眠る山に来て僕は師匠のアシュリー様に1週間鍛えに鍛えられた。
この山の空気は人間界より深く濃く、ただ立っているだけでも体力が奪われる程に瘴気…所謂人の身には害になる空気が漂っていた。
冥界の町では全く感じない瘴気も、この山に一歩入った瞬間に世界が変わったかのように感じた。
これは結界で外に出ないようにしているようで、結界が破られたら冥界中に瘴気が流れるようだ。
そして僕はそんな場所で千鶴先生の修行よりキツイ物を行っていた。そして気付いたのは、やっぱり千鶴先生は僕に見合った修行内容を与えているのだと分かった。
「0.3秒動きが遅い。やる気がないなら殺すぞ?」
うん、千鶴先生にはあんな表情をしていたのに、僕の目の前じゃ鬼なんだよね。
もちろん修行内容も鬼畜仕様だ。イッセー君ならアシュリー様の姿を見るために頑張りそうだけど、そんな目で見た瞬間『串刺し』なんだろうね。
「はい!!すみませんでした!」
「謝る前に足を動かせ!貴様は本当にノロマだな!」
そう言っていつの間にか僕の後ろにいて足払いをかけてくるアシュリー様。かわそうと飛び上がれば追撃のようにムーンサルト。なんとか魔剣を創りガードしようとするも、アシュリー様の足に触れた魔剣がぶぅんという音と共に掻き消え頬に激痛が走った。
歯が折れた感触がして口から血を吐けば血と一緒に歯が2本飛び出た。
容赦のない蹴り技はそれだけで僕の心を折ろうとしてくるが、流石に1週間これを受ければもうどうでもよくなる。なにせ蹴り技なんてただの初動の一部なんだから。
「ほら、避けろ避けろ!一撃当たったらこの山を30周だぞ!」
「うおぉぉぉぉぉ!!」
千鶴先生とは違う生命の危機。
アシュリー様が持っている槍…阿修羅丸は一撃当たれば僕の体力を根こそぎ奪う。どうやら黒歌先輩や白音ちゃんみたいな仙術を武器に宿しているようで、始め喰らったら足に力が入らずタコ殴りにされた。そのあと山を走ることになり何度も転げ落ちた事がある。
山を登るって直線じゃないよ?螺旋状に頂上まで上がるんだ。しかも上に上がるごとに距離は短くなるけど重圧と瘴気がとてつもなくなり、頂上近くになれば進みたくなくなり逃げ出したくなる。まあそれを見たアシュリー様が僕の背中に山の麓から殺気を放ってくるんだよね…登っても地獄登らなくても地獄ってやつだね。
1週間経って自分はどこまで強くなったのか…相手がアシュリー様だけなので測りようがないが、逆にアシュリー様の力が僕やイッセー君を遥かに凌駕していて、僕の剣は通用せず、身体能力は赤子扱い…これで強くなっていなかったらイッセー君を叩き潰そう。最近赤龍帝の籠手で倍加して攻めてくるからね…倍加する前にああしてこうして…ふふ、 泣き叫ぶ姿が目に浮かぶよ……はははは
「気色悪い笑みだ。」
「ぐふぅぅぅぅっ!?」
頭の中で想像していたら顔に出てしまったらしい。鳩尾に槍の石突きで突きを喰らい僕は100メートルぐらい吹き飛んだ。アシュリー様と修行し始めてキャラが壊れてしまったらしい。キャラ?何を言ってるんだろうか僕は。
「当たったから30周な。今日で最後なんだから奮発して50周に増やしてやる。」
奮発の意味がわかってないですよね。
ああ、早く千鶴先生来てくれないかな?
そういえばもうそろそろ球技大会だっけ?練習してないけど大丈夫だよね?まあ山を削る程の速度と強度を持った小石を躱したりしてるしギリギリ目で追えるようになったから大丈夫なはず。
「ん?あっ……千鶴様!!」
見てごらんよ、僕と修行していたらあんな顔見れないよ?頬を赤く染めて、今まで修行でボロボロだった服を隠すように腕で体を隠し、ペコペコと頭を下げていた。
「やあアシュリー。祐斗の調子はどうだ?」
「は、はい!頼まれていた通り最上級悪魔には匹敵するかと!」
アシュリー様は僕の方を見てふんと鼻を鳴らし笑みを浮かべた。
……認められたのかな?
「まあ、まだ荒削りではありますけど、後は実戦の中で学べばいいでしょう。なにせ殺す気で攻めたわけではないですし、命をかけた戦いを経験しないと壁は乗り越えられませんし破ることなど夢のまた夢です。」
……あ、あれ殺す気じゃなかったんだ。……え?
「祐斗、大丈夫か?目が死んでるが……明後日から球技大会だけど、もし調子が悪いなら休んでもいいぞ?」
そんなに調子が悪そうなのだろうか?千鶴先生が心配そうに僕の顔を見て頭を撫でてくれた。なんだろう…とても懐かしく、そして暖かい。
千鶴先生が黒歌先輩や白音ちゃん、アーシアさんに慕われるのはこういう暖かさがあるからなんだろうな。
けど、僕はグレモリー眷属だ。部長たちが頑張るのに僕が出ないのはダメだろうな。
「やりますよ。それに…先生は顧問です。先生の顔に泥は塗れません。」
そう言って僕の冥界での修行は幕を下ろした。ここでの1週間…僕は聖剣を折る心構えと技量を得られたのかな?
「木場、50周。」
ああ、忘れたものかと思ってたけど覚えてたか……うん、あと少し頑張ろう。
祐斗side out
黒歌side
私はここのところストーカーというものの被害にあっている。
なぜそんな事がわかるかと言われれば、普通のストーカーは影でコソコソして付け狙ってきたりするのに、今回のストーカーは私の目の前に現れ一緒に来いなどと言うのだ。素直に言うなら…うざったいにゃ。
「また来たのアンタ?懲りないわねぇ……私は弱い奴に着くつもりもないし、好きな男以外に触れられたくないんだけど?」
「へっ!おいらは強い奴と戦ってこっちに引き込むだけだぜぃ!」
そういう猿…美猴と名乗る男は棒を取り出して構えを取った。確かに腕は立つようだけど、ぶっちゃけ修行から帰ってきた祐斗より弱く、千鶴なら指先で倒せるやつ。
そんな男に興味は微塵も湧かなくて、さらに言うなら1週間前から私に立ち向かっては負けて去っていくような奴だ。好感なんて持てない。まだイッセーの方がかわいいにゃ。
「はいはい、いい加減にしないと…殺すわよ?」
この1週間、私は千鶴といる時間がかなり減っていた。
学校が終われば家に帰るか部活に行くか。けどやっぱり千鶴は教師だから仕事で遅くなるし、家に帰って夕飯を作って待っている方がいい。
けどそれを邪魔してくるのがこの美猴とかいう猿。
白音とアーシアが必ず買い物に行く瞬間に私の目の前にやってきて戦おうとしてくるの。
『おいらが勝ったら、お前さんには『禍の団』に入ってもらう。お前さんほどの戦力があれば俺っちたちは次の段階に行けるからな。』
カオス・ブリゲード…ぶっちゃければテロ集団。
私はそれに入るつもりもない。だってそこには千鶴がいないから。この猿は何を勘違いしているのか、私が負ければついていくと勝手に解釈しているようで、毎日一回は戦いを挑んでくるのだ。
「殺せるもんかよ!いくら強いとはいえ女に負けるなんてありえねぇ!」
そしてこれだ。
女だからとか、そういう言葉を聞くと無性に腹がたつ。この前もアーシアにバカな事を言った金髪の男がいた。
あいつは力量も読めない雑魚だけど、こいつは力量を知りながら、それに何度も負けているのに女になんかとか言ってくる。
「ほんと…救いようのないバカにゃ。」
そして私は上空から降り注ぐ炎の柱に捉えられ叫び声をあげる猿を見て思う。
(カオス・ブリゲードだかなんだか知らないけど、千鶴が腕を振るうだけでこうなる相手なんかどうでもいいにゃ)
昨日の夜、千鶴に変なやつにしつこく付きまとわれていると言ったところ、俺に任せろと言っていた。多分最初から私の周りにこういうのが居たのは知っていた。けど私の実力ならどうってことないのがわかっていたからか無視していたようで、相談したら少し怒った顔で排除するかって呟いていた。
家族に降りかかる火の粉を払い退けるのではなく、更に圧倒的な火力で火の粉を飲み込む。これが千鶴にゃ。圧倒的な強さと抱擁力…私の大好きな千鶴。
多分これからもこういうことがあるかもしれない…今度は千鶴の力を借りずに対応できるよう、更に精進を続けるにゃ。
「あ、また逃げた。」
気付いたら炎に包まれながら逃げていく猿。少しは懲りただろうか?
まあ今はそれより……
「千鶴にお礼と…後、今日はいっぱい愛してもらうにゃ!」
やっとすっきりした気持ちになれた。いつも一緒に寝てたのに、頭を撫でて抱きしめてくれるだけだった千鶴。ほんと…あの猿や金髪に比べたら月とスッポン…スッポンがかわいそうなぐらいにゃ。
黒歌side out
というわけでどうでしたか?かなりオリジナルになりましたが、この作品は禍の団アンチのシトリー眷属ほぼ無視です。なぜか?今のイッセー達には及ばないからです(笑)
セラフォルーに正式依頼されてないので鍛えません。
さてアシュリーちゃんなのですが、特殊な力があります。
中でもあったように武器は通用しません。
『戦神の武鱗(バルトロス・ディフルディア)』という特別な神器持ちです。彼女は神人という神と人の間に生まれた子です。そういう仕様ですご了承ください。
突っ込まれても躱します(笑)
今まで登場したキャラの戦力的には
クレアーレ>>ダークドレアム>エスターク>超えられない次元\\(イッセー40回倍加…現段階では15回が限度の為到達できず)>未だ修行中の身である千鶴>>>>>>>>>>サーゼクス・アシュリー>>>黒歌>グレイフィア>祐斗≧白音>沖田総司>>朱乃>リアス>イッセー≧美猴>アーシア≧ソーナ>>>>>ギャスパー>匙
こんな感じです。
イッセーが最強になるのはまだまだ先です。そしてイッセーの素が強くなれば倍加の量も減りますが、その間に千鶴も鍛えます。てかそのうち千鶴が進化します(笑)主にあいつらのせいで……
ではこれからもよろしくお願いします。
あ、誹謗中傷は削除しますので評価に1でも入れてください。あれですよ?自己満足品なんですから、これ。