次元龍の息子はやはり世界最強なのか   作:オリシュラビッ党

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前回の終わりは次回に持ち越しです。
イッセーとアーシアが悪魔になるのは同じ時とだけ。
原作と大いに違いますが許してください。


さて、生徒を助けに行こう1

千鶴side

 

学校が終わりさて朝の堕天使どもを探すかと用意していた時、職員室に見慣れた紅い髪と黒髪の持ち主が入ってきた。

 

「千鶴先生、少しお耳に入れたいことがあるので、後で部室に寄っていただけないでしょうか?忙しいと思いますが……。」

 

職員室で他の人の目があるからかいつもとは違う口調でそう言ってくるリアスに、多分今日の朝の事だろうとい思いつつ、俺はある程度分かっているもののそう言えばリアスに報告をしていなかったのを思い出した。

 

「分かった。準備ができたら向かうから先に行っていてくれ。」

 

話が済んだら直ぐに向かおう。今は2人で行動しているし、あのフリードとか言う奴は町を徘徊している。感じれるのは聖や魔の気なので人間で神父のフリードの気配はかなり薄いが……。これは感覚の鍛錬をしないとダメだな……。

リアスと朱乃はそのまま会釈をして去っていった。とりあえず烏どもがいきなり襲いかかってきてスーツを破かれたら洒落にならないので結界を張るためにも部室には行く予定だったが。

俺は今日の仕事は終了すると教頭へ告げるとオカルト研究部のある旧校舎へと向かった。ギャスパーは元気だろうか?まあ夜の仕事では一番の稼ぎ頭だし心配は無いが、今度飯でも作ってやるかね。

 

「お、祐斗。遅かったな、日直か?」

 

旧校舎へ歩み始めて暫くすると祐斗と出くわした。そう言えば黒歌と白音はもう部室にいるらしい。

 

「帝先生。朝は何処へ行ってたんですか?」

 

そいいやあ祐斗は俺の修行をしてるからある程度の気配は読めるか。

 

「いや何、烏がな。」

 

祐斗は烏と聞いて首を傾げていた。堕天使の存在は知っているだろうが、烏呼ばわりするのは周りにいる人の中でも俺ぐらいか。

とりあえず部室で話すと言えば納得したので2人で部室へ向かっていった。

 

「全員揃ったわね。」

 

「どうぞ千鶴さん。今日は昆布茶にしてみました。」

 

「兄様…姉様がウザいです。」

 

「にゃあぁぁぁ、酷いよ白音……私はただ胸が大きくなるように揉んであげた……まあ揉むほどないけどっ!?」

 

「なら姉様のその無駄なのを切り取れば同じことです。」

 

「あ、姫島先輩。この昆布茶凄く美味しいですね。」

 

「……リアス、泣くな。」

 

相変わらず騒がしい部室だ。

リアスが俺と祐斗が入ってきたのを見計らい少し大きめに話し始めようとしたものの、朱乃はまだしも白音と黒歌は姉妹喧嘩を始めた。白音、まだ1年なんだからまだ気にすることは無い…だからその…手刀に気を溜めるな。マジでやりそうだ。

ほら、リアスがプルプル震えて……はあ、威厳は確かにあるがこういうところはまだ子供だな。

 

「ほら静まれ!……よし、リアス。」

 

「……ありがとうございます。みんなに重要な話があるの…ちゃんと聞いてね。……今日の朝、この町に堕天使が入り込んだの。数はわからないけど確かに堕天使がこの町の結界の中へ入ったのをソーナと確認したわ。」

 

「リアス、数は4。まあ下級堕天使って感じ。」

 

俺が少し怒気を孕んだ声で言うと白音は固まり手に纏っていた気を霧散させソファーに座る黒歌の隣に座り、朱乃は祐斗に微笑みを向けたまま固まっていた……祐斗、口からお茶が溢れてるぞ。

黒歌も感じたのかリアスの言葉に同意し数を告げた。

 

「とりあえずここにいるメンバーなら誰1人負ける人はいないだろうし、わざわざ敵対勢力にある堕天使に喧嘩を売る人もいないでしょう。」

 

どうやら下級堕天使ということで荒波を立てぬようサーゼクスに伝え処理してもらうつもりかね?まあこんな子供たちに無理はさせられないか……。

 

「堕天使の数は4。更に1人神父がいた……はぐれエクソシストだろうな。堕天使も構成メンバーはトップがレイナーレ。後はドーナシーク、カラワーナ、ミッテルト。神父の名はフリード……調べたところフリード・セルゼン本人だろう。ドーナシークとカラワーナは俺の家で監禁中。フリードの動向は分からないが、残った2人は居場所を察知できている。」

 

「………全てあなたにお任せするわ。そこまでいってるなら、私たちが手を出す必要も無いみたいだし。」

 

どうやら俺の勝手な行動が気に入らないようだ。ため息をついて空を仰ぎ見ていた。リアスは俺との修行も嫌いだからな……俺の事が嫌いなんだろう。

 

「烏って堕天使の事だったんですか。」

 

「まあな。てか堕天使って学校で呟いたら怪しいやつだろ。だから烏って言っただけだよ。悪魔の事はまず話さないようにしてるからな。」

 

朱乃が複雑な表情をしていたが俺の説明を聞いて少し安堵したのか息を吐いていた。お前を烏呼ばわりしているつもりは無いからな。

 

「というわけで黒歌、白音、今日は帰りが遅くなるから家で大人しくしてるんだぞ。二階の一番奥にある部屋に監禁しているから扉は開けるなよ。」

 

俺の言葉の意味が理解できたのか2人は顔を見合わせた後頷いた。いつもなら黒歌が駄々を捏ねるだろうが家に堕天使が居るということで白音を一人きりにしたくないのだろう。

 

「祐斗、一緒に来い。フリード・セルゼンはお前に任せる。リアス、祐斗を貸してくれ。」

 

「…順番が逆のように感じるけどいいわ。祐斗、千鶴に迷惑をかけないようにね。」

 

「はい!」

 

リアスの許可を貰えた事だし、俺は早速祐斗を連れて町を探索する事にした。話し込み過ぎたのか夕方になっていたが堕天使は常に2人で行動していた。先程何か強い力を感じたが直ぐに消えたので何かあるとは思うが、今はフリードの捜索をして祐斗の修行の成果がどの程度か見させてもらう事にする。

 

「……祐斗。」

 

「はい。」

 

そして俺たちは1つの一軒家へ辿り着いた。先程までフリードがいた家だ。扉は半開き…中からは少し鉄の臭い……嗅いだ事がある、血の匂いだった。

 

「とりあえずリアスに連絡をしろ。俺たちではこれをどうにかする権力はない。」

 

中に入りその惨状を目にして、俺は殺意が湧いた。

祐斗の顔見知り…契約者らしい。悔しそうに肩を震わせた後黙祷を捧げ謝っていた。

フリード・セルゼン

白髪をした人間の少年であり、「はぐれエクソシスト」と称されている神父。光剣と銃を武器として使用するという情報が悪魔の情報の中にあった。

言動は下品極まりないうえに、性格も徹底的に歪みきっている。また、嬲り殺しを好み、悪魔だけでなく悪魔に関わった人間さえも躊躇なく殺害する残虐性をもち、情勢が不利と判断すると仲間をも見捨てられる外道でもあるため今回も祐斗と関わっているのを知り殺したんだろう。

エクソシストは悪魔にとって天敵の武器を持っている。天使や堕天使の持つ力には抗えないのが悪魔だ。

死体を見るに銃弾は見当たらないが体にある穴は銃弾ではなく光を媒介にしたものか?いや、空薬莢があるという事は実弾……後は逆さ吊りにするための杭のようなものが両手両足に刺さり壁に貼り付けられ顔が半分削ぎ落とされている。

 

「……帝先生、彼女は確かに僕の契約者でした。それでここまでの事をするのがフリード・セルゼンなんですか?」

 

「ああ、勿論悪魔も例外じゃないらしいがな。だがお前にフリードは殺らせる。今の怒りを静めろ。彼女はお前と会えて、話して幸せだっただろう。最後はどうだったか分からないが、それでも今夜呼ぼうと思ってたかも知らない。お前は敵討ちの為にその手を汚すな。敵討ちなんて無駄だ……既に彼女の魂はここに無いんだからな。大切だった物なんていつの間にか無くなってる。そう思え。」

 

白状だろうな。一般人からしたらフリードは敵討ちの相手にふさわしいだろう。ザオリクをかけようにも無理やりにでも魂を成仏させたのかここには居ない。天界に魂があれば別だがその場にある魂にしか干渉できない俺は無力だ。体の損傷もただの肉には回復魔法の意味が無い。

俺は死なんてありふれた物だと知った。前の世界でも授業が始まる前に誰かが死んだと言われても、ああ死んだのかと思ったぐらいだ。

自分の知り合いが死んだら悲しいのは分かるが、根本的に俺は身内以外がどうなろうと興味は無いんだ。

 

「……分かってます。彼女からしたらただの一悪魔。僕から見ても1人の契約者です。弔ってやる事はできませんが、どうか安らかに……。」

 

それで終わりだ。祐斗の過去は知っている。敵討ちをしたい気持ちが消えてないのも……。けどそれは家族のようなものが殺されたからだ。俺はそれを否定するつもりは無い。

 

「……手分けするぞ。こんな事をしたフリードに俺は殺意が沸く。いつか白音や黒歌がフリードに傷でもつけられたらフリードもろとも日本を壊してしまうぐらいにな。」

 

俺の発言に祐斗は顔を真っ青にした。俺ならやれると気付いているからだろうな。

ひとまず祐斗にこの場は任せリアスが来るまではそこを離れるなと伝えた。

そしてその家を出て直ぐ……俺は金髪のシスターに出会った。何を言ってるかって?いや、シスターだぜ?日本じゃ殆ど見かけねえ存在だよ。

 

「……おい、大丈夫か?」

 

顔面から突っ伏してる……息はありそうだな。

 

「あうぅ……何も無いところで転んでしまいまし…た……?あ、あの……」

 

親父!親父!

 

『何だいきなり……?今エスタークを20ターン以内に倒すのに手間取ってるんだが?』

 

何してんだよ!?い、いやそれより頼みがある!俺に言葉の壁を無くしてくれ!

 

『言葉の壁…??ああ、そういう事か。ほらこれでいいだろう?』

 

終わったのか?なんか変わったような気配はしないけど……

 

「大丈夫か?」

 

「あれ?あ、はい大丈夫です!あっ!?」

 

おお、どうやら言葉の壁は無くなったみたいだ。どこの言葉か分からなかったが先程は何を言っているか理解できなかったからな。親父、ありがとう。

 

『ああ、それぐらいならお安い御用だ。お、千鶴!17ターンで倒したぞ!』

 

……ああ、おめでとう。次は10ターン目指したらいい。

親父の気配が頭から無くなり、俺はシスターの手を掴み起き上がらせた。

驚いていたようだがシスターはえへへと笑いながらこちらを見てきた。……金髪で緑の瞳か。美少女とはこういう子の事か?

 

「お見苦しいところを見せてしまい申し訳ありませんでした。」

 

俺に握られた手を胸に抱きながら頭を下げてきた…いい子だな。白音といい勝負だ。

 

「シスターがこの町に何のようだい?ここには寂れた教会しか無いぞ?」

 

「え!?そ、そうなんですか?おかしいなぁ…確かレイナーレ様がこの町の教会に来るようにと仰られていたんですが。」

 

レイナーレ……なるほどな。シスターという事はあのレイナーレは『教会』のトップか……アザゼルも管理しきれないって事か。

 

「……良かったら道案内をしてあげよう。俺もレイナーレという人に興味があるな。」

 

「ほんとうですかっ!わぁ、地図を見ても全くわからなくて、いろんな人に聞いてもまだ日本語に不慣れだからか話を聞いてもらえなかったんです…ああ、これも主のお導きによるものなのですね。」

 

何やら手を重ね祈っているが興味は湧かないな…この少女が祈る神がこの世界に居ないのを知ってるからだろう。

 

「こっちだ。」

 

祈りが終わった少女…アーシアだったか?その子を教会へと連れて行くため先導して歩いていたが、どうやらシスターの性分なのか足腰が悪そうなおばあさんに協力して荷物を持とうと手伝ったり(結局アーシアも持てなくて俺が持った)、見るからに不良の奴がカツアゲしている様子を見かければ間に入り仲裁しようとしたり(からかわれ泣きそうだったので俺がナントカした)、怪我をしている子を見かければ駆け寄り怪我を治療したり(指輪が光ったので神器だろう)、その間に自己紹介をしたのだが、やはりアーシアという名だった。そんな事をしていたからか、目当ての教会に着いた時には既に夜だった。

 

「その…今日は本当にありがとうございました。」

 

「いや、構わないよ。今時珍しい子だとは思ったけど、君の行動は見ていて気持ちのいいものだった。」

 

嫌いでは無いよ、その精神はと笑みを浮かべて言ってあげると、照れたように顔を赤くした。……どうやら協会内からはレイナーレ達の気配は感じなかった。よく感覚を研ぎ澄ませばこことは違うところにいた……まあまだ夜は長いし、最悪明日でもいいか。

 

「あの、よかったらお茶でもいかがですか?レイナーレ様がおられれば挨拶もしていっては……」

 

「いや、今日はやめておこう。こんな時間だしね。また機会があればその時に……同じ町内なら直ぐにでも会いそうだからね。」

 

そう言って俺はアーシアに手を振りその場を去った。

—千鶴さんに神のご加護がありますように-

そう言われ振り向けば、そこには聖女がいた。

 

 

 

アーシアと会い既に3日。

アーシアと別れた後町を探索したが、どうやら完全に堕天使の気配を消す事が出来るようになったのか、はたまた俺の探知能力が弱くなってきているのかフリードどころかレイナーレ達でさえ探す事が難しくなってきていた。

いつまでも部屋に監禁していても仕方ないと黒歌に言われ(どうやら放課後遊べないのが不満らしい)、一度3人でドーナシークとカラワーナのいる部屋に入ったのだが、ドーナシークは入ってきた俺の前で跪き、カラワーナは憔悴しきった顔で置いてあるベッドで横になっていた。

どうやらこの3日の間、何から何まで我慢していたからか体内に色々な不純物が溜まり、ドーナシークに監視されていて動く事さえままならなかったようだ。

一先ず黒歌と白音にカラワーナを任せ、俺はドーナシークにレイナーレ達が何処に潜伏しているのか分からないか?と聞いてみた。

 

「レイナーレ様……いえレイナーレがこの町に来た理由は、アーシア・アルジェントの『聖母の微笑(トワイライト・ヒーリング)』を奪い至高の堕天使になること。この町を選んだ理由は偶然です。居場所は私にも分かりませんが、元々はこの町にある教会を拠点にしようとは言っていました。」

 

もう既に自分の上司を呼び捨てにする事が出来るドーナシークに、俺は考えを改める。

どうやらそこまで仲間意識の高いグループでは無かったんだろう。せめて自分の死体を持って逃げていたら話は別だが……まあこいつらの事はぶっちゃけどうでもいい。さっさとアザゼルに引き渡したら頭からすっぽり抜けるだけの存在に過ぎないのだから。

俺はドーナシークに風呂ぐらい入れと伝え、先にシャワーから出て居間で休息していたカラワーナの所へ向かった。

黒歌と白音は近くでお茶を飲んでいるがどうやらカラワーナの事は虫程度に考えているようだ。

 

「……アザゼル様はいつ来られるのですか?」

 

カラワーナも既に黒歌と白音に敵わないと分かっているのかソファーに座りながら聞いてきた。

アザゼルの事だから後4日はかかるだろう。

俺がそう伝えると、もうレイナーレの手伝いはしないと言い、大人しくしているから部屋に監禁するのは勘弁してくれと言ってきた。

俺としてはまだ不安があるが、まあこの様子を見る限りもう首を突っ込むような事は無いだろう。もし突っ込んでくるならその時はお別れだ。

まあどの道アザゼルが何か処罰を与えてくれるだろう。

 

「兄様、何か感じませんか?」

 

「にゃ、堕天使が何かしてるね……。」

 

2人が急に猫耳を出したと思ったらそんな事を言ってきた。……確かに。これはただ事じゃ無いな。リアスの力も感じる。

 

「黒歌と白音はドーナシークとカラワーナを見ていてくれ。俺は馬鹿どもを鎮めてくる。」

 

俺に任せるんじゃ無かったのか?まあ仕事は遅いかもしれないが……。

黒歌と白音にそう告げ俺は馬鹿達の気配を探す。場所は…あの古びた教会だった。

 

 

 

リアスside

 

千鶴を信じていた私が馬鹿だったかもしれない。あんな事を言っておきながらあれから進展が無く、祐斗によれば学校の生徒が1名捕まっており、今祐斗が相手をしているフリードというはぐれ神父はシスターを盾にしている。

いくら何でもシスターを殺すような真似はできないからか、祐斗は決め手に欠け体に傷を負ってきていた。

更には堕天使が言うには手を出せば一般人を殺すと言っている。こんな奴らを私の管理している領地にのさばらせて置くわけにはいかない。

話を聞けば堕天使レイナーレの独断行動…千鶴には悪いがここで滅させて貰わないと気が済まない。

 

「朱乃、そっちはどうだったの?」

 

「まだ見つけられません。やっぱり教会を吹き飛ばした方が早いのでは?」

 

そう、堕天使共はフリードにこの場を任せ教会の中へ入って行ったのだが、中には不思議な結界が張ってあり堕天使の気配を完全に消している。隠し階段など無いかと探してもらっていたのだが、やっぱり相手の気配を見つけなければ隠し階段が実在するのかさえ分からない状況だ。

朱乃の手に雷が走り笑みを浮かべていた。

いくら廃墟のような教会だからと言って壊すのは駄目だ。

 

「うひゃひゃひゃ!どしたんですかぁぁ?反撃してくれないと俺っち暇で暇で仕方ないっすけどぉ?」

 

「っ、フリード神父、もうやめてください!」

 

「くっ!?」

 

フリードがアーシアを片手に祐斗を光の剣で追い詰めていた。いっそシスターを巻き添えに…なんて事は考えられない。ただでさえ一般人が相手の手中にあるのに!私の領地でこれ以上被害を出させる訳には行かないの!

祐斗にシスター殺しの汚名を着させる訳にはいかない…下僕が少ないとここまで劣勢に立たされてしまう。いずれレーティングゲームで活躍する夢も儚いものだ……

 

「祐斗!貴方は朱乃と一緒に教会の中へ!そいつの相手は私がっ!?」

 

「のんのん!俺っちの相手はこの腐れイケメンだい!お前はお呼びじゃ無いですのよ!」

 

「そうか、だったら俺が相手をしよう。」

 

突如聞こえてきた第三者の声。そしてフリードの剣が折れるのと同時に引き剥がされるシスター。

 

「あ?がぁぁぁ!?」

 

祐斗がいち早くシスターを引き寄せている間に、フリードはその人に殴られ森の奥へ吹き飛ばされていった。

 

帝千鶴の下で修行をし始めてもう2年。私は出されている課題をまだ一つも達成できていなかった。

朱乃は雷の魔力の底上げと操作、堕天使バラキエルの子だという事は千鶴も知っているからか今は光を操る前段階まで来ている。祐斗は魔剣創造の力を十二分に発揮できるように強度を重心的に見て、後は騎士の駒で上がっている速さに磨きをかけている所だ。

 

「……リアス、祐斗はもうすぐ禁手に至るぞ?朱乃も後は心の問題だ。お前は何だ?まだ俺の修行の第一段階である魔力操作を覚えれないのか?俺が嫌いなのはいいが、実力不足は身を滅ぼすぞ?」

 

っ……確かに既に私は眷属達より弱い。それは間違えようの無い事実…それに千鶴の事が嫌いですって?大好きよ!だから頑張って期待に応えれるように1人でも修行してるのに……全く成果が無いなんて言えない。

 

「とりあえず堕天使だな。……アーシア、無事か?」

 

「はい、ありがとうございます千鶴さん。」

 

どうやらシスターはアーシアと言うらしい。可愛い子だ…ああいうのが千鶴の好みなんだろうか?

 

「フリードは殺せたか分からない。祐斗、探しに行け。」

 

「了解です!」

 

千鶴は私たちのリーダー格だ。多分みんな信頼してるだろう……ソーナもその眷属達も信頼している。カリスマ性というんだろう…お兄様でさえ彼には絶対の信頼を抱いてる程だ。

祐斗がアーシアを千鶴に任せ森に入って行き、千鶴はアーシアを連れてこちらに向かってきた。

 

「リアス、お前はアーシアを頼む。俺は教会の中へ行く。朱乃は上空を見張ってろ。奴らが逃げてきたら対処だ。」

 

「「は、はい!」」

 

どうやら生徒が1人捕まってるのは知っているようで、その顔は私たちの気を引き締めるのには効果は抜群だった。私はアーシアの手を取り安心させるように頭を撫でてあげた。朱乃も直ぐ上空に飛び教会の周りを飛び始めていた。

 

「……さて、説教開始だ。」

 

そう言って指を鳴らす千鶴の姿に、私は堕天使の最後は悲惨なものになるのではと想像してしまった。

 




うーん、キャラが掴みにくい……。
もう一回原作読み直すか……。
こんな自分ですがまた次回も見てください!

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