次元龍の息子はやはり世界最強なのか   作:オリシュラビッ党

9 / 19
契約書

1・いついかなる時も自分の限界を決めつけるな。
2・相手が仲間であろうと組み手の最中は全力で。
3・諦める、やりたくない、攻撃できません、これはできない等の発言をしたものは顧問である帝千鶴と本気の殺し合い。
4・不可抗力等で殺してしまった、死んでしまっても生き返らせるので成仏しないこと。
5・それぞれの特性を理解して王であるリアス・グレモリーに誠意を示すこと。
6・(何かで濡れて滲んでいるのか読めない……)
7・上記(6)の事柄を守らなかったものは塵へ還れ。


さあ特訓しよう!

イッセーside

 

おっす!俺は兵藤一誠!仲のいい人はイッセーと言う。

実は悪魔になったらしく、朝はとてもエライ…日光にここまでイライラさせられるなんて思ってもいなかった。

あの日…俺が堕天使に捕まりリアス・グレモリー…俺のご主人様に助けられ悪魔になった。

ただの高校生だった俺がこうして悪魔でいるのはその堕天使の槍に突かれたかららしい…まあ死んじまったのは仕方ない。原因を作った堕天使は帝先生が何処かへ連れてったらしい。俺がちゃんとしていればと帝先生は言っていたが今生きてるのはみんなのおかげですと伝えたら微笑を浮かべてくれた……あの人が本当に女だったら惚れそうな顔だった……いやいや!俺そっちじゃないし!

けど黒歌お姉様のあの体は凄い……部長や朱乃さんも凄いが、黒歌お姉様のように魅せている姿を見てしまっては脳に焼き付いて仕方ない。

まあそんな事を口にしてしまえば帝先生に消されるんだろうけど……あの人は人間らしい。猫又の妹達を持ち部長でさえ信頼するほどの人だ……羨ましいな!

 

「ほんとっに!!」

 

「イッセー、あなたもう3周遅れよ?」

 

「イッセー君、頑張って下さい。」

 

そんな事を考えていると横から声をかけられた……お、おっぱいが揺れてる!!

そう、今は朝の五時……俺たちオカルト研究部は帝先生の指導の下ただいまランニング中だ。

全力で走って校庭を10周……既に木場と黒歌お姉様、白音ちゃんは終わっており休憩をしている。

この全力って所がミソで、まず全力で走ったら2周目から脇腹が痛くなってきた……因みにアーシアは1周目で倒れた。顔面から倒れたが帝先生が助けていたので怪我は殆ど無いだろう……本当は心配だけどな。

けどアーシアに気をとられていると命がない……マジで。

と言うか、見せられた契約書が頭から離れない……塵へ還れってなにさ!別の紙も用意しておいてくれてもいいんじゃないかな!?

 

「イッセー君!」

 

木場が叫んでいた……ああ、死ぬ!?

 

俺の後ろを追いかけてくる黒い影……帝先生が魔力を練って作った人形だ。

この人形…両手に氷と炎の刃を持ち追いかけてくるのだ!

 

「うわぁぁぁ!」

 

「イッセーさん!?」

 

アーシアが叫び声を上げていた!

ああ!制服が凍った!?

帝先生の訓練はまず準備体操から…体を柔らかくするのに30分。おかげで1日目にして体を折り曲げ手が地面に着くようになった。

そしてランニング…まだ始まったばかりなのに死にそうになる俺って!?

 

「イッセー!お前の実力はそんなものか!走り切ったらリアスがお願いを1つ聞いてくれるって言ってるぞ!」

 

「んな!?」

 

おおおおおおおおおおおおお!おっぱいおっぱいおっぱいおっぱい!!

 

「……欲望に忠実だな。」

 

帝先生が何か言ってるが今はいい!俺は部長のおっぱいに触らせて貰うため限界を超えて足を動かした。

 

「はぁーーーはあ、はあ、はぁ!」

 

何とか走り終わり息を整えている俺に部長が近づいてきた。

 

「お疲れ様イッセー……貴方は凄いわ。私たちでさえ1日目でこれは走りきれなかったのに。千鶴はあんな事言ってたけど…何のご褒美がいいかしら?」

 

「えっと……あの……」

 

いざとなったら言葉が出てこなかった……くっそ、面と向かっておっぱい揉ませてくださいって言うのにこんなに度胸がいるなんて!

 

「そうよね、まだ疲れてるわよね……ん。」

 

うはぁぁぁ!や、柔らかいものが額に!?しっとりしてて……ああ……今死んでもいいかも。

俺は部長に額にキスをされそんな事を考えた。

 

「ほら、後は二人一組で特訓だ。祐斗は白音と。アーシアは黒歌と。リアスは朱乃と。イッセーは俺とだ。」

 

………はぁぁぁぁ!?いやいやいや!?帝先生とワンツーマンって!?

ああ…父さん、母さん。俺…逝きます。

 

イッセーside out

 

祐斗side

 

僕の目の前にいるのは帝先生の妹である白音ちゃん。力とスピード…どちらも上級悪魔に匹敵する程の実力を持っていて、僕と訓練するのは日常茶飯事だ。

僕の課題は白音ちゃんに砕かれない魔剣の創造とせめて白音ちゃんを目で捉えられるようになる事。

今の所スピードでは勝ち目は無いが、強度に関してはもう少しと言う所だ。

初めて組み手した時は作ったそばから砕かれていたが今は3撃なら耐えられるぐらいまでになった。

 

「余所見ですか?兄さんが相手なら30回は死んでますね。」

 

「ぐっ!?し、白音ちゃんの本気を出させるなら余所見した甲斐もあるよ!」

 

作り出した魔剣数十本をひと殴りで砕く白音ちゃん…ははは、僕の魔剣をこんなに簡単に砕くのは白音ちゃんたち帝兄妹だけだよ。

 

「勘違いしないでください……本気なんて一回も出して無いですよ。」

 

っ!?そうだね……この組み手の条件は白音ちゃんが本気を出させたりするな。後は白音ちゃんに触れるなだった。

もし白音ちゃんが本気になったら僕は肉団子になるらしい……それに白音ちゃんに触れたら帝先生に塵にされる。これを突破するとは違う訓練で、ただ自分の実力の底上げなのだ。

 

「これならっ!」

 

魔剣創造で作る細身の剣…魔剣としての位は一番低いものだが今では強度は僕が今まで作れた魔剣の中でも一番の物になっている。今作れる最高の強度を持つ魔剣を作るのにはまだ時間がいる。

今はこれで時間を稼ぎ隙を突くしかない!

 

「甘いですね……これは耐えれますか?」

 

白音ちゃんの拳に感じる力……気と妖力、そして仙術を組み合わせた白音ちゃんの技『千樹』。体に喰らえば内臓の機能は一時停止するであろう気の使い方、生命力を吸い取る妖怪の技を仙術を使い昇華させた対人型のスタイルだ。

あれを一度喰らうとリアス部長でさえ足腰が立たなくなり吐血するほど…今の僕が耐えられるとは思えないが『千樹』を出させた事は大きな進歩だ。

この1年下級生に苛め抜かれる苦行を耐えた僕へのご褒美なのかな……嬉しくないよ。

 

「いきます……『塔壊』。」

 

「ちょっ!?」

 

千樹は戦術形態…その1つ塔壊は相手を壊す事に長けた技だ…そう僕の右肩が外れたのがいい証拠だ。次に来るのは左肩かな?ああ……条件を変えて欲しい。

僕は薄れゆく意識の中そんな事を考えていた。

 

祐斗side out

 

アーシアside

 

こんにちはいい天気ですね……今は朝の6時。日も上がり今日も元気に行きたいと思います。ああ、主よっ!?痛いです……。

悪魔の身になったのは昨日…今まで朝は清々しいものでしたが今日はとても疲れてます。それに祈りを捧げようとすると頭に痛みが…悪魔が神に祈るとこんな罰があるのですね。

それに朝から特訓だと言われランニングをしたのですが…直ぐにばててしまいました。けど帝先生に抱き起こしてもらったので嬉しかったです。

 

今目の前にいるのは黒歌先輩。帝先生の妹でこの学園の三大美女の1人です…凄い体です。

 

「アーシアの特訓内容は私に一任されてるから、私の事は師匠って呼ぶ事。」

 

「はい、師匠!」

 

私の特訓内容…一体どんなものなんでしょう?

 

「にゃはは、そんな難しい事じゃないよ。アーシアの神器は回復でしょ?それを成長させた方が戦力増強になると思うの。」

 

確かに私の神器『女神の微笑』はどんな存在でも回復をさせる事ができるもの…。この力で聖女から魔女へと言われるようになりましたけど、今ここにいる人たちはそんな事を気にしている様子もなく私を友達として見てくれる。これだけで私は幸せです。

 

「けどどうしたら……?」

 

「簡単にゃ。」

 

そう言って自分の手首を爪で引っ掻く黒歌先輩……

 

「きゃあぁぁ!?」

 

私は黒歌先輩の手首に手をかざし『女神の微笑』を発動させ傷を回復させる。なんでこんなことを………まさか!?

 

「にゃはは、そゆこと。これからは私の怪我を治す事がアーシアの修行。」

 

やっぱり……血を見るのは怖いです。今も手が震えてます……。

 

「アーシアは優しいね。けど……リアスの眷属になったからにはこれぐらいの怪我をする子は多くなるよ。それを治すのはアーシア。」

 

そう言われて私は息を飲んだ。私はリアス部長達の助けになりたい。けど私は戦闘なんて無理だ…レーティングゲームと呼ばれる物がありそれに参加するのは何となく分かっている。リアス部長がレーティングゲームの話をしていた時楽しそうな顔をしていたからだ。

 

「これで私は強くなるんでしょうか?」

 

「お姉さんに任せなさい。グレモリー眷属1の僧侶にしてあげる。」

 

そう言って笑う師匠はまた手首に傷をつける…それを私が治す。

師匠についていけばみんなの役に立てる。私はそう考えて傷を治す修行を始めた。

 

アーシアside out

 

リアスside

 

私の目の前にいる朱乃…手に纏っているのは雷。

これから行うのは組み手。私の滅びの魔力と朱乃の雷…どちらが先に相手に傷をつけられるか。

千鶴の修行で力を確実につけている朱乃に比べ、私は何の進歩もない……。

 

「浮かない顔ね、リアス。」

 

「……何でもないわ。行くわよ朱乃!」

 

私は憂いを捨て掌に魔力を溜める……少しでも千鶴に近付けるように…みんなの王として、私は情けない姿を見せられない!

 

「来なさいリアス!」

 

朱乃がそう言うのと同時に雷が私の周りに落ちてくる…もう遠隔操作できるまでになっている!

私が後退をすると追尾するように落ちてくる雷…くっ!?

 

「喰らいなさい!」

 

私は魔力を朱乃に向かって放つ…けどそれは朱乃の前に現れた雷の膜が防ぎ、膜が壊れる前に朱乃が移動する。

紅髪の滅殺姫の名前も廃れてしまうわね!

 

「どうしたのリアス?あなたの力はそんなものだったのかしら?」

 

「ふふふ、朱乃……本気で行くわよ!!」

 

軽い挑発だけど乗ってあげる……今は私と朱乃の戦いだ。

ありったけの魔力を込めた掌を見て朱乃が頬を引きつらせる。

負けるわけにはいかない……千鶴の期待に応えるために!!

 

「きゃっ!?」

 

「ふふ、リアス…後ろがガラ空きよ。」

 

私の背中に雷が落ちる……まさかやる気になった所を狙われるなんて……。

もしかしたら私は自分の眷属達に負けている……?

私は地面に尻餅をついてイッセーと対峙している千鶴を見る。少しでも近付きたい存在はまだまだ遠い。

 

リアスside out

 

イッセーside

 

俺の目の前にいる帝先生……これあれだよな?殺気?冷や汗が止まらなくて悪寒も凄い。ただ睨みつけてくるだけだが、もし目を逸らしたら俺の体が引き裂かれると思う程の殺気。

 

「……っ!?」

 

急に殺気が消えたと思ったら目の前にいた筈の帝先生がいなかった。

瞬間移動!?

 

「観察力を養えなんて言わない。イッセー、お前はグレモリー眷属の中で今は最弱。力?守り?頭の回転?そんなものはまだいらない。まずは直感等の感覚を掴め。それがお前を強くしてくれる。」

 

帝先生はそう言いながら俺の体に掌底…掌を俺の体にぶつけてくる。威力はかなり抑えてくれているようで痛みは感じない……けど!

 

「くっそぉぉぉ!」

 

俺が拳を振り回すが当たらない…当たり前だ。喧嘩も高校に入ってからしてないし、この先生は体育教師…それに堕天使を圧倒する実力を持っているのだ。

 

「お前の修行内容は俺の出す手を掴むこと。どこから攻撃してくるのか先読みして俺の手を掴め。」

 

んなことっ…言ってもっ!?

俺は避けることも防ぐこともできず帝先生の攻撃を受け続けている。

もしこれが本気の攻撃だったら…一般人でもナイフを持ってる相手だったら?そんな例え話も俺の体に掌底を喰らわしてくる帝先生の姿を見れば例え話じゃなくなる。

 

「もう少し早くするか?」

 

「意味ないっす!?」

 

更にスピードを早くしようとか言ってくる先生…既に姿が見えないのに無茶だ!?

 

「なら頑張れ。」

 

後ろから聞こえてくる声。それに合わせ後ろに向かって拳を振るが頭の上に喰らう掌底……もう訳がわからない!!

そうして俺は1時間……先生に翻弄され続け意気消沈していた。

この人…スペックが高すぎるんじゃ?そんな事を思い授業が始まる前まで休憩をしていた。

木場は両腕と両脚の骨を外され帝先生に治されていた。

朱乃さんは部長と雑談しており、アーシアと黒歌お姉様は雑談しているがお互い服を赤く染めていた………ナニアレ?

ああ、悪魔になってみんなの裏の顔が現れたみたいだ……。

 

イッセーside out

 




さて今回は特訓会です。
え?ライザー?だからサンドバッグですって。

次回はお仕事編。
その後2巻へ行きます。

誤字等ありましたらお教えください。
感想などもお待ちしてます!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。