龍を司る者   作:白尾芯

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どうも、白尾芯です。
前回から二ヶ月も間を開けてしまい申し訳ありませんでした。

龍三「俺はもう何も言わない」

今回は初の戦闘描写です。
では、久しぶりの話をどうぞ。


第七話 巨大な敵

ーーー前回のあらすじーーー

 

「クエスト受けてくれるか?」

 

「受けます!」

 

「頼んだぞ!」

 

ーーー終了!ーーー

 

ーーー???sideーーー

 

龍三がコウからクエストを受け小屋を出て火山に向かい出した昼の三時ごろーーーー

 

???「ふー、鍛錬も終了したしもうそろそろ帰るか」

 

その男は火山の付近の中にある森の中で日課と思われる鍛錬を終わり帰ろうとした

 

その時ーーー

 

 

 

ギシャァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!

 

 

 

森の中から巨大なモンスターが現れた。

 

???「・・・やっべーぞこれ。でも、やるしかねーか!」

 

男はその巨大なモンスターに突貫していった。

 

ーーー???side outーーー

 

 

 

コウさんからのクエストを受けた龍三は岩だらけ火山道をずんずん進んでいた。が、ーーーーーーー

 

「う~ん。岩場だからすぐ見つかるかなと思ったけど広すぎてわかんねーや。つ~かここどこ?」

 

龍三は絶賛迷子中だった・・・。

 

「あー、クソ。登るのきついし、見つからねーし、剣を振る音すらも聞こえねぇ。ホントどこにいるんだ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーー歩くこと数十分ーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「結構奥まで来たな。熱くなってきたし、火の粉も降ってきたってーのに、なんで植物が生えてんだ?そういう耐性のある木なのかね」

 

龍三は火山の火の粉や火山灰が降り注ぐところまで来ていた。

 

「ちょっと耳澄ましてみるか。なんか聞こえるといいな」

 

龍三が耳を澄ましていると、森の方からドォンと言う音が聞こえた。その音は明らかに自然の音では無かったため、何者かが争っていると予想できる。

 

「あっちか!」

 

龍三はすぐにその音がした方に走っていった。

 

 

 

???「ぐあ!」

 

「うおっ!って、務!?いや、違うか・・・」

 

龍三が森を抜けると、龍三のすぐそばに木に何者かが吹っ飛ばされてきた。

よく顔を見ると自分が元居た世界の友人、強豪 務にそっくりであった。

 

???「いってー。・・・・ん?な、お前すぐここから離れろ!」

 

「はぁ!?」

                

???「分からねーのか!一般人があいつとあったらすぐ死ぬぞ!」

 

「は?あいつ?」

 

と龍三が呆けてると、龍三の目の前に何かの黒い影が近づいてきた。

 

「?」

 

龍三が目を凝らしてみると、

 

 

 

ギシャァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!

 

 

 

巨大な黒い蜘蛛が突進してきた。

 

「はぁ!?なんだよあれ!?」

 

???「だから早く逃げろっつってんだよ!つーか、逃げるぞ!」

 

二人は逃げ始めた。そして、逃げながら話をした。

 

「お前はどうする気だよ!」

 

???「ここでアイツを倒すさ。それが無理でも足止めぐらいにはなるだろ」

 

「足止めって、お前死ぬ気か?」

 

???「死ぬ気なんかサラサラねえよ。やばくなったらすぐ逃げるさ」

 

「あれから逃げ切れるのか。アイツ俺らよりも少しだが速いぞ」

 

???「・・・・・・・・」

 

「しゃーねぇ。おい次右曲がるぞ。アイツまっすぐ走ってるからすぐに方向転換できずにそのまま行くと思う」

 

そして二人は右に曲がり、巨大な蜘蛛は龍三の思惑通り方向転換できずに前に突っ込んでいった。

 

「「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・」」

 

「とりあえず一時しのぎにはなるだろ」

 

???「すまねえ」

 

「何であんたが謝る必要がある」

 

???「いや、俺がふがいないばかりにあんたまで巻き込んじまった」

 

「なんだそんな事かよ。いいんだよ俺が勝手に突っ込んだんだから。そういや、自己紹介してなかったな。俺は、辰多 龍三だ」

 

ヒイロ「おう。俺は、ヒイロ・ストロンガストだ」

 

「へぇ、お前がコウさんの息子か」

 

「親父を知ってんのか」

 

「さっきお前の帰りが遅いってことでクエスト出されたんだよ。お前を連れて帰って来てほしいって内容でな」

 

「そっか。・・・ん?てかなんでお前クエスト受けーー「さて、もうお喋りはお終いの様だぞ」!」

 

 

ギシャァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!

 

 

巨大な蜘蛛は方向転換をし、またこちらに来たようだ。

龍三は自分の持っていた刀を取り出し、

 

「さて、俺もやりますかね」

 

「お前戦えるのか!?」

 

「ああ」

 

ヒイロの問いに龍三は簡潔に答える。

 

「でも無理だぞ!あの堅い殻で覆われた体に傷をつけるのは!」

 

「へえ、あいつ殻で覆われてんのか」

 

「そうだ!お前にそれができるのか!?」

 

その言葉に龍三は前の世界にあったネタを使った言葉を発した。

 

「できるかなじゃない、やるんだよ」

 

「なっ」

 

「ついでに言うと、アイツ全身が殻で覆われてるってわけじゃないと思うしさ、殺りようはある!」

 

「そうかよ・・・」

 

ヒイロは笑うと、

 

「じゃあ俺も手伝うよ。俺も生きて帰りたいんでね」

 

「ありがとうよ」

 

「それ言うのはアイツを倒してからだろ」

 

「それもそうか」

 

二人はお互いの顔を見合うと、フッと笑うと

 

「行くぞヒイロ!」

 

「ああ!アイツを倒すぞ龍三!」

 

キシャァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!

 

二人は巨大な蜘蛛に向かっていった。

 

 

ーーー戦闘開始ーーー

 

龍三は刀を取り出し巨大蜘蛛に斬りかかった。が

 

「はぁぁぁ!」

 

カキンッ!

 

刀は蜘蛛には入らず、はじき返された。

 

「くそっ、やっぱ無理か。ヒイロが言ったとおりだった、な!」

 

巨大蜘蛛は前足で攻撃してきたが龍三は難なく避けた。

すると、前足は地面に埋まり一時的に動けなくなる。そこへヒイロが攻撃を仕掛ける。

 

「これならどうだ!」

 

しかし、堅い殻にほんの少し傷がつくだけで巨大蜘蛛には全くと言っていいほど効いていなかった。そこで巨大蜘蛛の足が抜ける。

 

「くっ」

 

二人は巨大蜘蛛の攻撃をよけながら

 

「おい!なんか弱点みたいなところは無いのか!」

 

「こいつに似たような姿のフォレストスパイダーってのは見たことがあるが、こんな奴は一度も見た事がねえ!だから弱点もわからん!」

 

「じゃあ、そのフォレストスパイダーってやつの生態系はわかるか?」

 

「分かるがそんなの効いてどうするんだ?」

 

「いいから早く教えろ!」

 

「分かった。フォレストスパイダーは耳や鼻、触覚みたいなものは発達していない。だから、視覚と味覚以外の感覚は無いんだ!そうなると、視覚以外に餌を感知することができないから、フォレストスパイダーにあったらまず目をつぶせと言われている!しかもその目は、他のところに比べて柔らかいらしいからすぐつぶれる!」

 

それを聞いた龍三は少し考えて、

 

「じゃあまずは、何とかしてまずアイツの目をつぶすぞ!」

 

「ただ問題は彼奴の目の高さまでどうやって行くかだ。あいにく小石、小枝みたいな手に持てる物は無いぞ」

 

「そうか・・・!いいこと思いついたぞ」

 

「どんな方法だ」

 

「それはな、『とぶ』んだよ」

 

「は?飛ぶとか無理だろ」

 

「そっちのとぶじゃない。跳ぶんだ」

 

「ってことは、あそこまで跳ぶのかよ!?どうやってだよ!」

 

「まあ、見てれば分かる、よ!」

 

巨大蜘蛛は話をしている二人の間に前足で攻撃をしてまた抜けなくなる。

 

「ハッ!間抜けなやつだな!」

 

龍三はその刺さった蜘蛛の足を使い蜘蛛の顔の位置まで跳んでいき、

 

「潰れろ!」

 

刀を抜いて横なぎに振るい、巨大蜘蛛のやわらかい目をつぶした。

 

ギシャァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!

 

巨大蜘蛛は悲鳴を上げた。

そして目をつぶされた怒りで暴れ出した。

 

「よし、あと他に弱点とかは?」

 

「えーっと、確か関節とか首が弱点だったぞ!」

 

「よし分かった。ちょっと足止めしといてくれ」

 

「ああ!って無理だろ!」

 

ヒイロは暴れ出した巨大蜘蛛の攻撃をギリギリのところで避け始めた。

 

「出来てんじゃん。さて、機会を待つとするか」

 

龍三は前の世界で培った観察力で巨大蜘蛛の動きを観察し始めた。

 

(よく見てみると足の関節部分も堅そうだ。関節の攻撃は無理と見たな。じゃあ首回りとかは・・・)

 

良く目を凝らしてみると蜘蛛の首回りは他の部分と比べ黒くなく、色は灰色だった。

 

(あそこは柔らかそうだな。殺るとしたらあそこを一気に切断する方法が一番いいな)

 

「龍三!まだか!もうこれ以上は無理だ!」

 

ヒイロが龍三に向かって叫んだ。

 

「いやもう十分だ!弱点が分かったぞ!」

 

「じゃあ、後は頼む。これ以上やったら・・・俺の体力が・・・持たねえ」

 

「よし、任せろ。瞬殺してやる」

 

龍三はヒイロのところまで行き、刀をしまい、柄に手を乗せ抜刀の形をとった。

そして巨大蜘蛛の方に走り出し、

 

「はぁぁぁぁぁぁぁ!」

 

 

 

 

ザシュッ

 

 

 

 

刀を抜き巨大蜘蛛の首を切った。

巨大蜘蛛は首が落ち絶命した。

 

「ふう」

 

「やっと終わったぁ」ドサッ

 

ヒイロは疲れたのか尻もちをついた。太陽を見るともう沈みかかっていた。

しかし、龍三はまだ真剣な表情で、

 

「まだ終わってない」

 

「なに!?」

 

ヒイロは周りを見渡す。

龍三はニヤッと笑うと、

 

「俺の受けたクエストはまだ終わってない。だからすぐ帰るぞ。」

 

ヒイロはその言葉にポカンとした後、ハハッと笑い、

 

「ああ、そうだな。あ~あ、またおやじに怒られる」

 

「またって、お前何回あの人に怒られてんだよ」

 

「さあ?」

 

二人はハハハッと笑いながら小屋に歩き始めた。




さて、今回の話はいかがだったでしょうか。
初の戦闘描写でしたからすごい難しかったです。

龍三「いきなりこんな強敵(ヤツ)だして大丈夫か」

大丈夫だ、問題ない
と言うか、巨大蜘蛛(アイツ)は強敵ではなく雑魚です。
倒すのが難しかったのは、まだ二人の経験値が足りないからです。
あんな奴後の方になってくれば強敵()ですよ。

「ふーんそうなのか」

そーなのだー。
それと巨大蜘蛛のイメージは仮面ライダー響鬼にでてきた土蜘蛛を黒くした感じのイメージです。

では今回はこの辺で、終わらせていただきます。ではでは!

「さようならー」



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