だが私は謝らない。
龍三「いや、謝れ」
ーーー前回のあらすじーーー
ヒイロと出会った
↓
ヒイロと巨大な蜘蛛を倒した
↓
帰宅
ーーー終了!ーーー
龍三side
俺とヒイロはあの戦闘の後、山小屋に帰ってきました。
今は巨大蜘蛛の血が付いた刀を拭いています。
ん?ヒイロはどうしたかって?それは・・・
「お前はどうしていつもいつもトラブルばかり起こすんだ!しかも聞いた話じゃ危なかったって、何と戦ってたんだ!」
「うるせえ!俺だって起こしたくて起こしてるわけじゃないんだよ!それと話聞いてるなら分かるだろ!新種の巨大蜘蛛だよ!」
「どうせお前がまたなんかやってそいつを怒らせたんだろーがよ!」
「俺は何もやってねえよ!あいつがいきなり襲ってきたから迎撃しただけだ!」
「じゃあ逃げればよかったろ!その足は飾りか!?」
「逃げようとしてもアイツ足が速くて逃げきれなかったんだよ!実際逃げ切ってみろよあの速さをよ!」
親子二人で喧嘩してます。
どうやらヒイロはいつもトラブルを起こし帰ってくるのが遅くなるようです。ちなみにただ今の時刻は夜の七時です。
帰ってきたのが六時くらいでその時からずっと口喧嘩しています。いい加減腹が減ってきた。
「逃げ切れなかったとしても、武器でも投げて混乱させろや!どうせいつも通り弓とか投擲武器もっていかなかったんだろ。龍三の話じゃ、目は柔らかかったって聞いたしな」
「ぐっ!まさかあんなのが来るとは思わなかったんだよ」
「たく、だからいつも弓ぐらいはもってけとあれほど「お~い」ん?なんだ龍三。今説教中だからあとに「ぐぅ~」・・・」
「飯、食べないのか?」
その時ちょうど二人の腹が鳴ったので、自分の思っていたことをいいました。
「・・・そうだな先に飯だな。腹が減った」
「親父、すぐ準備して飯食うぞ」
「おう」
二人はうなずき合った後、晩飯の準備に取り掛かっていた。っていうか準備すんの早!!まるでさっきの口喧嘩が嘘のような二人の息ぴったりのコンビネーションでどんどん料理が出来ていく。
「龍三お前も手伝ってくれ。お前も飯早く食いたいだろ」
確かに俺も腹が減っている。んじゃ、俺も手伝いますかね。
龍味side out
夕飯を食べ終えた三人は片づけた後今日あった出来事を話していた。
「つまりお前らが出会ったモンスターは未知の存在だったってわけだな?」
「ああ、さっきからそう言ってるだろ。あんな奴見たことねえよ。俺の部屋に大量にモンスター図鑑があるの知ってるだろ?」
「それは古いからじゃなくてか?」
「いや、俺は今年のモンスター図鑑も持ってるし、新聞でもあんな存在がいるなんて話聞いたこともねえ。報道陣が聞いたら食らいつくぞ。新種のモンスターだー!ってな」
ヒイロはあきれた感じで言った。
「だとしても、だ。お前さんはどうするんだ?」
コウは龍三にそういった。
「そう・・・ですね。とりあえず今持ってるクリスタルに何かの力が入るそうですが・・・って、そういえば俺のクリスタルどこ行きました?」
龍三はコウにクリスタルを預けていたことを思い出す
「あ、そういえば忘れてたな。ほいこいつだ」
そういってコウは腕時計サイズのものを机に置いた。
それに龍三は疑問におもった。
「あの・・・クリスタルは?」
「そん中に入ってる」
そういって腕時計を指さす。
「え?嘘ですよね?」
「嘘じゃねえ、本当だ。昔、旅人の文献を読んだことがあってな、そこにクリスタルは自在に大きさを変えられるっていうことが書いてあったの思い出してな。んでその腕時計にクリスタルを小さくして入れておいた。現に今クリスタルが表示されているだろ」
龍三が渡された腕時計を確認してみると実際にクリスタルが表示されており、東西南北がかかれている。ただしそれはまっすぐ前を指しておらず横に倒れていた。動かしてみるとその方向は変わらず同じ方向を示している。
「クリスタルは次自分が行く場所、つまり力がある場所を指している。だからそれをたどっていけば簡単に目的地に着くぞ。まあ、簡単に言うと方位磁石だ。それと、クリスタルを中から取り出したいときは、それを触りながら出てこい的な感じに念じれば出てくる。しまう時も同じだ」
龍三は腕時計を触って目を瞑り出て来いと念じた。そして目を開けると目の前にクリスタルがあった。
「へぇ~、それがクリスタルか。お前ホントに旅人だったんだな」
「さっきから言ってただろ」
「話が逸れたな。で?今後どうするんだ?」
「とりあえず、このクリスタルのさす方向に行ってみようと思います。というかそれしかないというか」
「そうだよな。力が手に入ったらその力を自由に扱えるし、自分の戦闘経験アップにもつながるから、言って損はないと思う。まあ、失敗したら死ぬかもしれんが」
ヒイロは戦闘経験アップというところに反応した。コウはこの反応に気が付いた。
「で、おそらく力の持ち主というと十中八九龍族の長だろうな。話は通じると思うから殺しには来ないだろうな。だが、そこに行くまでが難関だ」
コウは声を低くし、真剣な顔で言った。
「今回の突然変異したモンスターが他にもいるかもしれんし、それが何体いるかも分からない。それで、それが龍族にも起きている可能性がある。話が通じればいいが通じなかったらどうするかも考えなくちゃな」
「そん時はそん時で臨機対応します」
「だが一人で行かせるのはさすがに酷だ。せめて二人いれば、楽かもしれん。と言うわけで、ヒイロ、ついて行ってやれ。」
このことを言われたヒイロはいきなりの言葉に驚いた。
「え!?」
「なんだいやなのか?」
「い、いやってわけじゃないし、むしろ俺から頼もうと思ってたぐらいだけど!」
「じゃあいいだろ」
「じゃあいいだろって、いつもなら駄目だっていうだろ」
「それは『いつも』のことだ。だが今回は違う」
コウは龍三を見ると、ヒイロもはっとした顔になり、
「龍三がいるからか・・・」
と呟いた。
「そうだ。いつもは一人で訓練に出かけているが、今回は二人だ。ダメとは言わん。ついて行け。ついて行って戦闘の経験値をアップさせろ。いいな。そして、生きて帰って来い!」
コウはヒイロにそう言った。
「・・・おう!!」
「さて、今日はもう遅い。明日出発しろ。明日のために体力回復しとけよ。二人とも」
コウはそういうと席を立ち「おやすみ」と言って今を出て行った。
「ヒイロ、俺たちも寝るぞ。明日から長旅になるぞ」
「ああ!」
ーー翌日ーー
龍三達三人は小屋の前で話しをしていた。
「今日までお世話になりました」
「なぁに、気にすんな。だけどお前も俺の家に居たんだし、どうせここに帰って来るなら、お世話になりましたじゃなくて行ってきますでいいんだぞ。それと敬語も無しだ!」
「そうだぜ龍三。またここに帰ってくるんだからさ、行ってきますって感じでいいだろ」
「・・・ああ、じゃあそうさせてもらう」
コウとヒイロは笑顔でうなずいて龍三を見た。
その後も話は続いた。
「ヒイロ、龍三の足引っ張んじゃねえぞ」
「へっ!引っ張らないようにするっての」
そして時間を見た龍三が、
「ヒイロ、もうそろそろ行くぞ」
そう言った。
「ああ!じゃあ行ってくるぜ!親父」
「おう。行ってこい。そして必ず二人とも生きて帰ってこい!」
「「あったりめーだ!」」
そして二人は、小屋を離れていった。
「ヒイロこれから頼むぞ!」
「ああ!こちらこそ頼むぜ!龍三!」
そして二人はクリスタルの指し示す方へ歩いて行った。
そういえばヒイロとコウはガンダムやらなんやら他のアニメでもよく目につきますが、作者はこの事を繋げて考えておらず、考えた結果のこの名前ですので、悪しからず。
でも、ヒロインはもろ自分の好きなキャラと合わせましたが・・・
感想、意見、批判がある人はどしどし書いてください。
ではこの辺でさよーならー
龍三「本当に謝らなかったよ、この駄作者・・・」