なんだか、ちょっとスランプ気味かも知れない…です
「それにしても…何だろねこれ。」
ルーナはしゃがんで地面を触りながら言った。
「さぁな…まぁ、すぐに知りたいんなら六魔のやつでも探せばいい。」
「それもそうだね。こんな場所に留まってたって何もならないし。」
ルーナは立ち上がり、先に進んでいるマキナを追った。
歩いていた最中、マキナがいきなり目を見開き立ち止まった。
ルーナはそれに首を傾げ彼に問いかけた。
「どうしたの?」
「……この街、もしかしたらケット・シェルターに向かっているかも知れない。」
「え…?」
だが、それも仮定だ。途中で曲がるかも知れないし、確証はない。それでも、このまままっすぐ進んでいった時、一番に着くのはケット・シェルターらしい。
「…そうだとしても、なんで…?」
「分からない…。」
マキナは首を振りながらなぜ、ケット・シェルターなのかを考える。その横でルーナも考えるが二人とも考え付かず、ひとつの結論に至った。
"着く前にこれを止めればいい"と。
そう考えをまとめた時、遠くの方からルーシィの声が聞こえてきた。そちらに振り向くとルーシィが居た。その横にはグレイの姿もある。
「ルーナ!良かった、無事だったのね。」
「まぁ、一応。見ての通りボロボロだよ。」
ルーシィたちが駆け寄ってきて、ここはどこなのかとルーナたちに問いかける。
「それが良く分かってないんだよね。」
「そうなんだ…。」
その時、ルーシィの後ろから二人が近付いて来た。
ルーシィ以外の三人は居ると気付いていたらしく、そちらに目を向けていたが、気付いていなかったルーシィは少し驚きそちらに体ごと向けた。
「ここは幻想都市ニルヴァーナデスネ。」
「…お前は…ホットアイ。」
マキナが少し警戒しながら声をかけた。
ルーナは逆に敵意丸出しだ。
だが、その横にいたデュラが誤解を解こうと口を開いた。
「案ずるな、この方は味方となった。」
「嘘ぉ!?」
「あのオッサン、悟りの魔法でも使えんのか!?」
それにルーシィは驚き、グレイは馬鹿げたことを言っている。
だが、それでもルーナは警戒を解こうとはしなかった。
ホットアイの話によるとこの街全体がニルヴァーナという魔法で昔この街に住んでいたニルビット族が世界のバランスを保つために闇と光を入れ替える魔法を作ったという。
「…あのさ、味方って言っても、なんで味方になったの?」
ふと、ルーナが疑問に思っていたことをホットアイに聞いた。
それに答えたのはジュラだった。
「ニルヴァーナの魔法に掛かったのだ。」
「……なるほどね。」
このニルヴァーナは目的地に向かって移動しているがホットアイはどこなのかは知らないというため、マキナは自身の考えを話した。
それに皆が驚き、なぜ?と疑問を持つ。
「それは知らなくてもいい事だよ。君たちはどうせここで死ぬんだから。」
ルーナが一度聞いたことのある声が上から聞こえてきた。
その声の主は良く分からない魔法を使うミッドナイトだ。
「ホットアイ、本当に裏切ったのかい?」
「ちがいマス!ブレインが間違っていると気付いたのデス!」
そう、ホットアイが叫ぶとミッドナイトは地面に降りてきてホットアイを睨んだ。
ミッドナイトはブレインに絶対の信頼を置いているらしく、疑うという言葉を知らないようだった。
ミッドナイトが手を横に勢い良く振ると家が鋭利なもので綺麗に切断されたかのように斬れる。
だが、ルーナたちはそれに当たることなく済んだ。ホットアイが地面を陥没させて助けてくれたのだ。
ソレがルーナがホットアイのことを信用する要因でもあった。
ホットアイはルーナたちにここは任せてくれと言ってきた。つまり、身を呈して守ってくれたのだ。もしかしたらその後また六魔側に着くかもしれないがその時はその時だ。
「私の本当の名前はリチャードです。」
それに、隠していたであろう名前を教えたのだ。罠であったとしても普通は名前は教えないだろう。
つまりはルーナの疑い過ぎなだけであったのだ。
ルーナたちはリチャードに背を向け走りだした。
ブレインを止めるために。
思ったんですけど、フェアリーテイルの人たちって素直に受け入れすぎな気がしますよね。
え、思わない?………あれ、私が疑い過ぎなのか?