FAIRY TAIL 雷神衆の少女   作:雨宮ラキ

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なんだか、思ってたような展開に行かなかった……


いや、まぁいいんです。これもこれで面白いだろうですし


魔力の暴走

 

 

 

ルーナは一人、街を彷徨いていたのだが、不意に左眼がズキズキと痛み出す。

 

いや、元々痛みはあったのだ、ルーナが忘れているだけで。

 

「っ……なん、なんだろ…この痛み…。」

 

 

左眼の痛みは歩けなくなるほどに達し、ルーナは壁に凭れる。

 

周りの野次馬がルーナのことを見たり話し掛けてきたりするが痛みのせいかそれに構ってはいられない。

 

 

目が霞んでいく。

 

周りの音が聞こえなくなっていく。

 

 

 

 

「……夫……か!?」

 

何か聞こえるがなんて言っているのか聞き取れない。

 

 

そして、ルーナはそのまま気を失った。

 

 

  

 

 

 

 

♠♤♠♤♠

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ルーナが目を覚ますとそこはひとつの民家だった。

 

 

額には濡れたタオルが置かれていたらしく、起き上がったら布団の上に落ちてきた。

 

「ああ、良かった!目が覚めたんですね?」

 

そう声をかけてくる女性はルーナに笑顔で駆け寄ってきた。

 

「……ここは?」

 

ルーナはそれに頷きながらずっと疑問に思っていたことを言った。

 

 

「診療所みたいなものですよ。……人はあまり来ませんけど。」

 

話を聞くと女性は医者らしく、倒れていたルーナをここまで運んでくれたらしい。

 

「……そうだったんだ…。あの、ありがとうございます。もう大丈夫なので…お金。」

「いえ、ただ寝かせていただけなので。」

「でも看病してくれたみたいですし。」

「いいんですよ。倒れていた人を放っておけなかっただけですから。」

 

それからも、ルーナは粘ったが向こうも一切引こうとはしなかった。

面倒になったルーナはため息をつきながらもそれを了承して、府とあることに気付く。

 

 

目の痛みがなくなっているのだ。寝ていたからだろうか、それにしてもほんの少し寝ていたからと言って治るのもおかしい気がするが…。

 

 

「貴方、二日間もずっと寝ていたんですよ?」

「……二日!?」

「はい、もうすやすやと。……あ、そう言えば広間で何かすごいことがあるみたいです。一緒に行きませんか?」

「広間…?すごいこと…?」

「確か…国王の演説みたいな…詳しくは聞いてないのでわからないんですが。」

 

ルーナは勢い良く布団から出て、女性の手を掴む。

女性は驚きながらも、立ち上がった。

 

「お願い。その広間まで連れて行ってください。」

 

 

女性は快く了承し、ルーナを広間まで案内した。

 

 

なぜ、ルーナがこんなに焦っているのかと言うと、それもミストガンからと吐かせた話からだ。

 

 

この件には国王も話に加わっている。と言うものだ。

 

国王が広間で何かすごいことをすると言ったら、アニマについてのことかもしれないと踏んだのだ。

 

 

 

 

ルーナが広間につくと、そこにはそこら辺の民家よりも大きいラクリマがあった。

 

考えるとするなら、これがアースランドからアニマで移動させた魔力の塊だろう。

 

でも、流石にこれだけがフェアリーテイル全メンバーな訳がない、切り取られた面もあるようだし。

 

「エドラスの子らよ。

 

我が神聖なるエドラス国はアニマにより10年分の魔力を生み出した。」

 

隣りにいる女性も歓喜の声を上げている。

魔力が増えるのがそんなにも嬉しいのだろう。

 

だが、ルーナにとっては違う。あの中には自身の仲間も居るのだ。

 

手を握りしめ、怒りを抑える。

 

「共に歌い、元に笑い、この喜びを分ち合おう!」

 

国王であろう人物が手を掲げながらそう言うと、歓声は最高値に達した。

 

「っ…ざけるな…。」

 

「エドラスの民には、この魔力を共有する権利があり!

 

また、エドラスの民のみが未来へと続く神聖なる民族!

 

我が国からは誰も魔力を奪えない!

 

そして、さらなる魔力を手に入れると約束しよう!!」

 

「これしきの魔力がゴミと思えるほどのなぁ!」

 

そう言いながら、国王はラクリマを叩いた。

 

破片が飛び散り、転がる。

 

「ふっざけんな……あのラクリマが…誰だと思ってる…。」

 

ルーナは無意識のうちに眼帯を外した。

 

ルーナの身体からは黒い魔力が湧き出て来る。

 

それのせいか、周りの人々はどんどん倒れていき、ルーナの周りがポツンと穴が開いたようになる。

 

だが、周りの人間は目の前にあるラクリマに浮かれて気付かない。

 

ルーナはそのまま、踵を反して広間から離れていった。

これは彼女の理性が起こしたものだ。魔力が、眼が、自身が暴走しても良いようにと、少しでも離れようと思ったのだ。

 

だが、ルーナが広間から離れると同時に人が倒れていく。

それに気付いた人もいたようだが、近付くと倒れてしまうため、何も出来ない。

 

そして、ルーナはその広間から姿を消した。

 

 

 







ルーナはまだ魔法と眼をちゃんと制御出来ないんですよね。

さて、魔法についてはおいおい過去編をやると思うので、それからなんですけど。

問題は眼ですよねぇ…これをどう処理していこうかと…いやー、やっぱりいきあたりばったりってダメですね


と言うか、ほんとうはここでルーナ突撃させようと思ったんですよ?
でもですね?そしたら戦争起こっちゃうじゃないですか、ルーナあんまり関係ない人傷付けたくないんですよ。

いや、なんか倒れてる人続出ですけど。

だから、撤退させました。すぐに突撃しちゃうと思いますけど。

さて、そろそろエドラスでもルーナの見せ場がっ……いや、まだですけど。

あと4話ぐらいで来ると思うので、その時はお楽しみに!


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