FAIRY TAIL 雷神衆の少女   作:雨宮ラキ

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※馬車内での話、訂正しました。




四つのギルド集結

ナツたちは馬車に乗り、集合場所へと行った。

 

「…闇ギルド…倒さなきゃ。」

 

ルーナは魔導二輪を借りて、ナツたちを追った。

どこにいるかは分からないが、まだ時間は経っていない。

そのため、ルーナは馬車が走って行った方向にバイクを走らせる。

 

スピードを出しているため、魔力の消費が激しい。

あと少しで追い付くという時に、スピード感が少しずつなくなっていく。

 

「っ…まずい。これ以上は魔力が保たなくなる…。」

 

ルーナはプラグを外し、バイクから飛び降りた。

そのまま、走りに変える。

 

その時、ルーシィが馬車から顔を出した。

 

「え!?ちょっと、誰かいるんだけど!」

「あ?なんでルーナがいるんだ!?」

 

その声で、グレイも顔を出す。

ルーナは手を伸ばしながら叫ぶ。

 

「お願い!グレイ、私も行く!」

「なんでお前も来るんだよ!」

「後で説明するから!」

 

グレイは意味がわからないという顔をしながらも、ルーナに手を伸ばした。

 

 

ルーナはグレイの手を掴み、グレイがそれを引っ張り馬車の中に入れた。

 

「っはぁ…死ぬかと思った…。」

「ルーナか!?なんでお前がここにいるんだ?」

「エルザか…。ただ、オラシオンセイスを…倒したい。そう思っただけ、だよ。」

 

ルーナは馬車の床に倒れこみ、深呼吸をする。

酸欠だ。足は速いが、全力で走れて50m。

こうなるのも無理はない。

 

「…今戻すと遅くなるな…まぁいい、ルーナも戦力になる。連れて行こう。」

「…ありがと、エルザ。」

 

そのまま馬車に揺れ、着くまで話をする。

まずは、ルーシィに自己紹介。

 

「私はルーナ、よろしくね?ルーシィって呼んでもいい?」

「うん、いいけど…。」

 

ルーシィは誰?という顔をしていた。フェアリーテイルの仲間であることはわかるのだが、ルーシィはルーナのことを見た事無いためわからないのだろう。

 

ルーナはルーシィにニコリと笑いかける。

 

「雷神衆の一人だよ。」

「雷神衆!?」

 

ルーシィはその言葉に驚き、硬直する。

ルーナはそれを少し逆の方に勘違いしてしまい、笑いながら言う。

 

「あはは、バトル・オブ・フェアリーテイルは終わったんだから、もう手は出さないって。」

「いや、ルーナ、お前は元々手出しはしてないだろう。」

「まぁ、そうなんだけどね?」

「別にそんなこと思った訳じゃ無いの。ただ、ちょっと驚いちゃって。」

「俺から見たらちょっとどころじゃなかった気が済んだが…。」

「あい!」

 

グレイの言葉にハッピーも頷く。

 

それからは、色々なことについて話し、ルーナとルーシィは人並みに仲良くなった。

着いた頃には普通に友人のようになっていた。

 

 

集合場所は青い天馬(ブルーペガサス)のマスターの所有物件らしく、お世辞には良い屋敷とは言えなかった。

ハート型の窓があったりするのだ。趣味がいいとは言えない。

扉をあけて中に入ると、スーツを着た男が三人いた。

 

何故かスポットライトが当たっているが気にしないほうが良いだろう。

 

 

「フェアリーテイルの皆さん、お待ちしておりました。我らブルーペガサスより選出されしトライメンズ…」

「白夜のヒビキ。」

「聖夜のイヴ。」

「空夜のレン。」

 

真ん中になっている男性、次に右側の可愛い系男子、そして最後に左側の褐色の黒髪の男性という自己紹介をした。

 

[かっこいい…。」

「…そうかなぁ。」

 

ルーシィとルーナは思い思いの感想を口にする。

その横でグレイは服を着忘れ、ナツは馬車酔いと、格好悪いことこの上ないが。

トライメンズと名乗った男三人はエルザを取り囲み、褒めている。

 

いつの間に用意したのか、ソファとテーブルがありルーシィとエルザはそこに案内されていた。

 

「君も座ったら?」

 

ルーナの側にイヴがやって来て、誘う。

だが、ルーナはそれを断る。当たり前だ。雷神衆は皆ラクサス一筋みたいなものなのだから。

 

「…それは残念だな……あれ?君は…雷神衆の?」

「…そうだけど?」

「噂は聞いてるよ。暗黒従者(ゴシック・サーヴァント)だよね?」

「何その二つ名…私知らない!」

「そうだったんだ。」

 

 

と言っても、何となくついた理由はわかるが。

ルーナはラクサスがいる頃、ラクサスから離れなかった。と言っても、従者と呼ばれるようなことはしていなかったが。

彼は口下手で喧嘩をよくやる。そういうことにならないように付いていたのだ。

と言っても、ルーナがいたところで被害が増えるだけだったが。

 

 

ルーナがチラリとエルザたちの方を見てみると、絡まれて困っていた。

その時、階段の方から声が聞こえてきた。

 

「君たち、それほどにしておきたまえ。」

「一夜様。」

 

レンの言葉にエルザが顔をサッと青ざめる。

 

「久し振りだね、エルザさん。」

「ま、まさかお前が参加しているとは……。」

 

まさに顔面蒼白だ。声と体が震えてる。

なにか嫌な事でもあったのだろうか。

 

「会いたかったよ。マイハニー。」

「はぁ!?」

 

一夜の言葉にエルザは鳥肌を立て、ルーナたちは驚き、ヒビキたちは失礼しましたなどと頭を下げている。エルザがすぐに否定したが。

一夜はヒビキたちを叱りこちらに顔を向けた。

 

「君たちのことは聞いているよ。エルザさんにルーシィさん、その他……む?」

 

一夜はルーナに顔を向け近付いてくる。ルーナは一歩下がり、彼の疑問に思ってるだろうことを説明した。

 

「きみは………。」

「…直前に追加されたから知らないのも無理はないと思うよ。」

 

嘘だが。

 

「そうか……良い香り(パルファム)だな。」

「キモいんだけど…近寄らないでほしいかな。」

 

ルーナが思ったことを口に出すとルーシィもウンウンと頷き、エルザが私も苦手だと同意する。

一夜はいつの間に離れたのか、ルーナの言葉を聞いていないようだった。

その時、服を着たグレイが前に出た。

 

「ブルーペガサスのクソ男ども。俺達の姫様方にちょっかい出さねぇでくれねぇか?」

 

そう言ったグレイをブルーペガサスの人たちは凝視したかと思うと冷めた目をした。

 

「あ、男は帰っていいよ。」

「お疲れっしたー!」

 

一夜の言葉に三人は勢い良くお辞儀をする。

 

「こんな色モンよこしやがって…やる気あんのかよ。」

「…まぁ確かにそれは同感だねー。」

 

グレイの言葉にルーナもうなずき、もはや喧嘩しそうな勢いだ。

それをエルザが止めようとするがエルザの後ろに一夜が飛び込み臭いをかぐ。

 

ゾッとしたエルザは勢い余って一夜をぶん殴ってしまいまい、一夜は扉の方に飛んで行く。

 

だが、その扉はいつ開いていたのか、何人かが立っていた。

その一人が一夜の頭を凍らせる。

 

「これは随分なご挨拶だな。」

 

その顔を見たグレイは驚愕した。その声の主はグレイの兄弟子であるリオンだったのだ。

 

「リオン!?」

「グレイ!?」

 

向こう側も驚いていたようだが。

だが、驚いたのはナツもだった。

 

彼はもともとギルドに入っていなかったのだ。だからだろう。

 

リオンは一夜をグレイとルーシィといる方へ投げる。

 

 

ルーナは嫌な予感がしたため、少しばかり距離を取る。

離れた途端、ルーシィの足元のカーペットが動き出す。

あの場所にいたら巻き添えを喰らっていただろう。

 

ルーシィとシェリーが言い争いをしていると一人の男が入ってきた。

 

「やめんか!ワシらは同盟を組み、六魔将軍を倒すために来たのだ。争っている場合か。」 

ルーナでも知っているような有名人だ。

彼の名前はジェラ。聖十大魔道の一人だ。ナツは知らなかったみたいだが。

 

「残るは化け物の宿(ケット・シェルター)の連中のみだ。」

「確か、二人と聞いていまぁす。」

 

その言葉に皆がざわめく。当然だ、こんなにも大掛かりなモノだと言うのに二人で来るなんて考えられない。

 

その時、屋敷に一人の少女が謝りながら中にはいってきた。

そして、その後を追うように黒髪赤眼の少年と白い歩く猫も来る。

 

少女は小走りで走っていたため、転ぶ。転んだ少女を少年が立たせ、挨拶をした。

 

「は、初めまして。ケット・シェルターから来ました。ウェンディです。」

「………リリア=マキナだ。マキナって呼べ。」

 

「……リリア=マキナ?」

「ウェンディ……?」

 

その二人はナツとルーナに疑問を残すこととなった。

 

 





さて、オリキャラ登場です!

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