FAIRY TAIL 雷神衆の少女   作:雨宮ラキ

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題名考えるの難しい…


ミッドナイトの魔法

 

 

 

ナツは敵を無差別に薙ぎ倒し、グレイはナツの後ろを奇襲するやつを倒す。

 

そうやって、二人が雑魚の相手をしてくれている間、ルーナはボスあたりなのだろう二人と対峙していた。

 

「前回と違って、倒してくれる奴が居ないみてぇだけど…。あ、確か破門になったんだっけか!残念だよなぁ!」

「……次口を開いたら、喋られないように舌でも斬り落とすよ?」

 

そう言いながらルーナは右手に刀を、左手に脇差しを持った。

元々二刀流をできるように少しばかり短くなっているため、問題はないのだ。

 

「おお、こえぇ。」

「…汚いから、やっぱり鼻っ柱を折るだけで勘弁してあげる!」

 

ルーナは2つの刀に魔力を帯びらせ、一気に動いた。

刀で相手の首を狙い、斬る。だが、そんなものが通用する訳もなく、普通によけられてしまう。

その為、ルーナは脇差しをガトーに投げ付け、ザトーに蹴りを入れる。

ガトーのほうはかすり傷が出来、ザトーには両腕で防御される。

 

ルーナはザトーのガードするために交差された腕の間に、踵を入れ、力を入れる。

そして、そのままザトーの腕の上に立ち、その場で一回転をして、顔を蹴りあげる。

地面に降り、後ろから迫ってきたガトーを足を出し転ばせる。

 

そして、倒れてる隙を見て、刀で血の出づらい場所を斬る。

後ろから襲ってくるザトーに関しては普通にかわし、そのまま、足を斬り、倒す。

 

ザトーがどうにかルーナに魔法を使い、木にふっ飛ばす。

 

ルーナは木に激突し、咳き込む。

 

「いっつ〜…。」

 

ルーナは背中を擦りながら立ち上がり、ザトーを蹴り上げ、ルーナがされたように木に向かって蹴った。

ガトーはもうダウンしていたが、念には念を入れ、ガトーをザトーのいた所に蹴り、刀と脇差しを鞘に納めた。

 

ナツたちも同時期に終わったらしく、ルーナに近付いて来る。

 

「おい、ルーナ。弱いっていうほど弱くねぇじゃねぇか。」

「…ラクサスで一撃だよ?弱いでしょ。」

 

グレイは平然と言ってのけるルーナに対して頭を抱える。

ルーナはそれの意味がわからず首を傾げた。

 

一撃で倒しては強いも弱いもわからないのだが。

それにラクサスはS級なのだ。

マスタークラスや聖天大魔道など以外であれば大半は一撃だろうが、ルーナにとってラクサスが一撃で倒せる人間は弱い。

 

ルーナにとって弱いかどうかはわからないが。

 

それでも、ルーナにとってはラクサス基準としてラクサスに勝てなければ弱い。ラクサスに勝てたら強い。と、出鱈目なのだ。

 

ナツはルーナとグレイの会話を無視し、倒れているザトーに話しかける。

 

「おい、お前らの拠点はどこだ!」

「ぎゃはは!言うかよ!」

 

ナツはザトーを掴み上げ、ぶん殴る。荒い聞き出し方だが、それがフェアリーテイルらしいとも言える。シャルルは呆れているが、グレイも同じようにしているのを見てもう気にしないことにしたらしい。

 

ガトーを問い詰めたグレイによると、西にある廃村に居るらしく、それを知ると勢い良く走りだした。

 

だが、体力のないルーナが二人についていける訳もなく、いつの間にか、一人になっていた。シャルルも速いとは言えなかったが、途中からナツの頭の上に居座っていた為、追いていかれるということはなかったのだろう。

 

「……ここ、どこだろう。」

 

ちゃんと、西の方角に向かったはずなのだが右を見ても左を見ても木が生い茂っているだけだった。

トボトボと適当に進むが、ルーナは今になって後悔する。

目印をつけておけば良かったと。

ルーナは元々方向が良い方ではないのだ。

 

いつもラクサスと行動していたというのも、それが理由でもある。

フリードに言われたのだ。一人で行動するなと。

 

当てもなく彷徨っていると、ある一点から黒い光が天に向かって放たれているのを見つけた。

ルーナはそこに誰かが居ると踏んで駆け出した。あの光は魔力が詰まったものだったのだから誰かが発動させたに違いないと思ったのだ。

 

 

ルーナが光の方向に走っていると、イヴらしき叫び声が聞こえた。

ルーナは足をそちらに向け、走る。

 

ガサガサと音をたててその場につくと、ミッドナイトと呼ばれていた青年がイヴを振み潰していた。

 

「イヴ!?」

 

ルーナはミッドナイトに向かって魔法の弾を撃ち込む。だが、その弾はミッドナイトを避けるように動き、後ろの木に当たった。

 

「新しい獲物が出てきた。」

 

ミッドナイトは顔をルーナに向ける。だが、彼が顔を向けた時にはルーナは彼の眼の前まで迫ってきていた。

ルーナは手に鞘を、右手に柄を掴み、居合斬りをするように斬りつけた。

だが、その挙動は不自然に動きミッドナイトには当たらない。

 

ミッドナイトは手をルーナに向ける。すると、ルーナは弾かれるように後ろに後退った。

 

ルーナは地面を蹴り、また前へと出る。

そして、何回も斬りつける。だが当たらない。段々苛ついてきたルーナは後ろに飛び下がり、イヴの襟を掴んで走りだした。

 

訳のわからない魔法相手に戦っている場合では無いのだ。

 

「まぁ…良い判断だね。でも、遅い。―――スパイラルペイン。」

 

ミッドナイトがそう手を振るうと、ルーナのいる場所に竜巻のようなものが出来る。

ルーナとイヴはそれに巻き込まれ、悲鳴をあげる。

 

だが、それでも竜巻の中、ルーナは走った。

その為、竜巻がやんだ後、そこには誰の姿もなかったのだ。

 

 

 

「――っは…ぁ。何なの、あのミッドナイトって…。」

「……ぅ…。」

 

イヴは少し身動ぎ、目を開く。それに恐る恐るルーナは声をかけた。

 

「……大丈夫?」

「…ん…大…丈夫。」

 

そうは言うものの、大丈夫じゃないというのは身体を見てすぐにわかることだ。

 

「大丈夫そうじゃないねー…ここがどこだか良く分からなくって、助けたくても助けられないんだよね…包帯とか持ってないし…。」

 

そう、またもや迷子なのだ。あれから結構な距離歩いたのだが、一向に誰とも会わない。

ルーナは確実に困っていた。

イヴを担いでいたという事もあり、ルーナの体力は皆無に近い状態でもあった。

 

ルーナよりも10cm以上でかい人間を担いで来たのだ。当然だった。

 

「…ごめんね。無理させちゃって。」

 

イヴはすぐに察したのだろう。ルーナに声をかける。

 

「いいよ、気にしないで。一息ついたら大丈夫だろうし。」

 

ルーナはイヴに笑いかけ、15分くらい一休みした。

 

 

 

 

 

 

 

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