Fate/strange fake Prototype -Another Player- 作:縦一乙
その報告が上がってきたのはスノーフィールドにおける三面作戦全てが終了して数時間経ってのことだった。
ファルデウス達が“上”と呼ぶ組織の長は、デスクの上に丁寧に置かれた資料を上着を脱ぎながら眺め見る。その多忙さから彼に報告が上がってくるのは重要性が高いモノだけ。しかもGOサインは数代前の長が出しているので結局彼が見るのは結果報告という読み甲斐のないものだった。
第一次報告とわざわざ銘打たれているが、最終的に何次報告になろうとも添付された画像データが変わるとも思えない。かかったコスト面についても同様だ。頭が痛くなる額なのは確かだが、スノーホワイトによって生み出されたクリーンなお金によって汚い事実は綺麗に消し去られることだろう。
革張りの椅子に身を沈め、斜め読みした一ページ目を捲って次のページへと目を走らせる。デスクの前に用意されているソファーにはその様子を方杖を付きながら眺め見る“上”の上級幹部が三人。この部屋に入ってから挨拶もしないが、誰の目を気にする状況でもない。逆にさっさと資料に目を通せという催促に違いなかった。
時間にして数分。簡単ではあるが、概要は掴んだ。再度読み返す気力もなく、白い天井を眺め見る。
「……他に方法はなかったのかね?」
無駄とは思いつつも、ここで問わずにいるわけにもいかなかった。
トップの言葉に幹部はさて、と惚けた口ぶりで問い返す。
「どちらのことを仰っておられるのですか?」
「改良型の地表殲滅爆弾の使用についてはサブプランの範疇と理解している。だが、一人年間何万ドルもかけて育てた《二十八人の怪物(クラン・カラティン)》の処理については承認した覚えはない」
やや語気を強めるが、これで怒っているなどと幹部達は思わないだろう。舌を二枚も三枚も持つのが常識の世界だ。多少のパフォーマンスはしておく必要はある。
スノーフィールド南部砂漠地帯に形成された《茨姫(スリーピングビューティー)》、そしてそこに配置された《二十八人の怪物(クラン・カラティン)》と人質、おびき寄せられたサーヴァントとマスター達。それら全てを処分するために行われたのが本作戦だ。全ての役者があの場におびき出され混戦状態になったところへ、グレーム・レイク空軍基地から飛び立った爆撃機(ジョーカー)が現場にいる全てを殲滅するという豪快な作戦。
タイムスケジュールに沿って撮られた衛星写真が全てを物語っている。砂漠と森とキノコ雲と焼け焦げた黒い大地、その座標が全て同じだとは信じがたい事実である。それもわずかに十五分という短時間で変遷していっている。
米空軍が国際社会に廃棄を通告しながら秘匿していた地表殲滅爆弾、通称デイジーカッターを使用したことについては構わない。むしろ、こうして秘密裏に使用したことで後顧の憂いを拭うことができたし、表沙汰にできぬが魔術という力で核兵器以上の威力を持たせることができたのは僥倖ともいえる。だが、そのために手塩にかけて育ててきた猟犬達を殺す必要があったとは思えない。
添付されていた作戦参加《二十八人の怪物(クラン・カラティン)》名簿の殆どがMIA認定を受けている。現場の状況と簡易ながら弾き出された威力計算を見る限り、生き残る確率はほぼゼロ。現在、爆心地一帯を捜索しているとのことだが、実際に探しているのは生存者ではなく使用していた宝具の方だ。
「リスクコントロールです。彼らのトップが裏切り、新たにトップとなったファルデウスに対しても異を唱え反抗する者も多い。そして各員の繋がりが強いからこその《二十八人の怪物(クラン・カラティン)》でもあります。一人粛正すれば二人の反乱分子が生まれてくる。丁度良い機会だったのですよ」
それに、と別の幹部は他人事のように呟くのを聞き逃しはしなかった。
英雄王と共倒れならば彼らも本望でしょう、と。
添付の資料には、行方不明者・死亡者の他に生存者についての記載もある。皮肉なことに、味方陣営ではなく目標である敵陣営にそれはいた。
このデイジーカッターは従来の物よりも効果範囲を狭め、爆心地の威力を高めるよう改良されている。逆に言えば効果範囲の外側にいれば助かる可能性もある。ティーネの場合、彼女の体重も相まって一次衝撃波でその範囲外に吹き飛ばされたことが功を奏していた。
現在彼女は火傷や骨折による重体で、基地内部の集中治療室で治療中。意識は戻らず生死の境を彷徨っているらしいが、その手にマスターである証の令呪は消えていたと報告書にはある。
デイジーカッター爆発の瞬間にアーチャーが何らかの宝具を使った形跡はない。これはアーチャーが防御をしていないことを意味している。
スノーフィールド全域をサーチしてもアーチャーの反応は返ってきていない。これはスノーフィールドの地にアーチャーは存在しないことを意味している。
スノーフィールドに設置されたセンサー群は優秀だ。これら全てを欺くことは事実上不可能に近い。報告書はこれらの事実からアーチャーは消滅したものと分析している。
こうも断言されると逆に疑わしくあるが、さすがにトップである自分を詐称するようなことは書かないだろう。
「それで、現場責任者の判断で使い潰した、と? 十分にお釣りがきたのだから、必要な犠牲については容認しろ、と?」
それについて、彼らは否定する言葉を持ってはいなかった。
処分対象の中に最初から《二十八人の怪物(クラン・カラティン)》が含まれている。そのため彼らにはデイジーカッターの使用を事前に知らされていない。現場で行われた必要以上の通信妨害も本当のところは集団脱走せぬための措置である。
処分する理由は幾つも資料の中に挙げられているが、それを鵜呑みにすることができるはずもない。急いで作られたからか、色々と粗の多い資料だ。意図的に隠した形跡も多いし、注意を逸らすかのように誘導している部分もある。そうせねばならぬほど伏せる項目が多いのだろうと解釈した。
だがどう解釈しようと疑問は残り、放置されたままであることに違いはない。いくらコスト以上のハイリターンが得られるとはいえ、こんな調子で次から次へと聖杯戦争を開かれてはたまったものではない。
「現場責任者と回線は繋げられるか?」
「無理ですね。スノーフィールドは今や完全に陸の孤島です。ライフラインは物理的に寸断され、衛星を介した通信すら傍受の可能性があるため遮断されています。こうした報告書ですら複数経路から鳥に運ばせるという古典的手段によるものです」
予想された通りの言葉がそこで述べられる。事前報告で復旧に時間がかかることから事態沈静後に通信回復を行うと報告があった。無理にでも通信回復を優先させても彼らはいかようにも取り繕って思い通りにさせることはなかっただろう。
現状がコントロールできないよう仕組まれている。トップという立場にあってそう仕向けられてながら何もできないことにむず痒さを覚える。
そもそもが、彼らにとってこの場にいることがただのパフォーマンス。形ばかりの神輿に報告したという体裁が欲しいだけなのだ。時に秒刻みで動くこともあるトップにこうした計画に口を出して欲しくないということだろう。
重大な案件は他にもある。この件ばかりにかかずっているわけにいかないのもまた事実。だからといって、ただの神輿と侮られるのはプライドに関わる。
元々切るつもりもなかったカードだ。遅すぎるタイミングなのは認めるが、遅きに失するほどでもない。
「――そういえば、君は数日前に視察に行ったのだったな?」
不意を突いた言葉に対しても、幹部達は泰然としていた。だが問いかけた幹部に対して残りの幹部が責めるような視線を一瞬向けたことを見逃しはしなかった。大方、他の者にも秘密裏に行動をしていたのだろう。本人にしろ、その顔に変化はなくとも己の行動が筒抜けだったことに内心驚いているに違いない。
「私は現場からの報告をラスベガスで受けていただけですよ」
戦場に踏み入る度胸などありません、と臆病者を演じてみせるが、それだけである筈がない。
「その報告を私は受けていないが?」
「必要でないと判断したまでです」
答えとしては不自然ではなかった。その時はまだ通信回線も生きていたし、内通者としての《二十八人の怪物(クラン・カラティン)》副官から報告される情報も周囲の幹部達に共有されていた。その気になれば整理されていなくとも情報をネットワーク上で閲覧することも可能だった。末端工作員と直接会ったくらいで一々報告されては面倒この上ない。
末端、であれば。
「裏切った前現場責任者と直接会っていながら、何の報告もなかったのかね?」
その言葉に、明らかに動揺が生まれていた。
問い質した本人以外の幹部達が、だが。
「ならば、御存知でしょう。私が彼と顔を合わせたのは一分に満たない時間ですよ。彼が何をしたかったのかは分かりかねますが、軽く挨拶しただけです」
確かに、顔を合わせたの時間は数十秒、これでは面会ではなく接触時間と称するべきだろう。しかも会ったのは人の往来があるホテルのロビーでのこと。何かを受け渡したりした様子もなく、会話するにも時間がなさ過ぎる。その状況を見る限り、指摘通り目的は不明としかいいようがない。
だが前現場責任者は、そのためだけにヘリを飛ばしてスノーフィールドからラスベガスに急行している。そのまま蜻蛉返りしたことから目的はその面会ともいえぬ接触であることは明らか。本人に直接理由を問い質そうにも、その翌日には行方不明となり、そして敵となって計画に立ち塞がっている。
今ここで開示していない情報だけでも不自然さは際立っている。口論こそないが、幹部連中の雰囲気は変わった。この部屋を出ればさっそく緊急会議を開くことになるだろう。それが査問会となるか裁判となるかは分からないが、これで少しは牽制できたと思いたい。
「……ひとまず現場との密接な連絡体制は確実に用意しておきたい。最優先で、だ。スノーフィールドで何が起こっているのか確認できないことには《フリズスキャルヴ》の使用を許可することはできん」
卑怯だと思いながらも、言い慣れぬこの言葉を盾に要求を突きつける。
実際にはトップとしてそれを要請されれば断ることは難しいだろう。躊躇するだけの時間も与えられまい。形式として与えられているに過ぎぬ権限だが、彼等とてこれを無視するわけにもいくまい。
大事なことは用意しておくことであって、使用することではない。だからこそ、上層部に求められるのは準備と責任であり、現場に求めるのはその最悪の事態を防ぐだけの行動力である。
「歴史に名を刻めるのですよ?」
計画における最悪のシナリオ、そうした事態に備えて天文学的な費用と時間をかけて用意された最終手段は、全てを無に帰すとされる威力を持つ。なまじその必要性が計画とは別のところで昔から主張されてきただけに、表沙汰になれば大変な事態になる。
表沙汰にならずとも、気付く者は気付いてくれるだろう。数十年経った後に「実はあの時」と歴史家がコメントするのが容易に予想がつく。
「功績としてか、罪科としてか。いずれにしろ私は歴史に名を刻みたいがためにここにいるわけではない。そろそろ諸君らも私が穏健派だからこそ、この地位にいるのを忘れないでもらいたい」
「心に留めておきます」
「では、そろそろ時間だ。お引き取り願おうか」
有無を言わせぬその一言で、幹部達はまたも挨拶抜きで部屋を去って行く。その後ろ姿を眺め見るが、どうにも問い質した幹部の落ち着き具合が気になった。直接対談をしたことはないが、最近になってからの付き合いというわけでもない。
そこまでの自信家という印象などないし、根回しは怠らずともあからさまに暗躍するタイプでもない。魔術師などと交流を持つと、ああも自信家となり落ち着き払って目的に邁進することになるものだろうか。
あの男の瞳を思います。
昏い影に鬼火めいた野心が宿っていた。それもまた、あの男には似つかわしくない燻りだ。
「……あれが、暗示とかいうやつかね」
広い執務室。今この場にいる者は彼一人である筈だった。時間は押しているが、彼は自分の言葉に返事をしてくれる存在を半ば確信していた。
予想していたよりかは幾分早く、そして意外にも視界の中から肯定の言葉は聞こえてきた。
その質問に答えたのは女。白い髪に白い肌、紅玉の瞳に凍えるような存在感。その四肢も含めて絶世の美人としか形容できないが、作り物めいた印象はどうにも拭えない。ソファーに優雅に腰掛け、暢気に紅茶などを嗜んでいるが、人形が人間の真似をしているようにしか見えない。今の今まで気付くこともなかった紅茶の香りを愉しむ所作も、どこか白々しく思えてくる。
「いつからそこにいたんだ?」
「最初から、よ」
ソファーは元々四人がけ。幹部三人がそれぞれ座っていたが、その全員がこの女の存在に気付くことなく真横で顔色を赤や青に変えていたのだ。間近で見物するにしてももう少し面白いものもあっただろうに。
「凡人ながら、よく暗示の存在に気がついたと褒めるべきかしらね」
「職業柄、人を見る目はあるつもりなのでね」
「あなたがそれを言うと重みがあるわね。一応言っておくと、あの暗示は深くて強力よ。時間と共に効力は薄れていくけど、無理矢理解呪すると心が欠けてしまうわ。やっかいだわね」
まるで他人事のような物言いは言外に私は解呪を行わないと断言していた。それでいてこの女が言っていることが本当だとすれば一大事だ。あの幹部を抜きに話を現場に通すことはできない。自国のことながらスノーフィールドと早急にホットラインを設置するとなると、テロ支援国家にホットラインを結ぶことよりも難しいかもしれない。
誰が暗示をかけたのか、などどうでもいい。それを今この場で推理しようと対処するだけの時間はない。
「ならばどうする? この報告書を信じるなら、残ったサーヴァントはアサシンただ一人だ。これでは君がわざわざ用意した聖杯が起動する保証はないぞ?」
ライダーとバーサーカーは数日前に消滅。アーチャー、キャスター、ランサーは本作戦に巻き込まれたと報告書にはある。残ったアサシンだけでは聖杯の起動に足る中身は期待できない。
「あら。報告書を信じているのかしら?」
「無視はしていない、というくらいだ」
遠く離れた地にある頭は現場の手足を信用していない。以前から別の諜報機関を使ってそれとなく幹部連中を監視しているし、何より彼らにも内緒で目前の彼女をとこうして繋がっているのだ。
「このまま大人しく終盤戦となれば私の出る幕ではないが、君にそのつもりはないのだろう?」
「もちろんよ。あなた方と違ってアインツベルンは今回の介入は異例中の異例。次を用意するつもりもなく、我らが願いを成就させてみせましょう」
それは事実上の勝利宣言に近いものだが、それによって彼が何かをすることはない。
アインツベルンとの接触は組織としてではなく個人として行ったものだ。この戦争のための安全策のひとつとして彼はアインツベルンと手を組んだ。そのおかげですでに十分すぎるほどの利益を得ることに成功している。多少強引であってもこれで完全に幕引きを行えるなら、アインツベルンが全てを奪い取ってくれてもいいくらいだ。
カチャリ、とソーサーの上にティーカップが置かれた。
「この資料、持っていくかね?」
「お気遣いは結構よ。嘘がないだけの報告書なら読んでいて面白いけど、嘘と真実が織り交ぜられた報告書は読むのが面倒なだけ」
非常識な登場の仕方をしたというのに、退場は実に普通だった。ソファーから立ち上がり、ドアを開けて去って行く。やはり挨拶などをすることはなかった。
そして女が退場するのと同時に、秘書官が入れ替わるように登場してきた。タイミング的には女と絶対にすれ違っている筈だが、彼がそのことに気付いた様子はない。女が魔術を使ったのか、それとも単純に彼がそれだけ焦っていたということだろうか。
「申しわけありません、スケジュールにミスがあったようです」
「構わんよ。私は君を時々完璧超人と思っていたのだが、こうした人間らしいミスを見ると安心する」
私の確認ミスです、と平謝りする秘書官に笑って応じる。どうせ、ここを出入りした幹部の周りにいる魔術師か、あの女が誤認させたのだろう。どうやら奴らは世界中が自分の庭であるとでも思い込んでいるらしい。
外にあっては敵と味方の違いは明確だ。だが、内にあってはおいそれと線引きできるものではない。星条旗(スターズアンッドストライプス)の下には複数の矛盾した意志が存在する。彼は確かにトップであろうが、それは多頭竜の中で一番頭が大きく従う首が多いという意味に過ぎない。
世の中、何もせずして成功することはない。ツテとコネ、根回し手回し下準備、時間と金と権力と人間関係に対して万難を排して挑んでこそ、成功へと繋がっていくものである。それで失敗してしまったのであれば、それは単純に想像力の欠如か、そもそも運が悪かっただけなのだろう。
さて、なら原因はどちらなのだろうか。
失敗は確定していない。それだけが救いだが、成功にはほど遠い現状を思えばいつ失敗してもおかしくはなかった。それでいて思い描く選択肢はどれもこれも対処に困るものばかり。
現状、具体的にできることは現場との回線を復帰させることだけだが、これは自分の仕事ではなかった。今、自分にできることは、スノーフィールドが消滅した場合に、どう言いわけをするのか考えることだ。
それが、彼――米国大統領の仕事である。
山積する内外の課題よりも少しだけ長考しながら、彼は己のミスを嘆く秘書官を慰めるべく少し早足で執務室を後にした。
結局頭の中に浮かんだ選択肢を言葉にすることはなかったが、大統領はその最悪のシナリオが進みつつあることを、まだ知らなかった。
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北部丘陵地帯、原住民要塞にはその広大さ故に休憩所兼食堂が複数ある。特に要塞南口付近にあるここは指折りの開放的空間である。しかし普段であれば食事時で賑わうこの時間帯であっても利用しているのは二人きりだった。理由は簡単、現在この要塞を維持するだけの人員が足りなくなったからである。
ただでさえ広い要塞を少なくなった人員で効率よく使うため、不要な施設のいくつかは閉鎖せざるを得なかった。ここも南側に面しスノーフィールドを一望できるが、その分襲撃された時に被害を受けやすいということで食堂の調理機器はそのままに放棄することが決定された。
それだけに、人目を気にすることなく密談するには適した場所だった。
「まったく、原住民のくせに食文化は普通のアメリカ人じゃねえか。なんかスノーフィールドならではの食い物とかねえのかよ。ニシンの発酵食品みたいなインパクトのあるもんがよー」
そんなことを愚痴りながら、キャスターは棚の奥底にホコリを被った業務用ツナ缶(2キロ)に目を付けた。他にも保存食はいくらでもあったが、迷うことなくそれを手に取る。
「……キャスター。あなたは確か美食家としても有名だったのでは?」
「おう。美食事典も出版している。だが業務用ツナ缶は食べたことがない」
金に物を言わせて象の足まで食べた英霊は鼻歌まじりに缶の蓋を開けた。当然、業務用になったことで味が変わる筈もない。せいぜい匂いが強烈になるくらいである。
「いるか?」
「結構です。自前で用意しているのが見えませんか?」
キャスターの奇行に呆れながら、その人物は予め他の食堂から持ってきた食事を外見年齢に似合わぬ落ち着きを持って食べ始める。
手にしているのは僻地での作戦行動時に軍などが支給する戦闘食。少量でありながら高カロリーで高タンパク、栄養バランスにも秀でている代わりに口当たりはひたすらに悪いと評判の代物。鉛筆を囓ったような薬臭さが周囲に拡がる。
業務用ツナ缶が放つ圧倒的な物量を持ってしてもこの匂いは消せそうにない。
「……ライダー、もう少しマシな食事は選べなかったのか?」
「カロリーと栄養価を優先しました。が、マスターに意識があれば絶対に食べないでしょう」
匂いだけで顔をしかめるキャスターにライダーは率直な意見を述べた。味覚についての情報をライダーはあまり持っていないが、それでもこれは不味いのだろうとはっきりと理解できる。
現在、繰丘椿の身体をコントロールしているのはライダーである。マスターである椿自身は三面作戦の終了後にその精神的疲労から深い眠りについている。ライダーはその間に身体の疲れを少しでも取り除くべく栄養摂取を行っている最中である。
三〇回咀嚼してからの嚥下が規則正しく機械的に行われていた。
「……それで、キャスター。そろそろ私を連れ出した理由を教えていただけませんか」
機械的に行動し感情を持たぬライダーではあったが、キャスターがわざわざこのタイミングで声をかけた意味が分からぬ筈もなかった。
「念のため言っておきますが、我がマスターは男性経験がないので私の一存で花を散らせることはできません。
ああ、キャスターがナブコフやキャロルの眷属だと公言するつもりはないので安心してください」
分かっていなかった。
「人気のない場所にわざわざお前を連れてきたのはそういう意味じゃねぇよ!」
「こう見えて私は忙しいのです。栄養を摂取し終えたら脱糞し直腸まで綺麗にし、シャワーを浴びながら自慰行為で性欲発散をする予定が詰まっています。椿が起きるまでに体調を万全に整えなければならないのです。あなたのように暇ではないのです」
「お前何言ってんの!?」
「まさか本気にしているのですか? 円滑な人間関係に冗談は付きものでしょう」
「無表情で台詞が棒読みでなければ安心して冗談だと受け止めるられるがな!」
玩具を自慢する子供のようなライダーの言動に、キャスターは声をかけたことを半ば本気で後悔する。同盟関係上、戦果の報告はすべきだと少しでも思った自分がバカだった。マスターに対して嘘ばかりついていたことを真摯に反省するキャスターである。彼だって反省するのである。
「それで、今回の三面作戦は成功か失敗のどちらですか?」
先ほど冗談を言った口ぶりのままで、ライダーはこの現状に対して成功か失敗かを問うてくる。じっと見つめ続けるライダーの視線に、どこまで話したモノかとキャスターは思案する。
「……傍目から見たら、間違いなく失敗だろうな」
この作戦で署長とアサシンは敵の捕虜となり、原住民精鋭部隊は壊滅状態。対してファルデウスが失ったのは捨て駒として利用した《二十八人の怪物(クラン・カラティン)》くらい。三面作戦とあるが、その全てにおいて敗北したように見えても仕方がない。原住民側は既に敗戦処理に走っている節もある。
だが、それでもライダーはこの現状に成功の可能性を見いだしている。
「傍目から見なければ?」
「かろうじて辛勝ってところか」
キャスターの言葉に嘘偽りはなかった。
キャスター達の目的はお題目であるティーネの救出……などである筈がない。
それも確かに目的の一つであろうが、最大の目的はアーチャーの宝物蔵を奪い取ることにあった。そのために必要であったのは《お前の物は俺の物(ジャイアニズム)》を使うための魔力の調達である。
この砦の中にはライダーに感染していない健康で魔力を持った人間が数百人もいた。署長が椿を連れて砦を訪れたのも同盟のためなどではない。その健康体にライダーを“感染”させ、キャスターに魔力を供給させるため。それ以外に関してはことごとくオマケでしかないのである。
そんなわけで、キャスターにとって戦闘そのものの勝敗など些末に過ぎない。目下問題とするべき被害はアサシンと署長が捕まったことである。
アサシンについてこちらから知る術はないので可能性に過ぎないが、署長については契約のパスから様子は少なからず把握できる。大怪我を負っているが、生きているので虜囚となったのは間違いない。
次の目的としていた時間稼ぎはスノーホワイトが停止したことから辛くも達成されている。これでこちらがすぐさま全滅する可能性を大幅に減らすことには成功した。この時間差がなければ、こちらに勝機はない。
「解せませんね。確かに署長とアサシンを失ったのは痛い。しかしバビロンの宝物蔵を奪え時間稼ぎができた以上、あの場での目標達成率は一〇〇パーセントに近い筈。これのどこが辛勝なのですか」
細かいところを全てすっ飛ばして、ライダーは核心を突いてくる。
アーチャーの宝物蔵、ライダーの魔力量。ただでさえ非常識な物量が二つも結びついたのである。危険度はかけ算どころか乗算だろう。おまけにこの事実を知っているのはここにいるキャスターとライダーだけ。あれだけの敵であろうと、最初の一撃で勝負を決めることも十分可能である。
「いや、それがな……」
やや気まずそうな顔をしながら、キャスターはおもむろに食べかけのツナ缶を横にして、その手のひらを上に向ける。
空間が波打つ。その現象は間違いなくアーチャーが使っていた《王の財宝(ゲート・オブ・バビロン)》によるもの。だが、キャスターの手の中には突然現れたようにも見えたソレはライダーが予想していたものとは多少趣が異なっていた。
コトリ、とキャスターは蔵から出したモノをツナ缶の横へと置いた。
それは石だ。多少形が変であることはわかったが、ライダーにその真価は分からない。噂に聞く賢者の石かとも考えるが、手にとってみても魔力は感じない。間近で角度を変えて観察しても見るが、それでも分からない。角度を変えてみればなんとなく猫の顔が浮かび上がっているように見えなくもないが、それはただの錯覚だろう。
「……これは何ですか?」
「分からん」
解答を見つけられなかったライダーの質問に、キャスターは正直に同じ見解であると答えた。
想定していなかったのは、痛恨のミスであろう。森からの脱出の際には偽アーチャーもいたのでバビロンの宝物蔵から好きなように宝具を取り出せたが、こうしてキャスターが一人で扱おうとするとこの様である。
かつて、アーチャー自身も言っていた。蔵の中の貯蔵量は、自身の認識を遙かに超える、と。
持ち主ですら把握仕切れぬモノを、盗人が把握できる筈もなかったのだ。
すでに何度も試しているというのに、出てくるのはこうしたわけの分からぬものばかり。見る者が見れば一級品なのだろうが、鑑定眼を持たぬ者からはガラクタ同然。分かり易い武具ですらまだ一つとしてお目にかかったことはない。武器庫ではなく宝物蔵なので、実は武具の割合は圧倒的に少なかったりするのだろうか。
片っ端から中の物を出すことも考えるが、それは止めておいた方が良いだろう。それこそニシンの発酵食品でも出てきたら大騒ぎになる。食べ物ならまだ良いが、中には使用者以外を自動で攻撃するような宝具だってある。出す宝具が全てキャスターに利するものとは限らない。
「これが辛勝の正体というわけですか」
「そういうこった」
これならいっそ宝物蔵を奪ったことを知られていた方がブラフとしてよっぽど役に立つ。その機会も失われてた今となっては後の祭りでしかない。
もし宝物蔵を有効に扱えたのであれば、この時点での勝率は四割を超えている。ありとあらゆる周囲の被害に目を瞑れば五割は固いだろう。
しかし一転して宝物蔵が使えないとなれば、勝率は一気に落ちて一割にも届かない。キャスターのこの告白はそれを更に下方修正することを意味していた。生存率を考えれば、もはや絶望的ともいえる数字しか出てこない。
改めて、彼我の差を思い知らされる。
「……それで?」
そんな状況にあって平然と続きを促すライダーの言葉に、キャスターは苦笑いを禁じ得なかった。
ライダーは、そんな絶望的な数字になど何の驚きも感じていない。
キャスターがこうも正直に告白したのは、単純にライダーの信頼を勝ち取るためだ。今後の戦略を練る上でライダーの協力は不可欠であり、強固な関係構築はドラマを生み出す上でも欠かせない。
だが、キャスターのそんな小賢しい演出など、ライダーには何ら通用しなかった。キャスターがいかに演出しようともライダーはその事実を平然と受け止め、ただ粛々と自らの役割を全うするのみ。
それに、勝敗は水物であるが故にひっくり返ることは珍しくもないことをライダーは知っている。あの夢の世界にあって、ライダーが敗北する可能性などこの状況より遙かに低かったのだ。逆転できる要素は、どこかに必ず存在している。
黙々と食べ続けるライダーとは対照的に、キャスターはスプーンをテーブルの上に置いてツナを頬張る手を休めた。
「……こうして直接戦ったことで色々と情報収集ができた。特に敵の指揮官がファルデウスという魔術師だと判明したのは大きい。厄介な相手だが、見ず知らずの人間より多少はその思惑を読みやすい」
「それで?」
「結局、あの場で人質として確認されたのはティーネ・チェルクただ一人。俺が確認できた《方舟断片(ノア)》も罠が仕掛けられていた。他のマスターの確認ができていなかった以上、捕らえたという情報はファルデウスのブラフである可能性が高い」
「それで?」
「対アーチャー作戦は伊達じゃない。デイジーカッターの威力は現代兵器の中でも最大のものだが、俺はそこに時間操作も付け加えておいた。爆心地付近にその威力を限定させ、更に核並の超高熱の爆風と衝撃波を五分以上も集中させている。魔力を枯渇させるための《茨姫(スリーピングビューティー)》では防ぐための魔力もなかろう。アーチャーの消滅は決定的だ。この宝物蔵を取り返しに来る心配はない」
「それで?」
「逆に言えば、あの威力に物理的に持ち堪えられればその限りでは無い。ランサーの《天の創造(ガイア・オブ・アルル)》ならもしかするかもしれん。生存の可能性がある以上、先んじて接触に成功することができれば共同戦線を張ることは可能だろう」
「それで?」
「フラット・エスカルドスの行方が未だ持って分からない。又聞きだが、あのマスターが自分のサーヴァントを消滅させられて尻尾を巻いて逃げ帰るとも思えん。生きていれば、必ずどこかで何かをしている筈だ」
「それで?」
「以前に署長は上層部を数日間黙らせると第三者から通告されたらしい。それを署長に代わって、現在ファルデウスがその猶予期間を利用している。時が経ち、上層部が詳細を知ればファルデウスは自滅することになる」
「それで?」
「スノーホワイトが一時的に使用不可能になったのは先にも話したが、それによって敵主戦力となりうる宝具の使用には大幅に制限が科せられる筈だ。スノーホワイトなしでサーヴァント相手に動ける《二十八人の怪物(クラン・カラティン)》は壊滅。実質奴が自由に動かせる手駒は魔術師とは対極にいる職業軍人の部隊だけだ」
「それで?」
「原住民主戦力は確かに壊滅したが、壊滅させたのはファルデウスの部隊ではない。奴らは早急に事態を片付けるために奥の手を晒してしまった。手札が見えている以上、ファルデウスの次の手は読みやすい」
「それで?」
「原住民は協力的だ。繰丘椿のおかげでな」
「……なるほど」
キャスターの言葉に耳を傾けていたライダーは最後の皮肉で打ち止めと判断したようだった。他にもキャスターが隠していることはあるが、ライダーが問い質してくる様子はない。代わりにしてきたのは確認だった。
「敵の次の手が読めると言いましたね?」
「その通りだ。奴らは自分の好き勝手に行動している。少なくとも、上層部には自分にとって都合のいい報告をしていることだろう。帳尻を合わせるためには、自由の利く今のうちに動き出さなくてはならない」
「……その帳尻というのは?」
少女の身体には多すぎる戦闘食を全て胃の腑に落としたライダーは口休みなのか角砂糖をそのまま口に放り込み、立ち上がり問うてくる。
「撤退中に敵に捕獲されたティーネ・チェルクを助けるために突進したバカがいてな。せっかく消滅したと誤魔化せたのに生き残ってるのがばれちまった」
「要は、消滅したと報告したマスターとサーヴァントを掃討するということですか」
「だからこそ、次の手は――」
キャスターが言いかけたその時、要塞が振動した。
内部からではなく、外からの振動。見上げれば天井の照明が瘧がついたように震えていた。天井部の岩から砂状の粒が食べかけのツナ缶へと落ちていくが、キャスターは気にすることなく再度スプーンを手に取りツナを口の中へと頬張った。
「……こちらを休ませる間もなく奥の手を投入ってところじゃねぇかな?」
ファルデウスが頼みの綱としているのはお抱えの職業軍人部隊。そして、それ以外は奥の手であろうと使い捨てだ。実に気っぷの良い限りだが、まったく嬉しくない。
「まあ、予想はしていました」
いくつもある閉鎖区画からわざわざこの場所を選んだのも、こうして外からの襲撃に備えやすくするためだ。人気がおらず景観が良いだけで選んだわけではない。
「念のため確認しますが、現有戦力で迎撃に割けるのは私一人だけですか?」
「まさか俺に期待しているのか?」
「それこそまさかです。足手まといは必要ありません。部屋の隅でガタガタ震えながらそこのツナ缶でも片付けておいてください」
ライダーの確認にキャスターは敢えてはぐらかす。その意味が分からぬライダーではない。相手が奥の手を出したからといって、何もこちらも奥の手を晒す必要はない。迎撃は一人で十分だ。
襲撃を受けたことで、要塞内部が騒がしくなるのが分かる。その間にも振動が続くことから敵は砲撃でも続けているのだろうか。遠距離タイプだとするとライダーと相性は悪いが、それで負けるような可愛い英霊ではない。
仕方ないので、キャスターは懐から小さな缶を取り出しその中の物をライダーに放り投げる。
「? 何ですか、コレは?」
「飛行宝具ラピュタだ。これを持って飛び降りれば、下で鳥打帽を被った少年が受け止めてくれる」
「ありがとうございます」
受け取ったドロップ飴を口の中に含み、ライダーは冷たい視線で礼をする。幼気な少女の乾いた視線にキャスターは癖になりそうである。最初は機械的にしか動けなかったと聞いていたが、中々どうして、実に人間臭くなっている。
人間臭いということは、その精神も人間に近付いているかも知れない。
「そう言えば、」
テクテク歩いて窓から気軽に飛び降りようとするライダーの肩越しに、キャスターが声をかけた。
「なんでしょう?」
「お前のマスターが助けたティーネ・チェルク。さっき手術は無事に終わったってよ。一晩も埋めておけば明日の朝には全快するとも言っていた。さすがは族長様々だな」
「結構なことです」
ライダーの声に変化は見られない。
ティーネ・チェルク救出をしたのは椿の独断であった。キャスターは無論のこと、相談役と責任論を交わしたライダーですら、状況を鑑み見捨てるべきだと判断した。一目で重傷と分かるティーネが助かるなどと誰も思わなかったし、何よりこちらが生存していることがばれる。連れ帰ったところで原住民は協力的になろうともう戦力にはなり得ない。
天秤の傾きが多少戻ったくらいで、マスターである椿の失態が帳消しになるわけもない。
けれども、ライダーの心は軽くなったに違いない。
そう勝手に思うのは劇作家の悪癖であろうか。
「……ならキャスター、原住民の方々に伝言を頼めますか」
「おう。任された」
「巻き込まれたくなければ、決して外には出ないように」
窓枠に立ってライダーは外を眺め見る。その視線の鋭さは同じ椿の顔といえど怖いくらいに違っている。
思わず背筋が寒くなるのを覚えながら、キャスターは戦場へと飛び去ったライダーの後ろ姿を見送った。
遠目から見る限り目立った敵戦力は三。もちろんこれで終わりである筈もない。ライダーといえど楽観できぬ戦力であるが、この様子なら援護も必要あるまい。
「さて。ならば俺がやるべきは侵入してくる部隊を排除することかね」
ぼやきながら、キャスターは踵を返した。
ファルデウスのことである。表だって攻撃を仕掛けているこの部隊は陽動、本命は既にこの要塞内に侵入している筈だ。狙いはティーネ・チェルク――だけではない。
「恐るべきはこの規模の戦力を平気で使い捨てる胆力だな」
これで威力偵察だというのだから恐れ入る。
ファルデウスの目的はライダーと要塞内にいる戦力を正しく見極めるところにある。この戦力でどの時間耐え、また殲滅し終えるのかその対処能力をどこか遠くから覗き見ているに違いない。
手の内はばれてしまうが、こちらも戦力を出し惜しみしている場合ではない。事前に指示はしておいたが、どこまで上手く欺けるかで今後の動きも違ったものとなる。
「――さて。つまんねぇ仕事はさっさと終わらせちまうか」
盤上の駒を思いながら、劇作家は億劫そうに動き始める。
軍師でもないキャスターであるが、キャスターの中で今後の展開は決まっている。そして実際、そうなることだろう。
結局イレギュラーたり得る存在がいなければ戦争は数字へと置き換えることができる。勝敗を占うのなら秤に乗せるだけで事足りる。そこにドラマを見いだすのも乙ではあるが、残念かなキャスターはそこに群像劇としての価値すら見いだすことはしなかった。
戦闘は、この三〇分後に何の起伏もなく収束した。
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偽りの聖杯戦争の真実。
米国政府開催のサーヴァント召喚実験。大統領直轄作戦ではあるが、長い年月で何が何だかわからなくなっている。全容を把握している者がいない、とどこかで言ったのはそのため。
デイジーカッター。
おそらく核以外で最も威力のある爆弾。爆心地は核並の威力だとか。夢の世界でエリア51をほのめかしていたのはこのため。
アーチャーの生死。
ご安心ください。ちゃんと退場しています。
ニシンの発酵食品。
シュールストレンミング。スウェーデン産の、世界でもっとも強烈なニオイをもつ発酵食品。確かにキャスターは美食家であるのだが、これを食べたことがあるのかは不明。象の足はちゃんと食べた記録が残ってる。
「いるか?」。
SNでの激辛麻婆を食べている言峰と士郎の会話
言峰「食うか―――?」
士郎「食うか―――!」
というのをしたかったのだが、序盤から飛ばしているので止めておいた。
ナブコフやキャロルの眷属。
眷属、という響きが格好良いので使ったのだが、中身はお察しの通りである。
辛勝。
普通に考えて、他人の持ち物をちゃんと把握出来るわけもないよね。
しかし逆に言えばあれだけの財力を実用出来る程度に把握し使いこなせているアーチャーは凄い記憶力である。
飛行宝具ラピュタ。
キャスターの嘘。ただのドロップ飴です。解説させんな恥ずかしい。
一晩も埋めておけば明日の朝には全快する。
SNで瀕死の凜を言峰が土に埋めて回復させる、という会話があったのだけれどそれと似たような意味だと思って貰いたい。
奥の手。
絶対忘れ去られていると思うが、もう既に登場済み。