「う〜ん……」
眠い、俺なんで寝てたんだっけ?
「あれ?ここどこだ?」
まだ寝ぼけてるせいか自分の寝てた場所が思い出せない。
「確かここって...」
だんだん眠気が覚めてきて自分が寝ていた場所を思い出す。そうだ、確か学校の授業で寝てたんだっけ? そう自分の行動を思い出した瞬間、声が聞こえてきた。
「またお前は寝てたのかよ」
その声のした方に振り返ると同じクラスの友人がいた。
「眠くなる授業が悪いんだよ」
「お前そういうのを言い訳って言うんだぜ……まあ俺も途中まで寝てたけど」
「お前も寝てたのかよ……」
そんな感じの会話をしながら俺たちは次の授業の準備をしようと……あっ!
「やべ、教科書やノートもろもろ忘れてきた」
「お前また忘れてきたのかよ」
「いやいや授業の持ち物忘れることなんて結構あるだろ」
「さすがに全部忘れるのはあまり無いだろ……」
「次回から忘れないように本気出す」
そんな感じで友人と喋ってると次の授業が始まった……
「眠い……」
さっきまで喋って眠気が覚めてたのにまた眠くなり始めてきた。ここまで来ると授業は相手を眠くさせる特殊な呪文なのではないかと思えてくる。あっ…だめだこのままじゃ本格的に寝てしまう。そんなウトウトした自分がまた眠りにつこうとした時、一瞬だけ周りに人がいなくなった気がした……
「おーい起きろ」
そんな感じの友人の声で俺はまた起き始めた。
「あっ……おはようございます」
「おはようございますって……お前もう昼休みだぞ」
呆れた声で友人が言ってくる。俺そんなに寝てたのか。
「なんか今日はやけに眠くて」
「お前そんなんでノート点検大丈夫なのか?」
「……後でノート写させてください」
「はいはい、お前がノート持ってきた時に見せてやるよ」
「サンクス友人、後で肩もんでやるよ」
「気持ち悪いからやるなよそれ」
「おお!お礼をいらないなんてなんて優しいn」
「後でジュースおごりな」
そんなこんなでノートを写してくれる友人に感謝しながら 学校の購買で何か食べれるものを買い自分の教室で食べることにした。
「しかしあれだな」
「どうしたんだよ?」
「いやさ、昼休み中でも運動部の奴らはよく練習してるなって思って」
「そりゃあ練習しなきゃ本番の時後悔するからな」
「そういうもんなのかな」
そう思いながら窓越しから校庭で練習している生徒を見る よくもまあこんな暑い日に手をぶら下げたまま練習しちゃって...…
……手をぶら下げたまま? そう思った瞬間おかしいことに気づく。
(あれ?なんであいつら練習なのに歩いてるんだ? そもそもなんで手をぶら下げる必要があるんだ?)
あれは普通じゃないと思い始めたその時、一瞬ノイズみたいなのが走り頭を抑えた。
(なんでノイズ見たいな感覚が来たんだ?)
わからないまま抑えていた手を元に戻しまた校庭を見ようとしたら... 風景がガラリと変わった。
(なんで...…さっきまで綺麗だった窓が割れてるんだ)
さっきまでとは明らかに変わった割れた窓、ところどころについている赤いこびりついた汚れ、その汚れはよく見ると校庭の生徒や自分の机にまでついていた。
(なぜ俺は今まで気づかなかったんだ?)
そう思い友人に知らせようと振り向くと、そこには友人どころかさっきまでいた生徒が一人もいなかった。
「なっなんで誰も居ないんだ...…」
この到底授業なんてできそうもない教室で俺は一人で呟いた。