がっこうぐらし!-妄想の中の自分-   作:名あり

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早速サブタイトルに妄想なんてつけたことに後悔し始めました…


-2- 妄想と現実

「なっなんで誰も居ないんだ……」

 

 そう、さっきまでここにいたみんなが誰一人としていないんだ。いや生徒だけじゃない、みんなが座っていたイスや机の場所さえも変わっていた。

 

(俺は今まで何と話していたんだ……)

 

 自分は確かに今日授業で寝て友人と話していたはず。しかしこの光景を見る限りそんなことはありえないのだ。

 

「わからない……」

 

 そう、全てがわからなかった。今の光景が幻なのかそれとも、さっきまで見てた世界が自分の妄想の世界なのか。

 

(きっとこの光景が幻なんだ)

 

 そうだ、どっちかが違うのならこの光景を幻にしよう。こんな一人だけの世界が本物のはずがない。

 

「きっとこれは夢なんだ……」

 

 そう思った瞬間、また頭にノイズが走る。俺はまた頭を抑えて目を閉じた...

 

 

「おい、お前さっきからボーっとしてるけど大丈夫か?」

 

 友人の声が聞こえる。その声を聞きゆっくりと目を開けると、いつもと変わらない綺麗な教室だった。

 

「ああ悪い、ちょっと変な夢見てた……」

 

「さっきまで喋ってたのに寝るなんてお前はのび◯くんかよ」

 

 そんないつもと変わらない友人との話をして安心する。やっぱりさっきのは夢だったんだ...…

 

「なあ……変な質問するけどお前からはこの窓どんなふうに見える?」

 

「どんなふうにって……よく綺麗にされてる窓に見えるけど?」

 

「……だよな、やっぱりそう見えるよな」

 

 友人のそんな当たり前の回答を聞いて安心する。

 

「そろそろ次の授業だから行くぞ」

 

「ああ……」

 

 そうだ、確か次の授業は家庭科室でやるんだっけ...…俺達は教室を出て家庭科室に向かっていった。

 

「しかしお前今日大丈夫か?」

 

「何が?」

 

「いやさ、お前いつもより寝てるから 何か疲れてるのかなって思って」

 

「大丈夫だよ……きっと」

 

 そう、もう大丈夫なはずだ。さっきまでの割れた窓もないし、生徒もたくさん廊下にいる。だからきっとだいじょう...…

 

「何だこれ……」

 

 そこには廊下の通路を塞ぐような 机のバリケードがあった

 

「おい! このバリケードは何だ」

 

「バリケードって……お前何のこと言ってるんだ?」

 

「何のことって……すぐ目の前に机が積み重なってるだろ!」

 

「別になにもないぞ」

 

 明らかに何かあるはずなのに友人はそう答えた。そんなはずがないのに。

 

(まさかさっきまで見てた窓も……!?)

 

 そう思った瞬間、頭にノイズが走る、俺はその痛みに耐えながらすぐ横を向いて窓を再確認した。そこにはまた窓ガラスが割れてあった。

 

「やっぱり夢なんかじゃ……」

 

「夢じゃないって……お前何言ってるんだ?」

 

「おい!そこの窓をよく見てみろ!」

 

「いきなりどうしたんだよ」

 

「いいから早く!」

 

 友人は俺の様子に驚きながらも窓の方を見た。

 

「見てるぞ」

 

「どう見える」

 

「さっき言ったように何の変哲もない普通の窓だよ」

 

「そんなことがあるか!明らかに割れてるだろ」

 

「そんな割れてるガラスなんて一つもないぞ」

 

 友人は当たり前のようにそう言った。そんなはずはない、だって今も俺の目からは割れた窓が見えてるから…...

 

「お前、さっきから変なコト言ってるけど大丈夫か?」

 

「大丈夫なはずが……」

 

 そう言おうと友達の方を見ると、友達が消えかかっていた。友達だけじゃない、さっきまで廊下にいた生徒も消えかかっている。

 

「うわああああああ」

 

 ありえない光景を見て俺は叫んでしまった。

 

「いきなり大声をあげてどうしたんだ!?」

 

 消えかかっている友達が言う。

 

「お前……自分の体何ともないのか」

 

「自分の体?別にどうもなってないぞ」

 

「……そうか」

 

「お前本当に大丈夫か?」

 

「悪い、保健室に行くから先生に行っといてくれ」

 

「わかったけど一人で大丈夫か? 俺がついてってやろう...」

 

「一人で大丈夫だ」

 

 俺は友人が言い終わる前にその場を離れた。

 

(そうか、この光景が現実なんだ)

 

 廊下を歩いても何も変わらない。窓を見れば割れており、廊下の生徒はほとんど見えなくなっている。

 

(きっと俺は妄想の世界に逃げ込んでたんだ)

 

 そんなことを考えながら歩いていると、他の生徒とすれ違った。

 

(きっともうすぐ誰も見えなくな……)

 

 彼はそう思った瞬間さっきまでの明らかな違いに気がついた。

 

(なんでさっきすれ違った奴はきえかかってないんだ!)

 

 彼はすぐに振り返りさっきすれ違った生徒を見る。その生徒は……

 

 シャベルを持った紫色の髪の女の人だった。




※このコーナーは本編のイメージを壊すかもしれません。それでもよい方はご注意しながら読んでください。

「教えて!!慈先生」

友人「さあ今回からやってまいりました教えて慈先生のコーナーです 解説は今そうとう落ち込んでいる彼の友人と」

先生「先生をやっている佐倉慈です あのぉ...ところでこれって何のコーナーなのか聞かされてなくて…」

友人「はいこのコーナーはですね、今回の話がよくわからなかった人のために 簡単に説明したりするコーナーです 別にどこかのナイフで切ったりするメガネ殺人鬼が 死んだりした時に来るコーナーではないのであしからずに」

先生「今回の話って彼にしてみるとそうとう 可哀想なお話だったわね」

友人「そうですねえ、みんながいない世界が現実なんですもんね お前は今まで一体何をみてたんだ状態だったわけですよ」

先生「その言い方はちょっと…あっ!でも話の最後にくるみさんらしき人が いたからきっと次回ではいい話に」

友人「果たしてそううまくいきますかね」

先生「なんでそんなネガティブなの…」

友人「だって俺本編では完全にいない状態だし」

先生「あっ…」

友人「どうせあいつが学園生活部のやつらと キャッキャウフフしても俺はずっと妄想の中の存在だし どうせだったら嫌な展開になってこれでずっと一緒だねみたいな BAD END的な終わりになったほうが本編での俺の出番が 増えるんじゃ…」

先生「そっそれじゃあ次回もきっと 投稿するのでお楽しみに」

友人「…ノシ」
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