「なっなんで誰も居ないんだ……」
そう、さっきまでここにいたみんなが誰一人としていないんだ。いや生徒だけじゃない、みんなが座っていたイスや机の場所さえも変わっていた。
(俺は今まで何と話していたんだ……)
自分は確かに今日授業で寝て友人と話していたはず。しかしこの光景を見る限りそんなことはありえないのだ。
「わからない……」
そう、全てがわからなかった。今の光景が幻なのかそれとも、さっきまで見てた世界が自分の妄想の世界なのか。
(きっとこの光景が幻なんだ)
そうだ、どっちかが違うのならこの光景を幻にしよう。こんな一人だけの世界が本物のはずがない。
「きっとこれは夢なんだ……」
そう思った瞬間、また頭にノイズが走る。俺はまた頭を抑えて目を閉じた...
「おい、お前さっきからボーっとしてるけど大丈夫か?」
友人の声が聞こえる。その声を聞きゆっくりと目を開けると、いつもと変わらない綺麗な教室だった。
「ああ悪い、ちょっと変な夢見てた……」
「さっきまで喋ってたのに寝るなんてお前はのび◯くんかよ」
そんないつもと変わらない友人との話をして安心する。やっぱりさっきのは夢だったんだ...…
「なあ……変な質問するけどお前からはこの窓どんなふうに見える?」
「どんなふうにって……よく綺麗にされてる窓に見えるけど?」
「……だよな、やっぱりそう見えるよな」
友人のそんな当たり前の回答を聞いて安心する。
「そろそろ次の授業だから行くぞ」
「ああ……」
そうだ、確か次の授業は家庭科室でやるんだっけ...…俺達は教室を出て家庭科室に向かっていった。
「しかしお前今日大丈夫か?」
「何が?」
「いやさ、お前いつもより寝てるから 何か疲れてるのかなって思って」
「大丈夫だよ……きっと」
そう、もう大丈夫なはずだ。さっきまでの割れた窓もないし、生徒もたくさん廊下にいる。だからきっとだいじょう...…
「何だこれ……」
そこには廊下の通路を塞ぐような 机のバリケードがあった
「おい! このバリケードは何だ」
「バリケードって……お前何のこと言ってるんだ?」
「何のことって……すぐ目の前に机が積み重なってるだろ!」
「別になにもないぞ」
明らかに何かあるはずなのに友人はそう答えた。そんなはずがないのに。
(まさかさっきまで見てた窓も……!?)
そう思った瞬間、頭にノイズが走る、俺はその痛みに耐えながらすぐ横を向いて窓を再確認した。そこにはまた窓ガラスが割れてあった。
「やっぱり夢なんかじゃ……」
「夢じゃないって……お前何言ってるんだ?」
「おい!そこの窓をよく見てみろ!」
「いきなりどうしたんだよ」
「いいから早く!」
友人は俺の様子に驚きながらも窓の方を見た。
「見てるぞ」
「どう見える」
「さっき言ったように何の変哲もない普通の窓だよ」
「そんなことがあるか!明らかに割れてるだろ」
「そんな割れてるガラスなんて一つもないぞ」
友人は当たり前のようにそう言った。そんなはずはない、だって今も俺の目からは割れた窓が見えてるから…...
「お前、さっきから変なコト言ってるけど大丈夫か?」
「大丈夫なはずが……」
そう言おうと友達の方を見ると、友達が消えかかっていた。友達だけじゃない、さっきまで廊下にいた生徒も消えかかっている。
「うわああああああ」
ありえない光景を見て俺は叫んでしまった。
「いきなり大声をあげてどうしたんだ!?」
消えかかっている友達が言う。
「お前……自分の体何ともないのか」
「自分の体?別にどうもなってないぞ」
「……そうか」
「お前本当に大丈夫か?」
「悪い、保健室に行くから先生に行っといてくれ」
「わかったけど一人で大丈夫か? 俺がついてってやろう...」
「一人で大丈夫だ」
俺は友人が言い終わる前にその場を離れた。
(そうか、この光景が現実なんだ)
廊下を歩いても何も変わらない。窓を見れば割れており、廊下の生徒はほとんど見えなくなっている。
(きっと俺は妄想の世界に逃げ込んでたんだ)
そんなことを考えながら歩いていると、他の生徒とすれ違った。
(きっともうすぐ誰も見えなくな……)
彼はそう思った瞬間さっきまでの明らかな違いに気がついた。
(なんでさっきすれ違った奴はきえかかってないんだ!)
彼はすぐに振り返りさっきすれ違った生徒を見る。その生徒は……
シャベルを持った紫色の髪の女の人だった。
※このコーナーは本編のイメージを壊すかもしれません。それでもよい方はご注意しながら読んでください。
「教えて!!慈先生」
友人「さあ今回からやってまいりました教えて慈先生のコーナーです 解説は今そうとう落ち込んでいる彼の友人と」
先生「先生をやっている佐倉慈です あのぉ...ところでこれって何のコーナーなのか聞かされてなくて…」
友人「はいこのコーナーはですね、今回の話がよくわからなかった人のために 簡単に説明したりするコーナーです 別にどこかのナイフで切ったりするメガネ殺人鬼が 死んだりした時に来るコーナーではないのであしからずに」
先生「今回の話って彼にしてみるとそうとう 可哀想なお話だったわね」
友人「そうですねえ、みんながいない世界が現実なんですもんね お前は今まで一体何をみてたんだ状態だったわけですよ」
先生「その言い方はちょっと…あっ!でも話の最後にくるみさんらしき人が いたからきっと次回ではいい話に」
友人「果たしてそううまくいきますかね」
先生「なんでそんなネガティブなの…」
友人「だって俺本編では完全にいない状態だし」
先生「あっ…」
友人「どうせあいつが学園生活部のやつらと キャッキャウフフしても俺はずっと妄想の中の存在だし どうせだったら嫌な展開になってこれでずっと一緒だねみたいな BAD END的な終わりになったほうが本編での俺の出番が 増えるんじゃ…」
先生「そっそれじゃあ次回もきっと 投稿するのでお楽しみに」
友人「…ノシ」