がっこうぐらし!-妄想の中の自分-   作:名あり

6 / 10
アニメが終わって多分がっこうぐらしのハーメルンを見る人は少なくなっていると思いますがいちを続きはこれからも投稿していく予定です

〈わかりやすい前回のあらすじ〉
主人公「部室見つけたけどドアしまってるから聞き耳立てるか」

ストーカーが覗きを覚えた

主人公「由紀がいなくなったし早速部室におじゃまするぜ」

部室のメンバーのプライベートを堂々と見る

主人公「満足したから帰るわ」

帰る

〈結論〉
主人公の変態度にますます磨きがかかった

<追記>前編・後編一緒にしました……なのにこの文字数


-6- 妄想の肝試し

 あれから数日、俺は今日も学園生活部にいる。正確には由紀がいない時間を見計らって部室に入っている。

 

 部室ではりーさんという人が今日も家計簿を書いていた。

 

「電気足りてないわね」

 

「あー雨多かったもんな」

 

「物質も減ってるし早めに取りに行ったほうがいいかも」

 

「わかった」

 

 どうやら前から言っていた電気や物資が足りなくなったようだ。話を聞く限り電気はソーラーパネルなどで発電している。だから雨がよく降るここのところは彼女たちにとってあまり良くないのだろう。

 

「ドタドタドタ」

 

 そんなことを考えていると突然廊下側から走ってくる音が聞こえてきた。

 

(この足音は……まずい由紀だ!)

 

 俺は急いで机の下に隠れた。

 

「学園生活部ちゅうもーく!」

 

 由紀の声と足が見えた、多分もっと近づけばスカートの下が見えるかもしれないがもちろんそんなことはしない……一瞬しようかなと思ったけど。

 

「おー由紀どうした?」

 

「何かしら?」

 

「肝試しやろ肝試し!」

 

「はぁ?」

 

「え、よくない?夜の学校でハラハラドキドキだよ!」

 

「いきなり何言い出すかと思えば……」

 

 は?

 突然やってきた由紀はそんなことを言い出した。肝試し?ゾンビがいる中で肝試し……なるほど、確かにハラハラドキドキだな……別の意味で。しかしそんなこと二人が認めるはずが……

 

「あらいいじゃない」

 

 !? りーさんが由紀の提案に乗った。何考えてるんだこの人。

 

「でしょ?」

 

「そうと決まったら準備ね」

 

「うん手伝うね」

 

「ゆきちゃんはめぐねぇに伝えてくれる?」

 

「わかったー」

 

 そう言って由紀は部室を出た。

 

「いいのか?」

 

 由紀が部室を出たのを見計らってくるみが言い出した。

 

「ゆきちゃん?気をつければ大丈夫よ」

 

「いいならいいんだけどさ……」

 

「それに購買部には行くつもりだったから」

 

 確かに物資を取りに購買部に行くならなるべく多くの人で持って帰った方がいいが、もしゾンビがいたら由紀は大丈夫なのだろうか……

 

(……いや違うな)

 

 俺は由紀の心配をしているんじゃない、ゾンビを見た由紀が正常になるのが怖いんだ。正常になって……俺が見えなくなるのが怖いんだ。

 

俺は未だに由紀に話しかけれていない……

 

*****

 

 その日の夜 学園生活部のみんなは廊下に集まった……

 

「それじゃあ行きましょうか」

 

「行くか」

 

「おー!」

 

 そう言ってみんなは歩き始めた……

 

 ――由紀達が見えなくなって数分した後、俺は物陰から出た。

 

(どうする、追いかけるか?)

 

 もし俺がゾンビを見つけても二人に教えられないいじょう、俺が行く必要はない。そのほうが彼女……由紀とも出会わずにすむ

 

(しかしこのまま黙って教室に戻るわけにもいかねぇか)

 

 もし彼女と出会ったら出会ったでうまくごまかそう、俺はゆっくり彼女たちの後を追いかけた。

 

*****

 

「きっもだっめし、きっもだっめし」

 

 深夜の学校の廊下で由紀は明るい声でそんな言葉を言いながら歩いていく。

 

「おい! ちょっとは緊張しろよ」

 

 緊張感の無い由紀に対して胡桃は注意する。

 

「え~くるみちゃんもしかしてお化け苦手?」

 

 そう言って由紀は小馬鹿にするように胡桃の方を向いてフッと笑う。

 

「ちげーよ!」

 

「ゆきちゃんは怖くないの?」

 

 明るい雰囲気の由紀に対して疑問に思った悠里はそんな質問を由紀に言う。

 

「うーん、お化けは怖いけど学校でしょ、何も出ないって」

 

「ええ、この時間学校は誰もいないわ」

 

 そう言うと悠里は突然立ち止まり不敵な笑みを浮かべた

 

「だからね、誰もいないはずだけどもしかしたら...」

 

「いっいるわけないじゃん」

 

「知ってる? 幽霊ってねすごく寂しがり屋で人の声に寄ってくるんですって」

 

 そう言って悠里は手に持っていたラジカセの再生ボタンを押す。

 

「じゃ、なんでラジカセつけるの!」

 

「あれー幽霊なんていないんじゃなかったっけ」

 

「もっもちろんだよ! でもさ万が一ってことが...あるよね?

 

「そうねぇ、だからこれはここにおいてあっちの階段から行きましょ」

 

「りーさん頭いい!」

 

 そう言いながら彼女たちは怪談を降りていった。

 

*****

 

 由紀達を追いかけて数分、俺は由紀達を見つけられないでウロウロしていると、遠くからラジカセの音が聞こえてきた。

 ……なるほど、この音でゾンビたちを誘導してるのか。

 

(やっぱりゆっくりいくとあいつら見失うな)

 

 俺はそう思い少しかけ足でラジカセの音のがする方へ向かった……

 

*****

 

「わーい購買部だ」

 

 購買部の前で由紀ははしゃぎながらあたりを見回す。

 

「ちゃんとお金は払うから証拠の品をとってね」

 

「え~と、チョコレートと~、ポテチと~、うまか棒と~……あっ! くるみちゃん見て見て、この風船20倍に膨らむんだって!!」

 

「おいおい何に使うんだよ」

 

「持って帰ろう。」

 

「みんな証拠の品は取った?」

 

「おう」

 

 そう言いながら胡桃は持っていた枝切り鋏を元の場所へ戻しながら購買部を出て行く。

 

「じゃ次は図書室ね」

 

 ガラッ

 

 図書室の中は薄暗く、奥までよく見えないようになっていた。

 

「暗いね、電気つかないかな」

 

「そしたら肝試しじゃないでしょ、あ 足元気をつけてね」

 

「うん」

 

「あっ先行ってて、あたしこのへん見てるから」

 

 そう言って胡桃は図書室の入り口で立ち止まった。

 

「はーい」

 

*****

 

(図書室の入り口でくるみが立ち構えているんだが)

 

 さて、俺はようやく図書室で由紀たちと合流出来ると思ったら、くるみが図書室の目の前であたりを見回していた 多分ゾンビを警戒しているんだろう。

 

 俺は図書室に入りたいが、くるみが邪魔で入れそうにない。

 

 もちろんくるみは俺のことが見えないのでどいてくれるはずもない。

 

(おとなしく待つか)

 

 俺がそんなことを考えていると、図書室の方から慌てた感じでりーさんが来た。

 

(なんでりーさんがこっちに来たんだ?……まさか!?)

 

 りーさんはくるみに何かを言うとくるみと一緒にすぐさま図書室に入ってった。

 

(やっぱりゾンビだ!!)

 

 俺はくるみの後すぐさま図書室に入ってった。

 

*****

 

「いたいた」

 

「あ、めぐねえ」

 

「だめでしょ、走ったら」

 

「ごめんなさーい……あれ? そこにいるの誰?」

 

 そう言いながら由紀は奥にいる前のめりになって歩いている生徒に声をかけようとした。

 

「!! 由紀ちゃんここでじっとしてて、絶対に声出しちゃだめよ」

 

 そう言いながらめぐねぇは由紀の口元を抑え、安全な場所に連れて行った。

 

「……っ!」

 

 何が起きているのか分からない、しかし由紀はめぐねぇの真剣な表情を見て静かに頷いた。

 

*****

 

 ……カン、カン

 

 図書室の入り口から何かを鳴らす音がする。それを聞いた由紀は自分でもわからない恐怖を感じ壁の隅で怯えていた。

 

 ……ゴス!!

 

 しばらくすると何かを殴ったかのような鈍い音が聞こえてくる。その音を聞いて由紀は更に怯え始める。何故怯えているのか? 由紀にはそれが分からないが誰かがこちらに近づくたびに体の震えは止まらなくなる。

 

…………パッ!

 

「わあっ!」

 

「おー いたいた」

 

「だめじゃない 勝手にはぐれちゃ」

 

 そう言いながら由紀の目の前に現れたのは胡桃と悠里だった。

 

「ごめんなさーい」

 

 由紀はその二人がいるのがわかると、なぜだかとても安心して悠里に抱きついた。

 

「わかればよろしい」

 

 悠里は由紀の安全を確認してゆっくりとそう言った。……すると突然由紀は誰も居ないはずの方を向き

 

「めぐねえ!どこいってたの!?幽霊は?」

 

 自分たちの部活の顧問の名前を言った。

 

 

 

「でも声出しちゃだめよって……」

 

 

 

「ひどーい!」

 

 返事なんて返ってくるはずがない、しかし由紀はまるで誰かと話しているかのように話していた。

 

「……で、肝試しは楽しかった?」

 

 そんな由紀を見て悠里は安心して由紀に話しかけた。

 

「楽しかったーまた来年もやろ?」

 

「来年……そうね約束よ」

 

「やくそくー!」

 

 そう言って由紀はみんなの前へ手を差し出した。

 

「ええ」

 

「おう」

 

 その後に続いて悠里と胡桃が由紀の手に自分たちの手を重ねていった。

 

すっ

 

「「「約束」」」

 

 深夜の図書室の中、彼女達は最後にそう言って約束をした。

 

*****

 

 図書室にいたゾンビは音を立ててゾンビを惹きつけたくるみとりーさんがやっつけた。

 

 ……俺は何もできなかった。

 

 何もできなかったんじゃない、何もしなかったんだ。図書室に入った後由紀のとこに向かおうとした俺は足が止まった。

 

 もしゾンビを見てパニック状態になった由紀に俺が会った所で何になる 逆に俺が会うことで俺を拒絶しだしたらどうする。そんなことを考えているうちにくるみとりーさんが見事にゾンビをやっつけた。

 

 俺は結局……傍観者に過ぎないのだ……




「教えて!!慈先生」

友人「いつもと変わらずやってきたこのコーナー、教えて!!慈先生のコーナーです。解説はキャラ設定が未だに定まっていない彼の友人と」

先生「今回の最後私のセリフがなくてちょっと落ち込んだ佐倉慈です」

友人「今回は原作でやっていた肝試し回です」

先生「彼は相変わらずゆきちゃんに話しかけられないでいるのね」

友人「やっぱりくるみさんに無視されたのがそうとうきてるんですね。話しかけたら話しかけたでイチャイチャしそうで嫌ですけど……」

先生「……あなたは彼に幸せになってほしくないの?」

友人「幸せになって欲しいですけどなりすぎるのは嫌ですね、特に恋愛事にだけはなってほしくないです。ハーレム系阻止するべし、慈悲はない」

先生「……こっ今回の最後、彼は自分が何もできてなくて落ち込んでいるけれど、人間得意不得意があるから早く立ち直ってほしいわ」

友人「彼の場合得意なことにネガティブが入っているから難しいでしょうね」

先生「いつか彼にも明るくなってほしいわ」

友人「あと今回は彼の視点と違う視点、学園生活部の視点でのシーンがありました」

先生「セリフが多いシーンよね」

友人「そうですね、学園生活部の視点ではできるだけ会話をしながらのシーンが多く、思考や3人称視点のシーンは少なめになっています」

先生「これからも他の視点で物語が進むかもしれないわね、それでは次回もお楽しみに」

友人「次回は一体何ヶ月後になるのやら……」


先生「そこはあまり考えないようにしましょ……」」

友人「次回はなるべく早く投稿すると思います」



先生「ちなみに、なんで最初前編後編なんて分けて投稿したの?」

友人「何言ってるんですか!前編後編に分けたほうが最終更新日で読者が増えるじゃないですか」

先生「えええ!?」
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