魔法少女リリカルなのはguerra   作:塚佐セイ祐_yn

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第5話 作戦

新暦75年 シルト・ゲショス総司令部会議室

 

 会議室の中にはこの部隊の隊長陣が勢ぞろいしていた。中央に総司令アドルフ・エイルホフ少将、右隣に副司令のギル・グレアム准将、左隣に総帥本部からレジアス・ゲイズ中将。そして右側のテーブルに戦闘部隊長ゼスト・グランガイツ中佐、副隊長のクイント・ナカジマ大尉とメガーヌ・アルピーノ少佐の三人。左側のテーブルに捜査班長クロノ・ハラオウン特別捜査官、公安のヴェロッサ・アコース調査官、技術開発局からシャリオ・フィニーノ曹長が座っていた。

 

「先ほど情報部から連絡があった、第10管理世界スィミオ・アルヒコで死の蛇が武力衝突を起こした、その結果当世界の武装警察官が50名と応援に行った統制連合の15名の死傷者を出した。しかし末端の連中だったため有力な情報は手に入らなかった」

 

 そう報告したのは、総司令本部で参謀総長のレジアス・ゲイツ中将、人事の鬼と呼ばれその人脈は統制連合の政財界にも通じており、そのため今回は外部顧問として参加していた。

 

「だが死の蛇は現在積極的にテロ行為や武力蜂起を行っている、ゆえに我々は早急に奴等の出足をくじき主導権を握る必要がある」

 

「司令の言うようにここで行動を起こさなければ、我々は奴等に主導権を握られる可能性がある。その結果として後手後手に回ってはこの部隊を編成した意味がない」

 

 司令と副司令が早急に行動が必要であると訴えると、戦闘部隊長が手を上げ立ち上がるので、なんだねゼスト中佐と指令言うとゼストは答える。

 

「行動を起こすというのはわかりましたが、新人たちはどうするのでしょうか?」

 

「それについては戦闘隊長の心配はわかるが、それについてはすでに考えてある、新人たちは後方支援と制圧任務中の周囲警戒をしてもらう」

 

 その問いに指令は考えを伝え、その答えに納得した戦闘部隊長は席に座る。それを確認すると副司令は今回の作戦で行う案件について話し出した。

 

「それと今回の作戦ではデバイスに観測用のソフトを入れさせてもらう、それについてはフィニーノ曹長説明を」

 

 副司令が指名すると、フィニーノ曹長と呼ばれた女性が立ち上がる。

 

「この観測用ソフトは皆さんの動きをトレースするのと、戦闘を記録することが目的です。これをアーマードデバイス開発に反映させることで、皆さんにそれぞれに合ったデバイスにします」

 

「フィニーノ曹長いいかね?」

 

「はい?何でしょうかハラオウン特捜官?」

 

「観測用のソフトを入れるのは良いが、完成までにはどれほどかかるんだ?」

 

 ハラオウン特捜官の意見はここに居る魔導師の創意であった、アーマードデバイスの有用性は試作実験をここに居る全員が見たので認めるところだが、完成に時間がかかる又は急いだ結果、着けた状態で違和感が残るのでは意味がない。

 

「そうですねぇ、観測用ソフトを回収後にサピエーンスで計算した上でその結果をゲネシスで製作するので予定としては1ヶ月で全員分完成できると思います」

 

 曹長の答えに、皆が考え込んでいると司令が意意見を言った。

 

「それについてなんだが…、先に新人たちの分を作ってもらえないかね、前線部隊は当分の間は訓練する時間を持てない、なので新人たちが力をつけ前線に出始めてから少しずつ訓練をしていきたいと思うんだが、ゼスト中佐、ハラオウン特捜官はどうかね?」

 

「私もその意見に賛成です、我々は今のデバイスに慣れているので、いきなり新デバイスに変えるのは違和感が残るだけなので司令の意見に賛成です」

 

「僕もゼスト中佐と同じ意見です、かえってミスが出て被害が増える可能性もある、ならば訓練の時間が持てる新人を優先させるべきでしょう」

 

「解りました、それでは新人の製作を優先させますので、新人の分だけでしたら1週間で完成できると思います」

 

 司令が他に何かあるかね?と聞くが応答がないので、これからの予定が決まった1週間後にミッドチルダの廃工場地帯に潜伏している、死の蛇の総制圧作戦が決定された。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

新暦75年 部隊男子寮 402号室

 

「いやぁ、それにしてもユリウスと同じ部屋でよかったよ、この教育隊は他に知り合いいないからね、やっぱり同室になる人は気心の知れたやつじゃないとね」

 

「そう言ってくれるのはうれしいが…、少しは俺のことも考えてくれ!少しは片付けろ!」 

 

 ユリウスが怒鳴るのも解る、正悟のベッドの周りには本や服が散乱しており、そんな中で正悟はベッドで携帯ゲームをしながら菓子を食っている。

 

「えぇ!?今度片付けるよママァ」

 

「俺はお前の母親じゃなあぁぁぁい!!!」

 

 その夜、男子寮にユリウスの怒鳴り声が響いた。




 ここまで読んでいただいた皆様へお知らせです。この作品は明日を持ちましてチラシから抜けて通常投稿にします。
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