それらに関してもあとがきで語ることにします。ちなみに一応内容はしっかり考えてはいます
「おーす霊夢。今日も来てやったぜ」
聞き馴染みのある、高くて可愛らしい、口調とは合ってない声。親の顔(声)より見た(聞いた)○○という言葉のように、親のいない私は必然的に幼い頃からの腐れ縁である魔理沙の顔は、親の顔より見た顔になる
「あんたも暇ねぇ・・・研究は進んでるの?」
しかしそんな見飽きたはずの顔に、聴き飽きたはずのその声に、刷り込まれすらしたその仕草に、言動に、態度に、全てに捕われていた。無重力の巫女という名が聞いて呆れる
「まあ、ぼちぼちってところかな。休憩がてら霊夢の顔でも見ようかと思ってな」
そう言いながらにへらと笑う顔は、いくら見ても見飽きない。それこそ毎日、毎時間見ていたい
そんな顔をしないで欲しい。ひとつひとつの表情が、私の心を揺さぶってくる。僅かな動作が私の脳に語りかけてくる。嫌どころか正反対、その姿を見て私は満足している
でも、理性の糸が切れそうになる
「それだけの為にここに来たの?やっぱり暇じゃない」
だからこそ、隠し通す。この心を、この感情を隠し通す
魔理沙は私のことをどう思っているのだろう。そう考えた時に出てくるのは、何時もの毅然とした姿に憧れているのだろうと。そうじゃなかったとしても、私が抱きついたりと冷静さを欠き、冷徹さを無くし、ただ年相応に感情表現をする私は、魔理沙にとってはイメージの相違が激しいはずだ
「まあまあ、いいじゃないか。取り敢えずよろしく」
「はいはいわかったわよ・・・」
魔理沙がやってきてから一番に要求するのは、決まって私の淹れるお茶だ。目だけで言われても判りそうな気がするほど、仲も良くて長い付き合いの私たちは、見なくても何となく行動が分かる
「魔理沙・・・」
「・・・ば、バレた?」
何をしたのかはよくわからないが、多分私のお茶に何らかの実験をした液体でも入れようとしていたのだろう。ただ博麗のカンは『危険ではない』と言っているし、無害なのだろう
「バレバレよ。分かるわそれくらい」
「ぐぬぬ・・・入れちゃえ!」
ぽちゃんと水が何かを許容した音がした。入れてしまった・・・ただ危ないものではないらしいし、うーん・・・まあいいかと開き直った
「はい、お待たせ」
「来た来た。待ってましたァ!」
いつもより何割増しといったように、異様にテンションが高い。はて何事かと思案するが、めんどくさくなり、思考をリセットする為にもお茶に手を伸ばした
「んー・・・?んむぅ・・・」
気がついたら外は暗くなっていた。電気すらつけないのかと、今は見えない金髪の少女に対して悪態をつく
立ち上がろうとすると、違和感を感じた。生暖かい温もりを断続的に感じる。よくよく感じたら、手に密着した温もりを感じる。寝起きだからだけでは片付けられないほど、白濁とした意識の中、確実に違和感を感じていた。この白濁とした意識も、私としては異常事態として扱われる。基本的に寝起きはしっかりするタイプだからだ。例外はあるものの
そして目の焦点もハッキリと定まっていき、暗闇に慣れたその脳に、目から信号が送られる
「うぅ・・・ん」
その目の前に、暗闇で輝く金色の髪を見つけ
「あぁああぁぁあ!!?」
取り敢えず殴っておいた
「いてて・・・これ腫れてないか?大丈夫?」
「だ、大丈夫でしょ。腫れてないわ。うん、腫れてない」
赤くなってはいるが、腫れ上がっているわけではないはず。だから腫れてない。はず
「それで・・・どうしてあんなことになったのかしら?」
怒りのオーラを出しつつ、問う。これで力のない妖精や妖怪は逃げ帰るのだが、目の前の魔法使いはふてぶてしく顔色一つ変えない
「いやー・・・だって、さ」
いやに歯切れが悪い。顔を若干赤らめている
・・・というかそもそも、記憶がごっそり抜け落ちてるのよね・・・
「そう・・・言いにくいならまあいいわ」
「お・・・おう・・・」
やはり何やらどもっている。が、取り敢えず無視をする
「それよりも、薬品か何か入れたでしょ?あのお茶飲んでから記憶が無いんだけど、何を入れたのかしら?」
答えないならと弾幕用に殺傷能力を下げた御札ではない、昔ながらの妖怪退治に使う、強力な御札を構える。そこにいつもの霊力とは濃さも鋭さも全く違う、本気の力を込める
それに感づいてのポーカーフェイスなのか、はたまた単に気づいてないのか、それとも脅しをするだけだと、傷つけることはしないと信頼してるからか・・・魔理沙は何時もの姿を変えない
「あーそうだな・・・その、実験的になんだが・・・」
やはり歯切れが悪い
「何?早めに出した方がいいわよ?身のためにも」
再度脅しをかけるが、それでも唸るだけだった。なので実力行使に出ることにした
「・・・えい」
とん、と魔理沙を軽く押す。予想だにしなかった私の行動に、不意打ちのように喰らってしまった魔理沙はあっけなく倒れてしまう
前から押し倒した為、魔理沙は天井を見る形になる。その視線を、私の顔で遮る
「・・・え?ど、どうした?」
困惑した表情をする魔理沙。その顔が私の心を的確にくすぐってくる。イタズラをしたくなる
「どうしたって・・・さて、何をしようかしら?」
早く言わないのが悪い。そうだ、だからこうやって押し倒している
実際は全くここから後の事なんて考えてないけど、慌てる魔理沙はそれに気づかず、結論から話す
「幼児退行・・・」
それはあまりにも具体的で、何となく理解した。取り敢えず頭突きをしておいた
「もう少し詳しくいえば、精神だけの幼児退行だな」
「そんなこと出来るの?」
「出来たからこそ、そうなってたんだよ」
「それもそうね」
何時ものように縁側で座ってお茶を飲む。しかしそとは既に暗く、何時もならば寝る時間だ。規則正しい生活を送る私は、早寝早起きを心がけている
「まあ、実際は脳に作用させれば勝ちだから、肉体的への変化をもたらす薬よりは、精神に効く薬の方が圧倒的に簡単なんだ」
「そういうもんなのね。確かに言われてみればそうなのかも」
「うどんげも言ってたしな。脳に作用する薬は、外の世界ではたくさんの種類がありますが、3次元的な物体に対する薬というものは、0か100が殆どです。無くすかそのままか、位なのが現状らしいです。だってよ」
つまり、私は精神だけは幼児になってたってことか・・・それと魔理沙と寝てたのは・・・まさか
「ねえ、魔理沙。1つ聞かせて?」
「ん?どうした?何かあったのか?」
「そうね・・・例えばなんだけど」
息を吸う
「私、あんたに甘えたりしてた?」
「ああ・・・それはもう可愛くてな・・・何時ものお前じゃ有り得ないほどでな。まりしゃ~抱っこして~とか膝の上に座ってきたりとかキスしてくれたりとかして・・・どうした?」
「・・・は、恥ずかしい・・・」
「ま、まあ薬の影響だし・・・とは言っても、いつものクールな霊夢とはまた違った一面が見れて、私としては満足したがな!」
「うわぁぁぁぁ!!!」
取り敢えずうずくまる。恥ずかしさのあまり殺して欲しいとさえ思った
・・・キス?
というわけで、説明的な
某暴走しているボカロPのお方みたいに、shortとロングのバージョンをつくることにより、焦りとかそういうものから開放されると考えました
見せたいという欲求からも開放されると思ったので、まあ取り敢えず出そうと
でも本格的にも書きたい。ならどうするか?
ってことでこうなりました
なので、色々と中途半端だったりしますが、それはロングバージョンまでのお楽しみとして、それまではここからの展開も妄想しちゃいなよyou!!ってことで
ところで3万文字から15万文字までになりましたね。これで心置きなく俺の書いてる小説の一つが、ゆっくりと長々と書けますね!取り敢えず10万目指してみます!出来るだけ濃厚な話にしたいですが、はてさてどうなることやら
そもそも進んでないんですけど