では、どうぞ!
進也side
「……ん?」
俺はふと気づくと、何故かライブ会場の人混みに紛れ込んでいた。その観客達はほとんど高校生で、制服を着用していた。ステージにはキーボード一台、オーディオ4台が配置されており、看板には[GHOST]と書かれている。準備中という訳か、そのステージにはまだ誰もいない。そういえば今気づいたけど、ミハエルやシフトブレス、シフトカーホルダーを身に付けていなかったな………。
「?」
その時、俺の目には見えなかったが、何者かが俺を通り抜けていった感覚が走った。何だったんだろう…?
そんなことはともかく、ライブはまだ始まらないようだ。一体どんなライブなのだろうか…。
パッチン!
突然、指を鳴らした音が響いたと同時に照明が全て消えた。観客達も突然のブラックアウトに何やらざわめき始めた。そしてステージの方に再び照明がついた。するとそこには、観客達と同じ制服を来た青年がいた……あれ、こいつ…どっかで見覚えが…。
観客達は青年の登場で再び歓声を上げた。俺はステージに立っている青年をよく見ると、その腰には何やら1つ目のお化けを模したドライバーが装着されており、バックル部の右側にオレンジ色のハンドルが付いていた。
青年は懐から目玉のようなアイテム・ゴーストアイコンを取り出すと、一回ボタンを押す。すると、絵柄が【G】のマークに変わった。次にドライバー上部のボタンを押してカバーを開き、そこにアイコンをセットして再びカバーを閉じた。
『アーイ!』
「「「「「「「「アーイ!」」」」」」」
え、アーイ(眼)?ドライバーの音声だと思うが、まさかの歓声達も続いて言った。
『バッチリミナー! バッチリミナー!』
続いて待機音声が流れると、歓声達もノリノリに歓声を上げていた。どうやらあいつは変身する気らしい。
「変身。」
そして青年はハンドルを操作した。ドライバーは連動して瞬きするように作動すると、またアイコンの絵柄が変わった。
『カイガン!オレ!レッツゴー、覚悟、ゴ・ゴ・ゴ・ゴースト!』
すると、音声と共に青年は幽霊を模した仮面ライダー・ゴーストに変身すると、ロックな曲に合わせてブレイクダンスを披露する。それと同時にパーカーを模した3体の幽霊達が現れ、それぞれ楽器を演奏し始めた。赤い幽霊は刀のような手でキーボードを操作、黄色い幽霊はエレキギターを引き、青い幽霊はトランペットを演奏していた。
おー、かなりすごいライブだな。アリスやミハエル達にも見せたかったな。俺がライブを見ていたその時
「うわっ、化け物だーーー!!」
突然、最後尾にいた観客の一人が騒ぎ出した。俺は後ろへ振り替えると、そこには刀で武装した怪物たちがいた。それを見て観客達が次々とパニックになっていく。するとゴーストはステージから飛び降りると、怪物達と交戦し始めた。その際、アイコンを切り替えて武蔵、エジソン、ニュートンのようなフォームになって怪物達を次々と倒していく。
「ぐわっ!?」
しかし、怪物の一体の攻撃を受け、観客達の前まで吹っ飛ばされ、通常フォームに戻ってしまう。ゴーストは立ち上がろうとするも、なかなか立ち上がれないようだ。くそ…俺もドライブに変身できれば…!
「がんばれ!」
「がんばって!」
「がんばるんだ!」
「「「「「「「「がんばれ!」」」」」」」」
すると、観客達はゴーストを応援し始めた。ゴーストは観客達の応援を聞き、力を振り絞って立ち上がった。ゴーストはすぐにハンドルを操作した。
『ダイカイガン!オレ!オメガドライブ!』
ゴーストは高く飛び上がると、怪物達に向けてライダーキックを放ち、怪物達を蹴散らした。
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「ん…あれ?」
俺が再び目覚めると、そこはいつも昼寝している広場だった。あれは……夢だったのか?
『進也、どうしたんだ?』
「なんか…夢見てたのかもな。」
『そうか。さて、家に帰るぞ。アリスも待っているだろうし。』
「そうだな。」
俺はミハエルにそう言われると、ミハエルを装着して立ち上がり、停車しているトライドロンに乗り、発進させた。
?side
「いや、夢じゃないさ。仮面ライダーは次元を越えて数多く存在する。俺も、その一人さ。」
俺は進也が乗ったトライドロンを見送ると、右手に持ったオレゴーストアイコンのスイッチを押しながら呟く。
「幽一、迎えに来たわよ。」
「ありがとうございます、先輩。」
俺の目の前に銀色のオーロラが形成されると、そこからリアス先輩が迎えにきてくれた。俺は礼を言うと、一緒にオーロラを通過した。
俺の名前は、五十嵐幽一。またの名を………
仮面ライダーゴーストさ。
ちなみに、本編の投稿は仮面ライダーゴースト放送と同じ日に投稿いたします。
お楽しみに!