雪穂「うわあああーーん!!……お姉ちゃん!怖かった、怖かったよー!……ぐす…」
穂乃果「大丈夫……大丈夫。お姉ちゃんがいるからね。落ち着いてー」ポンポン
どのくらいだっただろう、私はしばらくお姉ちゃんの胸の中で泣き喚いた。
穂乃果「落ち着いた?」
雪穂「ぐす…うん……」
穂乃果「良かった……本当に良かった。」
雪穂「…………」
穂乃果「じゃ、帰ろ。みんなが待ってるよ」
雪穂「ごめんなさい……私のせいで」
穂乃果「雪穂のせいじゃない。大丈夫♪誰も怒ってなんかいないって」
雪穂「でも……」
穂乃果「いいから、ともかく行こ?」
雪穂「……うん」
それから私達は無事、元のキャンプ場に戻り、長かった夜はようやく終わった。
〜〜帰りのバス〜〜
「zzz…」スヤスヤ
雪穂「………」
穂乃果「zzz…ゆきほー……おちゃー……」ムャムニャ
雪穂(みんな、すっかり寝ちゃってるな〜。やっぱり、私が迷惑かけちゃったから疲れたのかな……)
穂乃果「zzz…」
雪穂(お姉ちゃん…よくわかったな…私、ちょっとした崖の下にいたのに…)
ーーーホント、バカだよお姉ちゃんは……見つかるかわからないのに一人で突っ走って……いつも…いつもいつも、先に行っちゃって……
雪穂「……ありがと…」
穂乃果「…誰に言ってるの?」
雪穂「え…ちょ…うひゃ!お…起きてるなら言ってよ!」
穂乃果「え〜なんで〜」
雪穂「なんででも!」
穂乃果「それより〜誰にお礼、言ってたのかな〜」
雪穂「う、うるさい!」プイッ
穂乃果「ねーねー、教えてよ〜」
ガミガミ
ギャー!ギャー!
パチ
絵里「……ふふ」
雪穂「だいたいお姉ちゃんはーーー」
穂乃果「雪穂だってーーー」
ーーーーーー
雪穂「ちょっと見直したよ……」
穂乃果「え?」
雪穂「お姉ちゃんのこと少しは見直したって言ってんの」
穂乃果「え、あー、ど、どうも…」
雪穂「ふふ、なに照れてんの」
穂乃果「い、いやー雪穂がそんなこと言うなんて珍しいなーって」
雪穂「そ、そうかなー」
穂乃果「そうだよー」
雪穂「…あ、あのさ、私らが小さい頃に同じようなことがあったの憶えてる?」
穂乃果「んーー………あったけ?」
雪穂「えー!憶えてないの!」
穂乃果「う、うん。わかんないや」
雪穂「はあ」(憶えてたのは私だけなのか…)
雪穂「まあ、そん時もね、見つけてくれたのはお姉ちゃんだったんだ」
穂乃果「へー」
雪穂「その…さ、お姉ちゃんってすごいよね、おバカなのにいざっていう時は頼りなるっていうか、思いつきではじめたアイドルなんかもあっというまに成功させちゃってさ……」
穂乃果「………」
雪穂「ホント……お姉ちゃんは…すごい……よ……」グス
穂乃果「雪穂?」
雪穂「えぐっ……なんだかさ……お姉ちゃんが遠いよ……なんで……なんでかな…私達、姉妹なのになんで……こんなに違うのかな…」
穂乃果「………」
雪穂「お姉ちゃん……」
ガバッ!
雪穂「お姉ちゃん……!」
穂乃果「お姉ちゃんはどこにも行かないよ。だって私がいなきゃ、雪穂、心配なんだもん。だから、どこにも…行かない」
雪穂「ぐす…お、お姉ちゃんに言われたくないよ……」
穂乃果「えへへ……」
雪穂「私、お姉ちゃん達に負けないくらいのスクールアイドルになるから!ちゃんと見守っててよね!」
穂乃果「もちろん♪」
雪穂「お姉ちゃん……その…さ」
『えーん、怖かったよー!お姉ーちゃーん!』
『もうー泣かないの!』
『だってー』
『そうだ!』
ガバッ!
『ララランラン♪ララランラン♪ラ〜ラ、ララ〜ン♪』
『?』
『ほら、一緒に歌おう!』
ララランラン♪ララランラン♪ラ〜ラ、ララ〜ン♪ララ〜ララン♪ララ〜ラ〜ラ〜ララン♪
『わあ!楽しいね!』
『でしょ!』
『その…お姉ちゃん、さっきはごめんなさい!私、お姉ちゃんのこと嫌いなんかじゃないよ』
『雪穂……』
『だって、私、ホントはお姉ちゃんのこと……』
雪穂「大好きだよ♪」
私のお姉ちゃん、高坂穂乃果は少し頼りない。
おバカでおっちょこちょいでドジでマヌケでーーーーー
ーーーーーーー
私が大好きなすごい、お姉ちゃんだ。
〜〜おしまい〜〜
はい、これでとりあえず、このお話はおしまいです。
いかがでしたでしょうか?正直、かなり疲れましたww
皆さんが面白いと思えたなら幸いです。
次の話はいつになるかわかりません。もしかしたら、大分、遅くなるかもしれません。
では、その時までのお別れです。