かなり古いんですけど、なかなか面白い作品でそのなかのある話がとても印象深かったので、ちょっとラブライブのキャラにやらせてみたいなと思った次第です。多分、知ってる人は知ってるかな?
あ、それから今回からは台本形式ではなく、ちゃんとした小説の形式に挑戦してみます。なので下手な文章運びが続くと思いますが、どうか、温かい目で見守ってください。
予兆
プルルルル、プルルルル、
Pi!
「もしもし、絢瀬です」
『…………』
返事がない。ただのいたずら電話だろうか。
「あの、もしもし?」
ーーザッ、サザッ
ノイズに混じってだんだん、何かが聞こえてくる…
『……あのね…あのね…あのね…あのね…』
女の子の声だった。声からしておそらく、12か13歳くらいだろう。
「…………」
謎の電話はひたすら”あのね”とまるで機械のように繰り返す。いたずら電話にしてはしつこい。
『あのね…あのね…あのね…あのね…』
ガチャッ
なんだか少し不気味な感じがしたため、絵里は電話を切った。
「な、なんだったの…?」
ーーーこの瞬間から彼女は得体の知れぬ何者かに目をつけられていた。
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「いたずら電話?」
「ええ…」
翌日、ダンスの練習の休憩時間に絵里は昨夜あったことを希に話した。
「ずっと、あのね、あのねって繰り返しきてね…しつこいから昨日は切ったんだけど…」
そう言うと、希は真剣な顔つきになり、少し考えてこう言った。
「えりち、かかってきたのって深夜0時やなかった?」
「え?確かに、そのくらいの時間だったと思うけど…」
やっぱり…と希はさらに深刻な顔になって何か考え始めた。
いったいどうしたのだろう?不気味とはいえ、たかがいたずら電話だ。相手にしなければいい話だろうに。
すると希は信じられないことを言い出した。
「それ、もしかしたら死者からの電話かもしれへん」
「は?」
死者からの電話?つまり幽霊がわざわざ自分の家に電話をかけてきたとでも言うのか。
そんなバカなことがあるものか!と絵里は思った。いや、そう思い込もうとした。そう、なぜなら自分自身、幽霊とかそういった類は非常に苦手なため、そんなものの存在は認めたくないのだ。
「ちょっと希〜、あんまり絵里をからかうんじゃないわよー」
そう言いながら、会話に入ってきた、ツインテールが特徴の小さな女の子。
ーーーにこである。
どうせ、ただのイタ電よ、となんの気もなしに言う。
それに対し希は、
「いや、これは本当なんやって!神田神社の神主さんが言っとったんやけどな、ずーっと言われ続けとる、いわゆる口承伝説っていうんかな?その内容が深夜0時にかかってくる電話は死者からの電話だから取ったら、絶対に自分からは切っちゃダメだって…」
「そ、それで切ったらどうなるの?」
絵里が震えながら聞き返す。
「”承諾は沈黙をもって答えよ”つまり、死者の申し出を受け入れたことになるんやって」
「死者の申し出って?」
「それは人によって違うけど…大抵は”一緒に逝こう”らしいよ…」
希は不安そうに言うと、にこがうひゃ…と気味悪がる。
一緒に逝こう……つまり、一緒に死のうってことなんだろう。それくらいは幽霊嫌いの絵里にもわかった。
そして絵里は一気に不安に襲われた。当然だ、昨夜、自分は希の言った通り、電話を切ってしまった。ということは死者の申し出を受け入れたことになる。
しかし、人間とは自分に都合が悪いことは考えない生き物だ。絵里は内心、焦っていたが、
「た、たまたま0時にいたずら電話がきただけよ。き、気にすることじゃないわ……」
すると、にこが意地悪そうな顔をして言った。
「はは〜ん、あんた、その様子じゃ、さては切ったわね〜」
「…………」
図星だ。
「まあ、希の言うことだし、そんな気にしなくていいと思うわよ。ていうか、そんなこと心配してライブ失敗したりしたら許さないからね!」
「ちょっと、にこっち、うちが言うことやけってどういう意味やねん?」
別に〜、とにこはあっけらかんと返す。
当然、希はにこっち〜とにこをわしわしせんと今にも飛びかかりそうに構えたところで、
パンパンッ!
「はい、休憩終了ですよー!もう一度さっきのところを確認します」
と海未の大きな声が響いてきた。
にこは勝ち誇った顔をして練習に戻っていく。一方、希はやられたぁ、と言ってわしわしを諦める。そして絵里の方に振り返り、少し心配そうに言った。
「ともかく0時の電話には気をつけて。うちもなるべく調べてみるから……」
「え、ええ…」
その以降、この話をすることはなかった。絵里達も練習に戻り、いつもと変わらない日常を過ごした……。
ふう〜、普通の小説形式で書くと、少し話進めるだけで大分、字が埋まりますね。それになかなか難しいww
今回の話でなんのホラゲが元になったか、わかった人もいるんじゃないですか?そう、あれですよ、あれw
まあ、なにはともあれ、まだまだ初心者ではありますが、これからもよろしくお願いします。