なんにも考えずに書いてみました。
なんにも考えずに読んでみてくださいw
ネムにいたっては反省はしてますが後悔はしていない!
「あるー!あーるー!」
巨大な花々でできた森。
妖精が飛び交う幻想的な空間に小さな女の子の声が響く。
巨大な花に囲まれてたこの空間に唯一存在する人工構造物である小さな湖に浮かぶ白い舟。
昔のガレオン舟を象ったそれはこの空間を創造した女王の愛娘の揺り籠である。
声の主。ギブ・ミーの末女、ルーキはガレオン舟の甲板で姉妹を探していた。
最高位の堕天使であり熾天使である彼女。ちっちゃい白のツインテールを揺らし、背中に生えた白と黒の三対の翼をはためかせてふよふよと浮きながら首を右へ左へと動かす。
「るー?」
そんな彼女に同じくふよふよと浮きながら近づいてきた金髪の幼女。ルーキと同じく末女である大悪魔ベル。
姉妹であるルーキの様子を見に船内から出てきたようだ。
「べぅ………あるー?」
ベル。アルーシャしらない?
「うぅん?」
ううん。見てないよ?
「ルーキ様、ベル様どうされましたか?」
二人の姉妹が首を傾げているところにやってきた一人の獣人。
下半身が白馬。上半身が美しい女性。
額から伸びる黄金の一角を持つ彼女はここ第一階層を守護する姫の親衛隊隊長。通称“馬”。
今日彼女は自分の主に命じられこの揺り籠でルーキ達次期七姉妹ことセブンスチャイルドの子守りをしていた。
背中にだれたルェフを乗せて腕にマロンとスモモを抱き抱えている。
マロン。
七姉妹五女、夜の幼女の愛娘。
七本ある狐の尻尾と狐耳が特徴的な茶髪の女の子。
スモモ。
七姉妹次女、LOVE&デスの末女。
ピンクいろの髪にピョコンと出たウサギ耳、愛くるしいつぶらな瞳が特徴の女の子。
姉達がかなり際どい服装に対して彼女だけまともなお洋服なのは流石に末の娘にまでそんな格好をさせてはいけないという姉妹達の説得があったのはここだけの話。
「うー、あるー?」
ねぇねぇ馬。アルーシャしらない?
「アルーシャ様ですか?そういえば見てませんね。この揺り籠から出たという報告は受けてませんが……少々お待ちください」
馬に連れられた三人は現在お昼寝中。
先程までじゃれあって遊んでいたが三人が寝てしまったのでベルはルーキを探して船内から出てきたのだ。
ルーキに尋ねられて馬は甲板に備えてあるベッドに三人を寝かせると側を跳んでいたフェアリー達にアルーシャの捜索を命じる。
少ししてフェアリー達は馬にアルーシャの所在を報告した。
「ルーキ様。アルーシャ様はこの上のようですよ?」
それを聞いたルーキはすぐさま飛び上がり舟のマストの一番上を目指す。
「アルー!」
アルーシャ見つけた!
「るー?」
ルーキ?
「う?」
どうしたの?
「ねぇ、まぁま……」
ねぇ、ママたち今日もお仕事なのかな?
「うぃ…」
おねえちゃん達がいそがしそうだから多分。
「うぅ……」
だよねぇ……。
マストの先でちょこんと座りながら寂しそうに外へ出る門の方角を見つめるアルーシャ。
ルーキはどうしたのかと自分の姉妹に尋ねれば最近姉や母親と遊んでなくて寂しいと言う。
そういえばとルーキも思考を巡らせる。
最近は母親もそうだが。姉達も忙しく動き回っている。
体質上自分の階層より下に降りない姉、ディーネもわざわさ装備を変えて対策をした上で外に出ている程だ。
そんな事を考えていたら次第に寂しくなってきた。
「るー!あるー!」
ルーキ! アルーシャ! なにしてるのー!
しんみりしていたところに湖の中から飛び上がり二人の所にやってきた一人の幼女。
人魚を思わせるヒレを持つ彼女は着地の間際下半身を人の足に変えると猫のように着地してこれまた猫のような耳をひくひくさせながらルーキに抱きつく。
レヴィ。
七姉妹六女。万魔殿において最強の魔法詠唱者と名高いがんばるヤンデレが産んだ最後の娘。
姉とお揃いのサイドポニーを揺らす彼女はしんみりとしている二人の様子を見て首を傾げた。
そして訳を聞いた後、彼女はある提案をした。
皆でおねえちゃんの所に遊びにいかない?
今、万魔殿を守っているのは守護者補佐のおねえちゃん達だけだから簡単に抜け出せるよ?
「うー?」
今はお目付け役で馬がいるよ?
「モモ!」
スモモがいるから大丈夫。
今いるウェンディおねえちゃんもマロンがいるから大丈夫だよ?
「……ぅう?」
怒られないかな?
「だぁう!…………ぅう」
大丈夫だよ!……怒られるときは皆でごめんなさいしよ?
レヴィが胸を張った後にしょんぼりと耳を垂れさせる。
実際彼女も寂しかった。
大好きな姉達や母親と遊べていないのだ。
母親達が忙しいのは私達末の妹達の為。
それはレヴィ自身もわかっている。
分かってはいるがどうしようもなく寂しかった。
そう寂しかったのだ。
「ささ、姫様方。御姉様からおやつが届きましたよ」
ルーキ様達の揺り籠である舟を下船し、シモベが上層階より運んできた天宮様達、七女忠の方々がお作りになったアルーシャ様達のおやつを手に再び乗船した私は姫様達におやつの到着を告げる。
流石はアルーシャ様達の御姉様方。
忙しいながらも合間を縫ってちゃんと妹達のおやつをお作りになるとは感服の極み。
きっとアルーシャ様達もお喜びになるだろう。
例のごとくベル様のおやつだけ量が凄まじいあたり、姉である風宮様の苦労も窺いしれるが私が口にしていいことではない。
普段はベル様に厳しい風宮様だが愛する妹の為だというのはわかりきった事だ。
「あ、皆様起きられていたのですね。それではさっそく――」
そんな姫様の想いに胸を打たれながらおやつを配ろうとした時。
私は背筋にざわめく悪寒を感じた。
別にこの階層が寒い訳ではない。
この階層はとても暖かくて過ごしやすい。
ルェフ様のお昼寝スポットとしても予々好評な程に他の姫様からもセブンスチャイルドの皆様が寝付けない時には第三階層にあるルェフ様、マロン様の寝室に次いで活用されてるぐらいだ。
実際ルェフ様がこの階層にいるときは九割方寝ている。いや、いつも寝ているのだが
「「「「「「「♪♪♪♪」」」」」」」
今は起きてニコニコとした笑顔で此方を見ている。
ベル様、スモモ様、ルーキ様、ルェフ様、マロン様、レヴィ様にアルーシャ様。
万魔殿最強と謳われる次期七姉妹の赤ん坊が“ルェフ様を含めて”全員起きてニコニコと此方を見ているのだ。
そして私の背中に走った悪寒は戦士としての危機本能。
直感であの方々はなにかを企んでいると気付いた。
気付けば私の他に配置していたフェアリー達もいない。
きっと姫様方が何かしたに違いない。
「うー♪♪」
顔には出さず警戒心MAXな私に対してアルーシャ様がベシベシとスモモ様との間の床を叩いて此処に座れと催促してくる。
逆らうわけにもいかず云われた通り、アルーシャ様とスモモ様の間に腰を下ろした。
「お待たせいたしました。それではさっそくおやつをお配りいたします。そ、それにしてもルェフ様がお起きになられてるなんて珍しいですね」
「むぅ……」
失礼ね~。ルェフはいつも寝てる訳じゃないもん。
「あ、不敬な物言い申し訳ありません! つい気になってしまいまして。そうですよね! たまにはこういった時もありますよね!!」
おやつをお配りしつつ聞いてみれば小さく頬を膨らませてそっぽを向かれてしまったので慌てて頭を下げたが対して気にしてないと直ぐにまた笑顔を向けてくださった。
何気にルェフ様の満面の笑みはレア中のレアだったりする。
「うー♪」
ねぇねぇ馬♪
そんな私にベル様が自分のおやつであるビスケットを手にトコトコと歩み寄ってきた。
そしてまだ食べていないビスケットを
「あーん♪」
私に差し出してきた。
これは嬉しい!ご厚意でまさか七女忠のそれも屈指の料理人とされる風宮様の手料理を恵んでくださるとは!
けど怖い!
嬉しいのだけれど怖い!
私におやつ分け与えて下さってるのが“あの”ベル様なのだ!
無限の食欲を持つベル様なのだ!
「あ、ありがとうございます」
「んー! あーん!!」
ダメぇ! あーんするの!
「べ、ベル様!?」
流石にお手から口で受け取る訳にもいかないので恐る恐る手を差し出したらその手を優しく退けられてビスケットを口許までもってこられた。
かなり怖かったが云われるがままにベル様がニコニコと差し出してくださるビスケットを口にし、他の姫様に殺されないだろうかと思っていると今度はアルーシャ様が私の背後に回り込んできた。
「ん~♪ ん~♪」
そして私の髪を使って拙いながらも三つ編みを編み始めた。
端から見たら慕う姉の髪で遊ぶ妹。
もみじ様が見たら確実に殺されるであろうその光景。
それからレヴィ様、ルーキ様、マロン様も加わり他のシモベ達からしたら羨ましいの一言と言っていい。姫様達ののお茶会に私は参加する事になった。
「皆様。私に何か頼みたいことがあるのですか?」
ここまでくれば彼女達の考えていることも分かる。
わざわざ一介のシモベである私を自分達のお茶会に参加させたりするはずがない。
「ねぇね! マァマ!」
うん! おねえちゃんとママの所に連れてって!
アルーシャ様は笑顔で万魔殿の外へ続く大扉の方角を指差す。
それだけで彼女の言いたい事はわかった。
彼女達は外にいる女王達に会いに行きたいのだ。
ここしばらく母親やカルネ村の姉達に会えていない。
それを寂しく思っている。
一配下としてアルーシャ様達の頼みなら喜んで応えてあげたい。
私の足でお連れしてあげたい。
「申し訳ありません。いくら姫様方の頼みとはいえ、その御命令は御応えする訳にはいきません」
けれど、姫様方を己の主であるクロア様から任された親衛隊隊長の私としては聞けない。聞くことができない。
姫様方は私などを遥かに凌ぐ力の持ち主。
万魔殿から出ても問題ないだろう。
だが絶対ではない。もし何かあれば姫様達を連れ出した私はクロア様の信頼を裏切ることになる。
いや、私の首だけならまだいい。
姫様方になにかあれば姉であるもみじ様やリィリィ様、なにより女王が悲しまれてしまうのだ。
その想いを込めて床に額を付けるように頭を下げた。
「うー?」
馬。お顔上げて?
そんな私にスモモ様がやさしく手を乗せて顔を上げるように言ってきた。
分かってくれたか。
そう思って顔を上げた直後。
「………あ、れ?」
強烈な睡魔が私を襲った。
意識を手放す直前に見たのは桃色に輝く瞳と視界の端に写る膨大な魔力を帯びた緑色の髪だった。
「…………」
甲板に馬が虚ろな瞳で座り込んでいる。
彼女の目の前にはピョコピョコとウサギ耳を揺らしているスモモとグデーとだらけているルェフ。
「あぅ、モモ。れう」
おつかれさま。スモモ、ルェフ。
「……だぁ」
……つかれた。はたらきたくない。というかルェフいらなかったじゃん
「うー、だぁ」
うん。馬のスキル思ったより弱かったね。ルェフが消さなくてもいけたね。
先程までニコニコとしていたルェフは再びだらけ、スモモは小さく肩で溜め息をつきベルが二人を労う。
ルェフとスモモが行ったのはスキル無効化と魅了の魔眼。
ルェフが怠惰の大悪魔として強力なスキルで馬のパッシブスキル。種族特性の魅了、洗脳無効を一時的に封印。すかさず色欲の魔神であるスモモがこれまた強力な魅了の魔眼をかけたのだ。
スモモだけでも馬のスキルをかんたんに抜けたようでルェフは無駄骨だったり。
これにより馬はスモモの傀儡となり忠実なシモベとなった。
「みぃやうー!」
まぁ、いいじゃん。いこー!
たのしそうなルーキの一声で皆は馬の背中や肩に乗るとスモモの命令のもと揺り籠である舟から出発した。
「まも。ぶぅ?」
マロンスキルちゃんと使ってる?
「うぃ」
うん。みんなウチ達のこと見えないはずだよ?
「あい!」
あたしもつかってるから大丈夫。
「あーい」
一応私も助けてるよ。
道中はマロンがスキルで適当なシモベから借りてきた不可視化の魔法を発動し、それをスキルでコピーしたレヴィも発動するという二重掛けに加えルーキが効果の底上げをしている。
こうなれば生半可なマジックアイテムやスキルでは看破できない。
きらきらと飛び交うシモベ達の間を縫い。
彼女達は無事万魔殿から抜け出したのであった。
「………………」
「モモ! あちー!」
スモモあっちー!
「あーい! うー、あちー!」
はーい。馬、あっちだってー!
「かしこまり…ました」
万魔殿の外では空に飛び上がったアルーシャの先導の下、先ずは姉のいる村へと向かう。
「………まんま」
………おなかすいたぁ。
「だぁ?」
なにか呼ぶ?
「むぅ……」
風宮おねえちゃんが変なの食べちゃダメって。
「ん~……にぅ?」
ん~、お肉だったら大丈夫なんじゃない?
馬の背中でだれてるルェフの横でベルが小さく溜め息を吐いた。
もってきたおやつは食べた。
ルェフ達も分けてくれたがそれでも足りない。
暴食の大悪魔である彼女にはあれだけじゃたりないのだ。
「あぁいぃ」
ルェフのあげる~。
「……あぁと」
……ありがと。
「ん~」
なにかないかなぁ
そんなやりとりをしつつ、一行は歩みを進める。
目的も姉のいる村に向かう。というものから先ずはベルのごはんを探すといったモノにかわっていた。
スモモがスキルで手当たりしだい呼びつけたり。
マロンとルーキが適当に召喚すれば済むはずなのだが。
彼女達の姉の教育方針。
有事以外では変なものは食べさせない。といった教えを守っていた。
というか食べた後が怖かった。
特にリィリィと風宮が。
「べぅ~!あったー!」
しばらくして空から竜の翼をはためかせてアルーシャが降りてきた。
彼女の指示の下に向かった先にあったのは
赤いの木の実が生っている木。
その木の実は万魔殿で出ている果実と色ちがいだが形は一緒。
それを見たベルは木に飛び付くと脇目も触れず、一心不乱に食べ始めた。
「ねー。べぅ~」
よかったね、ベル~。
「あい!」
ベルが笑顔になった事により他の六人も笑顔になる。
時には喧嘩もするが姉達のように仲のいい姉妹なのだ。
「ふふ…。ベル、うまいか? ホレ、あーん」
「あーん♪………!!!??」
もちろん怒られる時も一緒である。
「たく……。タイミングがいいのか悪いのか」
「全くです。見つからなかったら大捜索してたところでした」
「スモモとマロンは後で馬にごめんなさいしようね?」
「まぁ、私もぉ、あんまり構ってあげられなかったからぁ」
「一概に……レヴィ達が悪いとは…言えない」
「けど、それとこれとは別。わかってるわね?」
第一階層守護者クロア。
第二階層守護者もみじ。
第三階層守護者エリザ。
第四階層守護者リィリィ。
第五階層守護者ピューレ。
第六階層守護者ディーネ。
地獄の万魔殿を守護する六人の長女が膝に己の妹を乗せてニコニコと談笑している。
妹達は目をガン開きにして固まっており、冷や汗も滝のように流れていた。
「あらあらぁ。クロアったらあんまり脅かすものだからルーキが固まっちゃってるわよぉ?」
「ディーネだって似たようなものでしょ?スモモったら今にも食べられるんじゃないかってぐらいビクビクしてるじゃない」
「あ、レヴィが気絶した」
「この状況でもルェフは寝ようとしてますね」
「これ現実逃避してんな。マロンが必死に起こそうとしてるけど」
「ベルはもうご飯……いいの? ぜんせん食べて…いない、けど。それよりも……逃げようとして。連れ戻されてる……アルーシャ、カワイイ」
クロアの膝の上ではルーキが石のように固まって。
ディーネの膝の上ではスモモがガタガタと震え。
リィリィの膝の上ではレヴィが白目を剥いて気絶し。
エリザの膝の上ではルェフが現実から逃げるために寝ようとするが私を置いて逝くなとマロンがたたき起こして。
ピューレの膝の上のベルは食べ物も喉を通らない様子。
そんな姉妹の様子を見てもみじの膝の上にいたアルーシャは逃げ出そうとしてるがその度にもみじの長い尻尾で捕獲されて膝の上に連れ戻されている。
「今回はたまたま万魔殿に遊びにきたネムに感謝ですね」
「ねぇ?」
「はい。最近遊んであげられてなかったからアルーシャ達に会いに来てくれたそうですよ?」
実は万魔殿を抜け出した際目撃していた人物がいた。
それはセブンスチャイルド達の姉、たまたま万魔殿に遊びに来ていたネムだった。
あの時セブンスチャイルド達は魔法で姿を隠していた。
生半可なスキルやマジックアイテムでは看破できないその魔法。
万魔殿でも守護者しか看破できるマジックを装備していない中唯一の例外がネムだ。
ネムの持つタレント。
隠密看破。
不可視化、隠密スキルなど姿や気配を消すスキル。隠れている場所を一切の例外なく看破し、見つけ出すタレント。
万魔殿においてかくれんぼの鬼役最強の称号を持つ彼女。
力の弱い姉妹が交渉事に赴く際には必ず同伴してもらう程に強力なタレントでこそこそと万魔殿を抜け出しているセブンスチャイルド発見。
外に遊びに出るのかな?と思いながら第一階層を臨時で守護していた姉のウェンディに自分の到着と挨拶ついでに報告してみたら今回の事態が発覚。
急遽長女達が予定を繰り上げて妹達の捜索に出た訳だ。
「………もみじ。義母さまに進言する。いいよね?」
「ですね。まさか独断で抜け出すとは思いませんでしたし」
もみじとリィリィが互いに目配りをして小さく溜め息を吐く。それを見て他の長女達も小さく苦笑いを浮かべた。
「ま、近々その予定だったしな」
ピューレは腕の中にベルを納めると立ち上がってゆっくりと歩き始めた。
「ベル。最近はなにして遊んでたんだ教えてくれよ」
「ねぇ?」
「レヴィ。練習してたアレ……できた?」
「あい!」
「ふふ、ルーキは最近いい子だって聞いてたのにねぇ」
「うぅ…ごめさぃ」
「ルェフ、マロン。帰ったらおフロ、入ろっか?」
「うん♪」
「あーい」
「あ、街でスモモに似合いそうな服見つけたのぉ♪ 帰ったら着てみせてねぇ♪♪」
「ネーネぇ♪」
「帰ったらネムを交えて姉とご飯にしましょう。母様にも連絡したので今晩全員帰ってきますよ」
「あーい!」
ピューレに合わせて長女達は妹を抱き上げ歩き出す。
ゆっくりとした歩調で妹との時間を少しでも作る為に。
なんだかんだで妹に甘い姉達も最愛の家族との時間が少なくて寂しかったのだ。
道中は妹の言葉に耳を傾けてあげよう。
帰ったら一緒に遊んであげよう。
今回の件で万魔殿に残した妹達も少しは学習しただろうからあまり怒ってやるなといってやろう。
仕事も大事だが家族でいることも大事なのだと。
まぁ、母親が血相を変えて帰ってくるのは目に見えてるから大変だろうが。
「あ、馬忘れた」
「まぁ、エンリに拾ってきてもらいましょ?」
テーマもなんにも決まってない幕間でした。
しばらく幕間を連続投稿でも大丈夫ですかね?
幕間というかifですが。
ちょっとずつかいてる七姉妹編計五本。
時間がかかるぅ!