僕の周りは普通と違う    作:セイハラン星人

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ブリテンの料理調べるとすごいね

見た目がすごいもん。

食べようとは思わないけど⋯⋯








プロローグ
ブリテンだって頑張ってんのさ⋯


 

   生きている実感というのはどの様な時に感じるものなのだろうか⋯

  

   食事をするとき、喉を潤したとき、朝目が覚めたとき、深呼吸したとき、

   命の暖かさにふれたとき、血を流したとき、誰かを好きになったときなど

   いろいろなものがあるのだろう⋯

 

   このように実感できたことがあるのなら、それはとても幸福なことなのだろう。

   だが、僕はそれを実感したことがない。僕以外にも実感したことがない人は

   いるのだろうが、それでもいつかは実感できるだろう。

   ならば僕はいつになったら実感できるのだろうか⋯

 

   僕は生きている⋯それは確かな事だが実感したことがないのだ⋯

   目を開けて外の景色を見ようとしても瞼に力が入らない、

   何かに触ろうと手を伸ばそうにも腕に力が入らない、立とうとして脚に力が

   入らない、料理の匂いを嗅ごうとしても感じられず、鳥のさえずりを聞こうと

   しても何も耳に入ってこない⋯僕は何も感じれない⋯⋯

   そんな日々が何年も過ぎ去っていった⋯

 

 

   とある日、何時ものように何かをすることもなくただ息をしていた時のこと⋯

 

   

 

   『やあ!⋯⋯えと、聞こえているかな?うん、聞こえているね』

 

   「⋯⋯⋯⋯⋯⋯!?」

 

   初めての事だった、自分以外の者によるコンタクト⋯今思えば凄いことだと思う。

   耳から聞こえたというより頭に直接語りかけてきたと言うべき事だったからだ。

   今でこそ彼の事を知っているから納得できるけどこの時の僕は初めての他者に

   混乱していたのを覚えている。

 

   『う~ん⋯突然の事で混乱しちゃったかな?』

 

   「⋯⋯⋯?」

 

   『どうしたの?』

 

   「⋯⋯⋯」

 

   『言葉が分からない?そうだった⋯君は耳が聞こえないだったね』

 

   「⋯⋯⋯?」

 

   『よし⋯これから私が君に言葉と知識を教えよう。』

 

   「⋯⋯⋯??」

 

   『さて、まずは君の国の言語から教えようか!じゃあまず⋯⋯⋯⋯』

 

 

 

 

   それから僕は彼から言葉というのを学んだ。それは日本語といい、僕の生まれた

   国が日本というらしく、その国が使っている言葉を日本語というらしい。

   そして言葉を覚えると『外の世界』の知識を彼は僕に教えてくれた。

   いろいろな国の歴史や偉人達など、童話や逸話に出てくる人物達の事も教えて

   くれた。言葉を覚えるまでは彼が教えてくれたけど、それ以外の事は『他の人 

   達』と一緒に教えてくれた。

   その人達は彼曰く、教えてもらった歴史に出てくる偉人や英雄、それ以外にも

   伝説や逸話に出てくる神様や反英雄という悪を似て善とする人達らしい。

   彼らは一人一人個性的な人達だった⋯

 

   ローマという国の事を教えられていると『ユリウス』という人が立ち上がり、

   いきなり何を言うかと思うと自分の妻や息子の事を喋り始めた。

   

   『ローマの事を語るなら私の妻子の話は語らねばならぬだろう⋯我妻クレオパトラ

    はそれはもう美しい女であった⋯初めて彼女を見た時の衝撃といえばそれは

    それは⋯(以下略』

 

   そのまま2時間程ユリウスさんは惚気話を喋り続けた⋯おかげで横で聞いていた

   『ネロ』さんが眠ってしまった⋯そしてその話を聞いてユリウスさんに向けて

   父親の様な暖かい目を向けている『ローマ(ロムルス)』さん⋯そしていつの間

   にか僕を後ろから抱きしめてくる『アルテラ』さん⋯「どうしたの?」と聞いても

   「特に理由はない⋯」と言ってまた抱きしめてくる。

   こういうときはどんな言葉を使えばいいんでしたっけ?⋯⋯⋯!!!

   そうです!確か⋯⋯カオスです!なにこのカオスでした!

 

   ブリテンの歴史についても教えていただきました。

   蛮族との戦いや円卓についてなど、他にも騎士道なるものも教えてもらいました

   ただ⋯円卓の皆さん⋯⋯そろそろ落ち着いてはいかがですか?

   僕が食文化について質問した瞬間円卓の方々が顔を歪ませ始めた⋯

   『アルトリア』さんが怒気を混ぜた口調で語り始め、それに呼応するように

   『ガウェイン・ランスロット・モードレット』さん達、そしてそれを抑えようと

   必死に説得している『ベディヴィエール』さん⋯

 

   「ブリテンの料理⋯ですか?⋯⋯⋯あんなもの!!!」←アルトリア

 

   「料理⋯アレは料理なのですか⋯⋯?」←ランスロット

 

   「今思えばアレを料理と言っていた私は⋯」←ガウェイン

 

   「アレを食べて美味いと言う奴がいるなら「他国の飯を食ってみな」って

    言ってやるよ⋯」←モードレット

 

   「お、落ち着いてください皆さん!ブリテンにも美味しい料理の1つや2つ

    あったじゃないですか!」←べディヴィエール

 

   どうしたのだろう⋯ブリテンの事をあんなにも嬉しそうに語っていた人達がこうも

   変わってしまうなんて⋯そんなにも自国の料理を認めようとしないとは⋯⋯

   

   

   『私(俺)達が食べていたブリテンの料理に美味い物?』

 

   「そうですよ!例えば⋯そう⋯⋯あれですよ⋯⋯パイ生地に魚を⋯⋯」

 

   「パイ生地に魚を突っ込んだアレか⋯」

 

   「べディヴィエール⋯あなたは疲れているのです⋯⋯」

 

   「そうですよ、アレよりかはジャガイモをすりつぶした物のほうがマシです!」

 

   「べディヴィエール卿⋯もう一度思い出してください⋯⋯アレは美味しかった

    ですか?」

 

   「⋯⋯⋯ノーコメントで許してください」

 

 

   べディヴィエールさんでも認めたくないんですか⋯

 

   さてと、次はウルクとアイルランドについてでしたね。

 

   それでは移動するとしましょう⋯

 

 

 

 

   

 

 

 

 

 

 

 

 

   

 

   

   

   

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




主人公達が会話している場所は主人公の内にある精神世界です。

広さに限りはありません。

風景は⋯皆様のご想像にお任せします⋯




それにしてもGOのエミヤの宝具⋯あれ不具合だったんですね
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